四字熟語辭典です。
日本漢字能力検定協会『漢検四字熟語辞典』第二版に基づいてゐます。
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下戴 四字熟語IME辭書
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0001 哀哀父母 あいあいふぼ 【3級】
子を生み育ててくれた父母の苦労を悲しみ感謝すること。
0002 合縁奇縁 あいえんきえん 【4級】
ふしぎな巡り合わせの縁。
0003 愛縁奇縁 あいえんきえん 【非見出し】
ふしぎな巡り合わせの縁。⇒合縁奇縁
0004 合縁機縁 あいえんきえん 【非見出し】
ふしぎな巡り合わせの縁。⇒合縁奇縁
0005 相縁奇縁 あいえんきえん 【非見出し】
ふしぎな巡り合わせの縁。⇒合縁奇縁
0006 愛屋及烏 あいおくきゅうう 【非見出し】
偏愛の例え。⇒屋烏之愛
0007 哀毀骨立 あいきこつりつ 【2級】[1級]
悲しみの極み。親との死別にひどく哀しむこと。
0008 愛及屋烏 あいきゅうおくう 【準1級】
偏愛の例え。人を愛するとその人に関わるものすべてがいとおしくなることのたとえ。⇒屋烏之愛
0009 哀鴻遍地 あいこうへんち 【非見出し】
いたる所に戦いに敗れた兵士やさまよう難民がいるさま。⇒哀鴻遍野
0010 哀鴻遍野 あいこうへんや 【準1級】[準1級]
いたる所に戦いに敗れた兵士やさまよう難民がいるさま。
0011 相碁井目 あいごせいもく 【準2級】[準1級]
人の実力の差はさまざまで、何をするにも力の差はあるものだということ。
0012 哀糸豪竹 あいしごうちく 【3級】
悲しげな音を出す琴と、生き生きとした強い音を出す笛。
0013 愛多憎生 あいたぞうせい 【3級】
愛や恩を受けすぎると、必ず人のねたみや憎しみを買うことになるということ。
0014 愛別離苦 あいべつりく 【4級】[準2級]
別れのつらさをいう。
0015 曖昧模糊 あいまいもこ 【準1級】[1級]
はっきりとしないさま。あやふや・不明瞭。
0016 曖昧糢糊 あいまいもこ 【非見出し】
はっきりとしないさま。あやふや・不明瞭。⇒曖昧模糊
0017 哀鳴啾啾 あいめいしゅうしゅう 【1級】
鳥や虫が悲しげになくさま。
0018 愛楊葉児 あいようように 【準1級】
物事の真理をより深く探求しようとしないこと。
0019 青息吐息 あおいきといき 【4級】[4級][準2級]
非常に困ったり苦しんだりするときに発するため息。また、そのようなときの状態。
0020 悪衣悪食 あくいあくしょく 【5級】
質素で粗末な衣服や食物。
0021 悪因悪果 あくいんあっか 【5級】
悪い行いには必ず悪い報いがあるということ。
0022 悪因苦果 あくいんくか 【非見出し】
人の行いの善悪に応じてその報いがあらわれること。⇒因果応報
0023 悪逆非道 あくぎゃくひどう 【非見出し】
人としての道にはずれた悪い行い。⇒悪逆無道
0024 悪逆無道 あくぎゃくむどう 【5級】[4級][3級]
人としての道にはずれた悪い行い。
0025 悪事千里 あくじせんり 【5級】[4級]
悪いことは評判になりやすいというたとえ。
0026 悪声狼藉 あくせいろうぜき 【非見出し】
評判を落として、それが回復しないこと。⇒声名狼藉
0027 悪戦苦闘 あくせんくとう 【4級】[4級][3級][準2級]
困難を乗りこえようと非常な努力をすること。
0028 悪人正機 あくにんしょうき 【5級】
阿弥陀仏の本願は、悪人を救うことにあるとする説。
0029 握髪吐哺 あくはつとほ 【2級】[1級]
すぐれた人材を求めるのに熱心なこと。⇒吐哺握髪
0030 悪木盗泉 あくぼくとうせん 【4級】
悪事に染まるのを戒める語。また、悪事に染まること。
0031 浅瀬仇波 あさせあだなみ 【準1級】
思慮の浅い人は、とかくとるにたりない小さなことにも大さわぎすることのたとえ。
0032 鴉雀無声 あじゃくむせい 【1級】
ひっそりとして声のないこと。静寂なさま。
0033 阿世曲学 あせいきょくがく 【準1級】[準1級]
学問の真理をまげて、世間や時勢に迎合すること。⇒曲学阿世
0034 鴉巣生鳳 あそうせいほう 【1級】
愚鈍な親がすぐれた子を生むたとえ。また、貧しい家からすぐれた人が出るたとえ。
0035 可惜身命 あたらしんみょう 【準1級】
体や命を大切にすること。
0036 遏悪揚善 あつあくようぜん 【1級】
悪事を禁じて、善行をすすめること。
0037 悪口雑言 あっこうぞうごん 【5級】[3級][2級]
口にまかせてさまざまに悪口を言うこと。また、その言葉。
0038 悪口罵詈 あっこうばり 【非見出し】
口にまかせてさまざまに悪口を言うこと。また、その言葉。⇒悪口雑言
0039 阿鼻叫喚 あびきょうかん 【準1級】[準1級]
非常に悲惨でむごたらしいさまのたとえ。
0040 阿附迎合 あふげいごう 【準1級】[準1級]
人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。
0041 阿付迎合 あふげいごう 【非見出し】
人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合
0042 阿附雷同 あふらいどう 【非見出し】
自分の主義主張がなく、他人の言動に軽々しく同調すること。⇒附和雷同
0043 蛙鳴雀噪 あめいじゃくそう 【非見出し】
役に立たない議論や、内容に乏しく下手な文章。⇒蛙鳴噪
0044 蛙鳴噪 あめいせんそう 【1級】[1級]
役に立たない議論や、内容に乏しく下手な文章。
0045 阿爺下頷 あやあがん 【1級】
物事の見分けがつかない愚か者のこと。また、間違いのこと。
0046 阿諛曲従 あゆきょくしょう 【非見出し】
相手に気に入られようと、こびへつらうこと。⇒阿諛追従
0047 阿諛傾奪 あゆけいだつ 【1級】
身分や権勢のある者におもねり他人の地位を傾け奪うこと。
0048 阿諛苟合 あゆこうごう 【非見出し】
人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合
0049 阿諛承迎 あゆしょうげい 【非見出し】
人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合
0050 阿諛追従 あゆついしょう 【1級】[1級]
相手に気に入られようと、こびへつらうこと。
0051 阿諛追随 あゆついずい 【非見出し】
相手に気に入られようと、こびへつらうこと。⇒阿諛追従
0052 阿諛便佞 あゆべんねい 【1級】
口先でへつらって、人の気に入るようにずるがしこく立ち回ること。
0053 阿諛逢迎 あゆほうげい 【非見出し】
人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合
0054 阿諛奉承 あゆほうしょう 【非見出し】
人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合
0055 阿轆轆地 あろくろくじ 【1級】
物事が滞ることなくうまく回転すること。また、次から次へと言葉が発せられること。
0056 阿漉漉地 あろくろくじ 【非見出し】
物事が滞ることなくうまく回転すること。また、次から次へと言葉が発せられること。⇒阿轆轆地
0057 暗雲低迷 あんうんていめい 【4級】[4級][3級][準2級]
前途不安な状態が続くこと。
0058 晏嬰狐裘 あんえい(の)こきゅう 【1級】
上に立つ者が倹約につとめ、職務に励むこと。
0059 晏嬰脱粟 あんえいだつぞく 【非見出し】
中国春秋時代、斉の晏嬰が臣下としての節をまっとうしたこと。⇒晏子高節
0060 安家楽業 あんからくぎょう 【非見出し】
置かれた状況などに心安らかに甘んじ、自分の仕事を楽しんですること。⇒安居楽業
0061 安閑恬静 あんかんてんせい 【1級】
安らかでゆったりとして静かなこと。
0062 安居危思 あんきょきし 【5級】
平穏無事なときにも、万一の場合を考えて常に用心を怠らないことが重要であるということ。
0063 安居楽業 あんきょらくぎょう 【5級】
置かれた状況などに心安らかに甘んじ、自分の仕事を楽しんですること。
0064 按軍不動 あんぐんふどう 【非見出し】
好機の到来を、様子をうかがいながらじっと待つこと。⇒按兵不動
0065 暗香蓊 あんこうおうぼつ 【配当外】
どこからともなく香りが盛んに漂いくるさま。
0066 暗香蓊勃 あんこうおうぼつ 【非見出し】
どこからともなく香りが盛んに漂いくるさま。⇒暗香蓊
0067 按甲休兵 あんこうきゅうへい 【準1級】
戦いをやめること。
0068 按甲寝兵 あんこうしんぺい 【非見出し】
戦いをやめること。⇒按甲休兵
0069 暗香疎影 あんこうそえい 【準2級】
暗闇にただよう花の香りと、月光などに照らされて疎らに映る木々などの影の意で、梅の花や梅の木についていうことが多い。
0070 暗香浮動 あんこうふどう 【非見出し】
どこからともなく香りが盛んに漂いくるさま。⇒暗香蓊
0071 晏子高節 あんしのこうせつ 【1級】
中国春秋時代、斉の晏嬰が臣下としての節をまっとうしたこと。
0072 安車軟輪 あんしゃなんりん 【非見出し】
老人をいたわり手厚く遇するたとえ。⇒安車蒲輪
0073 安車蒲輪 あんしゃほりん 【準1級】[1級]
老人をいたわり手厚く遇するたとえ。
0074 安心決定 あんしんけつじょう 【非見出し】
心を安らかに保って運命に身をまかせ、いかなる場合でも動揺しないこと。⇒安心立命
0075 安心立命 あんじんりつめい 【5級】
心を安らかに保って運命に身をまかせ、いかなる場合でも動揺しないこと。
0076 按図索驥 あんずさくき 【1級】
理論だけの実際には役立たない考えや意見のこと。
0077 按図索駿 あんずさくしゅん 【準1級】
理論だけの実際には役立たない考えや意見のこと。⇒按図索驥
0078 暗箭傷人 あんせんしょうじん 【準1級】
闇討ちをしたり、ひそかに中傷したりする卑劣な行いのこと。
0079 暗送秋波 あんそうしゅうは 【5級】
かげで機嫌とりをすること。
0080 安宅正路 あんたくせいろ 【5級】
仁と義のたとえ。
0081 暗中飛躍 あんちゅうひやく 【4級】
人知れずひそかに活躍すること。
0082 暗中摸索 あんちゅうもさく 【準1級】[準1級]
手掛かりがないままに、あれこれとやってみること。
0083 暗中模索 あんちゅうもさく 【非見出し】[準2級]
手掛かりがないままに、あれこれとやってみること。⇒暗中摸索
0084 安土楽業 あんどらくぎょう 【非見出し】
置かれた状況などに心安らかに甘んじ、自分の仕事を楽しんですること。⇒安居楽業
0085 安寧秩序 あんねいちつじょ 【準2級】[準2級][2級]
社会が落ち着いていて秩序立っていること。
0086 安穏無事 あんのんぶじ 【3級】
変わったこともなくおだやかなこと。
0087 安分守己 あんぶんしゅき 【4級】
身のほどをわきまえて生きること。
0088 按兵不動 あんぺいふどう 【準1級】
好機の到来を、様子をうかがいながらじっと待つこと。
0089 安養宝国 あんようほうこく 【非見出し】
仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。⇒極楽浄土
0090 安楽浄土 あんらくじょうど 【準2級】
仏教で阿弥陀仏のいるところ。
0091 安楽世界 あんらくせかい 【非見出し】
仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。⇒極楽浄土
0092 帷幄上奏 いあくじょうそう 【1級】
旧憲法下で、軍事の機密事項について直接天皇に上奏すること。
0093 以夷攻夷 いいこうい 【非見出し】
他人の力を用いて自分の利をはかること。⇒以夷征夷
0094 以夷征夷 いいせいい 【準1級】
他人の力を用いて自分の利をはかること。
0095 以夷制夷 いいせいい 【非見出し】
他人の力を用いて自分の利をはかること。⇒以夷征夷
0096 唯唯諾諾 いいだくだく 【準2級】[2級]
物事のよしあしにかかわらず、なんでもはいはいと承知すること。相手の言葉に逆らわずおもねること。
0097 伊尹負鼎 いいんふてい 【1級】
大望のために身を落とすたとえ。
0098 易往易行 いおういぎょう 【5級】
たやすい修行で極楽往生できるという教え。
0099 易往易修 いおういしゅう 【非見出し】
たやすい修行で極楽往生できるという教え。⇒易往易行
0100 以管窺天 いかんきてん 【非見出し】
視野や見識が狭いことのたとえ。⇒用管窺天
0101 衣冠盛事 いかんせいじ 【3級】
名門の家に生まれて勲功を立て、その家の盛んな名声を引き継ぐ者をいう。
0102 遺憾千万 いかんせんばん 【準2級】[準2級][2級]
非常に残念なこと。
0103 衣冠束帯 いかんそくたい 【3級】
昔の貴族・官僚の礼装。
0104 以義割恩 いぎかつおん 【非見出し】
君国に報いるためには親兄弟もかえりみないということ。⇒大義滅親
0105 意気軒昂 いきけんこう 【準1級】[準1級]
意気込みが盛んで、奮い立つさま。
0106 意気昂然 いきこうぜん 【非見出し】
非常に得意で威勢のよいさま。大変誇らしげに振る舞うこと。⇒意気揚揚
0107 意気自若 いきじじゃく 【非見出し】
心の持ちかたがふだんと変わらず平静なこと。⇒意気自如
0108 意気自如 いきじじょ 【3級】
心の持ちかたがふだんと変わらず平静なこと。
0109 意気銷沈 いきしょうちん 【1級】
元気をなくして、しょげかえること。
0110 意気消沈 いきしょうちん 【非見出し】[4級][準2級]
元気をなくして、しょげかえること。⇒意気銷沈
0111 意気衝天 いきしょうてん 【3級】[3級][2級]
このうえなく意気込みが盛んなこと。
0112 意気相投 いきそうとう 【非見出し】
たがいの気持ちや考えなどがぴったりと合うこと。⇒意気投合
0113 意気沮喪 いきそそう 【1級】
意気込みがくじけ弱り、元気を失うこと。
0114 意気阻喪 いきそそう 【非見出し】[2級]
意気込みがくじけ弱り、元気を失うこと。⇒意気沮喪
0115 意気投合 いきとうごう 【5級】[4級][3級]
たがいの気持ちや考えなどがぴったりと合うこと。
0116 易行易修 いぎょういしゅう 【非見出し】
たやすい修行で極楽往生できるという教え。⇒易往易行
0117 意気揚揚 いきようよう 【3級】[3級]
非常に得意で威勢のよいさま。大変誇らしげに振る舞うこと。
0118 異曲同工 いきょくどうこう 【5級】
外見は異なるが、内容は似たり寄ったりであること。⇒同工異曲
0119 衣錦還郷 いきんかんきょう 【2級】
立身出世して故郷に帰ること。
0120 衣錦尚絅 いきんしょうけい 【1級】[1級]
才能や徳を外にあらわに出さないこと。
0121 衣錦之栄 いきんのえい 【準1級】
成功して故郷に錦を飾る名誉をいう。
0122 衣錦夜行 いきんやこう 【非見出し】
功名をあげ、また出世しても故郷に錦を飾らなければ誰も知るものがないたとえ。⇒衣夜行
0123 郁郁青青 いくいくせいせい 【準1級】
香りが盛んでかんばしく青々と生い茂るさま。
0124 異口同音 いくどうおん 【5級】[5級][4級][3級]
みんなが口をそろえて同じことを言うこと。
0125 異口同辞 いくどうじ 【非見出し】
みんなが口をそろえて同じことを言うこと。⇒異口同音
0126 異口同声 いくどうせい 【非見出し】
みんなが口をそろえて同じことを言うこと。⇒異口同音
0127 夷険一節 いけんいっせつ 【準1級】
順境にも逆境にも節操を変えないこと。
0128 韋弦之佩 いげんのはい 【1級】
自分の性格を改めて修養しようと戒めのための物を身につけること。
0129 異国情緒 いこくじょうちょ 【準2級】[準2級]
いかにも外国らしい風物がかもしだす雰囲気や気分。
0130 異国情調 いこくじょうちょう 【非見出し】
いかにも外国らしい風物がかもしだす雰囲気や気分。⇒異国情緒
0131 為虎添翼 いこてんよく 【非見出し】
強い者がさらに力をつけること。⇒為虎傅翼
0132 為虎傅翼 いこふよく 【1級】[1級]
強い者がさらに力をつけること。
0133 意在言外 いざいげんがい 【5級】
自分の思いを直接言葉で述べないで、相手の推察にまかせること。また、思うことを直接書かないで、字間や行間に含ませること。
0134 為山止簣 いざんしき 【非見出し】
長い間の努力も最後のほんのちょっとの手違いから失敗に終わってしまうことのたとえ。⇔一簣之功
0135 意識朦朧 いしきもうろう 【1級】
意識がかすんではっきりしないさま。
0136 意志堅固 いしけんご 【追加】[4級]
成し遂げようとする気持ちが強くて、ゆるがないこと。
0137 意志薄弱 いしはくじゃく 【4級】[4級][準2級]
自分の明確な意志をもたないさま。
0138 遺臭万載 いしゅうばんさい 【準2級】
悪名や悪い評判を後世まで残すこと。
0139 遺臭万歳 いしゅうばんさい 【非見出し】
悪名や悪い評判を後世まで残すこと。⇒遺臭万載
0140 衣夜行 いしゅうやこう 【準1級】
功名をあげ、また出世しても故郷に錦を飾らなければ誰も知るものがないたとえ。
0141 渭樹江雲 いじゅこううん 【1級】
遠くにいる友人を思う情が切ないこと。
0142 意匠惨澹 いしょうさんたん 【1級】[1級]
工夫を凝らすのに苦心すること。
0143 意匠惨憺 いしょうさんたん 【非見出し】
工夫を凝らすのに苦心すること。⇒意匠惨澹
0144 医食同源 いしょくどうげん 【5級】[2級]
日常の食事に注意することが、病気予防の最善の策であるということ。
0145 以身殉利 いしんじゅんり 【準2級】
つまらない人間は自分の利と欲のためにのみ生きるということ。
0146 遺簪墜 いしんついく 【配当外】
なくしたかんざしと、落としたくつ。日頃使い慣れたものに愛着をもつたとえ。
0147 以心伝心 いしんでんしん 【5級】[3級]
文字や言葉によらず心と心で通じ合うこと。
0148 異人同辞 いじんどうじ 【非見出し】
みんなが口をそろえて同じことを言うこと。⇒異口同音
0149 渭川漁父 いせんのぎょほ 【非見出し】
渭水のほとりで釣り糸をたれていた呂尚(太公望)のこと。⇒渭浜漁父
0150 衣帯一江 いたいいっこう 【非見出し】
非常に近しい関係のたとえ。⇒一衣帯水
0151 衣帯中賛 いたいちゅうのさん 【0】
南宋の忠臣の文天祥が死に臨み衣帯の中に書き置いた賛辞。
0152 異体同心 いたいどうしん 【5級】[3級]
体は別なものでも心は一つに固く結ばれていること。また、それほど関係が深いということ。
0153 衣帯之水 いたいのみず 【非見出し】
非常に近しい関係のたとえ。⇒一衣帯水
0154 衣帯不解 いたいふかい 【5級】
あることに不眠不休で専念すること。⇒不解衣帯
0155 為蛇画足 いだがそく 【非見出し】
無用なものをつけ足すこと。⇒画蛇添足
0156 為蛇添足 いだてんそく 【非見出し】
無用なものをつけ足すこと。⇒画蛇添足
0157 韋駄天走 いだてんばしり 【1級】
非常に速く走ること。
0158 異端邪説 いたんじゃせつ 【3級】[準2級][2級]
正統からはずれている思想・信仰・学説。
0159 一意攻苦 いちいこうく 【4級】
ひとすじに考え込むこと。
0160 一意専心 いちいせんしん 【5級】[4級]
ひたすら一つのことに心を集中すること。
0161 一意摶心 いちいせんしん 【非見出し】
ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心
0162 壱意専心 いちいせんしん 【非見出し】
ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心
0163 一衣帯水 いちいたいすい 【5級】
非常に近しい関係のたとえ。
0164 一飲一啄 いちいんいったく 【準1級】
人が分に安んじてそれ以上求めないことのたとえ。
0165 一韻到底 いちいんとうてい 【準2級】
古詩の韻の踏み方のひとつで、同一の韻を最初から最後まで用いること。
0166 一栄一辱 いちえいいちじょく 【3級】
栄えたり衰えたりすること。
0167 一詠一觴 いちえいいっしょう 【1級】
ひと杯の酒を飲んで、一つの詩を作る。酒を飲み楽しみながら詩を作ること。⇒一觴一詠
0168 一往一来 いちおういちらい 【5級】
行ったり来たりすること。
0169 一月三舟 いちがつさんしゅう 【4級】
仏道は一つであるのに人のさまざまな受け取り方で種々別々の意味にとらえられるたとえ。
0170 一牛吼地 いちぎゅうこうち 【非見出し】
きわめて距離の近いこと。⇒一牛鳴地
0171 一牛鳴地 いちぎゅうめいち 【5級】
きわめて距離の近いこと。
0172 一行三昧 いちぎょうざんまい 【2級】
心を一つにして仏道修行に励むこと。
0173 一言一行 いちげんいっこう 【5級】
一つの言葉と一つの行い。
0174 一言九鼎 いちげんきゅうてい 【非見出し】
貴重なもの、重要な地位や名望のたとえ。⇒九鼎大呂
0175 一言居士 いちげんこじ 【準2級】
事あるごとに自分の意見をひとこと言わなければ気のすまない人のこと。
0176 一言千金 いちげんせんきん 【非見出し】
筆跡や詩文の表現を尊重して言う語。⇒一字千金
0177 一元描写 いちげんびょうしゃ 【4級】
小説の作中人物を主人公の視点からのみ一元的に描写すべきであるとする小説作法。
0178 一言片句 いちげんへんく 【非見出し】
ほんの少しの短い言葉。⇒一言半句
0179 一期一会 いちごいちえ 【準2級】
生涯に一度だけ会うこと。また、生涯に一度限りであること。
0180 一伍一什 いちごいちじゅう 【非見出し】
はじめから終わりまで。はじめから終わりまでの詳しいいきさつすべて。⇒一部始終
0181 一言一句 いちごんいっく 【非見出し】
ほんの少しの短い言葉。⇒一言半句
0182 一言半句 いちごんはんく 【5級】[準2級]
ほんの少しの短い言葉。
0183 一言芳恩 いちごんほうおん 【3級】
ひとこと声をかけてもらったことを忘れず、感謝すること。
0184 一時緩急 いちじかんきゅう 【非見出し】
ひとたび緊急の事態になったとき。いざという場合。⇒一旦緩急
0185 一字千金 いちじせんきん 【5級】
筆跡や詩文の表現を尊重して言う語。
0186 一日三秋 いちじつさんしゅう 【5級】
一日会わなかっただけで三年も会わなかったような気がする。相手を思慕する情の深いこと。
0187 一日千秋 いちじつせんしゅう 【5級】[4級][3級][準2級][2級]
大変待ち遠しいことのたとえ。
0188 一日之長 いちじつのちょう 【準1級】
経験や技能などが他より少しすぐれていること。
0189 一時之傑 いちじのけつ 【非見出し】
その時代で最もすぐれた英雄。当代の最もすぐれた人物。⇒一世之雄
0190 一字百金 いちじひゃっきん 【非見出し】
筆跡や詩文の表現を尊重して言う語。⇒一字千金
0191 一字不識 いちじふしき 【非見出し】
ひとつの文字も知らず、読み書きがまったくできないこと。⇒一文不通
0192 一字不説 いちじふせつ 【5級】
仏法の真理は他から得るものではなく、自ら体得するものだということ。
0193 一字褒貶 いちじほうへん 【1級】
一字の使い分けによって、人を誉めたりけなしたりすること。
0194 一汁一菜 いちじゅういっさい 【準2級】[準2級]
質素な食事のたとえ。
0195 一入再入 いちじゅうさいじゅう 【準1級】
布を幾度も染めること。染色の濃いこと。
0196 一樹百穫 いちじゅひゃっかく 【3級】
人材の育成は、大きな利益をもたらすこと。
0197 一上一下 いちじょういちげ 【5級】
場面に応じて適切に対応するたとえ。
0198 一場春夢 いちじょうのしゅんむ 【5級】
人生の栄華がきわめてはかないことのたとえ。
0199 一時流行 いちじりゅうこう 【5級】
俳諧で新しみを求め時とともに変化を重ねてゆくこと。
0200 一字連城 いちじれんじょう 【非見出し】
筆跡や詩文の表現を尊重して言う語。⇒一字千金
0201 一新紀元 いちしんきげん 【5級】
一つの新しい時代。
0202 一族郎党 いちぞくろうとう 【4級】
血縁関係にある者とその従者や家臣。
0203 一族郎等 いちぞくろうとう 【非見出し】
血縁関係にある者とその従者や家臣。⇒一族郎党
0204 一大決心 いちだいけっしん 【5級】
非常に重大な決意。
0205 一代英雄 いちだいのえいゆう 【非見出し】
その時代で最もすぐれた英雄。当代の最もすぐれた人物。⇒一世之雄
0206 一諾千金 いちだくせんきん 【3級】
約束を重んじるたとえ。
0207 一団和気 いちだんのわき 【5級】
なごやかな雰囲気。親しみやすい態度をいう。
0208 一堂和気 いちどうのわき 【非見出し】
なごやかな雰囲気。親しみやすい態度をいう。⇒一団和気
0209 一読三嘆 いちどくさんたん 【4級】
名文を読んで感銘すること。
0210 一日不食 いちにちふしょく 【5級】
毎日、仕事に従事してからでないと食事をとらないこと。
0211 一人当千 いちにんとうせん 【5級】
非常に力の強いこと。また、知能が優れていること。
0212 一念通天 いちねんつうてん 【非見出し】
精神を集中して必死の思いで事にのぞめば、どんな困難なことでもできるということ。⇒射石飲羽
0213 一念発起 いちねんほっき 【4級】[準2級][2級]
あることを成し遂げようと決意すること。
0214 一念発心 いちねんほっしん 【非見出し】
あることを成し遂げようと決意すること。⇒一念発起
0215 一暴十寒 いちばくじっかん 【4級】
努力が少なく怠ることが多いのを戒めた語。
0216 一罰百戒 いちばつひゃっかい 【4級】[準2級]
一人の過失や罪を罰することで、他の人々が同様な罪を犯さないよう戒めること。
0217 一病息災 いちびょうそくさい 【5級】
持病を一つぐらい持っているほうが、健康に気をつけてかえって長生きできるということ。
0218 一分一厘 いちぶいちりん 【非見出し】
ごくわずかなこと。⇒一糸一毫
0219 一部始終 いちぶしじゅう 【5級】[3級]
はじめから終わりまで。はじめから終わりまでの詳しいいきさつすべて。
0220 一分自慢 いちぶじまん 【非見出し】
自分のことを自分でほめること。⇒自画自賛
0221 一別以来 いちべついらい 【5級】
一度別れてからこのかた。
0222 一望千頃 いちぼうせんけい 【準1級】
ひと目でかなたまで広々と見渡されること。
0223 一望千里 いちぼうせんり 【5級】[4級][準2級]
非常に見晴らしのよいことのたとえ。
0224 一望無垠 いちぼうむぎん 【1級】
ひと目でかなたまで広々と見渡されること。
0225 一木一草 いちぼくいっそう 【5級】
そこにあるすべてのもののこと。また、ほんのわずかなもののこと。
0226 一枚看板 いちまいかんばん 【5級】
一座の中の代表的な役者。また、大勢の中の中心人物のこと。また、一着しかない衣服、人に見せられる唯一のもの。
0227 一味同心 いちみどうしん 【5級】
同じ目的のために集まり心を一つにすること。また、その仲間。
0228 一味徒党 いちみととう 【5級】
同じ目的のために仲間となること。また、その仲間。
0229 一味郎党 いちみろうとう 【非見出し】
同じ目的のために仲間となること。また、その仲間。⇒一味徒党
0230 一網打尽 いちもうだじん 【4級】[4級][準2級][2級]
ひとまとめに悪人を捕らえ尽くすたとえ。
0231 一毛不抜 いちもうふばつ 【4級】
物惜しみのはなはだしいこと。
0232 一網無遺 いちもうむい 【非見出し】
ひとまとめに悪人を捕らえ尽くすたとえ。⇒一網打尽
0233 一目十行 いちもくじゅうぎょう 【5級】
書物を読むことが速いことのたとえ。
0234 一目即了 いちもくそくりょう 【非見出し】
ちょっと見ただけではっきりとわかること。⇒一目瞭然
0235 一目瞭然 いちもくりょうぜん 【2級】[準1級]
ちょっと見ただけではっきりとわかること。
0236 一目了然 いちもくりょうぜん 【非見出し】
ちょっと見ただけではっきりとわかること。⇒一目瞭然
0237 一問一答 いちもんいっとう 【5級】
一つの問いに対して一つの答えをすること。
0238 一文半銭 いちもんはんせん 【5級】
ごくわずかな金額のたとえ。
0239 一文不知 いちもんふち 【非見出し】
ひとつの文字も知らず、読み書きがまったくできないこと。⇒一文不通
0240 一文不通 いちもんふつう 【5級】
ひとつの文字も知らず、読み書きがまったくできないこと。
0241 一夜検校 いちやけんぎょう 【準1級】
ごく短い間に裕福になること。
0242 一夜 いちやけんぎょう 【非見出し】
ごく短い間に裕福になること。⇒一夜検校
0243 一夜十起 いちやじっき 【5級】
人間は、私情や私心に左右されること。
0244 一遊一予 いちゆういちよ 【5級】
遊んだり楽しんだりする。天子が諸国を視察してまわること。
0245 一葉知秋 いちようちしゅう 【5級】
わずかな兆しから、物事の衰亡や大勢を察知すること。
0246 一陽来復 いちようらいふく 【5級】[2級]
物事が回復することのたとえ。
0247 一落千丈 いちらくせんじょう 【非見出し】
事態・情勢が急に変化して、物事が解決し決着がつくこと。⇒急転直下
0248 一利一害 いちりいちがい 【5級】
よいことがある一方、悪いこともあること。
0249 一粒万倍 いちりゅうまんばい 【4級】
わずかなものから多くの利益を得るたとえ。
0250 一竜一猪 いちりょういっちょ 【準1級】
学ぶと学ばぬとによって著しく賢愚の差ができることのたとえ。
0251 一了百了 いちりょうひゃくりょう 【3級】
一つのことが解決すれば、すべてが解決すること。また、一つのことから万事を推測すること。
0252 一縷千鈞 いちるせんきん 【1級】
危険の甚だしいことの形容。
0253 一蓮托生 いちれんたくしょう 【準1級】[準1級]
事のよしあしにかかわらず行動や運命をともにする意。
0254 一蓮託生 いちれんたくしょう 【非見出し】
事のよしあしにかかわらず行動や運命をともにする意。⇒一蓮托生
0255 一労永逸 いちろうえいいつ 【準2級】
一度苦労すれば、長くその利を得られること。また、わずかの苦労で多くの安楽が得られること。
0256 一労久逸 いちろうきゅういつ 【非見出し】
一度苦労すれば、長くその利を得られること。また、わずかの苦労で多くの安楽が得られること。⇒一労永逸
0257 一路順風 いちろじゅんぷう 【5級】
ものごとが順調に運ぶこと。
0258 一路平安 いちろへいあん 【5級】
旅立つ人の途中の無事を祈っていう語。
0259 一攫千金 いっかくせんきん 【1級】
あまり苦労をせずに一時に大きい利益を得ること。
0260 一獲千金 いっかくせんきん 【非見出し】
あまり苦労をせずに一時に大きい利益を得ること。⇒一攫千金
0261 一攫万金 いっかくばんきん 【非見出し】
あまり苦労をせずに一時に大きい利益を得ること。⇒一攫千金
0262 一家眷族 いっかけんぞく 【1級】
家族と血縁関係にある者。
0263 一家団欒 いっかだんらん 【1級】
家族が集まってむつまじく楽しむこと。
0264 一割之利 いっかつのり 【準1級】
鉛で作った切れ味の悪い刀でも一度は物を断ち切ることができる。凡庸な人でも時には力を出せるときがある。多く自分の微力を謙遜していう語。⇒鉛刀一割
0265 一竿風月 いっかん(の)ふうげつ 【準1級】
自然の中で悠々自適に過ごすこと。
0266 一喜一憂 いっきいちゆう 【3級】[3級]
状況の変化にしたがってそのつど、喜んだり心配したりすること。
0267 一気呵成 いっきかせい 【1級】[1級]
ひといきに文章を書き上げること。また、ものごとを中断することなくひといきに仕上げてしまうこと。
0268 一饋十起 いっきじっき 【1級】[1級]
賢者を求めるのに熱心なたとえ。
0269 因機説法 いっきせっぽう 【5級】
その場に応じた説法を行い真理を悟らせること。
0270 一騎当千 いっきとうせん 【3級】[3級][2級]
一人の騎馬兵で千人もの敵を相手にできる。転じて、一人で千人を敵にできるほど実力のあること。
0271 一簣之功 いっきのこう 【1級】
仕事を完遂する間際の最後の努力。最後のひとふんばり。
0272 一之功 いっきのこう 【非見出し】
仕事を完遂する間際の最後の努力。最後のひとふんばり。⇒一簣之功
0273 一丘一壑 いっきゅういちがく 【1級】
俗世間を離れ、自然の中に身を置いて、風流を楽しむこと。
0274 一裘一葛 いっきゅういっかつ 【1級】
一枚のかわごろもと、一枚のくずかたびら。他に着替えがないことから、貧乏のたとえ。
0275 一球入魂 いっきゅうにゅうこん 【3級】
悔いなき一球を投ずること。
0276 一丘之貉 いっきゅうのかく 【1級】
同じ丘にすむむじな。似たようなもののたとえ。
0277 一丘之狢 いっきゅうのかく 【非見出し】
同じ丘にすむむじな。似たようなもののたとえ。⇒一丘之貉
0278 一虚一盈 いっきょいちえい 【準1級】[準1級]
あるいはむなしく、あるいは満ちる。常に変化して一定の形を保つことなく測りがたいことのたとえ。
0279 一虚一実 いっきょいちじつ 【3級】
いろいろ変化して、物事の予測ができないこと。
0280 一挙一動 いっきょいちどう 【5級】[4級]
ひとつひとつの動作、ふるまい。ちょっとしたしぐさ。
0281 一虚一満 いっきょいちまん 【非見出し】
あるいはむなしく、あるいは満ちる。常に変化して一定の形を保つことなく測りがたいことのたとえ。⇒一虚一盈
0282 一挙双擒 いっきょそうきん 【非見出し】
一つのことをして二つの利益を得るたとえ。⇒一石二鳥
0283 一挙両失 いっきょりょうしつ 【5級】
一つのことをするだけで同時に他の一つのことも失うこと。
0284 一挙両全 いっきょりょうぜん 【非見出し】
一つのことをするだけで、同時に二つの利益が得られること。⇒一挙両得
0285 一挙両得 いっきょりょうとく 【5級】[5級][4級][3級][準2級]
一つのことをするだけで、同時に二つの利益が得られること。
0286 一琴一鶴 いっきんいっかく 【準1級】
役人が清廉なことのたとえ。
0287 一薫一蕕 いっくんいちゆう 【1級】
善は消えやすく悪は除きがたいことのたとえ。
0288 一蹶不振 いっけつふしん 【1級】[1級]
一度失敗して二度と立ち上がれないたとえ。
0289 一件落着 いっけんらくちゃく 【5級】[4級][3級]
ものごとが解決すること。
0290 一剣両段 いっけんりょうだん 【非見出し】
物事を思い切って処理すること、ためらわずに決断することのたとえ。⇒一刀両断
0291 一闔一闢 いっこういちびゃく 【1級】
あるいは閉じ、あるいは開く。陰と陽が消長するさま。
0292 一口両舌 いっこうりょうぜつ 【4級】
前に言った内容とくい違うことを平気で言うこと。
0293 一刻三礼 いっこくさんらい 【非見出し】
慎重かつ敬虔な態度で仕事をすること。⇒一刀三礼
0294 一刻千金 いっこくせんきん 【5級】[4級][準2級]
時間の貴重なことのたとえ。
0295 一刻千秋 いっこくせんしゅう 【非見出し】
大変待ち遠しいことのたとえ。⇒一日千秋
0296 一顧傾国 いっこけいこく 【非見出し】
絶世の美人のたとえ。⇒一顧傾城
0297 一顧傾城 いっこけいせい 【準1級】[準1級][1級]
絶世の美人のたとえ。
0298 一壺千金 いっこせんきん 【準1級】
ふだんは価値がないものでも、時と場合によっては、それがはかり知れないほど役に立つこと。
0299 一狐之腋 いっこのえき 【1級】
貴重なもののたとえ。
0300 一切有情 いっさいうじょう 【4級】
この世の生あるものすべて。生きとし生けるもの。
0301 一切皆空 いっさいかいくう 【非見出し】
仏教で、人間界の現象・存在は一切空であるということ。⇒五蘊皆空
0302 一切合切 いっさいがっさい 【4級】
何もかもすべて。
0303 一切合財 いっさいがっさい 【非見出し】
何もかもすべて。⇒一切合切
0304 一切衆生 いっさいしゅじょう 【準2級】
この世に生を受けたあらゆるもの。生きとし生けるもの。
0305 一殺他生 いっさつたしょう 【非見出し】
ひとりの人間を犠牲にして多くの人を救い生かすこと。⇒一殺多生
0306 一糸一毫 いっしいちごう 【1級】
ごくわずかなこと。
0307 一弛一張 いっしいっちょう 【準1級】
厳格にしたり寛大にしたりして人をほどよく扱うこと。⇒一張一弛
0308 一士諤諤 いっしがくがく 【1級】
多くの者がおもねり追従している中で、一人だけ恐れはばからずに直言すること。
0309 一死七生 いっししちしょう 【5級】
この世に生まれ変わる限りどこまでもということ。
0310 一子相伝 いっしそうでん 【5級】[2級]
学問・技芸などの奥義を直系の子供一人にのみ伝えて他人にはもらさないこと。
0311 一失一得 いっしついっとく 【非見出し】
一方で利益があると他方で損失を伴っていること。⇒一得一失
0312 一視同仁 いっしどうじん 【5級】
差別することなくすべての人を見て愛すること。
0313 一視之仁 いっしのじん 【非見出し】
差別することなくすべての人を見て愛すること。⇒一視同仁
0314 一紙半銭 いっしはんせん 【5級】
一枚の紙と銭半銭。わずかなことのたとえ。また、軽少なもののたとえ。
0315 一死報国 いっしほうこく 【5級】
いのちをかけて国に奉公すること。
0316 一瀉千里 いっしゃせんり 【1級】[1級]
流れの非常に速いこと。転じて、文章や弁舌がよどみなく、すらすらできることのたとえ。また、ものごとが速やかに進みかたづくこと。
0317 一瀉百里 いっしゃひゃくり 【非見出し】
流れの非常に速いこと。転じて、文章や弁舌がよどみなく、すらすらできることのたとえ。また、ものごとが速やかに進みかたづくこと。⇒一瀉千里
0318 一種一瓶 いっしゅいっぺい 【準1級】
それぞれが一品の酒の肴と一瓶の酒を持ち寄って宴会をすること。
0319 一宿一飯 いっしゅくいっぱん 【5級】
通りすがりにちょっと世話になること。
0320 一觴一詠 いっしょういちえい 【1級】
ひと杯の酒を飲んで、一つの詩を作る。酒を飲み楽しみながら詩を作ること。
0321 一笑一 いっしょういっぴん 【1級】
顔にあらわれるわずかな表情。ちょっと顔をしかめたり、ちょっと笑ったりすること。⇒一一笑
0322 一生懸命 いっしょうけんめい 【準2級】
命がけでものごとにあたること。いちずに苦心すること。
0323 一倡三歎 いっしょうさんたん 【1級】
すぐれた詩文を賞賛する語。一度詠み上げれば何度も感嘆する意。
0324 一唱三歎 いっしょうさんたん 【非見出し】
すぐれた詩文を賞賛する語。一度詠み上げれば何度も感嘆する意。⇒一倡三歎
0325 一倡三嘆 いっしょうさんたん 【非見出し】
すぐれた詩文を賞賛する語。一度詠み上げれば何度も感嘆する意。⇒一倡三歎
0326 壱倡三歎 いっしょうさんたん 【非見出し】
すぐれた詩文を賞賛する語。一度詠み上げれば何度も感嘆する意。⇒一倡三歎
0327 一笑千金 いっしょうせんきん 【4級】
ひとたびほほえめば千金に値するほどの美人をいう。
0328 一将万骨 いっしょうばんこつ 【4級】
上に立つ者だけに功名が与えられ、部下は犠牲にされることのたとえ。
0329 一生不犯 いっしょうふぼん 【準1級】
仏教の戒律で、一生男女の交わりをしないこと。
0330 一触即発 いっしょくそくはつ 【4級】[4級][準2級]
非常に緊迫した状況にさらされていること。
0331 一所懸命 いっしょけんめい 【準2級】[2級]
真剣にものごとに打ちこむこと。
0332 一所不住 いっしょふじゅう 【非見出し】
物事に執着せず、自然のなりゆきに任せて行動すること。⇒行雲流水
0333 一心一意 いっしんいちい 【非見出し】
ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心
0334 一身一意 いっしんいちい 【非見出し】
一つのことに心を集中して他のことに心を奪われないこと。⇒一心不乱
0335 一進一退 いっしんいったい 【5級】[5級][4級]
進んだり退いたりすること。また、情勢がよくなったり悪くなったりすること。
0336 一心一徳 いっしんいっとく 【5級】
多くの人が、共通の利益のために心を一つにして団結すること。⇒一徳一心
0337 一心同体 いっしんどうたい 【5級】[3級]
複数の人間が心を一つにして一人の人間のように固く結びつくこと。
0338 一心不乱 いっしんふらん 【5級】[5級][4級]
一つのことに心を集中して他のことに心を奪われないこと。
0339 一心発起 いっしんほっき 【4級】
あることを成し遂げようと決意すること。
0340 一水盈盈 いっすいえいえい 【準1級】
水満ちわたる一筋の川。互いに心ひかれながら、相見たり言葉を交わしたりできないたとえ。⇒盈盈一水
0341 一酔千日 いっすいせんにち 【3級】
きわめてうまい酒のたとえ。
0342 一炊之夢 いっすいのゆめ 【準1級】
人の世の栄華のはかないことのたとえ。⇒邯鄲之夢
0343 一寸光陰 いっすんのこういん 【4級】
ほんのわずかな時間のこと。
0344 一寸赤心 いっすんのせきしん 【非見出し】
うそいつわりのないまごころ。自分のまごころを謙遜していう語。⇒一寸丹心
0345 一寸丹心 いっすんのたんしん 【4級】
うそいつわりのないまごころ。自分のまごころを謙遜していう語。
0346 一世木鐸 いっせい(の)ぼくたく 【準1級】[準1級]
世の中の人々を教え導く人のこと。
0347 一世一代 いっせいちだい 【5級】
一生のうちでただ一度。
0348 一世一度 いっせいちど 【非見出し】
一生のうちでただ一度。⇒一世一代
0349 一世之冠 いっせいのかん 【非見出し】
その時代で最もすぐれた英雄。当代の最もすぐれた人物。⇒一世之雄
0350 一世師表 いっせいのしひょう 【非見出し】
賢人のこと。⇒泰山梁木
0351 一世之雄 いっせいのゆう 【準1級】
その時代で最もすぐれた英雄。当代の最もすぐれた人物。
0352 一世風靡 いっせいふうび 【1級】
ある時代に非常に流行すること。
0353 一石二鳥 いっせきにちょう 【5級】[3級]
一つのことをして二つの利益を得るたとえ。
0354 一殺多生 いっせつたしょう 【準2級】
ひとりの人間を犠牲にして多くの人を救い生かすこと。
0355 一銭一厘 いっせんいちりん 【3級】
わずかな金銭のこと。
0356 一箭双雕 いっせんそうちょう 【1級】
弓を射るのがうまいこと。また、ただ一つの行為で二つの利益を得るたとえ。
0357 一措一画 いっそいっかく 【3級】
漢字の一つの点、一つの画。⇒一点一画
0358 一草一木 いっそういちぼく 【非見出し】
そこにあるすべてのもののこと。また、ほんのわずかなもののこと。⇒一木一草
0359 一体分身 いったいぶんしん 【5級】
一つのものがいくつかに分かれること。
0360 一旦一夕 いったんいっせき 【非見出し】
ほんのわずかな期間。非常に短い時間のたとえ。⇒一朝一夕
0361 一短一長 いったんいっちょう 【5級】
長所もあり短所もあり、完全でないこと。⇒一長一短
0362 一旦緩急 いったんかんきゅう 【2級】
ひとたび緊急の事態になったとき。いざという場合。
0363 一之食 いったんのし 【非見出し】
粗末な飲食物。また、つましい暮らし。⇒一瓢一
0364 一治一乱 いっちいちらん 【5級】
この世の治乱の変転を述べた語。
0365 一致団結 いっちだんけつ 【非見出し】
多くの人が、共通の利益のために心を一つにして団結すること。⇒一徳一心
0366 一知半解 いっちはんかい 【5級】[準2級]
自分のものになっていない、なまはんかな知識や理解のこと。
0367 一張一弛 いっちょういっし 【準1級】[準1級]
厳格にしたり寛大にしたりして人をほどよく扱うこと。
0368 一朝一夕 いっちょういっせき 【4級】[準2級][2級]
ほんのわずかな期間。非常に短い時間のたとえ。
0369 一長一短 いっちょういったん 【5級】
長所もあり短所もあり、完全でないこと。
0370 一超直入 いっちょうじきにゅう 【3級】
ひとたび迷いを超越すると、にわかに悟りの境地に入ることができるということ。
0371 一朝之忿 いっちょうのいかり 【1級】
一時的な怒りをいう。
0372 一朝之患 いっちょうのうれい 【準1級】
一時の心配をいう。また、思いがけず突然起こる心配事。
0373 一朝富貴 いっちょうのふうき 【準2級】
にわかに富貴な身になること。
0374 一枕黄粱 いっちんのこうりょう 【非見出し】
一生が夢幻のようにはかないことのたとえ。⇒黄粱一炊
0375 一擲乾坤 いってきけんこん 【非見出し】
運命をかけて、一か八かの大勝負をすること。⇒乾坤一擲
0376 一擲千金 いってきせんきん 【1級】
豪快な振る舞い、思い切りのよいことのたとえ。
0377 一擲百万 いってきひゃくまん 【非見出し】
豪快な振る舞い、思い切りのよいことのたとえ。⇒一擲千金
0378 一点一画 いってんいっかく 【5級】
漢字の一つの点、一つの画。
0379 一天四海 いってんしかい 【5級】
天の下と四方の海。天下のすべて、世界中の意。
0380 一天万乗 いってんばんじょう 【4級】
天下を治める天子の意。
0381 一刀三拝 いっとうさんぱい 【非見出し】
慎重かつ敬虔な態度で仕事をすること。⇒一刀三礼
0382 一刀三礼 いっとうさんらい 【準2級】
慎重かつ敬虔な態度で仕事をすること。
0383 一刀両断 いっとうりょうだん 【5級】[4級][3級]
物事を思い切って処理すること、ためらわずに決断することのたとえ。
0384 一刀両段 いっとうりょうだん 【非見出し】
物事を思い切って処理すること、ためらわずに決断することのたとえ。⇒一刀両断
0385 一得一失 いっとくいっしつ 【5級】
一方で利益があると他方で損失を伴っていること。
0386 一徳一心 いっとくいっしん 【5級】
多くの人が、共通の利益のために心を一つにして団結すること。
0387 一登竜門 いっとりゅうもん 【準2級】
その時代の有力者に認められれば、その人の価値は世間から十倍にも評価されるということ。
0388 一敗塗地 いっぱいとち 【3級】
戦いに大敗すること。
0389 一髪千鈞 いっぱつせんきん 【1級】
非常に危険なこと、きわめて無理なことのたとえ。
0390 一発双貫 いっぱつそうかん 【非見出し】
一つのことをして二つの利益を得るたとえ。⇒一石二鳥
0391 一飯千金 いっぱんせんきん 【5級】
わずかな恵みに対しても十分な恩返しをすること。
0392 一飯之恩 いっぱんのおん 【準1級】
一回の食事をごちそうになった恩義。ほんの少しの恵み。
0393 一飯之徳 いっぱんのとく 【非見出し】
わずかな恵みに対しても十分な恩返しをすること。⇒一飯千金
0394 一飯之報 いっぱんのむくい 【非見出し】
わずかな恵みに対しても十分な恩返しをすること。⇒一飯千金
0395 一筆勾消 いっぴつこうしょう 【2級】
これまでのすべてを取り消すこと。
0396 一筆勾銷 いっぴつこうしょう 【非見出し】
これまでのすべてを取り消すこと。⇒一筆勾消
0397 一筆勾断 いっぴつこうだん 【非見出し】
これまでのすべてを取り消すこと。⇒一筆勾消
0398 一筆抹殺 いっぴつまっさつ 【準2級】
よく考えることなく、事実や存在を全面的に否定すること。
0399 一筆抹倒 いっぴつまっとう 【非見出し】
よく考えることなく、事実や存在を全面的に否定すること。⇒一筆抹殺
0400 一瓢一 いっぴょういったん 【準1級】
粗末な飲食物。また、つましい暮らし。
0401 一瓢之飲 いっぴょうのいん 【非見出し】
粗末な飲食物。また、つましい暮らし。⇒一瓢一
0402 一一笑 いっぴんいっしょう 【1級】
顔にあらわれるわずかな表情。ちょっと顔をしかめたり、ちょっと笑ったりすること。
0403 一顰一笑 いっぴんいっしょう 【非見出し】
顔にあらわれるわずかな表情。ちょっと顔をしかめたり、ちょっと笑ったりすること。⇒一一笑
0404 一碧万頃 いっぺきばんけい 【準1級】[準1級]
青い海や湖などが限りなく広々と広がっているさま。
0405 一片氷心 いっぺんのひょうしん 【4級】
清く澄みきった心境のこと。
0406 鷸蚌之争 いつぼうのあらそい 【1級】
両者が譲らずに争っていると第三者が骨を折らずに利益を横取りしてしまうことのたとえ。
0407 一本調子 いっぽんちょうし 【非見出し】
多くのものが、どれも変わりばえがしなくて面白みに欠けること。⇒千篇一律
0408 乙夜之覧 いつやのらん 【準1級】
天子が書物を御覧になること。
0409 意到心随 いとうしんずい 【非見出し】
詩文などを作るのに、心のまますらすらと作れること。⇒意到筆随
0410 異榻同夢 いとうどうむ 【非見出し】
立場や仕事が異なる者でも、考え方や目的が同じであることのたとえ。⇔同床異夢
0411 意到筆随 いとうひつずい 【3級】
詩文などを作るのに、心のまますらすらと作れること。
0412 以毒攻毒 いどくこうどく 【非見出し】
悪を制するのに悪を用いることのたとえ。⇒以毒制毒
0413 以毒制毒 いどくせいどく 【5級】
悪を制するのに悪を用いることのたとえ。
0414 猗頓之富 いとんのとみ 【1級】
巨万の富、膨大な財産をいう。
0415 倚馬七紙 いばしちし 【1級】
すらすらと名文を書き上げる才能。
0416 意馬心猿 いばしんえん 【準2級】[準1級]
煩悩や妄念のために心が乱れ落ち着かないことのたとえ。⇒心猿意馬
0417 衣鉢相伝 いはちそうでん 【準2級】
弟子が師の教えを継ぐこと。また、法灯を継ぐこと。
0418 倚馬之才 いばのさい 【非見出し】
すらすらと名文を書き上げる才能。⇒倚馬七紙
0419 夷蛮戎狄 いばんじゅうてき 【1級】
中国周辺部にいた異民族の総称。四方の野蛮民族。えびす。
0420 萎靡沈滞 いびちんたい 【1級】[1級]
物事の動きに活気や勢いがないこと。
0421 渭浜漁父 いひんのぎょほ 【1級】
渭水のほとりで釣り糸をたれていた呂尚(太公望)のこと。
0422 移風易俗 いふうえきぞく 【4級】
風俗をよい方へ移し変えること。
0423 遺風残香 いふうざんこう 【4級】
むかしのすぐれた人や風俗のなごり。
0424 威風堂堂 いふうどうどう 【4級】[準2級]
威厳に満ち溢れてりっぱなこと。気勢が大いに盛んなこと。
0425 遺風余香 いふうよこう 【非見出し】
むかしのすぐれた人や風俗のなごり。⇒遺風残香
0426 威風凛凛 いふうりんりん 【非見出し】
威厳に満ち溢れてりっぱなこと。気勢が大いに盛んなこと。⇒威風堂堂
0427 緯武経文 いぶけいぶん 【4級】
文武両道を重んじて国を治めること。
0428 威武堂堂 いぶどうどう 【非見出し】
威厳に満ち溢れてりっぱなこと。気勢が大いに盛んなこと。⇒威風堂堂
0429 異聞奇譚 いぶんきたん 【1級】[1級]
きわめて珍しい話のこと。
0430 韋編三絶 いへんさんぜつ 【1級】[1級]
書物を繰り返し読むこと。読書や学問に熱心なたとえ。
0431 移木之信 いぼくのしん 【準1級】
約束を実行するたとえ。⇒徙木之信
0432 意味深長 いみしんちょう 【5級】[4級][3級]
人の行動や言葉、詩文などの意味や趣が非常に深く含みがあること。
0433 倚門倚閭 いもんいりょ 【非見出し】
子を思う母の愛情のこと。⇒倚門之望
0434 倚門之望 いもんのぼう 【1級】
子を思う母の愛情のこと。
0435 衣履弊穿 いりへいせん 【準1級】
貧賤の人の服装をいう。
0436 倚閭之望 いりょのぼう 【非見出し】
子を思う母の愛情のこと。⇒倚門之望
0437 異類中行 いるいちゅうぎょう 【5級】
仏が人々を救うために、俗世に身を置くこと。また、禅僧が修行者を教え導くために、いろいろな方法を講じること。
0438 異類無礙 いるいむげ 【1級】
異質なものどうしが、なんの障害もなく互いに通じあうこと。
0439 以蠡測海 いれいそくかい 【非見出し】
視野や見識が狭いことのたとえ。⇒用管窺天
0440 異路同帰 いろどうき 【5級】
方法は違っても結果は同じであるたとえ。
0441 以和為貴 いわいき 【非見出し】
人と人とが仲よくすることが最もたいせつであるということ。⇒用和為貴
0442 陰陰滅滅 いんいんめつめつ 【3級】
暗く陰気で気の滅入るさま。
0443 飲灰洗胃 いんかいせんい 【4級】
前非を悔い改め再出発すること。
0444 因果応報 いんがおうほう 【5級】[3級]
人の行いの善悪に応じてその報いがあらわれること。
0445 因果覿面 いんがてきめん 【1級】[1級]
悪事の報いがすぐに目の前にあらわれること。
0446 飲河之願 いんがのねがい 【非見出し】
人にはそれぞれ分があり、分相応に満足すべきことをいう。⇒飲河満腹
0447 飲河満腹 いんかまんぷく 【5級】
人にはそれぞれ分があり、分相応に満足すべきことをいう。
0448 因果歴然 いんがれきぜん 【非見出し】
悪事の報いがすぐに目の前にあらわれること。⇒因果覿面
0449 殷鑑不遠 いんかんふえん 【1級】
失敗を戒める例は近くにあるたとえ。
0450 婬虐暴戻 いんぎゃくぼうれい 【1級】
淫らな生活をし、乱暴で非道なこと。
0451 淫虐暴戻 いんぎゃくぼうれい 【非見出し】
淫らな生活をし、乱暴で非道なこと。⇒婬虐暴戻
0452 韻鏡十年 いんきょうじゅうねん 【準2級】
理解することが非常に難しいこと。
0453 慇懃尾籠 いんぎんびろう 【非見出し】
表面はきわめて礼儀正しく丁寧であるが、実はひどく尊大であること。また、言葉づかいや態度などが丁寧すぎるのは、かえって無礼であること。⇒慇懃無礼
0454 慇懃無礼 いんぎんぶれい 【1級】[1級]
表面はきわめて礼儀正しく丁寧であるが、実はひどく尊大であること。また、言葉づかいや態度などが丁寧すぎるのは、かえって無礼であること。
0455 咽喉右臂 いんこうゆうひ 【追加】[1級]
国を守るために重要な、地勢の険しい土地。悪害の地。
0456 飲至策勲 いんしさっくん 【準2級】
勝ち戦の後、先祖への報告の酒を飲み、その功績を竹の札に書き記すこと。
0457 飲至之礼 いんしのれい 【非見出し】
勝ち戦の後、先祖への報告の酒を飲み、その功績を竹の札に書き記すこと。⇒飲至策勲
0458 因循苟且 いんじゅんこうしょ 【1級】[1級]
古い習慣や方法にこだわって、その場しのぎの手段をとること。また、決断力に欠け、ぐずぐずしてためらうさま。
0459 因循姑息 いんじゅんこそく 【非見出し】[準1級]
古い習慣や方法にこだわって、その場しのぎの手段をとること。また、決断力に欠け、ぐずぐずしてためらうさま。⇒因循苟且
0460 因循守旧 いんじゅんしゅきゅう 【非見出し】
古いしきたりを守り続けること。また、古いしきたりを固く守って融通のきかないこと。⇔吐故納新
0461 因小失大 いんしょうしつだい 【5級】
小さな利益を得ようとして、かえって大きな損失をすること。
0462 引縄排根 いんじょうはいこん 【非見出し】
力を合わせて他を排斥すること。また、先に慕い後に背を向けた者たちに報復して、恨みをはらすこと。⇒引縄批根
0463 印象批評 いんしょうひひょう 【5級】
芸術作品の理解・評価において客観的基準によらず、あくまでも作品の自分に与える印象や個人的感動に基準をおく批評。
0464 引縄批根 いんじょうへいこん 【準1級】
力を合わせて他を排斥すること。また、先に慕い後に背を向けた者たちに報復して、恨みをはらすこと。
0465 飲食之人 いんしょくのひと 【非見出し】
これといった特技や才能もなく、ただ人並み以上に食べるだけのこと。⇒無芸大食
0466 飲水思源 いんすいしげん 【5級】
物事の基本を忘れないたとえ。また、世話になった人の恩を忘れないこと。
0467 飲水知源 いんすいちげん 【非見出し】
物事の基本を忘れないたとえ。また、世話になった人の恩を忘れないこと。⇒飲水思源
0468 飲鴆止渇 いんちんしかつ 【1級】
目先のことだけを考えて後の結果を顧みないこと。
0469 殷天動地 いんてんどうち 【非見出し】
世間をおおいに驚かせること。⇒驚天動地
0470 陰徳陽報 いんとくようほう 【4級】
人知れずよい事をする者には、必ずはっきりしたよい報いがあるということ。
0471 隠忍自重 いんにんじちょう 【準2級】[準2級][2級]
苦しみなどをじっとこらえて軽々しい行動をとらないこと。
0472 允文允武 いんぶんいんぶ 【準1級】
文武とも秀ですぐれていること。
0473 因病下薬 いんぺいかやく 【非見出し】
人の性格や理解力、状況に応じて適切な指導をすること。⇒応病与薬
0474 陰謀詭計 いんぼうきけい 【1級】
人を欺くためのひそかなわるだくみ。
0475 陰陽五行 いんようごぎょう 【4級】
天地間の万物を作り出す陰・陽の二気と、天地の間に循環して万物を生じるもととなる水・火・木・金・土の五元素。
0476 飲流懐源 いんりゅうかいげん 【非見出し】
物事の基本を忘れないたとえ。また、世話になった人の恩を忘れないこと。⇒飲水思源
0477 有為転変 ういてんぺん 【4級】[4級][3級][準2級][2級]
この世のすべての存在や現象は常にうつろいやまないこと。また、この世が無常ではかないことのたとえ。
0478 有為無常 ういむじょう 【4級】
この世のさまざまな現象は常に移り変わりはかないこと。
0479 烏焉成馬 うえんせいば 【非見出し】
文字の書き誤り。⇒烏焉魯魚
0480 烏焉魯魚 うえんろぎょ 【1級】[1級]
文字の書き誤り。
0481 右往左往 うおうさおう 【5級】
多くの人がうろたえて右に行ったり左に行ったり混乱すること。
0482 羽飛肉 うかくひにく 【配当外】
小さなものでも数多く集まれば大きな力になるということ。
0483 雨過天晴 うかてんせい 【5級】
物事の状況がよい方向へむかうこと。
0484 雨過天青 うかてんせい 【非見出し】
物事の状況がよい方向へむかうこと。⇒雨過天晴
0485 羽化登仙 うかとうせん 【準2級】
酒を飲むなどしてよい心持ちになることのたとえ。
0486 雨奇晴好 うきせいこう 【4級】
晴雨どちらでもすばらしいながめ。⇒晴好雨奇
0487 于公高門 うこうこうもん 【1級】
陰徳を積む家の子孫は繁栄することのたとえ。
0488 禹行舜趨 うこうしゅんすう 【1級】[1級]
禹や舜の表面上の動作をまねるだけで実質的な聖人の徳を備えていないこと。
0489 烏合之衆 うごうのしゅう 【準1級】
からすの群れのように規律も統制もなく、ただより集まっているだけの集団や軍隊。
0490 右顧左顧 うこさこ 【非見出し】
右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。⇒右顧左眄
0491 右顧左眄 うこさべん 【1級】[1級]
右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。
0492 有財餓鬼 うざいがき 【3級】
欲が深く、金銭だけに夢中になる者のこと。
0493 牛之一毛 うしのいちもう 【非見出し】
多くの中のきわめてわずかな部分。また、取るに足りない些細なこと。⇒九牛一毛
0494 烏集之衆 うしゅうのしゅう 【非見出し】
からすの群れのように規律も統制もなく、ただより集まっているだけの集団や軍隊。⇒烏合之衆
0495 有相無相 うそうむそう 【非見出し】
形があるものないものすべて。森羅万象。転じて、数は多いが種々雑多なつまらない人や物。⇒有象無象
0496 有象無象 うぞうむぞう 【4級】[準2級][準1級]
形があるものないものすべて。森羅万象。転じて、数は多いが種々雑多なつまらない人や物。
0497 迂疎空闊 うそくうかつ 【1級】
まわりくどく実際に適応できないこと。事情にうとく実際に役に立たないこと。
0498 迂疎空濶 うそくうかつ 【非見出し】
まわりくどく実際に適応できないこと。事情にうとく実際に役に立たないこと。⇒迂疎空闊
0499 有智高才 うちこうさい 【準1級】
賢くてすぐれた才能に恵まれていること。
0500 内股膏薬 うちまたこうやく 【準1級】[準1級]
定見がなく、その時の都合であっちについたり、こっちについたりすること。
0501 有頂天外 うちょうてんがい 【4級】
このうえもなく大喜びすること。
0502 烏鳥私情 うちょうのしじょう 【準1級】
親に孝養をつくしたいという気持ちのこと。
0503 烏鳥之情 うちょうのじょう 【非見出し】
親に孝養をつくしたいという気持ちのこと。⇒烏鳥私情
0504 鬱鬱葱葱 うつうつそうそう 【準1級】
こんもり茂るさま。また、気の盛んなさま。
0505 鬱鬱勃勃 うつうつぼつぼつ 【2級】
気が盛んに満ちるさま。
0506 鬱肉漏脯 うつにくろうほ 【1級】
腐った肉や腐ったほじし。
0507 鬱塁神荼 うつりつしんと 【配当外】
門を守る神のこと。⇒神荼鬱塁
0508 禹湯文武 うとうぶんぶ 【1級】
夏・殷・周三代の始祖の名。
0509 烏兎匆匆 うとそうそう 【1級】
歳月がはやく過ぎ去るたとえ。
0510 烏兎忽忽 うとそうそう 【非見出し】
歳月がはやく過ぎ去るたとえ。⇒烏兎匆匆
0511 烏白馬角 うはくばかく 【準1級】
世の中に絶対にありえないこと。
0512 烏飛兎走 うひとそう 【準1級】[準1級]
歳月がせわしく過ぎ去ること。⇒兎走烏飛
0513 嫗伏孕鬻 うふうよういく 【1級】
鳥や獣が子を産み育てること。
0514 禹歩舜趨 うほしゅんすう 【1級】
禹や舜の表面上の動作をまねるだけで実質的な聖人の徳を備えていないこと。⇒禹行舜趨
0515 海千河千 うみせんかわせん 【非見出し】
いろいろな経験を積んで、物事の裏も表も知りつくしていて悪賢いこと。⇒海千山千
0516 海千山千 うみせんやません 【5級】
いろいろな経験を積んで、物事の裏も表も知りつくしていて悪賢いこと。
0517 有無相生 うむそうせい 【4級】
有と無が相対的な関係で存在すること。
0518 有耶無耶 うやむや 【準1級】
あるのかないのかわからないこと。また、いいかげんなこと。
0519 紆余委蛇 うよいだ 【1級】
山や林などがうねうねと屈曲しながら長く続くさま。
0520 紆余曲折 うよきょくせつ 【1級】[1級]
曲がりくねること。また、事情が込み入り複雑なこと。
0521 有余涅槃 うよねはん 【非見出し】
一切の煩悩を断じて涅槃に入っているが、まだ肉体を残していること。⇔無余涅槃
0522 盂蘭盆会 うらぼんえ 【1級】
仏教で七月十五日に祖先の霊をまつり冥福を祈る行事。
0523 雨霖鈴曲 うりんれいきょく 【1級】
唐の玄宗の作った楽曲の名。
0524 雨露霜雪 うろそうせつ 【準2級】
気象がいろいろ変化すること。また、日常生活におけるさまざまな困難のこと。
0525 有漏無漏 うろむろ 【配当外】
煩悩のある者と煩悩のない者のこと。
0526 雲雨之夢 うんうのゆめ 【非見出し】
男女の情交をいう。⇒雲雨巫山
0527 雲雨巫山 うんうふざん 【1級】
男女の情交をいう。
0528 雲烟過眼 うんえんかがん 【1級】
物事に深く執着しないたとえ。
0529 雲煙過眼 うんえんかがん 【非見出し】
物事に深く執着しないたとえ。⇒雲烟過眼
0530 雲烟万里 うんえんばんり 【1級】
非常に遠く離れていることのたとえ。
0531 雲煙万里 うんえんばんり 【非見出し】
非常に遠く離れていることのたとえ。⇒雲烟万里
0532 雲烟飛動 うんえんひどう 【1級】
筆勢が躍動して力強いことのたとえ。
0533 雲煙飛動 うんえんひどう 【非見出し】
筆勢が躍動して力強いことのたとえ。⇒雲烟飛動
0534 雲烟縹渺 うんえんひょうびょう 【1級】
雲や霞が遠くたなびくさま。
0535 雲煙縹渺 うんえんひょうびょう 【非見出し】
雲や霞が遠くたなびくさま。⇒雲烟縹渺
0536 雲烟縹眇 うんえんひょうびょう 【非見出し】
雲や霞が遠くたなびくさま。⇒雲烟縹渺
0537 雲烟縹緲 うんえんひょうびょう 【非見出し】
雲や霞が遠くたなびくさま。⇒雲烟縹渺
0538 雲霞之交 うんかのまじわり 【準1級】
俗世を超えた交友をいう。
0539 雲間之鶴 うんかんのつる 【非見出し】
世俗から離れて高尚な境地にある人のたとえ。⇒雲中白鶴
0540 運斤成風 うんきんせいふう 【3級】
人間離れしたすばらしい技術のこと。
0541 雲散鳥没 うんきんちょうぼつ 【3級】
あとかたもなく消えてなくなること。
0542 雲行雨施 うんこううし 【3級】
雲がめぐり動いて雨が降り万物をうるおすように、天子の恩沢が広く行きわたること。
0543 雲合霧集 うんごうむしゅう 【4級】
雲や霧が集まりわくように、多くのものが一時に集まり来ること。
0544 雲散霧消 うんさんむしょう 【4級】[4級][3級][準2級]
雲が散り消え霧が消えなくなるように、跡形もなく消えてなくなること。
0545 雲集霧散 うんしゅうむさん 【4級】[準1級]
たくさんのものが雲のようにむらがり集まったり、霧のようにたちまち散ったりすること。
0546 雲消雨散 うんしょううさん 【非見出し】
雲が散り消え霧が消えなくなるように、跡形もなく消えてなくなること。⇒雲散霧消
0547 雲消霧散 うんしょうむさん 【非見出し】
雲が散り消え霧が消えなくなるように、跡形もなく消えてなくなること。⇒雲散霧消
0548 雲蒸竜騰 うんじょうりょうとう 【非見出し】
英雄や豪傑が時運に乗じて起こることをいう。⇒雲蒸竜変
0549 雲蒸竜変 うんじょうりょうへん 【準1級】
英雄や豪傑が時運に乗じて起こることをいう。
0550 雲心月性 うんしんげっせい 【5級】
名声や利益を求めることなく、超然としていること。
0551 雲水行脚 うんすいあんぎゃ 【準2級】[2級]
修行僧が諸国をめぐって、仏法を修行すること。
0552 雲中白鶴 うんちゅうのはっかく 【準1級】
世俗から離れて高尚な境地にある人のたとえ。
0553 雲泥之差 うんでいのさ 【非見出し】
比較にならないほど大きな差異のこと。⇒雲泥万里
0554 雲泥万天 うんでいばんてん 【非見出し】
比較にならないほど大きな差異のこと。⇒雲泥万里
0555 雲泥万里 うんでいばんり 【準2級】[2級]
比較にならないほど大きな差異のこと。
0556 雲濤煙浪 うんとうえんろう 【準1級】
はるかなかなたで雲に連なっている波のこと。
0557 雲濤烟浪 うんとうえんろう 【非見出し】
はるかなかなたで雲に連なっている波のこと。⇒雲濤煙浪
0558 運否天賦 うんぷてんぷ 【準1級】[準1級]
人の運不運は天命による。また、運を天に任せること。
0559 雲翻雨覆 うんぽんうふく 【3級】
世の人の態度や人情がうつろいやすいことのたとえ。
0560 雲遊萍寄 うんゆうへいき 【1級】
物事に執着せず、自然のままに行動すること。また、諸国を修行してまわる僧のこと。
0561 雲容烟態 うんようえんたい 【1級】
空の様子がさまざまに変化するさま。
0562 雲容煙態 うんようえんたい 【非見出し】
空の様子がさまざまに変化するさま。⇒雲容烟態
0563 雲竜井蛙 うんりょうせいあ 【準1級】[準1級][1級]
地位の上下や賢愚の差のはなはだしいことのたとえ。
0564 盈盈一水 えいえいいっすい 【準1級】
水満ちわたる一筋の川。互いに心ひかれながら、相見たり言葉を交わしたりできないたとえ。
0565 永永無窮 えいえいむきゅう 【準2級】
永久に続くことのたとえ。
0566 永遠回帰 えいえんかいき 【非見出し】
同じものが永遠に繰り返してくる。生の絶対的肯定をいうニーチェ哲学の根本思想。⇒永劫回帰
0567 永遠不滅 えいえんふめつ 【非見出し】
永久に消滅しないこと。⇒百世不磨
0568 影駭響震 えいがいきょうしん 【1級】
ひどく驚き恐れること。ちょっとしたものに驚くこと。
0569 栄諧伉儷 えいかいこうれい 【1級】
栄えて仲のよい夫婦のこと。
0570 栄華秀英 えいかしゅうれい 【3級】
草木の花のこと。
0571 栄華之夢 えいがのゆめ 【非見出し】
人の世の栄華のはかないことのたとえ。⇒邯鄲之夢
0572 英華発外 えいかはつがい 【3級】
内面に隠れている美しさやすぐれた面が表に現れること。
0573 永久不変 えいきゅうふへん 【非見出し】
永久に変わらないこと。⇒万古不易
0574 永劫回帰 えいごうかいき 【準1級】[準1級]
同じものが永遠に繰り返してくる。生の絶対的肯定をいうニーチェ哲学の根本思想。
0575 永劫末世 えいごうまっせ 【非見出し】
永久に続くことのたとえ。⇒永永無窮
0576 栄枯盛衰 えいこせいすい 【3級】[準2級][2級]
人や家などの栄えることと衰えること。
0577 栄枯浮沈 えいこふちん 【非見出し】
人や家などの栄えることと衰えること。⇒栄枯盛衰
0578 英姿颯爽 えいしさっそう 【1級】
男らしくりりしい容姿で、非常にさわやかなこと。
0579 永字八法 えいじはっぽう 【5級】
「永」の一字に筆法のすべてが含まれているという書の教え。
0580 英俊豪傑 えいしゅんごうけつ 【準2級】[準2級][2級]
多くの中で特にすぐれた人物。
0581 郢書燕説 えいしょえんせつ 【1級】[1級]
こじつけること。
0582 詠絮之才 えいじょのさい 【非見出し】
文才のある女性をいう。⇒詠雪之才
0583 潁水隠士 えいすいのいんし 【配当外】
尭帝のとき、潁水のほとりにいた隠者の許由のこと。
0584 永垂不朽 えいすいふきゅう 【4級】
栄誉や業績などが長く後世に伝えられ、決して滅びないこと。
0585 永世無窮 えいせいむきゅう 【非見出し】
永久に続くことのたとえ。⇒永永無窮
0586 影隻形単 えいせきけいたん 【3級】
独り身で孤独なこと。⇒形単影隻
0587 詠雪之才 えいせつのさい 【準1級】
文才のある女性をいう。
0588 盈則必虧 えいそくひっき 【非見出し】
物事が極点に達すればかえって災いを招くということ。満ちれば欠けるという道理をいう。⇒盈満之咎
0589 永存不朽 えいぞんふきゅう 【非見出し】
栄誉や業績などが長く後世に伝えられ、決して滅びないこと。⇒永垂不朽
0590 永伝不朽 えいでんふきゅう 【非見出し】
栄誉や業績などが長く後世に伝えられ、決して滅びないこと。⇒永垂不朽
0591 盈満之咎 えいまんのとがめ 【1級】
物事が極点に達すればかえって災いを招くということ。満ちれば欠けるという道理をいう。
0592 英明闊達 えいめいかったつ 【1級】
才知があり道理に明るく、しかも小事にこだわらないおおらかな性質のこと。
0593 叡明闊達 えいめいかったつ 【非見出し】
才知があり道理に明るく、しかも小事にこだわらないおおらかな性質のこと。⇒英明闊達
0594 英明豁達 えいめいかったつ 【非見出し】
才知があり道理に明るく、しかも小事にこだわらないおおらかな性質のこと。⇒英明闊達
0595 英雄欺人 えいゆうぎじん 【3級】
傑出した能力をもつ人間は、すぐれたはかりごとで常人の考えつかない手段・行動をとるものであるということ。
0596 栄耀栄華 えいようえいが 【準1級】[準1級]
富や権勢を背景にしてぜいたくを極めること。人や家などが大いに栄えること。また、おごりたかぶること。
0597 慧可断臂 えかだんぴ 【1級】
なみなみならぬ決意を示すこと。
0598 益者三楽 えきしゃさんごう 【準1級】
有益な三つの楽しみ。礼楽を折り目正しく行い、人の美点を言い、すぐれた友を多くもつ。
0599 益者三友 えきしゃさんゆう 【5級】
交わってためになる三種類の友人。正直な人・誠実な人・知識のある人の三種類の友人をいう。
0600 易姓革命 えきせいかくめい 【4級】
王朝が交代すること。
0601 回光返照 えこうへんしょう 【準2級】
仏教で、自分のあるべき姿をふり返り、反省して修行に励むこと。
0602 依怙贔屓 えこひいき 【1級】[1級]
片方に心をかたむけ助けること。好きな方だけ肩入れすること。
0603 会者定離 えしゃじょうり 【準2級】[2級]
この世は無常であることのたとえ。
0604 越犬吠雪 えっけんはいせつ 【非見出し】
教養のない者が、わかりもしないのに賢者の言行を非難すること。⇒蜀犬吠日
0605 越俎代庖 えっそだいほう 【1級】
自分の分をこえて他人の権限を侵す罪。⇒越俎之罪
0606 越俎之罪 えっそのつみ 【1級】
自分の分をこえて他人の権限を侵す罪。
0607 越鳥南枝 えっちょうなんし 【準2級】
故郷が懐かしく忘れがたいこと。
0608 越畔之思 えっぱんのおもい 【非見出し】
自分の領分・職分を守って、他人の領域を侵さないようにする気持ち。⇔越俎之罪
0609 越鳧楚乙 えつふそいつ 【1級】
場所や人によって同じ物でも呼び名が異なるたとえ。
0610 得手勝手 えてかって 【5級】[準2級]
わがまま放題のこと。
0611 宴安酖毒 えんあんちんどく 【1級】
享楽におぼれてはいけないという教え。
0612 宴安鴆毒 えんあんちんどく 【非見出し】
享楽におぼれてはいけないという教え。⇒宴安酖毒
0613 烟雲過眼 えんうんかがん 【1級】
物事に深く執着しないたとえ。⇒雲烟過眼
0614 煙雲月露 えんうんげつろ 【非見出し】
なんの役にも立たない、自然の風景を詠んだだけの詩文のこと。⇒風雲月露
0615 蜿蜿長蛇 えんえんちょうだ 【1級】[1級]
へびのようにうねうねと長く続くこと。
0616 蜒蜒長蛇 えんえんちょうだ 【非見出し】
へびのようにうねうねと長く続くこと。⇒蜿蜿長蛇
0617 蜿蜒長蛇 えんえんちょうだ 【非見出し】
へびのようにうねうねと長く続くこと。⇒蜿蜿長蛇
0618 鴛鴦交頸 えんおうこうけい 【非見出し】
夫婦の心のきずながきわめてかたいこと。⇒鴛鴦之契
0619 鴛鴦之偶 えんおうのぐう 【非見出し】
夫婦の心のきずながきわめてかたいこと。⇒鴛鴦之契
0620 鴛鴦之契 えんおうのちぎり 【準1級】
夫婦の心のきずながきわめてかたいこと。
0621 遠隔操作 えんかくそうさ 【追加】[3級]
離れた場所にある機械や装置を、間接的に運転・制御すること。
0622 円滑洒脱 えんかつしゃだつ 【1級】
物事をそつなくとりしきるさま。
0623 烟霞痼疾 えんかのこしつ 【1級】
山水を愛でる心がきわめて強いこと。また、隠居すること。
0624 煙霞痼疾 えんかのこしつ 【非見出し】
山水を愛でる心がきわめて強いこと。また、隠居すること。⇒烟霞痼疾
0625 燕頷虎頸 えんがんこけい 【1級】[1級]
燕のようなあごと、虎のような頸。遠国の諸侯となる人相をいう。
0626 燕頷虎頭 えんがんことう 【1級】[1級]
燕のようなあごと、虎のような頸。遠国の諸侯となる人相をいう。⇒燕頷虎頸
0627 燕雁代飛 えんがんだいひ 【準1級】
人が互いにへだてられていることのたとえ。
0628 燕頷投筆 えんがんとうひつ 【1級】[1級]
一大決心をして志を立てること。また、文筆をやめて武の道に進むこと。
0629 婉曲迂遠 えんきょくうえん 【1級】
非常にまわりくどいこと。
0630 延頸鶴望 えんけいかくぼう 【非見出し】
人の来訪を待ち望むさま。⇒延頸挙踵
0631 延頸企踵 えんけいきしょう 【非見出し】
人の来訪を待ち望むさま。⇒延頸挙踵
0632 延頸挙踵 えんけいきょしょう 【1級】[1級]
人の来訪を待ち望むさま。
0633 遠交近攻 えんこうきんこう 【4級】
遠い国と仲良くし、近い国を挟み撃ちして攻める策。
0634 猿猴取月 えんこうしゅげつ 【1級】
身のほど知らずが身を滅ぼすたとえ。
0635 円孔方木 えんこうほうぼく 【3級】
物事がうまくかみ合わないことのたとえ。⇒円鑿方
0636 円鑿方 えんさくほうぜい 【配当外】
物事がうまくかみ合わないことのたとえ。
0637 縁山求魚 えんざんきゅうぎょ 【非見出し】
不可能なことのたとえ。⇒縁木求魚
0638 掩耳盗鐘 えんじとうしょう 【準1級】[準1級]
浅はかな考えや知恵で自分を欺くたとえ。
0639 掩耳盗鈴 えんじとうりん 【非見出し】
浅はかな考えや知恵で自分を欺くたとえ。⇒掩耳盗鐘
0640 掩耳偸鈴 えんじとうりん 【非見出し】
浅はかな考えや知恵で自分を欺くたとえ。⇒掩耳盗鐘
0641 円首方足 えんしゅほうそく 【5級】
丸い頭と四角い足。人類のこと。⇒円顱方趾
0642 燕照築台 えんしょうちくだい 【非見出し】
言い出した者から始めよの意。また、物事を手近なところからはじめることのたとえ。⇒先従隗始
0643 怨女曠夫 えんじょこうふ 【1級】
適齢の年になっても相手のいない男と女。
0644 遠水近火 えんすいきんか 【5級】
遠くにあるものは急場の役には立たないということ。
0645 遠水近渇 えんすいきんかつ 【非見出し】
遠くにあるものは急場の役には立たないということ。⇒遠水近火
0646 偃鼠飲河 えんそいんが 【非見出し】
人にはそれぞれ分があり、分相応に満足すべきことをいう。⇒飲河満腹
0647 円頂黒衣 えんちょうこくい 【5級】
僧の姿のこと。
0648 円頂緇衣 えんちょうしい 【非見出し】
僧の姿のこと。⇒円頂黒衣
0649 円転滑脱 えんてんかつだつ 【3級】[3級][準2級][2級]
物事をそつなくとりしきるさま。⇒円滑洒脱
0650 宛転蛾眉 えんてんがび 【準1級】
顔かたちが美しいさま。美人の形容。
0651 鉛刀一断 えんとういちだん 【非見出し】
鉛で作った切れ味の悪い刀でも一度は物を断ち切ることができる。凡庸な人でも時には力を出せるときがある。多く自分の微力を謙遜していう語。⇒鉛刀一割
0652 鉛刀一割 えんとういっかつ 【4級】
鉛で作った切れ味の悪い刀でも一度は物を断ち切ることができる。凡庸な人でも時には力を出せるときがある。多く自分の微力を謙遜していう語。
0653 円頭方足 えんとうほうそく 【5級】
人間のこと。
0654 円頓止観 えんどんしかん 【2級】
人格を完成した究極の境地をいう。
0655 円融三諦 えんにゅうさんだい 【準1級】
仏教で、空・仮・中の三つの真理がその立場を保ちながら、各々が他の二つを含む形で互いに解けあって、同時に成立していること。
0656 延年益寿 えんねんえきじゅ 【非見出し】
齢を重ねてますます長生きすること。⇒延年転寿
0657 延年転寿 えんねんてんじゅ 【3級】
齢を重ねてますます長生きすること。
0658 焉馬之誤 えんばのあやまり 【非見出し】
文字の書き誤り。⇒烏焉魯魚
0659 烟波縹渺 えんぱひょうびょう 【1級】
遠く広々とした水面がもやなどでけむって空と水面の境がはっきりとしないさま。
0660 煙波縹渺 えんぱひょうびょう 【非見出し】
遠く広々とした水面がもやなどでけむって空と水面の境がはっきりとしないさま。⇒烟波縹渺
0661 烟波縹眇 えんぱひょうびょう 【非見出し】
遠く広々とした水面がもやなどでけむって空と水面の境がはっきりとしないさま。⇒烟波縹渺
0662 烟波縹緲 えんぱひょうびょう 【非見出し】
遠く広々とした水面がもやなどでけむって空と水面の境がはっきりとしないさま。⇒烟波縹渺
0663 鳶飛魚躍 えんぴぎょやく 【準1級】[準1級]
自然の本性に従いおのずから楽しみを得ることのたとえ。
0664 猿臂之勢 えんぴのいきおい 【1級】
攻守や進退が自在にできる軍隊の体制をいう。また、遠方に陣地を設けること。
0665 偃武恢文 えんぶかいぶん 【非見出し】
世の中が穏やかで平和なこと。⇒偃武修文
0666 偃武修文 えんぶしゅうぶん 【1級】[1級]
世の中が穏やかで平和なこと。
0667 閻浮檀金 えんぶだごん 【1級】
良質の金のたとえ。
0668 厭聞飫聴 えんぶんよちょう 【1級】
聞きあきること。
0669 婉娩聴従 えんべんちょうじゅう 【1級】[1級]
心がやさしく素直で、人の言うことに逆らわずに従うさま。
0670 遠謀深慮 えんぼうしんりょ 【非見出し】
深く考え将来のことまで見通して計画を立てること。⇒深謀遠慮
0671 縁木希魚 えんぼくきぎょ 【非見出し】
不可能なことのたとえ。⇒縁木求魚
0672 縁木求魚 えんぼくきゅうぎょ 【4級】
不可能なことのたとえ。
0673 円木警枕 えんぼくけいちん 【準1級】[準1級][1級]
苦労して一生懸命勉学に励むこと。
0674 円満具足 えんまんぐそく 【5級】
十分に満ち足りて不足がないこと。
0675 衍曼流爛 えんまんりゅうらん 【1級】[1級]
悪が広くはびこり、世の中全体に広がっていくこと。
0676 衍漫流爛 えんまんりゅうらん 【非見出し】
悪が広くはびこり、世の中全体に広がっていくこと。⇒衍曼流爛
0677 延命息災 えんめいそくさい 【5級】[準2級][2級]
命を延ばして災いを取り去ること。
0678 鳶目兎耳 えんもくとじ 【準1級】
とびのように目ざとく見つけることのできる目とうさぎのようによく聞こえる耳。
0679 掩目捕雀 えんもくほじゃく 【非見出し】
浅はかな考えや知恵で自分を欺くたとえ。⇒掩耳盗鐘
0680 轅門二竜 えんもんにりょう 【1級】
唐の烏承と族兄の烏承恩のこと。
0681 延陵季子 えんりょうのきし 【3級】
春秋時代、呉の季札のこと。
0682 遠慮会釈 えんりょえしゃく 【準2級】[2級]
他人のことを考えて応対をつつましく控え目にすること。
0683 遠慮近憂 えんりょきんゆう 【3級】
先々のことを見通して行動しないと、身近なところに心配ごとが生じるということ。
0684 円顱方趾 えんろほうし 【1級】
丸い頭と四角い足。人類のこと。
0685 嘔唖嘲 おうあちょうたつ 【1級】[1級]
洗練されておらず、調子の狂った聞きぐるしい乱雑な音のこと。また、子供がやかましく騒ぎたてている声のこと。
0686 枉駕来臨 おうがらいりん 【1級】[1級]
わざわざお越しいただきまして、ということ。
0687 桜花爛漫 おうからんまん 【1級】
桜の花が見事に開き、満開になって咲き乱れているさま。
0688 応機接物 おうきせつもつ 【5級】
相手に応じて適切に指導すること。
0689 応急処置 おうきゅうしょち 【非見出し】[5級][4級][3級]
急場の間に合わせにする仮の処置。⇒応急措置
0690 応急措置 おうきゅうそち 【3級】
急場の間に合わせにする仮の処置。
0691 応機立断 おうきりつだん 【非見出し】
時機を失わずに、ただちに決断すること。⇒当機立断
0692 横行闊歩 おうこうかっぽ 【1級】[1級]
威張って気ままに歩き回ること。
0693 横行桀 おうこうごうけつ 【非見出し】
威張って気ままに歩き回ること。⇒横行闊歩
0694 王侯将相 おうこうしょうしょう 【準2級】
王者と諸侯と将軍と大臣。高貴な身分のこと。
0695 王公大人 おうこうたいじん 【非見出し】
王者と諸侯と将軍と大臣。高貴な身分のこと。⇒王侯将相
0696 横行跋扈 おうこうばっこ 【1級】
のさばって勝手気ままにふるまうこと。
0697 横行覇道 おうこうはどう 【非見出し】
威張って気ままに歩き回ること。⇒横行闊歩
0698 往古来今 おうこらいこん 【5級】
昔から今にいたるまで。
0699 往事渺茫 おうじびょうぼう 【1級】
過ぎ去った昔のことは遠くかすかで明らかでない。
0700 往事茫茫 おうじぼうぼう 【1級】[1級]
過ぎ去った昔のことは遠くかすかで明らかでない。⇒往事渺茫
0701 往生極楽 おうじょうごくらく 【非見出し】
この世を去ってのち、極楽浄土に生まれかわることまた、安らかに死ぬこと。⇒極楽往生
0702 往生素懐 おうじょうそかい 【準2級】
仏教に帰依して死んだ後に極楽浄土に行こうと願う平素からの希望。
0703 往生本懐 おうじょうのほんかい 【非見出し】
仏教に帰依して死んだ後に極楽浄土に行こうと願う平素からの希望。⇒往生素懐
0704 枉尺直尋 おうせきちょくじん 【1級】
大きな利益を得るために、小さな犠牲をはらうこと。
0705 横説縦説 おうせつじゅうせつ 【非見出し】
自由自在に弁舌をふるうこと。⇒横説竪説
0706 横説竪説 おうせつじゅせつ 【準1級】[準1級]
自由自在に弁舌をふるうこと。
0707 横説豎説 おうせつじゅせつ 【非見出し】
自由自在に弁舌をふるうこと。⇒横説竪説
0708 応接不暇 おうせつふか 【4級】
忙しくていちいち応じきれないこと。
0709 繊懦弱 おうせんだじゃく 【配当外】
身体が弱く細くて気が弱いこと。
0710 横草之功 おうそうのこう 【準1級】
きわめて簡単なことのたとえ。また、わずかな功績のたとえ。
0711 横草之労 おうそうのろう 【非見出し】
きわめて簡単なことのたとえ。また、わずかな功績のたとえ。⇒横草之功
0712 王道楽土 おうどうらくど 【5級】
公明正大で思いやりのある政治が行われている平和で楽しい国土。
0713 椀飯振舞 おうばんぶるまい 【準1級】
盛大なごちそう。また、気前よく物を与えたりごちそうしたりすること。
0714 碗飯振舞 おうばんぶるまい 【非見出し】
盛大なごちそう。また、気前よく物を与えたりごちそうしたりすること。⇒椀飯振舞
0715 横眉怒目 おうびどもく 【2級】
怒った顔つきのこと。
0716 応病与薬 おうびょうよやく 【4級】
人の性格や理解力、状況に応じて適切な指導をすること。
0717 横眉立目 おうびりつもく 【非見出し】
怒った顔つきのこと。⇒横眉怒目
0718 枉法徇私 おうほうじゅんし 【1級】[1級]
規則をまげて私利私欲にはしること。
0719 甕縄枢 おうゆうじょうすう 【1級】
貧しく粗末な家の形容。
0720 甕桑枢 おうゆうそうすう 【非見出し】
貧しく粗末な家の形容。⇒甕縄枢
0721 王楊盧駱 おうようろらく 【1級】
初唐の四人の詩の大家。王勃、楊炯、盧照鄰、駱賓王。
0722 甕裡醯鶏 おうりけいけい 【1級】
見識が狭く世間知らずな人のたとえ。
0723 甕裏醯鶏 おうりけいけい 【非見出し】
見識が狭く世間知らずな人のたとえ。⇒甕裡醯鶏
0724 大盤振舞 おおばんぶるまい 【4級】
盛大なごちそう。また、気前よく物を与えたりごちそうしたりすること。⇒椀飯振舞
0725 岡目八目 おかめはちもく 【2級】
はたで見ているほうが、当事者よりも情勢を正確に判断できること。
0726 傍目八目 おかめはちもく 【非見出し】
はたで見ているほうが、当事者よりも情勢を正確に判断できること。⇒岡目八目
0727 屋烏之愛 おくうのあい 【準1級】
偏愛のたとえ。人を愛するとその人に関わるものすべてがいとおしくなることのたとえ。
0728 屋下架屋 おくかかおく 【非見出し】
無駄なことを繰り返すたとえ。また、真似ばかりして独創性のないたとえ。⇒屋上架屋
0729 屋上架屋 おくじょうかおく 【3級】
無駄なことを繰り返すたとえ。また、真似ばかりして独創性のないたとえ。
0730 屋梁落月 おくりょうらくげつ 【準1級】[準1級][1級]
友人を思う情が切なこと。⇒落月屋梁
0731 汚名返上 おめいへんじょう 【追加】[4級][準2級]
めざましい功績を挙げて、それまでに被った不名誉な評判を消し去ること。
0732 親子団欒 おやこだんらん 【非見出し】
家族が集まってむつまじく楽しむこと。⇒一家団欒
0733 恩威並行 おんいへいこう 【4級】
人を使う場合には、適当な賞罰が必要だということ。
0734 厭穢欣浄 おんえごんじょう 【非見出し】
死後、極楽浄土に行けるように心から願うこと。⇒欣求浄土
0735 温厚篤実 おんこうとくじつ 【3級】[準2級][2級]
穏やかであたたかく誠実なこと。
0736 温故知新 おんこちしん 【5級】[4級][3級]
前に習ったことや昔の事柄を復習し考えて新たな道理や知識を会得すること。
0737 温柔敦厚 おんじゅうとんこう 【準1級】[準1級]
あたたかさがあり、やさしく手厚いこと。孔子が『詩経』(儒教の基本的古典である五経の一)の教化の力を評した語。
0738 恩讎分明 おんしゅうぶんめい 【1級】
恩を受けたものには恩で報い、あだをうけたものにはあだで報いること。また、それをはっきりさせること。
0739 怨親平等 おんしんびょうどう 【2級】
怨み敵対する者も憎まず、親しい者でもえこひいきしない。
0740 音信不通 おんしんふつう 【5級】
便りや連絡がまったく絶えること。
0741 遠塵離垢 おんじんりく 【準1級】[準1級]
仏教で、現世での迷いを断ち切ること。
0742 遠塵離苦 おんじんりく 【非見出し】
仏教で、現世での迷いを断ち切ること。⇒遠塵離垢
0743 音声相和 おんせいそうわ 【非見出し】
音階と旋律は相対的な関係で存在すること。⇒有無相生
0744 温定省 おんせいていせい 【1級】[1級]
親に孝養を尽くすこと。
0745 怨憎会苦 おんぞうえく 【2級】
怨み憎しみを抱く者と会わなければならない苦しみのこと。
0746 怨敵退散 おんてきたいさん 【2級】
怨みに思っている敵よ、退散せよということ。
0747 音吐朗朗 おんとろうろう 【4級】
音声が豊かではっきりしているさま。
0748 乳母日傘 おんばひがさ 【準1級】
子供が必要以上に大切に育てられること。
0749 温文爾雅 おんぶんじが 【準1級】
態度や表情が穏やかで、言動が正しく美しいこと。
0750 温文儒雅 おんぶんじゅが 【非見出し】
態度や表情が穏やかで、言動が正しく美しいこと。⇒温文爾雅
0751 厭離穢土 おんりえど 【1級】
この世をけがれたものとして厭い離れること。
0752 温良恭倹 おんりょうきょうけん 【準2級】
性質がおだやかで、つつましやかなこと。
0753 温良篤厚 おんりょうとっこう 【3級】
あたたかさがあり、やさしく手厚いこと。孔子が『詩経』(儒教の基本的古典である五経の一)の教化の力を評した語。⇒温柔敦厚
0754 瑰意琦行 かいいきこう 【配当外】
考え方や行いが、並みの人と違ってすぐれていること。
0755 解衣推食 かいいすいしょく 【5級】
人に慈悲を施すこと。また、人を重用すること。
0756 誨淫誨盗 かいいんかいとう 【1級】
悪事を人に教えること。
0757 開雲見日 かいうんけんじつ 【非見出し】
気がかりなことがなくなって希望が持てるようになること。⇒撥雲見日
0758 外円内方 がいえんないほう 【非見出し】
外見は穏やかそうに見えるが、実際は意志が強いこと。⇒外柔内剛
0759 怪怪奇奇 かいかいきき 【非見出し】
常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。⇒奇奇怪怪
0760 蓋瓦級甎 がいがきゅうせん 【1級】
屋根の瓦と階段の敷き瓦のこと。
0761 海角天涯 かいかくてんがい 【準2級】
きわめて遠く離れていることのたとえ。⇒天涯地角
0762 改過作新 かいかさくしん 【非見出し】
自分の過ちを改めて、気分を新たにすること。⇒改過自新
0763 改過自新 かいかじしん 【5級】
自分の過ちを改めて、気分を新たにすること。
0764 海闊天空 かいかつてんくう 【1級】
気性がさっぱりとしていて、心が広いこと。
0765 蓋棺事定 がいかんじてい 【2級】
死んでからはじめて、その人物の評価が定まるということ。
0766 開巻有益 かいかんゆうえき 【5級】
読書は大変ためになるものだということ。
0767 開巻有得 かいかんゆうとく 【非見出し】
読書は大変ためになるものだということ。⇒開巻有益
0768 荷衣蕙帯 かいけいたい 【配当外】
世俗を超越している人(仙人・隠者)の衣服のこと。
0769 会稽之恥 かいけいのはじ 【準1級】
他人から受けた忘れることができない屈辱。
0770 改弦易轍 かいげんえきてつ 【準1級】
法律や制度を改変すること。
0771 開眼供養 かいげんくよう 【準2級】
新たに造った仏像に目を入れて、仏の魂を迎える儀式。
0772 改弦更張 かいげんこうちょう 【非見出し】
法律や制度を改変すること。⇒改弦易轍
0773 解甲帰田 かいこうきでん 【非見出し】
戦いに敗れ、戦意を失って逃げること。⇒棄甲曳兵
0774 外交辞令 がいこうじれい 【5級】[4級]
口先だけのお世辞や形だけのお愛想のこと。
0775 外巧内嫉 がいこうないしつ 【2級】
うわべはとりつくろっているが、内心ではねたんでいること。
0776 外剛内柔 がいごうないじゅう 【非見出し】
内心は気が弱いのだが、外見は強そうに見えること。⇒内柔外剛
0777 回光反照 かいこうへんしょう 【準1級】
人が死ぬまぎわに、一時もちなおすこと。また、物事が滅びる直前に、一瞬勢いを回復すること。
0778 回顧之憂 かいこのうれい 【非見出し】
あとに残る気がかり。⇒後顧之憂
0779 開権顕実 かいごんけんじつ 【準2級】
仮の姿であることをうち明けて、真の姿を明らかにすること。
0780 睚眥之怨 がいさいのうらみ 【1級】
ほんのわずかなうらみ。
0781 睚眦之怨 がいさいのうらみ 【非見出し】
ほんのわずかなうらみ。⇒睚眥之怨
0782 開三顕一 かいさんけんいち 【非見出し】
仮の姿であることをうち明けて、真の姿を明らかにすること。⇒開権顕実
0783 回山倒海 かいざんとうかい 【4級】
非常に勢いが盛んなこと。
0784 海市蜃楼 かいししんろう 【1級】[1級]
現実性に乏しい考えや理論。また、根拠がなくありもしないこと。
0785 亥豕之譌 がいしのか 【1級】
文字の書き誤りのこと。
0786 開迹顕本 かいしゃくけんぽん 【非見出し】
仮の姿であることをうち明けて、真の姿を明らかにすること。⇒開権顕実
0787 膾炙人口 かいしゃじんこう 【1級】
広く世間の評判となり、もてはやされていること。
0788 鎧袖一触 がいしゅういっしょく 【準1級】[準1級]
相手を容易に打ち負かしてしまうたとえ。
0789 外柔中剛 がいじゅうちゅうごう 【非見出し】
外見は穏やかそうに見えるが、実際は意志が強いこと。⇒外柔内剛
0790 外柔内剛 がいじゅうないごう 【準2級】[準2級][2級]
外見は穏やかそうに見えるが、実際は意志が強いこと。
0791 下意上達 かいじょうたつ 【5級】
下の者の考えや気持ちが、上位の人によく通じること。
0792 開心見誠 かいしんけんせい 【5級】
まごころをもって人に接し、隠しだてをしないこと。
0793 灰心喪意 かいしんそうい 【非見出し】
失意のあまり元気をなくすこと。⇒灰心喪気
0794 灰心喪気 かいしんそうき 【準2級】
失意のあまり元気をなくすこと。
0795 回生起死 かいせいきし 【5級】
絶望的な状況を立て直し、もとに戻すこと。⇒起死回生
0796 海誓山盟 かいせいさんめい 【準2級】
きわめて堅い誓い。
0797 蓋世之才 がいせいのさい 【準1級】
意気盛んで才知に富み、世の中を圧倒するほどの人材。
0798 蓋世之材 がいせいのざい 【非見出し】
意気盛んで才知に富み、世の中を圧倒するほどの人材。⇒蓋世之才
0799 開誠布公 かいせいふこう 【非見出し】
まごころをもって人に接し、隠しだてをしないこと。⇒開心見誠
0800 晦迹韜光 かいせきとうこう 【非見出し】
才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。⇒韜光晦迹
0801 怪絶奇絶 かいぜつきぜつ 【非見出し】
常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。⇒奇奇怪怪
0802 階前万里 かいぜんばんり 【4級】
天子が地方の政治の状況をよく知っていて、臣は天子を欺くことができないこと。
0803 外孫齏臼 がいそんせいきゅう 【非見出し】
二人の判断がまったく一致していること。また、解釈や判読がすばらしく正確なこと。⇒黄絹幼婦
0804 海内奇士 かいだいのきし 【4級】
この世に類のないほどすぐれた人物。
0805 海内無双 かいだいむそう 【3級】
世の中に並ぶものがないほどすぐれていること。
0806 咳唾成珠 がいだせいしゅ 【準1級】
権勢の盛んなさま。また、詩文の才が豊かなさま。
0807 街談巷議 がいだんこうぎ 【非見出し】
世間のつまらないうわさ。⇒街談巷語
0808 街談巷語 がいだんこうご 【準1級】[準1級]
世間のつまらないうわさ。
0809 街談巷説 がいだんこうせつ 【非見出し】[準1級]
世間のつまらないうわさ。⇒街談巷語
0810 海中撈月 かいちゅうろうげつ 【非見出し】
実現不可能なことをやろうとして、余分な労力を費やすこと。⇒海底撈月
0811 喙長三尺 かいちょうさんじゃく 【1級】
しゃべることがきわめて達者なこと。
0812 海底撈月 かいていろうげつ 【1級】[1級]
実現不可能なことをやろうとして、余分な労力を費やすこと。
0813 海底撈針 かいていろうしん 【非見出し】
実現不可能なことをやろうとして、余分な労力を費やすこと。⇒海底撈月
0814 改轍易途 かいてつえきと 【非見出し】
法律や制度を改変すること。⇒改弦易轍
0815 蓋天蓋地 がいてんがいち 【2級】
仏の教えがすべての世界に、広くすみずみまでゆきわたること。
0816 回天事業 かいてんのじぎょう 【5級】
世の中の形勢を一変させるほどの大きな事業。
0817 廻天事業 かいてんのじぎょう 【非見出し】
世の中の形勢を一変させるほどの大きな事業。⇒回天事業
0818 廻天之力 かいてんのちから 【準1級】
不利な形勢を一変させるほどの力のこと。
0819 開天闢地 かいてんへきち 【1級】
天地のはじまり。これまでの歴史にないような大きな出来事のこと。
0820 開天辟地 かいてんへきち 【非見出し】
天地のはじまり。これまでの歴史にないような大きな出来事のこと。⇒開天闢地
0821 誨盗誨淫 かいとうかいいん 【1級】
悪事を人に教えること。⇒誨淫誨盗
0822 改頭換尾 かいとうかんび 【非見出し】
表面は変わったように見えて内実は変わらないことのたとえ。⇒改頭換面
0823 改頭換面 かいとうかんめん 【3級】
表面は変わったように見えて内実は変わらないことのたとえ。
0824 快刀乱麻 かいとうらんま 【準2級】[2級]
こじれた物事を、手ぎわよく処理・解決すること。
0825 磑風舂雨 がいふうしょうう 【1級】
物事の前兆のたとえ。
0826 開物成務 かいぶつせいむ 【5級】
物を開発し、事業を成就させること。また、人知を開いて成功に導くこと。
0827 槐門棘路 かいもんきょくろ 【1級】[1級]
政界の最高幹部のこと。
0828 開門揖盗 かいもんゆうとう 【準1級】
みずから原因を作ってわざわいを招くこと。
0829 海約山盟 かいやくさんめい 【非見出し】
きわめて堅い誓い。⇒海誓山盟
0830 傀儡政権 かいらいせいけん 【1級】
実権やみずからの意志をもたず、他国の意向のままになる政権のこと。
0831 怪力乱神 かいりきらんしん 【3級】
人知の及ばないふしぎな現象、超自然的な物事の存在のたとえ。
0832 魁塁之士 かいるいのし 【準1級】
さかんでたくましい人のこと。
0833 偕老同穴 かいろうどうけつ 【1級】[1級]
夫婦の契りがかたく、仲むつまじいこと。
0834 薤露蒿里 かいろこうり 【1級】[1級]
人の人生のはかないことのたとえ。
0835 夏雲奇峰 かうんきほう 【4級】
夏の入道雲が大空につくるめずらしい峰の形のこと。
0836 瓦解土崩 がかいどほう 【2級】
物事が根底から崩れ、もはや手のほどこしようもない状態のこと。⇒土崩瓦解
0837 柯会之盟 かかいのめい 【1級】
約束を果たして、信頼を得ること。
0838 瓦解氷消 がかいひょうしょう 【非見出し】
物事が次々と崩れてばらばらになること。⇒氷消瓦解
0839 花街柳巷 かがいりゅうこう 【準1級】
遊里・色町のこと。⇒柳巷花街
0840 下学上達 かがくじょうたつ 【5級】
手近で初歩的なことから学んで、次第に高度で深い道に通じること。
0841 蝸角之争 かかくのあらそい 【1級】
きわめてささいなつまらない争いのこと。
0842 下学之功 かがくのこう 【準1級】
手近で初歩的なことから学んで、徐々に進歩向上してゆくこと。
0843 呵呵大笑 かかたいしょう 【1級】
大声をあげて笑うこと。
0844 夏下冬上 かかとうじょう 【5級】
炭火のおこし方。火種を夏は下に、冬は上にしかけるとよくおこるということ。
0845 河漢斯言 かかんしげん 【非見出し】
言葉が天の川のように果てしなくとりとめのないこと。また、虚言(ほら)をいう。⇒河漢之言
0846 河漢之言 かかんのげん 【準1級】
言葉が天の川のように果てしなくとりとめのないこと。また、虚言(ほら)をいう。
0847 夏癸殷辛 かきいんしん 【1級】
夏王朝の桀王と殷王朝の紂王。ともに古代の暴君。
0848 蝸牛角上 かぎゅうかくじょう 【1級】
きわめてささいなつまらない争いのこと。⇒蝸角之争
0849 家給人足 かきゅうじんそく 【5級】
豊かで生活が安定していること。
0850 科挙圧巻 かきょあっかん 【5級】
他よりずばぬけてすぐれたもの。
0851 河魚之患 かぎょのかん 【非見出し】
国家が腐敗して、内部から崩壊すること。⇒河魚腹疾
0852 河魚之疾 かぎょのしつ 【非見出し】
国家が腐敗して、内部から崩壊すること。⇒河魚腹疾
0853 河魚腹疾 かぎょのふくしつ 【3級】
国家が腐敗して、内部から崩壊すること。
0854 諤諤之臣 がくがくのしん 【1級】
遠慮することなく、ありのままに正論を述べる人のこと。
0855 赫赫明明 かくかくめいめい 【準1級】
明らかに光りかがやくさま。⇒明明赫赫
0856 隔岸観火 かくがんかんか 【3級】
他人の災難をただ見物するだけで、救いの手をさしのべようとしないこと。
0857 革旧鼎新 かくきゅうていしん 【非見出し】
古い制度や習慣を改めて新しいものにすること。⇒革故鼎新
0858 革故鼎新 かくこていしん 【準1級】
古い制度や習慣を改めて新しいものにすること。
0859 鶴寿千歳 かくじゅせんざい 【準1級】
長寿のこと。
0860 各人各様 かくじんかくよう 【非見出し】
考え方ややり方などが、人によってそれぞれ違うこと。⇒三者三様
0861 隔世之感 かくせいのかん 【非見出し】
今と昔を思い比べて、時世や境遇の大きな変化をしみじみ感じる気持ち。⇒今昔之感
0862 廓然大公 かくぜんたいこう 【準1級】
私意や偏りがなくからりとして大いに公平であること。
0863 格致日新 かくちにっしん 【4級】
物事の本質を追求して知識を高め、日々向上していくこと。
0864 学知利行 がくちりこう 【5級】
人がふみ行うべき道を、後天的に学んで理解し、そのよさを認め、意識的に仁道を実践すること。
0865 廓然大悟 かくねんたいご 【準1級】
心にわだかまりがなく、至高の境地で真理を悟ること。
0866 鶴髪童顔 かくはつどうがん 【追加】[準1級]
老いてなお精気盛んなこと。また、そういう人。
0867 格物致知 かくぶつちち 【4級】
物事の本質をつきつめて理解し、知識を深めること。
0868 鶴鳴之士 かくめいのし 【準1級】
用いられることなく、不遇な状態にある賢人のこと。
0869 鶴翼之囲 かくよくのかこみ 【準1級】
左右に長く広がった陣形をめぐらすこと。
0870 鶴翼之陣 かくよくのじん 【非見出し】
左右に長く広がった陣形をめぐらすこと。⇒鶴翼之囲
0871 鶴立企佇 かくりつきちょ 【1級】[1級]
心から待ち望むこと。
0872 鶴唳風声 かくれいふうせい 【非見出し】
ささいなことに驚いたりおじけづいたりすること。⇒風声鶴唳
0873 嫁鶏随鶏 かけいずいけい 【準2級】
妻が夫に従うことのたとえ。
0874 瓦鶏陶犬 がけいとうけん 【2級】[準1級]
格好ばかりで役に立たないもののたとえ。⇒陶犬瓦鶏
0875 家鶏野雉 かけいやち 【1級】
ありふれた古いものを遠ざけて、珍しくて新しいものを大切にすること。
0876 家鶏野鶩 かけいやぼく 【非見出し】
ありふれた古いものを遠ざけて、珍しくて新しいものを大切にすること。⇒家鶏野雉
0877 寡見少聞 かけんしょうぶん 【準2級】
見聞がせまく、わずかな知識しかないこと。⇒寡聞少見
0878 嘉言善行 かげんぜんこう 【準1級】
人の戒めとなるよい言葉とよい行い。
0879 寡見鮮聞 かけんせんぶん 【非見出し】
見聞がせまく、わずかな知識しかないこと。⇒寡聞少見
0880 寡言沈黙 かげんちんもく 【非見出し】
口数が少なく無口なこと。落ち着いていて無口なこと。⇒沈黙寡言
0881 夏侯拾芥 かこうしゅうかい 【準1級】
学問を修めるのが大切なこと。
0882 歌功頌徳 かこうしょうとく 【1級】
人のてがらや徳をほめたたえて歌うこと。
0883 花紅柳緑 かこうりゅうりょく 【準2級】
人の手を加えていない自然のままの美しさのこと。
0884 画虎成狗 がこせいく 【非見出し】
才能のない者が本物をまねても、似ているだけで実際は違うものになってしまうということ。⇒画虎類狗
0885 画虎類狗 がこるいく 【準1級】[準1級]
才能のない者が本物をまねても、似ているだけで実際は違うものになってしまうということ。
0886 華山帰馬 かざんきば 【非見出し】
戦いが終わり平和になるたとえ。⇒帰馬放牛
0887 河山帯礪 かざんたいれい 【準1級】[準1級]
永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。
0888 河山帯厲 かざんたいれい 【非見出し】
永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。⇒河山帯礪
0889 加持祈 かじきとう 【準1級】[準1級]
病気や災難などを除くために神仏に祈ること。
0890 和氏之璧 かしのへき 【準1級】
この世にめったにない宝物。
0891 家常茶飯 かじょうきはん 【4級】
ごくありふれたこと。⇒日常茶飯
0892 過剰防衛 かじょうぼうえい 【準2級】
自分を守るために一定の限度を超えて応戦すること。
0893 花燭洞房 かしょくどうぼう 【非見出し】
新婚の夜のこと。また、新婚のこと。⇒洞房花燭
0894 華燭之典 かしょくのてん 【準1級】
結婚式をいう。
0895 華胥之国 かしょのくに 【非見出し】
よい夢。また、昼寝のこと。⇒華胥之夢
0896 華胥之夢 かしょのゆめ 【1級】
よい夢。また、昼寝のこと。
0897 家書万金 かしょばんきん 【4級】
家族からの手紙は、何よりもうれしいということ。
0898 禾黍油油 かしょゆうゆう 【準1級】[準1級]
物が勢いよくみごとに生長するさま。
0899 画脂鏤氷 がしろうひょう 【1級】[1級]
苦労して効果のないたとえ。また、力を無用なところに用いるたとえ。
0900 雅人深致 がじん(の)しんち 【4級】
世俗を離れた風流な人の趣深いさま。
0901 花晨月夕 かしんげっせき 【非見出し】
春秋の季節の楽しみをいう。⇒花朝月夕
0902 佳人才子 かじんさいし 【3級】
非常にすぐれた男と女。⇒才子佳人
0903 臥薪嘗胆 がしんしょうたん 【準1級】[準1級]
目的を達成するために機会を待ち、苦労を耐え忍ぶこと。
0904 軻親断機 かしんだんき 【1級】
中途で志を捨ててはいけないという教え。
0905 佳人薄命 かじんはくめい 【3級】[準2級][2級]
美人はとかく命が短い。美人はとかく薄幸である。
0906 嘉辰令月 かしんれいげつ 【準1級】[準1級]
めでたい月日のこと。
0907 苛政猛虎 かせいもうこ 【2級】
民衆にとって過酷な政治は人食い虎よりももっと恐ろしいということ。
0908 下井落石 かせいらくせき 【非見出し】
人の危機につけ込んでさらに痛めつけることをいう。⇒落穽下石
0909 禍棗災梨 かそうさいり 【追加】[1級]
価値が低くて無駄な書物を出版することを批判する言葉。
0910 雅俗折衷 がぞくせっちゅう 【準2級】
風雅なものと卑俗なものとを適当に取捨して用いること。
0911 家族団欒 かぞくだんらん 【非見出し】
家族が集まってむつまじく楽しむこと。⇒一家団欒
0912 画蛇添足 がだてんそく 【準2級】
無用なものをつけ足すこと。
0913 果断迅速 かだんじんそく 【非見出し】
物事をすばやく決断し、思いきって行うこと。⇒迅速果断
0914 夏虫疑氷 かちゅうぎひょう 【5級】
見聞のせまい者が、自分の知識以外のものを信じようとしないこと。
0915 花朝月夕 かちょうげっせき 【4級】
春秋の季節の楽しみをいう。
0916 花朝月夜 かちょうげつや 【非見出し】
春秋の季節の楽しみをいう。⇒花朝月夕
0917 花鳥諷詠 かちょうふうえい 【1級】
自然とそれにまつわる人事を、そのまま客観的に詠ずること。
0918 花鳥風月 かちょうふうげつ 【5級】[4級][3級][2級]
自然の風景・風物。自然の美しさのたとえ。
0919 隔靴痒 かっかそうよう 【1級】[1級]
思い通りにいかず、はがゆく、もどかしいこと。
0920 隔靴癢 かっかそうよう 【非見出し】
思い通りにいかず、はがゆく、もどかしいこと。⇒隔靴痒
0921 隔靴爬痒 かっかはよう 【非見出し】
思い通りにいかず、はがゆく、もどかしいこと。⇒隔靴痒
0922 渇驥奔泉 かっきほんせん 【1級】
勢いが激しいこと。また、書の筆勢が力強いこと。
0923 恪勤精励 かっきんせいれい 【1級】
力を尽くして学業や仕事に励むこと。⇒精励恪勤
0924 葛履霜 かっくりそう 【非見出し】
物惜しみのはなはだしいこと。⇒一毛不抜
0925 活計歓楽 かっけいかんらく 【4級】
ぜいたくをして気ままに楽しむこと。
0926 割鶏牛刀 かっけいぎゅうとう 【3級】
とるにたりないことを、大げさな方法で処理することの戒め。
0927 確乎不動 かっこふどう 【非見出し】
意志がしっかりとしていて、動じないこと。⇒確乎不抜
0928 確乎不抜 かっこふばつ 【準1級】[準1級]
意志がしっかりとしていて、動じないこと。
0929 活殺自在 かっさつじざい 【5級】[3級][2級]
他を自分の思うとおりに扱うこと。
0930 合従連横 がっしょうれんおう 【非見出し】
その時の利害に応じて、団結したり離れたりすること。⇒合従連衡
0931 合従連衡 がっしょうれんこう 【準2級】[2級]
その時の利害に応じて、団結したり離れたりすること。
0932 合縦連衡 がっしょうれんこう 【非見出し】
その時の利害に応じて、団結したり離れたりすること。⇒合従連衡
0933 豁然大悟 かつぜんたいご 【1級】[1級]
迷いや疑いがにわかに解けて、真理を悟ること。
0934 闊達自在 かったつじざい 【1級】
心が広く物事にこだわらないさま。
0935 闊達自由 かったつじゆう 【非見出し】
心が広く物事にこだわらないさま。⇒闊達自在
0936 豁達大度 かったつたいど 【1級】
気持ちがからりとしていて、度量が広いこと。
0937 勝手気儘 かってきまま 【非見出し】
わがまま放題のこと。⇒得手勝手
0938 活剥生呑 かっぱくせいどん 【準1級】[準1級]
他人の詩や文章などをそのまま盗用すること。
0939 活溌溌地 かつはつはつち 【準1級】
生き生きと活動すること。意気盛んで、なんの心配事もないこと。
0940 刮目相看 かつもくそうかん 【非見出し】
人が著しく進歩・成長するのを待ち望むこと。また、今までとは違った見方で相手を見直すこと。⇒刮目相待
0941 刮目相待 かつもくそうたい 【1級】
人が著しく進歩・成長するのを待ち望むこと。また、今までとは違った見方で相手を見直すこと。
0942 華亭鶴唳 かていかくれい 【1級】
過去の栄華を懐かしく思い、現状を嘆くさま。
0943 過庭之訓 かていのおしえ 【準1級】
父の教えのこと。また、家庭での教育のこと。
0944 我田引水 がでんいんすい 【4級】[3級][準2級]
自分の都合のよいように、考えたり事を進めたりすること。
0945 瓜田之履 かでんのり 【非見出し】
人に疑われるようなことはしないほうがよいというたとえ。⇒李下瓜田
0946 瓜田李下 かでんりか 【準1級】
人に疑われるようなことはしないほうがよいというたとえ。⇒李下瓜田
0947 寡頭政治 かとうせいじ 【準2級】
少数者が統治権をにぎって行う政治。
0948 家徒四壁 かとしへき 【4級】
非常に貧しいさま。
0949 家徒壁立 かとへきりつ 【非見出し】
非常に貧しいさま。⇒家徒四壁
0950 河図洛書 かとらくしょ 【準1級】[準1級][1級]
めったに手に入れることができない図書のこと。
0951 蛾眉皓歯 がびこうし 【非見出し】
美人のたとえ。⇒明眸皓歯
0952 家貧孝子 かひんこうし 【4級】
家が貧しいと孝行な子供ができるということ。また、人は逆境のときにこそ真価があらわれるということ。
0953 歌舞音曲 かぶおんきょく 【追加】[準2級][2級]
歌や踊りや音楽のこと。また、そのような華やかな遊芸のこと。
0954 禍福倚伏 かふくいふく 【1級】
わざわいと幸せは互い違いにやってくるものだということ。
0955 禍福糾 かふくきゅうぼく 【配当外】
福あれば禍ありということ。
0956 禍福相倚 かふくそうい 【非見出し】
わざわいと幸せは互い違いにやってくるものだということ。⇒禍福倚伏
0957 禍福相貫 かふくそうかん 【非見出し】
わざわいと幸せは互い違いにやってくるものだということ。⇒禍福倚伏
0958 禍福同門 かふくどうもん 【非見出し】
わざわいや福はその人自身が招くものだということ。⇒禍福無門
0959 禍福得喪 かふくとくそう 【準2級】[準2級][2級]
わざわいにあったり、幸いにあったり、成功して出世したり、位を失ったりすること。
0960 禍福之転 かふくのてん 【非見出し】
わざわいと幸せは互い違いにやってくるものだということ。⇒禍福倚伏
0961 禍福無門 かふくむもん 【準2級】
わざわいや福はその人自身が招くものだということ。
0962 瓦釜雷鳴 がふらいめい 【準1級】[準1級][1級]
小人や讒言が用いられるたとえ。また、能もないのにいばりわめくこと。
0963 寡聞少見 かぶんしょうけん 【準2級】
見聞がせまく、わずかな知識しかないこと。
0964 瓜剖豆分 かぼうとうぶん 【準1級】
瓜や豆を割るように分裂・分割すること。
0965 我武者者 がむしゃもの 【非見出し】
向こう見ずにひたすら突き進むこと。⇒我武者羅
0966 我武者羅 がむしゃら 【準2級】
向こう見ずにひたすら突き進むこと。
0967 烏之雌雄 からすのしゆう 【準1級】
物事の是非善悪がまぎらわしくて判断しにくいことのたとえ。
0968 我利我利 がりがり 【非見出し】
欲深い者は、金のためならなんでもするということ。⇒貪夫徇財
0969 花柳狭斜 かりゅうきょうしゃ 【非見出し】
遊里・色町のこと。⇒柳巷花街
0970 下陵上替 かりょうじょうたい 【3級】
世の中が乱れたさま。
0971 画竜点睛 がりょうてんせい 【1級】
物事の最も大切なところ。物事を完成するための最後の大切な仕上げ。
0972 河梁之吟 かりょうのぎん 【準1級】
親しい人を送るときの別れがたい気持ちのこと。
0973 河梁之誼 かりょうのよしみ 【非見出し】
親しい人を送るときの別れがたい気持ちのこと。⇒河梁之吟
0974 迦陵頻伽 かりょうびんが 【準1級】[1級]
声が美しいもののたとえ。
0975 臥竜鳳雛 がりょうほうすう 【準1級】[準1級]
才能を持ちながら機会がなくて実力を発揮できない者のこと。
0976 寡廉鮮恥 かれんせんち 【準2級】
心が清く正しくなく恥知らずなこと。
0977 苛斂誅求 かれんちゅうきゅう 【1級】[1級]
税金などを情け容赦なく取りたてること。
0978 餓狼之口 がろうのくち 【準1級】
非常に欲が深く、残忍な人のこと。
0979 夏鑪冬扇 かろとうせん 【1級】
無用なもの、役に立たないもののたとえ。
0980 夏炉冬扇 かろとうせん 【非見出し】[準2級][2級]
無用なもの、役に立たないもののたとえ。⇒夏鑪冬扇
0981 銜哀致誠 がんあいちせい 【1級】
哀切な気持ちと誠の心をささげて死者を弔うこと。
0982 含飴弄孫 がんいろうそん 【準1級】[準1級][1級]
老人が気楽に隠居生活をすること。
0983 間雲孤鶴 かんうんこかく 【非見出し】
隠士の心境のたとえ。⇒閑雲野鶴
0984 閑雲野鶴 かんうんやかく 【準1級】[準1級]
隠士の心境のたとえ。
0985 間雲野鶴 かんうんやかく 【非見出し】
隠士の心境のたとえ。⇒閑雲野鶴
0986 含英咀華 がんえいしょか 【1級】
文章のすぐれた部分をよく味わい、心の中に蓄積すること。
0987 檻猿籠鳥 かんえんろうちょう 【1級】[1級]
自由を奪われ自分の思いどおりに生きることのできない境遇のたとえ。⇒籠鳥檻猿
0988 寒灰枯木 かんかいこぼく 【非見出し】
一度衰えた勢力が再び盛り返すこと。⇒死灰復然
0989 韓海蘇潮 かんかいそちょう 【準1級】
韓愈と蘇軾の文体を評した語。
0990 顔回瓢 がんかいたんぴょう 【非見出し】
清貧に甘んじるたとえ。⇒食瓢飲
0991 寒灰復燃 かんかいふくねん 【非見出し】
一度衰えた勢力が再び盛り返すこと。⇒死灰復然
0992 感慨無量 かんがいむりょう 【3級】[3級]
はかりしれないほど身にしみて感じること。
0993 干戈倥偬 かんかこうそう 【1級】
戦いで忙しいこと。
0994 鰥寡孤独 かんかこどく 【1級】
身寄りもなく寂しいこと。
0995 矜寡孤独 かんかこどく 【非見出し】
身寄りもなく寂しいこと。⇒鰥寡孤独
0996 含牙戴角 がんがたいかく 【2級】
牙や角をもつもの。獣の類。
0997 頷下之珠 がんかのしゅ 【1級】
めったに手に入れることができない貴重なもののこと。
0998 轗軻不遇 かんかふぐう 【1級】[1級]
思いどおりに事が運ばず、地位や境遇に恵まれないこと。
0999 坎軻不遇 かんかふぐう 【非見出し】
思いどおりに事が運ばず、地位や境遇に恵まれないこと。⇒轗軻不遇
1000 坎不遇 かんかふぐう 【非見出し】
思いどおりに事が運ばず、地位や境遇に恵まれないこと。⇒轗軻不遇
1001 不遇 かんかふぐう 【非見出し】
思いどおりに事が運ばず、地位や境遇に恵まれないこと。⇒轗軻不遇
1002 緩歌慢舞 かんかまんぶ 【3級】
ゆるやかに歌い、ゆるやかに舞うこと。
1003 侃侃諤諤 かんかんがくがく 【1級】[1級]
遠慮することなくさかんに議論をするさま。また、遠慮せず直言すること。
1004 観感興起 かんかんこうき 【5級】
目で見、心に感じ、感動して奮起すること。
1005 寒巌枯木 かんがんこぼく 【準1級】
世俗を超越して無心の境地にあること。⇒枯木寒巌
1006 関関雎鳩 かんかんしょきゅう 【1級】[1級]
非常に夫婦仲がよいこと。
1007 官官接待 かんかんせったい 【5級】
地方自治体の職員が中央官僚を公金(税金)を使ってもてなすこと。
1008 歓喜雀躍 かんきじゃくやく 【非見出し】
大喜びすること。⇒欣喜雀躍
1009 管窺之見 かんきのけん 【非見出し】
非常に見識が狭いこと。⇒管窺蠡測
1010 歓喜抃舞 かんきべんぶ 【1級】
大喜びするたとえ。
1011 緩急自在 かんきゅうじざい 【3級】[3級][準2級][2級]
速度などを遅くしたり早くしたりして、思うままに操ること。
1012 汗牛充棟 かんぎゅうじゅうとう 【準2級】[2級]
蔵書が非常に多いことのたとえ。
1013 管窺蠡測 かんきれいそく 【1級】
非常に見識が狭いこと。
1014 歓欣鼓舞 かんきんこぶ 【準1級】
大喜びするたとえ。⇒歓喜抃舞
1015 甘言蜜語 かんげんみつご 【2級】
相手に取り入るための甘い言葉。
1016 頑固一徹 がんごいってつ 【準2級】[準2級]
一度決めたらあくまでも意地をはって押し通すこと。
1017 眼光炯炯 がんこうけいけい 【1級】
目が鋭く光るさま。
1018 顔厚忸怩 がんこうじくじ 【1級】[1級]
あつかましい顔にもなお恥じる色があらわれる。
1019 眼光紙背 がんこうしはい 【5級】
読解力が高いこと。
1020 眼高手低 がんこうしゅてい 【5級】[準1級]
理想は高いが実力が伴わないこと。また、批評はうまいが創作力がないこと。
1021 寛洪大量 かんこうたいりょう 【非見出し】
心が広くて慈悲深く、度量が大きいこと。⇒寛仁大度
1022 寒江独釣 かんこうどくちょう 【準2級】
冬の川で雪の中一人で釣りをする人の姿。
1023 顔厚無慚 がんこうむざん 【非見出し】
あつかましくて、恥知らずなさま。⇒厚顔無恥
1024 換骨奪胎 かんこつだったい 【3級】[準2級][2級][1級]
外形はもとのままで中身を取りかえること。また、外見は同じでも内容が違うこと。
1025 還顧之憂 かんこのうれい 【非見出し】
あとに残る気がかり。⇒後顧之憂
1026 冠婚葬祭 かんこんそうさい 【3級】[準2級]
慶弔の儀式のこと。
1027 冠婚喪祭 かんこんそうさい 【非見出し】
慶弔の儀式のこと。⇒冠婚葬祭
1028 冠昏葬祭 かんこんそうさい 【非見出し】
慶弔の儀式のこと。⇒冠婚葬祭
1029 翫歳日 がんさいかいじつ 【1級】
何もしないで怠惰な月日を過ごすこと。
1030 寒山拾得 かんざんじっとく 【準1級】
唐の高僧、寒山と拾得のこと。
1031 顔子一瓢 がんしいっぴょう 【非見出し】
極貧のたとえ。⇒朝齏暮塩
1032 岸汀蘭 がんしていらん 【配当外】
花が香り高く咲き、葉が青々と茂っているさま。
1033 含沙射人 がんしゃしゃじん 【非見出し】
陰険な方法で人に害を与えること。⇒含沙射影
1034 含沙射影 がんしゃせきえい 【準1級】
陰険な方法で人に害を与えること。
1035 顔常山舌 がんじょうざんのした 【5級】
苛酷な刑を受けてもなお、主君や国家に忠節を尽くすこと。
1036 観場矮人 かんじょうのわいじん 【非見出し】
見識のないことのたとえ。⇒矮子看戯
1037 干将莫邪 かんしょうばくや 【準1級】
名剣の名。
1038 干将莫耶 かんしょうばくや 【非見出し】
名剣の名。⇒干将莫邪
1039 干将 かんしょうばくや 【非見出し】
名剣の名。⇒干将莫邪
1040 食宵衣 かんしょくしょうい 【1級】
天子が朝早くから夜遅くまで熱心に政治にはげむこと。⇒宵衣食
1041 関雎之化 かんしょのか 【1級】
夫婦の仲がむつまじく、家庭がよく治まること。
1042 玩人喪徳 がんじんそうとく 【2級】
人を軽くみてあなどると、自分の徳を失うことになるということ。
1043 寛仁大度 かんじんたいど 【準2級】
心が広くて慈悲深く、度量が大きいこと。
1044 韓信匍匐 かんしんほふく 【1級】
大きな目的のために一時の屈辱にも怒りを押さえ恥を忍ぶこと。
1045 韓信蒲伏 かんしんほふく 【非見出し】
大きな目的のために一時の屈辱にも怒りを押さえ恥を忍ぶこと。⇒韓信匍匐
1046 甘井先竭 かんせいせんけつ 【1級】[1級]
才能のある者ほど先に憂き目にあうということ。
1047 井之 かんせいのあ 【配当外】
広い世間を知らないで、自分だけの狭い見識にとらわれること。
1048 坎井之 かんせいのあ 【非見出し】
広い世間を知らないで、自分だけの狭い見識にとらわれること。⇒井之
1049 千戚羽旄 かんせきうぼう 【1級】
武の舞と文の舞のこと。
1050 冠前絶後 かんぜんぜつご 【3級】
きわめて珍しいこと。
1051 勧善懲悪 かんぜんちょうあく 【準2級】[準2級][2級]
善行を奨励して、悪行を懲らしめ、悪い行いをしないようにしむけること。
1052 完全無欠 かんぜんむけつ 【5級】[5級][4級]
どこから見ても、欠点や不足がまったくないこと。
1053 官尊民卑 かんそんみんぴ 【3級】
政府や官吏・官営事業を尊び、民間人や民間事業を卑しむこと。
1054 邯鄲学歩 かんたんがくほ 【非見出し】
自分本来のものを忘れて、やたらに他人のまねをしたため、両方ともうまくいかなくなってしまうたとえ。⇒邯鄲之歩
1055 寒煖饑飽 かんだんきほう 【1級】
衣食が乏しくこごえ飢えることと、あたたかい着物をきてあきるまで食べること。
1056 肝胆相照 かんたんそうしょう 【3級】
互いに心の底から理解しあって深くつきあうこと。
1057 邯鄲之歩 かんたんのほ 【1級】
自分本来のものを忘れて、やたらに他人のまねをしたため、両方ともうまくいかなくなってしまうたとえ。
1058 邯鄲之枕 かんたんのまくら 【非見出し】
人の世の栄華のはかないことのたとえ。⇒邯鄲之夢
1059 邯鄲之夢 かんたんのゆめ 【1級】
人の世の栄華のはかないことのたとえ。
1060 肝胆朋友 かんたんほうゆう 【非見出し】
互いに心の底から理解しあって深くつきあうこと。⇒肝胆相照
1061 簡単明瞭 かんたんめいりょう 【2級】
簡単ではっきりとしていること。
1062 奸智術策 かんちじゅっさく 【非見出し】
よこしまな知恵と計略。悪だくみ。⇒奸智術数
1063 奸智術数 かんちじゅっすう 【1級】
よこしまな知恵と計略。悪だくみ。
1064 姦智術数 かんちじゅっすう 【非見出し】
よこしまな知恵と計略。悪だくみ。⇒奸智術数
1065 管中窺豹 かんちゅうきひょう 【準1級】
見識の非常に狭いたとえ。
1066 管仲随馬 かんちゅうずいば 【3級】
聖人の知恵を借りること。
1067 眼中之釘 がんちゅうのくぎ 【準1級】
自分に害を与えるもののたとえ。
1068 眼中之刺 がんちゅうのし 【非見出し】
自分に害を与えるもののたとえ。⇒眼中之釘
1069 眼中之丁 がんちゅうのてい 【非見出し】
自分に害を与えるもののたとえ。⇒眼中之釘
1070 眼中無人 がんちゅうむじん 【非見出し】
人前にもかかわらず、勝手で無遠慮な振る舞いをすること。⇒旁若無人
1071 歓天喜地 かんてんきち 【4級】
非常に喜ぶこと。
1072 旱天慈雨 かんてんじう 【1級】
大いに困っているときに救われること。また、待望していたことが実現すること。
1073 撼天動地 かんてんどうち 【1級】
活動のめざましいことの形容。また、音声の大きいことのたとえ。
1074 甘棠之愛 かんとうのあい 【1級】
人民の善政を行う人に対する思慕の情が深いこと。
1075 甘棠遺愛 かんとうのいあい 【非見出し】
人民の善政を行う人に対する思慕の情が深いこと。⇒甘棠之愛
1076 甘棠之恵 かんとうのめぐみ 【非見出し】
人民の善政を行う人に対する思慕の情が深いこと。⇒甘棠之愛
1077 環堵蕭然 かんとしょうぜん 【1級】
家が非常に狭くて、さびしくみすぼらしいさま。
1078 環堵之室 かんとのしつ 【非見出し】
家が非常に狭くて、さびしくみすぼらしいさま。⇒環堵蕭然
1079 艱難苦労 かんなんくろう 【非見出し】
大変な苦労。⇒艱難辛苦
1080 艱難辛苦 かんなんしんく 【1級】
大変な苦労。
1081 奸佞邪心 かんねいじゃしん 【非見出し】
性格がひねくれていてずるがしこいこと。⇒奸佞邪智
1082 奸佞邪智 かんねいじゃち 【1級】
性格がひねくれていてずるがしこいこと。
1083 肝脳塗地 かんのうとち 【3級】
戦場でむごたらしい死に方をすること。
1084 汗馬之功 かんばのこう 【非見出し】
物事を成功させるためにいろいろ奔走する労苦。また、物を遠くに運ぶ苦労にもいう。⇒汗馬之労
1085 汗馬之労 かんばのろう 【準1級】
物事を成功させるためにいろいろ奔走する労苦。また、物を遠くに運ぶ苦労にもいう。
1086 銜尾相随 かんびそうずい 【1級】
車や動物などが切れ目なく連なって進むこと。
1087 銜尾相属 かんびそうぞく 【非見出し】
車や動物などが切れ目なく連なって進むこと。⇒銜尾相随
1088 完美無欠 かんびむけつ 【非見出し】
どこから見ても、欠点や不足がまったくないこと。⇒完全無欠
1089 勧百諷一 かんぴゃくふういつ 【1級】
益よりも害の多いこと。
1090 玩物喪志 がんぶつそうし 【2級】[2級][準1級][1級]
無用なものに熱中して、本業がおろそかになること。
1091 感奮激厲 かんぷんげきれい 【非見出し】
物事に深く心を揺り動かされて奮い立つこと。⇒感奮興起
1092 感奮興起 かんぷんこうき 【5級】
物事に深く心を揺り動かされて奮い立つこと。
1093 緩兵之計 かんぺいのけい 【非見出し】
敵との決戦を先延ばしにして、時間をつくって様子をうかがい、時機を待ってから攻撃を再開する戦法のこと。⇔速戦即決
1094 管鮑之交 かんぽうのまじわり 【1級】
利害得失を超えた親密な友情のこと。
1095 含哺鼓腹 がんぽこふく 【2級】[1級]
人々が豊かで平和な世を楽しむこと。
1096 頑迷固陋 がんめいころう 【1級】
視野が狭く頑固で柔軟性に欠け、正しい判断ができないこと。
1097 慣用手段 かんようしゅだん 【非見出し】
いつも決まってとられる手段。⇒常套手段
1098 冠履倒 かんりてんとう 【非見出し】[準1級]
上下の順序が乱れること。⇒冠履倒易
1099 冠履倒易 かんりとうえき 【準2級】[1級]
上下の順序が乱れること。
1100 冠履倒置 かんりとうち 【非見出し】
上下の順序が乱れること。⇒冠履倒易
1101 頑廉懦立 がんれんだりつ 【1級】
高潔な人物に感化されて、良い方向にむかうこと。
1102 閑話休題 かんわきゅうだい 【準2級】[2級]
それはさておき。それまでの雑談や前置きを打ち切って、話の本題にはいるときや、脇道にそれた話を、もとに戻すときに用いる語。
1103 間話休題 かんわきゅうだい 【非見出し】
それはさておき。それまでの雑談や前置きを打ち切って、話の本題にはいるときや、脇道にそれた話を、もとに戻すときに用いる語。⇒閑話休題
1104 気韻生動 きいんせいどう 【準2級】
絵画や文章などに、生き生きとした気品や情趣があふれていること。
1105 気宇軒昂 きうけんこう 【非見出し】
心構えや発想が大きくて立派なこと。⇒気宇壮大
1106 気宇壮大 きうそうだい 【準2級】[準2級][2級]
心構えや発想が大きくて立派なこと。
1107 気宇雄豪 きうゆうごう 【非見出し】
心構えや発想が大きくて立派なこと。⇒気宇壮大
1108 疑雲猜霧 ぎうんさいむ 【1級】
疑いのかかっていることを雲やかすみにたとえた語。
1109 気炎万丈 きえんばんじょう 【4級】[準2級][2級]
他を圧倒するほど意気盛んであること。
1110 気焔万丈 きえんばんじょう 【非見出し】
他を圧倒するほど意気盛んであること。⇒気炎万丈
1111 既往不咎 きおうふきゅう 【1級】
過ぎたことはとがめないということ。
1112 祇園精舎 ぎおんしょうじゃ 【準1級】
釈迦の説法が行われたことで有名な寺院の名。
1113 奇怪至極 きかいしごく 【非見出し】
常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。⇒奇奇怪怪
1114 機械之心 きかいのこころ 【準1級】
いつわりたくらむ心。
1115 奇貨可居 きかかきょ 【4級】
絶好の機会はうまく利用しなければならないというたとえ。
1116 亀鶴之寿 きかくのじゅ 【非見出し】
長寿のこと。⇒鶴寿千歳
1117 揮汗成雨 きかんせいう 【非見出し】
大勢の人があとからあとへと続くこと。⇒比肩随踵
1118 鬼瞰之禍 きかんのわざわい 【1級】
よいことにはとかく邪魔が入りやすいということ。
1119 危機一髪 ききいっぱつ 【4級】[4級][3級][準2級]
非常に危ない瀬戸際。
1120 奇技淫巧 きぎいんこう 【2級】
快楽のみを求めた好ましくないもののたとえ。
1121 奇奇怪怪 ききかいかい 【3級】
常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。
1122 騏驥過隙 ききかげき 【1級】
ほんの一瞬の出来事のこと。また、時の過ぎることがきわめてはやい形容。
1123 煕煕壌壌 ききじょうじょう 【1級】
多くの人ががやがやと忙しく往来するさま。
1124 煕煕攘攘 ききじょうじょう 【非見出し】
多くの人ががやがやと忙しく往来するさま。⇒煕煕壌壌
1125 奇奇妙妙 ききみょうみょう 【非見出し】
常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。⇒奇奇怪怪
1126 危急存亡 ききゅうそんぼう 【5級】[5級][4級][3級][2級]
危険が迫っていて、生きるか死ぬかの瀬戸際のこと。
1127 起居動作 ききょどうさ 【非見出し】
日常の立ち居振る舞いのこと。⇒挙措進退
1128 崎嶇坎 きくかんか 【1級】
不遇で世渡りに大変苦労すること。
1129 崎嶇坎軻 きくかんか 【非見出し】
不遇で世渡りに大変苦労すること。⇒崎嶇坎
1130 規矩準縄 きくじゅんじょう 【準1級】[準1級][1級]
物事や行為の標準・基準となるもの。
1131 規矩縄墨 きくじょうぼく 【非見出し】
物事や行為の標準・基準となるもの。⇒規矩準縄
1132 鬼臉嚇人 きけんかくじん 【非見出し】
見せかけの威力で人をおどしつけること。⇒鬼面嚇人
1133 危言覈論 きげんかくろん 【1級】[1級]
激しく議論をたたかわせること。
1134 危言危行 きげんきこう 【5級】
言葉を正しくし、品性のある行いをすること。また、厳しい言行のこと。
1135 奇言奇行 きげんきこう 【非見出し】
人と違った言行をする意。≠危言危行
1136 棄甲曳兵 きこうえいへい 【準1級】
戦いに敗れ、戦意を失って逃げること。
1137 跂行喙息 きこうかいそく 【1級】
生きもののこと。
1138 規行矩歩 きこうくほ 【準1級】[1級]
品行方正なこと。心や行動がきちんとして正しいこと。
1139 疑行無名 ぎこうむめい 【非見出し】
疑いながら事を行うようでは、成功は期待できないということ。⇒疑事無功
1140 鬼哭啾啾 きこくしゅうしゅう 【1級】[1級]
戦場などの鬼気迫ったものすごいさま。
1141 気骨稜稜 きこつりょうりょう 【準1級】
自分の信念をゆるぎなく貫こうとする態度のこと。
1142 旗鼓堂堂 きこどうどう 【4級】
整然として威厳があること。
1143 騎虎之勢 きこのいきおい 【準1級】
物事にはずみがついて、途中でやめられなくなること。
1144 奇策妙計 きさくみょうけい 【4級】
人の意表をついた奇抜ですぐれたはかりごと。⇒妙計奇策
1145 箕山之志 きざんのこころざし 【準1級】
世俗的な名利を捨てて隠棲し、自分の節操を守ること。
1146 箕山之節 きざんのせつ 【非見出し】
世俗的な名利を捨てて隠棲し、自分の節操を守ること。⇒箕山之志
1147 箕山之操 きざんのみさお 【非見出し】
世俗的な名利を捨てて隠棲し、自分の節操を守ること。⇒箕山之志
1148 起死回生 きしかいせい 【5級】[4級][3級]
絶望的な状況を立て直し、もとに戻すこと。
1149 起死廻生 きしかいせい 【非見出し】
絶望的な状況を立て直し、もとに戻すこと。⇒起死回生
1150 起死再生 きしさいせい 【非見出し】
絶望的な状況を立て直し、もとに戻すこと。⇒起死回生
1151 旗幟鮮明 きしせんめい 【1級】[1級]
主義・主張・態度などがはっきりしていること。
1152 貴耳賤目 きじせんもく 【準1級】
人から伝え聞くことを重んじて、自分が実際に目にすることを軽んずること。また、伝え聞いている過去を重んじ、現在を軽視すること。
1153 疑事無功 ぎじむこう 【5級】
疑いながら事を行うようでは、成功は期待できないということ。
1154 騎獣之勢 きじゅうのいきおい 【非見出し】
物事にはずみがついて、途中でやめられなくなること。⇒騎虎之勢
1155 綺襦袴 きじゅがんこ 【配当外】
富貴の家の子弟をいう。
1156 綺襦 きじゅがんこ 【非見出し】
富貴の家の子弟をいう。⇒綺襦袴
1157 鬼出電入 きしゅつでんにゅう 【4級】
出入りが速くて、出没が予測できないこと。
1158 貴種流離 きしゅりゅうり 【4級】
貴人が流離しつづける運命の中で苦難や恋を体験し帰国すること。
1159 魏紫姚黄 ぎしようこう 【非見出し】
すばらしい香りと国一番の美しさ。牡丹の別名。⇒国色天香
1160 起承転結 きしょうてんけつ 【5級】[4級]
文章の構成法や物事の順序のこと。
1161 起承転合 きしょうてんごう 【非見出し】
文章の構成法や物事の順序のこと。⇒起承転結
1162 机上空論 きじょうのくうろん 【非見出し】
机の上の考えだけで実際には役に立たない意見や考え。⇒机上之論
1163 机上之論 きじょうのろん 【準1級】
机の上の考えだけで実際には役に立たない意見や考え。
1164 喜色満面 きしょくまんめん 【5級】[4級][3級][準2級][2級]
顔いっぱいに喜びの表情があふれているようす。
1165 疑心暗鬼 ぎしんあんき 【4級】[4級][3級][準2級]
疑いの心があると、何でもないことにまで不安や恐怖を覚えるようになってしまうこと。
1166 貴紳淑女 きしんしゅくじょ 【非見出し】
教養があり、品格があって、礼儀正しい男性と女性のこと。⇒紳士淑女
1167 杞人天憂 きじんてんゆう 【1級】
無用の心配。取り越し苦労のこと。
1168 規制緩和 きせいかんわ 【3級】
政府による産業や経済に関するさまざまな規制を廃止したり緩めたりすること。
1169 規制強化 きせいきょうか 【非見出し】
政府による産業や経済に関するさまざまな規制を設けたり強めたりすること。⇔規制緩和
1170 希世之雄 きせいのゆう 【準1級】
世に珍しい英雄のこと。
1171 稀世之雄 きせいのゆう 【非見出し】
世に珍しい英雄のこと。⇒希世之雄
1172 奇絶怪絶 きぜつかいぜつ 【非見出し】
常識では考えられないようなふしぎなこと。また、許せないようなけしからぬこと。⇒奇奇怪怪
1173 羈紲之僕 きせつのぼく 【1級】
主人の旅の供をする者のこと。
1174 羈絏之僕 きせつのぼく 【非見出し】
主人の旅の供をする者のこと。⇒羈紲之僕
1175 巍然屹立 ぎぜんきつりつ 【1級】
人物が他よりひときわすぐれているさま。
1176 貴賤上下 きせんじょうげ 【準1級】
身分の高い人と低い人。また、身分の高い人も低い人もすべて。
1177 貴賤貧富 きせんひんぷ 【非見出し】
貧しい者と富める者、身分の貴い者と賤しい者。⇒貧富貴賤
1178 奇想天外 きそうてんがい 【4級】[4級][3級]
思いもよらないような奇抜なこと。
1179 気息奄奄 きそくえんえん 【準1級】[準1級]
いまにも滅びそうな苦しいさま。
1180 吉日良辰 きちじつりょうしん 【準1級】[準1級]
縁起のよい日のこと。
1181 機知縦横 きちじゅうおう 【非見出し】
臨機応変の策略を自在にめぐらし用いること。⇒機略縦横
1182 吉祥悔過 きちじょうけか 【準1級】
毎年正月に、吉祥天を本尊として、罪を懺悔し国家安穏・五穀豊穣を祈願する法会のこと。
1183 奇怪千万 きっかいせんばん 【3級】
ふだんと違っていてたいそう不気味なこと。また、非常にけしからぬこと。
1184 鞠躬尽瘁 きっきゅうじんすい 【1級】[1級]
ひたすら心を尽くして骨折り国事につとめること。
1185 吉凶禍福 きっきょうかふく 【準2級】[準2級][2級]
幸いとわざわい。
1186 佶屈晦渋 きっくつかいじゅう 【非見出し】
文章が難解で堅苦しく、理解しにくいこと。⇒佶屈牙
1187 佶屈牙 きっくつごうが 【配当外】
文章が難解で堅苦しく、理解しにくいこと。
1188 詰屈牙 きっくつごうが 【非見出し】
文章が難解で堅苦しく、理解しにくいこと。⇒佶屈牙
1189 詰倔牙 きっくつごうが 【非見出し】
文章が難解で堅苦しく、理解しにくいこと。⇒佶屈牙
1190 詰牙 きっくつごうが 【非見出し】
文章が難解で堅苦しく、理解しにくいこと。⇒佶屈牙
1191 亀甲獣骨 きっこうじゅうこつ 【2級】
亀の甲羅と、けものの骨。
1192 橘井杏林 きつせいきょうりん 【追加】[1級]
医者に対する敬称。
1193 橘中之楽 きっちゅうのたのしみ 【準1級】
碁や将棋をする楽しみのこと。
1194 儀狄之酒 ぎてきのさけ 【非見出し】
酒のこと。また、酒があらゆる薬の中で最もよく効くということ。⇒百薬之長
1195 喜怒哀楽 きどあいらく 【3級】[準2級]
人間の持っているさまざまな感情。
1196 肌肉玉雪 きにくぎょくせつ 【準1級】
雪のように白く美しい女性の肌の形容。
1197 帰馬放牛 きばほうぎゅう 【5級】
戦いが終わり平和になるたとえ。
1198 杞人之憂 きひとのうれい 【非見出し】
無用の心配。取り越し苦労のこと。⇒杞人天憂
1199 驥服塩車 きふくえんしゃ 【1級】[1級]
すぐれた人物が、低い地位にいたり、つまらない仕事をさせられること。
1200 鬼斧神工 きふしんこう 【準1級】[準1級]
人間わざとは思えないほどすぐれた細工や作品のこと。⇒神工鬼斧
1201 季布一諾 きふのいちだく 【3級】
絶対に信頼できる堅い約束のこと。
1202 帰命稽首 きみょうけいしゅ 【非見出し】
仏に心から帰依すること。⇒帰命頂礼
1203 帰命頂礼 きみょうちょうらい 【準2級】
仏に心から帰依すること。
1204 鬼面嚇人 きめんかくじん 【準2級】
見せかけの威力で人をおどしつけること。
1205 鬼面仏心 きめんぶっしん 【4級】[準2級]
見た目は恐ろしそうだが、本当は心がとてもやさしいこと。
1206 亀毛兎角 きもうとかく 【準1級】
実在するはずがないこと。
1207 逆施倒行 ぎゃくしとうこう 【非見出し】
正しい道理にさからって物事を行うこと。⇒倒行逆施
1208 逆取順守 ぎゃくしゅじゅんしゅ 【5級】
道理にはずれた方法で取り、道理に従って守ること。
1209 逆臣賊子 ぎゃくしんぞくし 【非見出し】
国を乱す悪臣と親に背く子供。⇒乱臣賊子
1210 客塵煩悩 きゃくじんぼんのう 【準1級】
外的な要因で偶発的にもたらされるさまざまな心の迷いのこと。
1211 喜躍抃舞 きやくべんぶ 【非見出し】
大喜びするたとえ。⇒歓喜抃舞
1212 脚下照顧 きゃっかしょうこ 【3級】[準2級][1級]
身近なことに気をつけるべきこと、自分のことをよく反省すべきことをいう。
1213 牛飲馬食 ぎゅういんばしょく 【5級】[4級]
むやみにたくさん飲み食いをすること。
1214 旧雨今雨 きゅううこんう 【5級】
古い友人と新しい友人のこと。
1215 窮猿投林 きゅうえんとうりん 【準2級】
困っているときには、あれこれ選り好みなどしていられないということ。
1216 九夏三伏 きゅうかさんぷく 【3級】
夏の最も暑い土用のころをいう語。
1217 旧慣墨守 きゅうかんぼくしゅ 【非見出し】
古いしきたりを守り続けること。また、古いしきたりを固く守って融通のきかないこと。⇒旧套墨守
1218 牛驥一 ぎゅうきいっそう 【非見出し】
賢者が愚者と同じ待遇を受けること。⇒牛驥同阜
1219 牛驥共牢 ぎゅうききょうろう 【非見出し】
賢者が愚者と同じ待遇を受けること。⇒牛驥同阜
1220 牛鬼蛇神 ぎゅうきだしん 【準2級】
作品などのきわめて奇怪なことのたとえ。また、人柄が卑しくて心がねじけている人のたとえ。
1221 牛驥同 ぎゅうきどうそう 【1級】
賢者が愚者と同じ待遇を受けること。
1222 九牛一毛 きゅうぎゅうのいちもう 【5級】
多くの中のきわめてわずかな部分。また、取るに足りない些細なこと。
1223 汲汲忙忙 きゅうきゅうぼうぼう 【準1級】
非常に忙しいさま。
1224 求魚縁木 きゅうぎょえんぼく 【4級】
不可能なことのたとえ。⇒縁木求魚
1225 九棘三槐 きゅうきょくさんかい 【1級】
三公と九卿。⇒三槐九棘
1226 鳩居鵲巣 きゅうきょじゃくそう 【1級】
他人の地位を横取りすること。また、女性が嫁いで夫の家をわが家とすること。⇒鵲巣鳩居
1227 鳩形鵠面 きゅうけいこくめん 【非見出し】
飢えのためにひどくやせ衰えているさま。⇒鳥面鵠形
1228 泣血漣如 きゅうけつれんじょ 【準1級】[準1級]
非常に悲しみ涙が止めどもなく流れるさま。
1229 躬行実践 きゅうこうじっせん 【1級】
自分自身の力で実際にすすんで行動してみること。⇒実践躬行
1230 九皐鳴鶴 きゅうこうのめいかく 【準1級】
身を隠していても、名声が世にあらわれること。
1231 窮山通谷 きゅうざんつうこく 【非見出し】
奥深くて静かな山と谷のこと。⇒窮山幽谷
1232 丘山之功 きゅうざんのこう 【準1級】
偉大な功績のたとえ。
1233 泣斬馬謖 きゅうざんばしょく 【準1級】
天下の法は私情で曲げられないたとえ。また、大きな目的のためには私情をすてるたとえ。
1234 窮山幽谷 きゅうざんゆうこく 【準2級】
奥深くて静かな山と谷のこと。
1235 九死一生 きゅうしいっしょう 【5級】
ほとんど助かる見込みのない命がかろうじて助かること。
1236 宮車晏駕 きゅうしゃあんが 【1級】
天子が亡くなること。
1237 宮車晩駕 きゅうしゃばんが 【非見出し】
天子が亡くなること。⇒宮車晏駕
1238 牛溲馬勃 ぎゅうしゅうばぼつ 【1級】
無用なものや役に立たないもののたとえ。また、つまらないもののたとえ。
1239 旧習墨守 きゅうしゅうぼくしゅ 【非見出し】
古いしきたりを守り続けること。また、古いしきたりを固く守って融通のきかないこと。⇒旧套墨守
1240 鳩首協議 きゅうしゅきょうぎ 【非見出し】[準1級]
額をつきあわせて熱心に相談すること。⇒鳩首凝議
1241 鳩首凝議 きゅうしゅぎょうぎ 【準1級】[準1級]
額をつきあわせて熱心に相談すること。
1242 鳩首密議 きゅうしゅみつぎ 【非見出し】
額をつきあわせて熱心に相談すること。⇒鳩首凝議
1243 九仞一簣 きゅうじんいっき 【非見出し】
長い間の努力も最後のほんのちょっとの手違いから失敗に終わってしまうことのたとえ。⇔一簣之功
1244 救世済民 きゅうせいさいみん 【5級】
世の中をよくし、人々を苦しみから救うこと。
1245 求全之毀 きゅうぜんのそしり 【非見出し】
万全を期して正しいことを行っても、かえって人に非難されることもあるということ。⇔不虞之誉
1246 窮鼠噛猫 きゅうそごうびょう 【準1級】[準1級]
弱者も追いつめられて必死になれば、強者に思いもよらない力で抵抗し勝つこともあるというたとえ。
1247 窮鼠噛狸 きゅうそごうり 【非見出し】
弱者も追いつめられて必死になれば、強者に思いもよらない力で抵抗し勝つこともあるというたとえ。⇒窮鼠噛猫
1248 旧態依然 きゅうたいいぜん 【4級】[4級][準2級]
昔のままで少しも進歩しないこと。
1249 九腸寸断 きゅうちょうすんだん 【5級】
非常に辛くて悲しいこと。
1250 窮鳥入懐 きゅうちょうにゅうかい 【準2級】
追いつめられた人が助けを求めすがること。
1251 泣涕如雨 きゅうていじょう 【非見出し】
非常に悲しみ涙が止めどもなく流れるさま。⇒泣血漣如
1252 九鼎大呂 きゅうていたいりょ 【準1級】[準1級][1級]
貴重なもの、重要な地位や名望のたとえ。
1253 急転直下 きゅうてんちょっか 【5級】[4級][3級]
事態・情勢が急に変化して、物事が解決し決着がつくこと。
1254 牛刀割鶏 ぎゅうとうかっけい 【3級】
とるにたりないことを、大げさな方法で処理することの戒め。⇒割鶏牛刀
1255 弓道八節 きゅうどうはっせつ 【4級】
弓道での弓を射る八段階の方則のこと。
1256 旧套墨守 きゅうとうぼくしゅ 【準1級】[準1級]
古いしきたりを守り続けること。また、古いしきたりを固く守って融通のきかないこと。
1257 窮途之哭 きゅうとのこく 【1級】
貧しくて生活に困窮した悲しみ。
1258 窮途末路 きゅうとまつろ 【準2級】
追いつめられて苦境から逃れようもない状態。また、苦境におちいって困りはてること。
1259 窮年累月 きゅうねんるいげつ 【非見出し】
自分の生きている限り、孫子の代までも。いつまでも。⇒窮年累世
1260 窮年累世 きゅうねんるいせい 【準2級】
自分の生きている限り、孫子の代までも。いつまでも。
1261 吸風飲露 きゅうふういんろ 【4級】
仙人などの清浄な生活のこと。
1262 牛糞馬涎 ぎゅうふんばせん 【非見出し】
無用なものや役に立たないもののたとえ。また、つまらないもののたとえ。⇒牛溲馬勃
1263 義勇奉公 ぎゆうほうこう 【非見出し】
忠義を尽くして国の恩に報いること。⇒尽忠報国
1264 朽木之材 きゅうぼくのざい 【非見出し】
だめな人間やなまけ者は教育しがたいことのたとえ。また、手のほどこしようのないもの、役にたたない者のたとえ。⇒朽木糞土
1265 朽木糞牆 きゅうぼくふんしょう 【1級】
だめな人間やなまけ者は教育しがたいことのたとえ。また、手のほどこしようのないもの、役にたたない者のたとえ。⇒朽木糞土
1266 朽木糞土 きゅうぼくふんど 【準1級】
だめな人間やなまけ者は教育しがたいことのたとえ。また、手のほどこしようのないもの、役にたたない者のたとえ。
1267 窮余一策 きゅうよのいっさく 【準2級】
追いつめられて苦しまぎれに思いつく手段・方策。
1268 九流百家 きゅうりゅうひゃっか 【非見出し】
中国の春秋戦国時代に活躍した多くの学者や学派、またその著書の総称。⇒諸子百家
1269 急流勇退 きゅうりゅうゆうたい 【5級】
いさぎよく官職をやめること。
1270 挙案斉眉 きょあんせいび 【2級】
夫婦の間に礼儀がいきとどいていること。
1271 強悪強善 きょうあくきょうぜん 【5級】
悪人が悔いあらためると逆に考えられないほどの善人になるたとえ。
1272 尭雨舜風 ぎょううしゅんぷう 【非見出し】
尭帝や舜帝の恵みや恩沢を雨や風にたとえていう語。転じて、太平の世をいう。⇒尭風舜雨
1273 矯枉過正 きょうおうかせい 【非見出し】
物事を正そうとしても度を超してしまえばかえって新たな偏向や損害を招くたとえ。⇒矯枉過直
1274 矯枉過直 きょうおうかちょく 【1級】
物事を正そうとしても度を超してしまえばかえって新たな偏向や損害を招くたとえ。
1275 跫音空谷 きょうおんくうこく 【1級】
予期せぬ喜びのこと。また、非常に珍しいこと。⇒空谷跫音
1276 尭階三尺 ぎょうかいさんじゃく 【準1級】
質素な生活をすること。
1277 矯角殺牛 きょうかくさつぎゅう 【準2級】
少しの欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうこと。
1278 鏡花水月 きょうかすいげつ 【5級】
むなしくはかないまぼろしのこと。また、詩歌などの深遠な味わい。
1279 強幹弱枝 きょうかんじゃくし 【準2級】
地方の権限を抑えて、中央の権力を強くすること。
1280 仰観俯察 ぎょうかんふさつ 【1級】
仰いで天文を見、うつむいて地理を知ること。
1281 澆季溷濁 ぎょうきこんだく 【1級】
人情や風俗が軽薄で、世の中が乱れていること。
1282 澆季混濁 ぎょうきこんだく 【非見出し】
人情や風俗が軽薄で、世の中が乱れていること。⇒澆季溷濁
1283 驚喜雀躍 きょうきじゃくやく 【非見出し】
大喜びすること。⇒欣喜雀躍
1284 澆季之世 ぎょうきのよ 【非見出し】
人情や風俗が軽薄で、世の中が乱れていること。⇒澆季溷濁
1285 澆季末世 ぎょうきまっせ 【1級】
時勢の衰えた末の世。
1286 兢兢業業 きょうきょうぎょうぎょう 【1級】
つつしみおそれるさま。
1287 恐恐謹言 きょうきょうきんげん 【準2級】
恐れながらつつしんで申し上げるということ。⇒恐惶謹言
1288 狂喜乱舞 きょうきらんぶ 【4級】[4級][準2級]
非常に喜ぶさま。
1289 胸襟秀麗 きょうきんしゅうれい 【準2級】
物事に対する考え方が正しくりっぱなこと。
1290 恐懼感激 きょうくかんげき 【1級】
おそれかしこまって感激すること。
1291 僑軍孤進 きょうぐんこしん 【準1級】
救援もなく孤立して戦い進むこと。
1292 薑桂之性 きょうけいのせい 【1級】
年老いてますます剛直なこと。また、性質は簡単には変わらないたとえ。
1293 教外別伝 きょうげべつでん 【5級】
悟りは言葉や経典で伝えられるものではなく、心から心へと伝えるものだということ。
1294 狂言綺語 きょうげんきご 【1級】[1級]
小説や物語などをいやしめていう語。
1295 恐惶謹言 きょうこうきんげん 【1級】
恐れながらつつしんで申し上げるということ。
1296 恐惶敬白 きょうこうけいはく 【非見出し】
恐れながらつつしんで申し上げるということ。⇒恐惶謹言
1297 匡衡壁鑿 きょうこうへきさく 【1級】
苦学することのたとえ。⇒鑿壁偸光
1298 尭鼓舜木 ぎょうこしゅんぼく 【準1級】[1級]
人の善言をよく聞き入れること。
1299 驚魂動魄 きょうこんどうはく 【非見出し】
心の底から深い感動をよび起こすこと。⇒驚心動魄
1300 教唆煽動 きょうさせんどう 【準1級】
教えそそのかして人の心をあおりたてること。
1301 教唆扇動 きょうさせんどう 【非見出し】[2級]
教えそそのかして人の心をあおりたてること。⇒教唆煽動
1302 驕奢淫逸 きょうしゃいんいつ 【1級】
ぜいたくにふけり、淫らに走ること。
1303 驕奢淫佚 きょうしゃいんいつ 【非見出し】
ぜいたくにふけり、淫らに走ること。⇒驕奢淫逸
1304 行住坐臥 ぎょうじゅうざが 【準1級】[準1級]
日常の振る舞いのこと。ふだん。つねづね。
1305 翹首企足 ぎょうしゅきそく 【非見出し】
人の来訪を待ち望むさま。⇒延頸挙踵
1306 拱手傍観 きょうしゅぼうかん 【1級】
何もせず手をこまねいて、そばで見ていること。
1307 彊食自愛 きょうしょくじあい 【準1級】[準1級]
つとめて食事を取って体を大切にすること。
1308 強食自愛 きょうしょくじあい 【非見出し】
つとめて食事を取って体を大切にすること。⇒彊食自愛
1309 強食弱肉 きょうしょくじゃくにく 【5級】
弱い者が強い者の犠牲にされること。⇒弱肉強食
1310 驚心動魄 きょうしんどうはく 【1級】
心の底から深い感動をよび起こすこと。
1311 協心戮力 きょうしんりくりょく 【1級】[1級]
物事を一致協力して行うこと。
1312 澆世季世 ぎょうせいきせい 【非見出し】
時勢の衰えた末の世。⇒澆季末世
1313 翹足引領 ぎょうそくいんりょう 【非見出し】
人の来訪を待ち望むさま。⇒延頸挙踵
1314 共存共栄 きょうぞんきょうえい 【5級】
互いに助けあって生存し、ともに栄えること。
1315 驚地動天 きょうちどうてん 【非見出し】
世間をおおいに驚かせること。⇒驚天動地
1316 胸中成竹 きょうちゅうせいちく 【5級】
事前に成功の見込みをつけ、準備を整えておくこと。
1317 驚天駭地 きょうてんがいち 【非見出し】
世間をおおいに驚かせること。⇒驚天動地
1318 尭天舜日 ぎょうてんしゅんじつ 【非見出し】
尭帝や舜帝の恵みや恩沢を雨や風にたとえていう語。転じて、太平の世をいう。⇒尭風舜雨
1319 驚天動地 きょうてんどうち 【4級】[4級][3級][準2級]
世間をおおいに驚かせること。
1320 仰天不愧 ぎょうてんふき 【1級】
心にやましいことがなければ、天に対して恥じることはないということ。
1321 尭年舜日 ぎょうねんしゅんじつ 【準1級】
尭や舜という聖天子をいただくような天下太平の世をいう。
1322 器用貧乏 きようびんぼう 【3級】[3級][準2級]
器用なためにあちこち手を出し、かえって中途半端となり大成しないこと。
1323 尭風舜雨 ぎょうふうしゅんう 【準1級】[準1級]
尭帝や舜帝の恵みや恩沢を雨や風にたとえていう語。転じて、太平の世をいう。
1324 驕兵必敗 きょうへいひっぱい 【1級】
思い上がった軍隊は必ず敗れるということ。
1325 嚮壁虚造 きょうへききょぞう 【1級】
拠り所もないのにむやみにないものを作り出すこと。
1326 興味索然 きょうみさくぜん 【準2級】
関心が薄れていくこと。また、おもしろみがなく物足りないこと。
1327 興味津津 きょうみしんしん 【準2級】[2級]
非常に関心があること。
1328 興味本位 きょうみほんい 【追加】[4級]
面白ければいいと思う傾向。
1329 狂瀾怒濤 きょうらんどとう 【1級】
物事がひどく乱れていること。
1330 澆漓末代 ぎょうりまつだい 【非見出し】
時勢の衰えた末の世。⇒澆季末世
1331 虚往実帰 きょおうじっき 【3級】
大いなる教化のたとえ。
1332 挙棋不定 きょきふてい 【3級】
方針をたてないまま行動すること。また、物事を行うのになかなか決心がつかないこと。
1333 虚気平心 きょきへいしん 【3級】
心をむなしくして落ちつけること。
1334 虚虚実実 きょきょじつじつ 【3級】[2級]
互いに策略を尽くして必死に戦うこと。また、うそとまことをおりまぜて互いに腹を読みあうこと。
1335 局外中立 きょくがいちゅうりつ 【非見出し】
紛争の際、どちらにも味方しないで、固くかたよらない立場を守ること。⇒厳正中立
1336 曲学阿世 きょくがくあせい 【準1級】[準1級]
学問の真理をまげて、世間や時勢に迎合すること。
1337 玉肌香膩 ぎょくきこうじ 【非見出し】
雪のように白く美しい女性の肌の形容。⇒肌肉玉雪
1338 曲肱之楽 きょくこうのたのしみ 【準1級】
清貧のなかでも、常に正しい道を行う楽しみ。
1339 玉砕瓦全 ぎょくさいがぜん 【2級】[準1級]
名誉を重んじて死ぬことと何をなすこともなく生きながらえること。
1340 旭日昇天 きょくじつしょうてん 【準1級】[準1級]
非常に勢いが盛んなこと。
1341 旭日東天 きょくじつとうてん 【非見出し】
非常に勢いが盛んなこと。⇒旭日昇天
1342 曲水之宴 きょくすいのえん 【非見出し】
曲折した水の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎないうちに詩を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊び。⇒曲水流觴
1343 曲水流觴 きょくすいりゅうしょう 【1級】[1級]
曲折した水の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎないうちに詩を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊び。
1344 玉石混淆 ぎょくせきこんこう 【1級】
すぐれたものと劣ったものが入り混じっていること。
1345 玉石混交 ぎょくせきこんこう 【非見出し】[5級][4級][3級][準2級]
すぐれたものと劣ったものが入り混じっていること。⇒玉石混淆
1346 玉石在間 ぎょくせきざいかん 【非見出し】
よいものと悪いもの、賢者と愚者が同じように扱われて区別がつかないたとえ。⇒玉石同匱
1347 玉石雑糅 ぎょくせきざつじゅう 【非見出し】
よいものと悪いもの、賢者と愚者が同じように扱われて区別がつかないたとえ。⇒玉石同匱
1348 玉石同架 ぎょくせきどうか 【非見出し】
すぐれたものと劣ったものが入り混じっていること。⇒玉石混淆
1349 玉石同匱 ぎょくせきどうき 【1級】
よいものと悪いもの、賢者と愚者が同じように扱われて区別がつかないたとえ。
1350 玉石同砕 ぎょくせきどうさい 【準2級】
よいものも悪いものも、賢者も愚者もともに滅びてなくなるたとえ。
1351 曲折浮沈 きょくせつふちん 【4級】
曲がりくねること。また、事情が込み入り複雑なこと。⇒紆余曲折
1352 玉蟾金兎 ぎょくせんきんと 【1級】
月のこと。⇒玉兎銀蟾
1353 跼天蹐地 きょくてんせきち 【1級】[1級]
非常に恐れて身のおきどころのない形容。また、肩身を狭くして世をはばかって暮らすこと。
1354 局天蹐地 きょくてんせきち 【非見出し】
非常に恐れて身のおきどころのない形容。また、肩身を狭くして世をはばかって暮らすこと。⇒跼天蹐地
1355 玉兎銀蟾 ぎょくとぎんせん 【1級】
月のこと。
1356 曲突徙薪 きょくとつししん 【1級】[1級]
未然に災難を防ぐこと。
1357 玉杯象箸 ぎょくはいぞうちょ 【非見出し】
ぜいたくなたとえ。⇒侈衣美食
1358 曲筆舞文 きょくひつぶぶん 【4級】
事実を曲げて書き、いたずらに言辞をもてあそぶこと。
1359 曲眉豊 きょくびほうきょう 【準2級】
美しい女性のたとえ。
1360 玉葉金枝 ぎょくようきんし 【準2級】
天子の一族・子孫のこと。⇒金枝玉葉
1361 居敬窮理 きょけいきゅうり 【準2級】
日常の振る舞いをつつしみ、物事の道理をきわめて正確な知識を得ること。
1362 御溝紅葉 ぎょこうのこうよう 【非見出し】
紅葉が縁の仲人。⇒紅葉良媒
1363 挙国一致 きょこくいっち 【4級】
国民が心を一つにして団結すること。
1364 挙止進退 きょししんたい 【5級】
日常の立ち居振る舞いのこと。⇒挙措進退
1365 虚実皮膜 きょじつひまく 【3級】
芸術は事実と虚構との微妙な境界に成立するということ。
1366 挙止動作 きょしどうさ 【非見出し】
日常の立ち居振る舞いのこと。⇒挙措進退
1367 虚弱体質 きょじゃくたいしつ 【非見出し】
若いときから体質が虚弱なこと。⇒蒲柳之質
1368 虚心坦懐 きょしんたんかい 【準1級】[準1級]
心にわだかまりがなく、気持ちが素直でさっぱりしていること。
1369 虚心平意 きょしんへいい 【非見出し】
心にわだかまりがなく、気持ちが素直でさっぱりしていること。⇒虚心坦懐
1370 虚心平気 きょしんへいき 【非見出し】
心にわだかまりがなく、気持ちが素直でさっぱりしていること。⇒虚心坦懐
1371 虚静恬淡 きょせいてんたん 【1級】
私心や私欲がなく、心が平静なこと。
1372 虚静恬恢 きょせいてんたん 【非見出し】
私心や私欲がなく、心が平静なこと。⇒虚静恬淡
1373 虚静恬憺 きょせいてんたん 【非見出し】
私心や私欲がなく、心が平静なこと。⇒虚静恬淡
1374 虚静恬澹 きょせいてんたん 【非見出し】
私心や私欲がなく、心が平静なこと。⇒虚静恬淡
1375 挙世無双 きょせいむそう 【非見出し】
私心や私欲がなく、心が平静なこと。⇒虚静恬淡
1376 挙足軽重 きょそくけいちょう 【5級】
その言動によって、全体に影響を及ぼすような重要な人物のこと。
1377 挙措失当 きょそしっとう 【3級】
事にあたって対応の仕方が適当でないこと。
1378 挙措進退 きょそしんたい 【3級】[準1級]
日常の立ち居振る舞いのこと。
1379 挙措動作 きょそどうさ 【非見出し】
日常の立ち居振る舞いのこと。⇒挙措進退
1380 玉昆金友 ぎょっこんきんゆう 【準2級】
才能や学問にすぐれた兄弟のこと。
1381 虚堂懸鏡 きょどうけんきょう 【準2級】
心をむなしくして公平・無心にものを見ることのたとえ。
1382 漁夫之利 ぎょふのり 【準1級】
両者が争っているすきに、第三者が労せず利益を横取りすること。
1383 毀誉褒貶 きよほうへん 【1級】[1級]
ほめたりけなしたりすること。
1384 漁父之利 ぎょほのり 【非見出し】
両者が争っているすきに、第三者が労せず利益を横取りすること。⇒漁夫之利
1385 虚無恬淡 きょむてんたん 【非見出し】
私心や私欲がなく、心が平静なこと。⇒虚静恬淡
1386 虚無縹渺 きょむひょうびょう 【1級】
あるがままに果てもなく広がる風景の形容。
1387 虚無縹眇 きょむひょうびょう 【非見出し】
あるがままに果てもなく広がる風景の形容。⇒虚無縹渺
1388 虚無縹緲 きょむひょうびょう 【非見出し】
あるがままに果てもなく広がる風景の形容。⇒虚無縹渺
1389 魚網鴻離 ぎょもうこうり 【準1級】[準1級]
求めるものとは違うものが得られるたとえ。
1390 魚目燕石 ぎょもくえんせき 【準1級】[準1級]
本物とまぎらわしい偽物のこと。また、偽物が本物の価値をそこなうこと。
1391 魚目混珠 ぎょもくこんしゅ 【非見出し】
本物とまぎらわしい偽物のこと。また、偽物が本物の価値をそこなうこと。⇒魚目燕石
1392 許由巣父 きょゆうそうほ 【準1級】
世俗や名利を超越して悠々と楽しむたとえ。
1393 魚爛土崩 ぎょらんどほう 【1級】
国家や物事が崩壊すること。
1394 魚鱗鶴翼 ぎょりんかくよく 【非見出し】
左右に長く広がった陣形をめぐらすこと。⇒鶴翼之囲
1395 機略縦横 きりゃくじゅうおう 【5級】[準2級]
臨機応変の策略を自在にめぐらし用いること。
1396 騎驢覓驢 きろべきろ 【1級】
身近にあるものを、わざわざ他に求めるおろかさのこと。
1397 岐路亡羊 きろぼうよう 【3級】
方針が多すぎて選択に迷うたとえ。⇒多岐亡羊
1398 議論百出 ぎろんひゃくしゅつ 【5級】[5級][4級][3級]
さまざまな意見が戦わされること。
1399 議論風生 ぎろんふうせい 【非見出し】
さまざまな意見が戦わされること。⇒議論百出
1400 議論沸騰 ぎろんふっとう 【非見出し】
さまざまな意見が戦わされること。⇒議論百出
1401 議論紛紛 ぎろんふんぷん 【非見出し】
さまざまな意見が戦わされること。⇒議論百出
1402 錦衣玉食 きんいぎょくしょく 【2級】
ぜいたくな生活をすること。
1403 金衣玉食 きんいぎょくしょく 【非見出し】
ぜいたくな生活をすること。⇒錦衣玉食
1404 金烏玉兎 きんうぎょくと 【準1級】[準1級]
日と月のこと。特に月日の速く過ぎる意に用いる。
1405 金甌無欠 きんおうむけつ 【1級】[1級]
完全で欠点がないたとえ。特に、他国から侵略されたことがない堅固な国家のたとえ。
1406 金塊珠礫 きんかいしゅれき 【1級】
並はずれて贅沢の限りをつくすたとえ。
1407 槿花一日 きんかいちじつ 【非見出し】
人の世の栄華のはかないたとえ。⇒槿花一朝
1408 槿花一朝 きんかいっちょう 【1級】
人の世の栄華のはかないたとえ。
1409 金科玉条 きんかぎょくじょう 【5級】[4級][2級]
自分の主張や立場などの絶対的なよりどころとなる教訓や信条。
1410 金科玉律 きんかぎょくりつ 【非見出し】
自分の主張や立場などの絶対的なよりどころとなる教訓や信条。⇒金科玉条
1411 巾幗之贈 きんかくのぞう 【1級】
めめしい考えや行為をはずかしめること。
1412 琴歌酒賦 きんかしゅふ 【準1級】
名利や世俗から離れた隠者の生活。
1413 金亀換酒 きんきかんしゅ 【2級】
このうえなく酒を愛することの形容。
1414 琴棋詩酒 きんきししゅ 【非見出し】
教養のある人のたしなみのこと。⇒琴棋書画
1415 欣喜雀躍 きんきじゃくやく 【準1級】[準1級]
大喜びすること。
1416 琴棋書画 きんきしょが 【準2級】
教養のある人のたしなみのこと。
1417 緊急措置 きんきゅうそち 【非見出し】
急場の間に合わせにする仮の処置。⇒応急措置
1418 緊急防衛 きんきゅうぼうえい 【非見出し】
不当な暴行から身を守る権利。⇒正当防衛
1419 欣喜踊躍 きんきようやく 【非見出し】
大喜びすること。⇒欣喜雀躍
1420 金玉満堂 きんぎょくまんどう 【5級】
才能や学問が非常にすぐれていることのたとえ。
1421 謹厳温厚 きんげんおんこう 【非見出し】
きわめてつつしみ深く誠実で正直なこと。⇒謹厳実直
1422 謹厳実直 きんげんじっちょく 【準2級】[準2級][2級]
きわめてつつしみ深く誠実で正直なこと。
1423 謹厳重厚 きんげんじゅうこう 【非見出し】
きわめてつつしみ深く誠実で正直なこと。⇒謹厳実直
1424 勤倹尚武 きんけんしょうぶ 【準2級】
生活を質素にして、武芸に励むこと。
1425 謹言慎行 きんげんしんこう 【準2級】
言葉や行いを慎重にすること。
1426 勤倹力行 きんけんりっこう 【3級】[準1級]
仕事に励み、倹約し、努力して精一杯行うこと。
1427 金口木舌 きんこうぼくぜつ 【4級】
すぐれた言論で社会を指導する人のたとえ。
1428 金谷酒数 きんこくのしゅすう 【4級】
詩が作れない者に対して、罰として飲ませる酒のこと。
1429 緊褌一番 きんこんいちばん 【1級】[1級]
気持ちを引き締めて物事に取り組むこと。
1430 禽困覆車 きんこんふくしゃ 【準1級】[準1級]
弱者もせっぱつまると、とてつもない大きな力を出すということ。
1431 金枝花萼 きんしかがく 【非見出し】
天子の一族・子孫のこと。⇒金枝玉葉
1432 金枝玉葉 きんしぎょくよう 【準2級】
天子の一族・子孫のこと。
1433 琴瑟相和 きんしつそうわ 【1級】[1級]
人と人、特に夫婦仲のむつまじいことのたとえ。
1434 琴瑟調和 きんしつちょうわ 【非見出し】
人と人、特に夫婦仲のむつまじいことのたとえ。⇒琴瑟相和
1435 琴瑟之和 きんしつのわ 【非見出し】
人と人、特に夫婦仲のむつまじいことのたとえ。⇒琴瑟相和
1436 琴瑟不調 きんしつふちょう 【非見出し】
人と人、特に夫婦の不仲のたとえ。⇔琴瑟相和
1437 禽獣夷狄 きんじゅういてき 【1級】
中国周辺の異民族をさげすんで称したもの。
1438 錦心肝 きんしゅうしんかん 【非見出し】
詩や文章の才能にすぐれていること。⇒錦心口
1439 禽獣草木 きんじゅうそうもく 【準1級】
地に生きるすべてのもの。⇒草木禽獣
1440 錦之腸 きんしゅうのはらわた 【非見出し】
詩や文章の才能にすぐれていること。⇒錦心口
1441 錦綾羅 きんしゅうりょうら 【非見出し】
まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。⇒豪華絢爛
1442 擒縦自在 きんしょうじざい 【1級】
自分の思いのままに人を処遇すること。
1443 金城鉄壁 きんじょうてっぺき 【4級】[4級][3級][準2級]
非常に堅固で、つけこむすきがないこと。
1444 錦上添花 きんじょうてんか 【2級】[1級]
よいもの美しいものの上にさらによいもの美しいものを加えること。
1445 金城湯池 きんじょうとうち 【5級】[準2級][2級]
他から攻めこまれない堅固な備え。
1446 近所合壁 きんじょがっぺき 【4級】
近所の家のこと。
1447 錦心口 きんしんしゅうこう 【準1級】[準1級]
詩や文章の才能にすぐれていること。
1448 錦心腸 きんしんしゅうちょう 【非見出し】
詩や文章の才能にすぐれていること。⇒錦心口
1449 金声玉振 きんせいぎょくしん 【4級】[1級]
才知と人徳を調和よく備えていること。また、偉大な人物として大成すること。
1450 巾箱之寵 きんそうのちょう 【準1級】
箱に入れて常にかたわらに置き、離すことができないもの。
1451 金殿玉楼 きんでんぎょくろう 【3級】
豪華できらびやかな建物のたとえ。
1452 銀盃羽化 ぎんぱいうか 【準1級】
盗難にあうたとえ。
1453 吟風弄月 ぎんぷうろうげつ 【2級】
詩人が自然の景色を題材に即興詩を作ること。
1454 金友玉昆 きんゆうぎょっこん 【準2級】
才能や学問にすぐれた兄弟のこと。⇒玉昆金友
1455 金蘭之契 きんらんのけい 【非見出し】
非常に強い友情で結ばれていること。⇒断金之交
1456 空空寂寂 くうくうじゃくじゃく 【4級】
無心なこと。また、無関心なこと。
1457 空空漠漠 くうくうばくばく 【準2級】[2級]
果てしもなく広いさま。また、非常にぼんやりしたさま。
1458 空谷跫然 くうこくきょうぜん 【非見出し】
予期せぬ喜びのこと。また、非常に珍しいこと。⇒空谷跫音
1459 空谷跫音 くうこくのきょうおん 【1級】
予期せぬ喜びのこと。また、非常に珍しいこと。
1460 空谷足音 くうこくのそくおん 【非見出し】
予期せぬ喜びのこと。また、非常に珍しいこと。⇒空谷跫音
1461 空前絶後 くうぜんぜつご 【5級】[5級][4級][3級]
きわめて珍しいこと。
1462 偶像崇拝 ぐうぞうすうはい 【準2級】
偶像を宗教的な対象としてあがめ尊ぶこと。
1463 空即是色 くうそくぜしき 【4級】
万物の本性は空だが、それがそのままこの世に実在する物の姿でもあるということ。
1464 空中楼閣 くうちゅうのろうかく 【3級】[準2級][2級]
根拠のないこと、現実性に欠けることのたとえ。
1465 空中楼台 くうちゅうろうだい 【非見出し】
根拠のないこと、現実性に欠けることのたとえ。⇒空中楼閣
1466 空理空論 くうりくうろん 【5級】
実情からかけ離れていて、実際には役に立たない考え。
1467 空梁月落 くうりょうげつらく 【非見出し】
友人を思う情が切なこと。⇒落月屋梁
1468 苦学力行 くがくりっこう 【5級】
苦労して学問をすること。
1469 苦髪楽爪 くがみらくづめ 【2級】
人の世の苦楽のようす。⇒苦爪楽髪
1470 区区之心 くくのこころ 【準1級】
取るに足りないつまらない心。自分の心や考えをいう謙譲語。
1471 愚公移山 ぐこういざん 【3級】
根気よくひたすら努力をすれば最後には必ず成功するというたとえ。
1472 苦口婆心 くこうばしん 【3級】
口をにがくして教えさとすこと。
1473 愚妻愚息 ぐさいぐそく 【非見出し】
自分の妻と息子のことを謙遜していう語。⇒荊妻豚児
1474 愚者一得 ぐしゃのいっとく 【3級】
どんなに愚かな者でも、たまにはすぐれた考えをすることがあるということ。
1475 苦心惨憺 くしんさんたん 【1級】
あれこれと心をくだいて苦労を重ねること。
1476 苦爪楽髪 くづめらくがみ 【2級】
人の世の苦楽のようす。
1477 苦肉之策 くにくのさく 【非見出し】
苦しまぎれの手段や方法のこと。⇒苦肉之計
1478 苦肉之計 くにくのはかりごと 【準1級】
苦しまぎれの手段や方法のこと。
1479 九年面壁 くねんめんぺき 【4級】
長年わきめもふらず勉学すること。⇒面壁九年
1480 狗吠緇衣 くはいしい 【1級】
いつも着ている服装を変えれば疑われるのは当然であるということ。
1481 狗馬之心 くばのこころ 【準1級】[準1級]
上位の者への忠誠心のこと。
1482 狗尾続貂 くびぞくちょう 【1級】[1級]
官爵を乱発するのをののしる語。また、劣った者がすぐれた者のあとを続けることのたとえ。
1483 九分九厘 くぶくりん 【非見出し】
ほとんど。⇒十中八九
1484 求不得苦 ぐふとくく 【準1級】
求めているものが得られない苦しみ。
1485 区聞陬見 くぶんすうけん 【1級】
学問や見聞がせまく、かたよっていること。
1486 九品浄土 くほんじょうど 【非見出し】
仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。⇒極楽浄土
1487 九品之台 くほんのうてな 【非見出し】
往生した者が座るという極楽浄土にある蓮の葉の台。⇒九品蓮台
1488 九品蓮台 くほんれんだい 【準1級】
往生した者が座るという極楽浄土にある蓮の葉の台。
1489 愚昧無知 ぐまいむち 【非見出し】
知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧
1490 愚問愚答 ぐもんぐとう 【3級】
実りのないつまらない問答のこと。的はずれのつまらない質問とばかげた回答のこと。
1491 愚問賢答 ぐもんけんとう 【非見出し】
実りのある興味深い問答のこと。的はずれのつまらない質問と賢明な回答のこと。⇔愚問愚答
1492 君恩海壑 くんおんかいがく 【1級】
君主の恩は海や谷のように深いこと。
1493 群蟻附羶 ぐんぎふせん 【1級】
人々が利益のあるところにむらがることを卑しんでいうたとえ。
1494 群蟻付羶 ぐんぎふせん 【非見出し】
人々が利益のあるところにむらがることを卑しんでいうたとえ。⇒群蟻附羶
1495 群疑満腹 ぐんぎまんぷく 【5級】
多くの疑問で心がいっぱいになること。
1496 群軽折軸 ぐんけいせつじく 【3級】
小さい力も数を集めれば大きな力となるたとえ。
1497 群鶏一鶴 ぐんけいのいっかく 【準1級】
多くの凡人の中で、一人だけきわだってすぐれていること。⇒鶏群一鶴
1498 焄蒿凄愴 くんこうせいそう 【配当外】
強い香りを放っていたましくすさまじいこと。香気を発してぞくぞくっと人の心を悲壮にさせること。鬼神(死後の霊魂)の形容。
1499 君子徳風 くんしとくふう 【非見出し】
人民は天子の徳によって教化され、自然とつき従うようになるということ。⇒草偃風従
1500 君子九思 くんしのきゅうし 【5級】
君子が熟考しなければならない九つのこと。
1501 君子三畏 くんしのさんい 【2級】
君子のおそれ慎むべき三つのこと。天命、有徳の大人、聖人の言をいう。
1502 君子三戒 くんしのさんかい 【4級】
君子が自戒すべき三つの戒め。少年期の女色、壮年期の争い・喧嘩、老年期の物欲のこと。
1503 君子三楽 くんしのさんらく 【5級】
君子の三つの楽しみ。父母が健在で兄弟に事故がないこと、心や行いが正しく人や天に恥じることがないこと、天下の英才を得てこれを教育すること。
1504 君子万年 くんしばんねん 【4級】
徳の高い人は長寿であるということ。
1505 君子豹変 くんしひょうへん 【準1級】[準1級]
君子は時の推移に応じて自己変革を遂げ、豹の毛が抜け変わるように鮮やかに面目を一新すること。転じて、節操なく考えや態度をすぐ変えること。
1506 君子不器 くんしふき 【5級】
すぐれた人(君子)はどんなことにも機に応じ対処できるものだの意。
1507 葷酒山門 くんしゅさんもん 【1級】
寺門の禁忌。臭いものや酒を飲んで山門に入ることを禁じた語。
1508 君臣同志 くんしんどうし 【非見出し】
身分の上下にかかわらず一致団結すること。⇒上下一心
1509 君側之悪 くんそくのあく 【準1級】
君主の側近くにいる悪人。
1510 君側之奸 くんそくのかん 【非見出し】
君主の側近くにいる悪人。⇒君側之悪
1511 群雄割拠 ぐんゆうかっきょ 【4級】[準2級][2級]
多くの実力者が、互いに対立しあうこと。
1512 群竜無首 ぐんりょうむしゅ 【準1級】
統べる者がいなく事がうまく運ばないこと。
1513 鯨飲馬食 げいいんばしょく 【3級】[準2級][2級]
一度にたくさん飲み食いすること。
1514 閨英秀 けいえいいしゅう 【配当外】
婦人のこと。また、すぐれた女性のたとえ。
1515 形影一如 けいえいいちにょ 【準2級】
仲のよい夫婦のたとえ。
1516 閨英閣秀 けいえいかくしゅう 【非見出し】
婦人のこと。また、すぐれた女性のたとえ。⇒閨英秀
1517 閨英閣香 けいえいかっこう 【非見出し】
婦人のこと。また、すぐれた女性のたとえ。⇒閨英秀
1518 経営惨憺 けいえいさんたん 【1級】
心をくだき悩ましてあれこれ考え計画すること。⇒惨澹経営
1519 形影相親 けいえいそうしん 【非見出し】
孤独で訪れる人もないさま。⇒形影相弔
1520 形影相随 けいえいそうずい 【非見出し】
仲のよい夫婦のたとえ。⇒形影一如
1521 形影相弔 けいえいそうちょう 【準2級】
孤独で訪れる人もないさま。
1522 形影相同 けいえいそうどう 【4級】
心の善悪がその行為にあらわれるたとえ。
1523 形影相伴 けいえいそうはん 【非見出し】
仲のよい夫婦のたとえ。⇒形影一如
1524 影捕風 けいえいほふう 【準1級】
雲をつかむようなとりとめなくあてにならないたとえ。⇒風捕影
1525 形骸土木 けいがいどぼく 【非見出し】
体を自然の土や石のようにする。人が飾らず自然のままでいることをいう。⇒土木形骸
1526 傾蓋知己 けいがいのちき 【2級】
ちょっと語り合っただけなのに古くからの友人のようにうちとけて親しくなるたとえ。
1527 桂冠詩人 けいかんしじん 【準1級】
イギリス王室において詩人として最高の地位のものに与えた称号。
1528 傾危之士 けいきのし 【準1級】
詭弁を弄して国を危うくするような策謀の人。また、安心できない危険な人物をいう。
1529 桂宮柏寝 けいきゅうはくしん 【準1級】
桂の宮殿と柏の居室。美しい宮室のたとえ。
1530 軽裘肥馬 けいきゅうひば 【1級】
たいそう富貴なさま。また、富貴な人の外出のよそおい。⇒肥馬軽裘
1531 荊棘叢裏 けいきょくそうり 【1級】
乱臣、逆臣の家の形容。
1532 荊棘銅駝 けいきょくどうだ 【1級】
国の滅亡を嘆くことのたとえ。
1533 桂玉之艱 けいぎょくのかん 【1級】
よそから物価高の土地に来て、生活に苦労すること。
1534 桂玉之地 けいぎょくのち 【非見出し】
よそから物価高の土地に来て、生活に苦労すること。⇒桂玉之艱
1535 軽挙妄動 けいきょもうどう 【準2級】[準2級][2級]
事の是非をわきまえず、軽はずみに行動すること。
1536 鶏群孤鶴 けいぐんこかく 【非見出し】
多くの凡人の中で、一人だけきわだってすぐれていること。⇒鶏群一鶴⇒鶏群一鶴
1537 鶏群一鶴 けいぐんのいっかく 【準1級】
多くの凡人の中で、一人だけきわだってすぐれていること。⇒鶏群一鶴
1538 醯鶏甕裡 けいけいおうり 【非見出し】
見識が狭く世間知らずな人のたとえ。⇒甕裡醯鶏
1539 鶏口牛後 けいこうぎゅうご 【3級】[準2級][2級]
大きな組織に隷属するよりは小さくても人の上に立つ方がよいということ。
1540 迎合追従 げいごうついしょう 【非見出し】
人に気に入られようとしてへつらい、おもねること。⇒阿附迎合
1541 傾国傾城 けいこくけいせい 【非見出し】
その美貌のため人心をまどわし国や城を傾けるほどの絶世の美人。⇒傾城傾国
1542 経国済民 けいこくさいみん 【非見出し】
世の中を治め、人民を救うこと。⇒経世済民
1543 傾国美女 けいこくのびじょ 【4級】
絶世の美人のこと。
1544 傾国美人 けいこくびじん 【非見出し】
絶世の美人のこと。⇒傾国美女
1545 刑故無小 けいこむしょう 【3級】
故意に犯した罪はたとえ小さな罪でも刑罰を科すということ。
1546 荊妻豚児 けいさいとんじ 【準1級】[準1級]
自分の妻と息子のことを謙遜していう語。
1547 荊釵布裙 けいさいふくん 【1級】
粗末な服装のたとえ。
1548 荊山之玉 けいざんのぎょく 【準1級】
優秀で賢い人のこと。
1549 鶏尸牛従 けいしぎゅうしょう 【1級】
大きな組織に隷属するよりは小さくても人の上に立つ方がよいということ。⇒鶏口牛後
1550 瓊枝玉葉 けいしぎょくよう 【1級】
天子の一門のこと。
1551 瓊枝栴檀 けいしせんだん 【1級】
有徳の人の形容。またすばらしい詩文のたとえ。
1552 稽首作礼 けいしゅされい 【非見出し】
頭と両手(両肘)、両足(両膝)を地面につけて行う拝礼。⇒五体投地
1553 霓裳羽衣 げいしょううい 【1級】[1級]
うすい絹などで作った、女性の美しくて軽やかな衣裳のこと。また、舞曲の名。
1554 卿相雲客 けいしょううんかく 【準1級】[準1級]
公卿と殿上人。身分の高い人。
1555 傾城傾国 けいせいけいこく 【準1級】
その美貌のため人心をまどわし国や城を傾けるほどの絶世の美人。
1556 経世済民 けいせいさいみん 【5級】[準1級]
世の中を治め、人民を救うこと。
1557 景星鳳凰 けいせいほうおう 【準1級】
聖人や賢人の世にあらわれる瑞兆。
1558 蛍雪之功 けいせつのこう 【準1級】
苦労して勉学に励むこと。
1559 蛍窓雪案 けいそうせつあん 【準2級】
苦労して勉学に励むこと。⇒蛍雪之功
1560 勁草之節 けいそうのせつ 【準1級】
節操や意志が固いこと。
1561 傾側偃仰 けいそくえんぎょう 【1級】
よきにつけ悪しきにつけ浮き世まかせの暮らしにいう。
1562 軽率短盧 けいそつたんりょ 【非見出し】
考えが軽薄でうわついていること。⇒軽佻浮薄
1563 軽諾寡信 けいだくかしん 【準2級】
簡単にうけあう者は信用できないということ。
1564 形単影隻 けいたんえいせき 【3級】
独り身で孤独なこと。
1565 軽佻佞巧 けいちょうねいこう 【非見出し】
考えが軽薄でうわついていること。⇒軽佻浮薄
1566 軽佻浮華 けいちょうふか 【非見出し】
考えが軽薄でうわついていること。⇒軽佻浮薄
1567 軽佻浮薄 けいちょうふはく 【1級】[1級]
考えが軽薄でうわついていること。
1568 軽窕浮薄 けいちょうふはく 【非見出し】
考えが軽薄でうわついていること。⇒軽佻浮薄
1569 兄弟鬩牆 けいていげきしょう 【非見出し】
兄弟の仲が悪く、争い合うこと。⇒煮豆燃
1570 敬天愛人 けいてんあいじん 【5級】
天をおそれ敬い、人を愛すること。
1571 敬天愛民 けいてんあいみん 【非見出し】
天をおそれ敬い、人を愛すること。⇒敬天愛人
1572 桂殿蘭宮 けいでんらんきゅう 【準1級】
非常に美しい宮殿。
1573 軽薄短小 けいはくたんしょう 【4級】[2級]
うすっぺらで中身のないさま。
1574 啓発激励 けいはつげきれい 【非見出し】
大声で励まして、奮いたたせること。⇒叱咤激励
1575 鶏皮鶴髪 けいひかくはつ 【準1級】
年老いて衰えたさま。
1576 風捕影 けいふうほえい 【準1級】[準1級][1級]
雲をつかむようなとりとめなくあてにならないたとえ。
1577 係風捕景 けいふうほけい 【非見出し】
雲をつかむようなとりとめなくあてにならないたとえ。⇒風捕影
1578 経文緯武 けいぶんいぶ 【4級】
文武の両道を兼ね備えていること。
1579 刑鞭蒲朽 けいべんほきゅう 【準1級】
世の中が平和なたとえ。
1580 軽妙洒脱 けいみょうしゃだつ 【1級】[1級]
洗練され気がきいており、俗っぽくなく爽やかなこと。
1581 鶏鳴狗盗 けいめいくとう 【準1級】[準1級]
つまらないことしかできない人のたとえ。また、つまらないことでも何かの役に立つことがあるというたとえ。
1582 形名参同 けいめいさんどう 【5級】
口で言うことと実際の行動を一致させること。
1583 刑名参同 けいめいさんどう 【非見出し】
口で言うことと実際の行動を一致させること。⇒形名参同
1584 形名審合 けいめいしんごう 【非見出し】
口で言うことと実際の行動を一致させること。⇒形名参同
1585 鶏鳴之助 けいめいのたすけ 【準1級】
内助の功のたとえ。
1586 形容枯槁 けいようここう 【1級】
容貌がやせ衰えて生気がないさま。
1587 形容枯稾 けいようここう 【非見出し】
容貌がやせ衰えて生気がないさま。⇒形容枯槁
1588 軽盧浅謀 けいりょせんぼう 【3級】
あさはかな考えや計画。
1589 桂林一枝 けいりんのいっし 【準1級】
容易に得がたい人物または出来事。また、高潔で世俗を超越した人柄。
1590 撃壌鼓腹 げきじょうこふく 【非見出し】
理想的な政治がゆきとどいて、人々が平和な生活をすること。⇒鼓腹撃壌
1591 撃壌之歌 げきじょうのうた 【準1級】
中国古代、帝尭の時代に、天下の泰平無事を謳歌した人民の歌のこと。
1592 激濁揚清 げきだくようせい 【3級】
清潔なもの善なるものを押し上げ、汚濁のもの悪しきものを除去するたとえ。
1593 灰身滅智 けしんめっち 【準1級】
身も心(智)も無にして悟りに達する境地をいう。
1594 外題学問 げだいがくもん 【4級】
うわべだけの学問。
1595 結縁灌頂 けちえんかんじょう 【準1級】
仏道に縁を結ばせるために行う灌頂の儀式。
1596 結縁八講 けちえんはっこう 【非見出し】
仏縁を結ぶために僧を迎えて行う法華八講。⇒結縁灌頂
1597 血脈相承 けちみゃくそうじょう 【準1級】
仏の教えが師から弟子へと連綿と受け継ぎ伝えられるということ。
1598 厥角稽首 けっかくけいしゅ 【1級】
相手に対して最敬礼すること。
1599 月下推敲 げっかすいこう 【1級】
詩文の字句・表現をあれこれ工夫をこらし、完成をめざすこと。
1600 月下氷人 げっかひょうじん 【5級】[準2級][2級]
仲人。媒酌人。
1601 結跏趺坐 けっかふざ 【1級】[1級]
仏教の座法の一つ。
1602 月下老人 げっかろうじん 【非見出し】
仲人。媒酌人。⇒月下氷人
1603 血気之勇 けっきのゆう 【非見出し】
考えることもなく、血気にはやるだけの勇気。⇒匹夫之勇
1604 譎詭変幻 けっきへんげん 【1級】
さまざまに奇異なようすにかわること。
1605 月卿雲客 げっけいうんかく 【準1級】[準1級]
公卿と殿上人。身分の高い人。⇒卿相雲客
1606 齧指痛心 げっしつうしん 【非見出し】
母と子の気持ちが通じあうこと。⇒噬指棄薪
1607 趾適 げっしてきく 【配当外】
本末を転倒して無理にものごとを行うこと。目先のことに目を奪われて根本を考えないこと。
1608 趾適履 げっしてきり 【非見出し】
本末を転倒して無理にものごとを行うこと。目先のことに目を奪われて根本を考えないこと。⇒趾適
1609 結縄之政 けつじょうのまつりごと 【準1級】
古代の政治のこと。
1610 足適履 げっそくてきり 【非見出し】
本末を転倒して無理にものごとを行うこと。目先のことに目を奪われて根本を考えないこと。⇒趾適
1611 月中蟾蜍 げっちゅうのせんじょ 【1級】
月にすむというひきがえる。
1612 血脈貫通 けつみゃくかんつう 【3級】
一編の文章が終始一貫していることのたとえ。
1613 兼愛交利 けんあいこうり 【4級】
区別なく広く愛し互いに利しあう。
1614 兼愛無私 けんあいむし 【4級】
区別なく広く人を愛すること。
1615 堅白同異 けんあくどうい 【4級】
こじつけ、詭弁のたとえ。
1616 言易行難 げんいこうなん 【5級】
口で言うのはたやすいが、言ったことを実行するのはなかなかむずかしいということ。
1617 牽衣頓足 けんいとんそく 【準1級】[準1級]
つらい別れを惜しむようす。
1618 狷介孤高 けんかいここう 【1級】
固く自分の意志を守って、他人と和合しないこと。
1619 狷介孤独 けんかいこどく 【非見出し】
固く自分の意志を守って、他人と和合しないこと。⇒狷介孤高
1620 狷介固陋 けんかいころう 【1級】
固く志を守って世俗を受け容れないこと。
1621 懸崖撒手 けんがいさっしゅ 【準1級】[1級]
勇気を奮い起こし思い切って事を行うたとえ。
1622 狷介不羈 けんかいふき 【1級】[1級]
自分の意志を守り通し、何者にも束縛されないこと。
1623 狷介不屈 けんかいふくつ 【非見出し】
固く自分の意志を守って、他人と和合しないこと。⇒狷介孤高
1624 懸崖勒馬 けんがいろくば 【1級】
切り立った崖で馬を押さえ間一髪で落ちるのを防ぐように、情欲におぼれて危険になったときに忽然と後悔し悟ること。
1625 減価償却 げんかしょうきゃく 【準2級】
年数の経過で価値の減少する固定資産の減損額を、各会計年度に割りあてて回収する会計上の手続き。
1626 犬牙相錯 けんがそうさく 【非見出し】
国境が入りくんでいて、たがいに牽制しあうこと。⇒犬牙相制
1627 犬牙相制 けんがそうせい 【2級】[準1級]
国境が入りくんでいて、たがいに牽制しあうこと。
1628 懸河之弁 けんがのべん 【準1級】
まったくよどみのない弁舌のこと。
1629 阮簡曠達 げんかんこうたつ 【1級】
人柄が大らかなたとえ。
1630 元気溌溂 げんきはつらつ 【非見出し】
いきいきとして気力、活気にあふれているさま。⇒生気溌溂
1631 牽強附会 けんきょうふかい 【準1級】[準1級]
道理に合わなくても、自分の都合のよいようにこじつけること。
1632 牽強付会 けんきょうふかい 【非見出し】
道理に合わなくても、自分の都合のよいようにこじつけること。⇒牽強附会
1633 牽強附合 けんきょうふごう 【非見出し】
道理に合わなくても、自分の都合のよいようにこじつけること。⇒牽強附会
1634 堅苦卓絶 けんくたくぜつ 【非見出し】
意志を固く持ち、どんな困難にも耐え心を動かさないこと。⇒堅忍不抜
1635 元軽白俗 げんけいはくぞく 【4級】
唐の詩風は軽薄卑俗だということ。
1636 剣戟森森 けんげきしんしん 【準1級】
気性が激しくきびしいことのたとえ。
1637 喧喧囂囂 けんけんごうごう 【1級】[1級]
多くの人がやかましく騒ぐさま。
1638 見賢思斉 けんけんしせい 【準2級】
賢人に接したときは見習って自分もそのような人になりたいと思うこと。
1639 蹇蹇匪躬 けんけんひきゅう 【1級】[1級]
自分のことは二の次にして、主人や人に尽くすこと。
1640 拳拳服膺 けんけんふくよう 【1級】[1級]
常に心に銘記して、決して忘れないこと。
1641 言行一致 げんこういっち 【4級】[4級][準2級]
口で言うことと実際に行うことが一致していること。
1642 言行相反 げんこうそうはん 【非見出し】
口で言うことと実際に行うことが矛盾していること。⇒言行齟齬
1643 言行齟齬 げんこうそご 【1級】
口で言うことと実際に行うことが矛盾していること。
1644 堅甲利刃 けんこうりじん 【非見出し】
堅固な鎧と鋭利な兵器。⇒堅甲利兵
1645 元亨利貞 げんこうりてい 【準1級】
易で、天のもつ四つの徳。
1646 堅甲利兵 けんこうりへい 【3級】
堅固な鎧と鋭利な兵器。
1647 堅固不抜 けんごふばつ 【非見出し】
かたくてじょうぶなこと。じょうぶで動じたり破られたりしないこと。⇒堅牢堅固
1648 乾坤一擲 けんこんいってき 【1級】[1級]
運命をかけて、一か八かの大勝負をすること。
1649 堅塞固塁 けんさいこるい 【2級】
非常に堅固なとりで。
1650 厳塞要徼 げんさいようきょう 【1級】
非常に堅固なとりで。
1651 妍姿艶質 けんしえんしつ 【1級】
美しくあでやかな姿や肉体のこと。
1652 言者不知 げんしゃふち 【5級】
物事をほんとうに知っているものは言わないものだ。⇒知者不言
1653 減収減益 げんしゅうげんえき 【5級】
収入が減って利益が減ること。
1654 現状維持 げんじょういじ 【4級】[4級]
現在の状態がそのままで変化しないこと。
1655 玄裳緇衣 げんしょうこうい 【準1級】
鶴の別称。
1656 見性悟道 けんしょうごどう 【非見出し】
おのれに本来備わる仏心を見極め、悟りの境地に達すること。⇒見性成仏
1657 言笑自若 げんしょうじじゃく 【4級】
どのようなことがあっても平然としていることのたとえ。
1658 見性成仏 けんしょうじょうぶつ 【準2級】
おのれに本来備わる仏心を見極め、悟りの境地に達すること。
1659 現状凍結 げんじょうとうけつ 【非見出し】
現在の状態がそのままで変化しないこと。⇒現状維持
1660 現状保持 げんじょうほじ 【非見出し】
現在の状態がそのままで変化しないこと。⇒現状維持
1661 厳正中立 げんせいちゅうりつ 【5級】
紛争の際、どちらにも味方しないで、固くかたよらない立場を守ること。
1662 阮籍青眼 げんせきせいがん 【1級】[1級]
阮籍の青い眼。心から人を歓迎すること。
1663 堅石白馬 けんせきはくば 【非見出し】
こじつけ、詭弁のたとえ。⇒堅白同異
1664 乾端坤倪 けんたんこんげい 【1級】
天地の果てのこと。
1665 懸頭刺股 けんとうしこ 【2級】
苦学のたとえ。
1666 懸頭錐股 けんとうすいこ 【非見出し】
苦学のたとえ。⇒懸頭刺股
1667 捲土重来 けんどちょうらい 【準1級】[準1級]
一度失敗した者が、再び勢いを盛り返して巻き返しをすること。
1668 巻土重来 けんどちょうらい 【非見出し】
一度失敗した者が、再び勢いを盛り返して巻き返しをすること。⇒捲土重来
1669 犬兎之争 けんとのあらそい 【非見出し】
両者が争っているすきに、第三者が労せず利益を横取りすること。⇒漁夫之利
1670 堅忍果決 けんにんかけつ 【準2級】
我慢強く堪え忍び、いったん決めると果敢に断行すること。
1671 堅忍持久 けんにんじきゅう 【非見出し】
意志を固く持ち、どんな困難にも耐え心を動かさないこと。⇒堅忍不抜
1672 堅忍質直 けんにんしっちょく 【準2級】
我慢強くてまっすぐな気性をしていること。
1673 堅忍不抜 けんにんふばつ 【準2級】[準2級][2級]
意志を固く持ち、どんな困難にも耐え心を動かさないこと。
1674 犬吠驢鳴 けんばいろめい 【1級】
拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。⇒驢鳴犬吠
1675 堅白異同 けんぱくいどう 【非見出し】
こじつけ、詭弁のたとえ。⇒堅白同異
1676 剣抜弩張 けんばつどちょう 【1級】
情勢が緊迫して今にも戦いがはじまりそうなたとえ。また、書道で筆力がはげしくて気迫がこもっているたとえ。
1677 犬馬之心 けんばのこころ 【非見出し】
上位の者への忠誠心のこと。⇒狗馬之心
1678 犬馬之年 けんばのとし 【非見出し】
自分の年齢の謙称。⇒犬馬之歯
1679 犬馬之歯 けんばのよわい 【準1級】
自分の年齢の謙称。
1680 犬馬之齢 けんばのよわい 【非見出し】
自分の年齢の謙称。⇒犬馬之歯
1681 犬馬之労 けんばのろう 【準1級】
主人や他人のために力を尽くすこと。
1682 言文一致 げんぶんいっち 【4級】
話し言葉と書き言葉を一致させて文章を書くこと。
1683 権謀術策 けんぼうじゅっさく 【非見出し】
人をあざむくための策略。⇒権謀術数
1684 権謀術数 けんぼうじゅっすう 【3級】
人をあざむくための策略。
1685 玄圃積玉 げんぽせきぎょく 【準1級】
玄圃にあるという多くの珠玉。美しい文章のたとえ。
1686 肩摩轂撃 けんまこくげき 【1級】[1級]
人や車の往来が多く、混雑しているさま。都会の雑踏。
1687 賢明愚昧 けんめいぐまい 【2級】
かしこいことと、愚かで道理にくらいこと。
1688 絢爛華麗 けんらんかれい 【非見出し】
まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。⇒豪華絢爛
1689 絢爛豪華 けんらんごうか 【1級】
まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。⇒豪華絢爛
1690 懸梁刺股 けんりょうしこ 【非見出し】
苦学のたとえ。⇒懸頭刺股
1691 懸梁錐股 けんりょうすいこ 【非見出し】
苦学のたとえ。⇒懸頭刺股
1692 賢良方正 けんりょうほうせい 【3級】
かしこくて行いが正しいこと。
1693 彦倫鶴怨 げんりんかくえん 【準1級】
彦倫がいなくなって鍾山の鶴も悲しみ怨む意。
1694 牽攣乖隔 けんれんかいかく 【1級】[1級]
心は互いに引かれ合いながら遠く隔たっていること。
1695 堅牢堅固 けんろうけんご 【準1級】
かたくてじょうぶなこと。じょうぶで動じたり破られたりしないこと。
1696 黔驢之技 けんろのぎ 【1級】
自分の腕が悪いのを自覚せず恥をかくこと。また、とるにたりない腕前にもいう。
1697 懸腕直筆 けんわんちょくひつ 【準2級】
書法の一つ。筆を垂直に持ち、腕をあげ、ひじを脇から離して字を書くこと。
1698 懸腕枕腕 けんわんちんわん 【準1級】
腕を宙に浮かせて肘を下につけないで書く書法と、左手の掌を伏せて紙の上に置きそれを右手の枕のようにして構える書法。
1699 挙一反三 こいちはんさん 【非見出し】
一つのことを挙げ示せば三つのことを知り悟る意。理解のはやいことをいう。⇒挙一明三
1700 挙一明三 こいちみょうさん 【準1級】
一つのことを挙げ示せば三つのことを知り悟る意。理解のはやいことをいう。
1701 縞衣巾 こういききん 【1級】
白い衣服とよもぎ色のスカーフ。中国、周代の身分の低い女性の質素な服装。転じて、自分の妻の謙称。
1702 香囲粉陣 こういふんじん 【4級】
多くの美人にとりかこまれるたとえ。
1703 黄衣廩食 こういりんしょく 【1級】
黄衣を身につけ俸禄を受ける者。宦官をいう。
1704 光陰如箭 こういんじょぜん 【準1級】
月日がたつのが速いことのたとえ。
1705 光陰流水 こういんりゅうすい 【非見出し】
月日がたつのが速いことのたとえ。⇒光陰如箭
1706 行雲流水 こううんりゅうすい 【5級】[4級][3級]
物事に執着せず、自然のなりゆきに任せて行動すること。
1707 光焔万丈 こうえんばんじょう 【準1級】
詩文や議論などが、雄大で勢いがありすぐれているたとえ。
1708 光炎万丈 こうえんばんじょう 【非見出し】
詩文や議論などが、雄大で勢いがありすぐれているたとえ。⇒光焔万丈
1709 光万丈 こうえんばんじょう 【非見出し】
詩文や議論などが、雄大で勢いがありすぐれているたとえ。⇒光焔万丈
1710 後悔噬臍 こうかいぜいせい 【1級】
あとになって悔やんでもどうしようもない。
1711 慷慨悲歌 こうがいひか 【非見出し】
道理に反することや社会の不正・乱れをいきどおって嘆くこと。⇒悲歌慷慨
1712 慷慨悲憤 こうがいひふん 【非見出し】
激しく憤りなげくこと。⇒慷慨憤激
1713 慷慨憤激 こうがいふんげき 【1級】
激しく憤りなげくこと。
1714 慷慨腕 こうがいやくわん 【非見出し】
激しく憤りなげくこと。⇒慷慨憤激
1715 口角飛沫 こうかくひまつ 【準1級】
激しく議論するさま。
1716 豪華絢爛 ごうかけんらん 【1級】[1級]
まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。
1717 篝火狐鳴 こうかこめい 【1級】
かがり火と狐の鳴き声。衆を惑わすことをいう。
1718 膏火自煎 こうかじせん 【準1級】[準1級]
才があることでかえってわざわいに遭うこのたとえ。
1719 高牙大纛 こうがだいとう 【1級】
将軍の陣営のしるし。また、高官のしるし。
1720 効果覿面 こうかてきめん 【1級】
ききめや報いがただちに現れること。
1721 広廈万間 こうかばんげん 【1級】
広く大きな家。転じて、貧しい人を庇護すること。
1722 高歌放吟 こうかほうぎん 【準2級】
あたりかまわず大声で歌い吟ずること。
1723 鴻雁哀鳴 こうがんあいめい 【準1級】
かりが悲しげに鳴く。離散してさすらう民が窮状を訴えるたとえ。
1724 鴻鴈哀鳴 こうがんあいめい 【非見出し】
かりが悲しげに鳴く。離散してさすらう民が窮状を訴えるたとえ。⇒鴻雁哀鳴
1725 紅顔可憐 こうがんかれん 【準1級】
時の推移の無常なこと。
1726 合歓綢繆 ごうかんちゅうびゅう 【1級】
男女が深く愛しあうこと。
1727 紅顔薄命 こうがんはくめい 【非見出し】
美人はとかく命が短い。美人はとかく薄幸である。⇒佳人薄命
1728 傲岸不屈 ごうがんふくつ 【非見出し】
思いあがって、人に従おうとしないさま。⇒傲岸不遜
1729 傲岸不遜 ごうがんふそん 【2級】[1級]
思いあがって、人に従おうとしないさま。
1730 傲岸無礼 ごうがんぶれい 【非見出し】
思いあがって、人に従おうとしないさま。⇒傲岸不遜
1731 厚顔無恥 こうがんむち 【4級】[準2級][2級]
あつかましくて、恥知らずなさま。
1732 功虧一簣 こうきいっき 【非見出し】
長い間の努力も最後のほんのちょっとの手違いから失敗に終わってしまうことのたとえ。⇔一簣之功
1733 剛毅果敢 ごうきかかん 【非見出し】
意志が強くて決断力があること。⇒剛毅果断
1734 剛毅果断 ごうきかだん 【準1級】[準1級]
意志が強くて決断力があること。
1735 綱紀厳正 こうきげんせい 【非見出し】
国家や社会の規律・秩序が厳格に守られること。⇔綱紀廃弛
1736 光輝燦然 こうきさんぜん 【準1級】
ひときわ鮮やかに光り輝くこと。
1737 光暉燦然 こうきさんぜん 【非見出し】
ひときわ鮮やかに光り輝くこと。⇒光輝燦然
1738 光煕燦然 こうきさんぜん 【非見出し】
ひときわ鮮やかに光り輝くこと。⇒光輝燦然
1739 綱紀粛正 こうきしゅくせい 【準2級】[2級][1級]
乱れた規律を正すこと。
1740 巧偽拙誠 こうぎせっせい 【準2級】
巧みに偽ることと、拙くともまごころがあること。
1741 剛毅直諒 ごうきちょくりょう 【準1級】
意志が強く正直で誠実なこと。
1742 好機到来 こうきとうらい 【4級】[4級][3級][準2級]
ちょうどよい機会がくること。
1743 綱紀廃弛 こうきはいし 【準1級】
国家や社会の規律・秩序が乱れゆるむこと。
1744 香気馥郁 こうきふくいく 【非見出し】
よい香りがあたり一面にただようこと。⇒香気芬芬
1745 香気芬芬 こうきふんぷん 【1級】
よい香りがあたり一面にただようこと。
1746 剛毅木訥 ごうきぼくとつ 【1級】[1級]
意志が強くて、飾りけがないこと。
1747 剛毅朴訥 ごうきぼくとつ 【非見出し】
意志が強くて、飾りけがないこと。⇒剛毅木訥
1748 剛毅木吶 ごうきぼくとつ 【非見出し】
意志が強くて、飾りけがないこと。⇒剛毅木訥
1749 剛毅勇敢 ごうきゆうかん 【非見出し】
意志が強くて決断力があること。⇒剛毅果断
1750 綱挙網疏 こうきょもうそ 【準1級】[準1級]
大綱を挙げて細目をあらくする。おおもとをつかむことに意を用いて末節にはこだわらないこと。
1751 敲金戛玉 こうきんかつぎょく 【非見出し】
詩文の美しい響きやリズムのたとえ。⇒敲金撃石
1752 敲金撃石 こうきんげきせき 【1級】
詩文の美しい響きやリズムのたとえ。
1753 公卿大夫 こうけいたいふ 【非見出し】
政界の最高幹部のこと。⇒槐門棘路
1754 高下在心 こうげさいしん 【5級】
事が成るか否かは心がけ次第で決まること
1755 高下相傾 こうげそうけい 【非見出し】
高いところと低いところが相対的な関係で存在すること。⇒有無相生
1756 皓月千里 こうげつせんり 【1級】
明るく輝く月が、遠くまで照りわたるさま。
1757 皎月千里 こうげつせんり 【非見出し】
明るく輝く月が、遠くまで照りわたるさま。⇒皓月千里
1758 黄絹色糸 こうけんしきし 【非見出し】
二人の判断がまったく一致していること。また、解釈や判読がすばらしく正確なこと。⇒黄絹幼婦
1759 剛健質実 ごうけんしつじつ 【準2級】
飾りけがなくまじめで、心身ともに強くたくましいこと。⇒質実剛健
1760 高軒寵過 こうけんちょうか 【準1級】
貴人の来訪をいう。
1761 黄絹幼婦 こうけんようふ 【準2級】
二人の判断がまったく一致していること。また、解釈や判読がすばらしく正確なこと。
1762 巧言乱徳 こうげんらんとく 【3級】
うまくとりつくろった言葉は人を惑わしついには徳をも乱すということ。
1763 巧言令色 こうげんれいしょく 【3級】[3級][2級]
愛想のよいことをいったり、顔色をつくろって、人に媚びへつらうこと。
1764 槁項黄馘 こうこうこうかく 【1級】[1級]
貧乏などでやつれきった顔のたとえ。
1765 項黄馘 こうこうこうかく 【非見出し】
貧乏などでやつれきった顔のたとえ。⇒槁項黄馘
1766 恍恍惚惚 こうこうこつこつ 【1級】
何かに心を奪われて、うっとりすること。
1767 膏盲之疾 こうこうのしつ 【準1級】
不治の難病のこと。
1768 膏盲之病 こうこうのやまい 【非見出し】
不治の難病のこと。⇒膏盲之疾
1769 紅口白牙 こうこうはくが 【非見出し】
美人のこと。⇒紅粉青蛾
1770 鴻鵠之志 こうこくのこころざし 【準1級】
遠大なこころざしのこと。
1771 後顧之憂 こうこのうれい 【準1級】
あとに残る気がかり。
1772 後顧之患 こうこのうれい 【非見出し】
あとに残る気がかり。⇒後顧之憂
1773 高材逸足 こうざいいっそく 【非見出し】
すぐれた才能と手腕があること。⇒高材疾足
1774 高材疾足 こうざいしっそく 【3級】
すぐれた才能と手腕があること。
1775 高才疾足 こうざいしっそく 【非見出し】
すぐれた才能と手腕があること。⇒高材疾足
1776 光彩奪目 こうさいだつもく 【3級】
目をみはるばかりに色どりが鮮やかで美しいこと。
1777 幸災楽禍 こうさいらくか 【準2級】
他人の不幸を見てよろこぶこと。
1778 光彩陸離 こうさいりくり 【4級】[準1級]
美しい光が、まばゆいばかりに輝くさま。
1779 光采陸離 こうさいりくり 【非見出し】
美しい光が、まばゆいばかりに輝くさま。⇒光彩陸離
1780 巧詐拙誠 こうさせっせい 【非見出し】
巧みに偽ることと、拙くともまごころがあること。⇒巧偽拙誠
1781 高山景行 こうざんけいこう 【5級】
徳が高く行いがりっぱなことのたとえ。
1782 高山流水 こうざんりゅうすい 【5級】
すぐれて巧みな音楽のこと。また、妙なる演奏のこと。
1783 公子王孫 こうしおうそん 【非見出し】
富裕な家に生まれた者のたとえ。⇒膏粱子弟
1784 口耳講説 こうじこうせつ 【4級】
聞いたことをよく消化しないで、すぐにそのまま人に話すこと。
1785 公私混同 こうしこんどう 【追加】[5級][3級][準2級]
公的なことと私的なことをけじめをつけずに扱うこと。
1786 行尸走肉 こうしそうにく 【1級】[1級]
才能も学問もなく、なんの存在価値もない人のこと。
1787 好事多阻 こうじたそ 【非見出し】
よいことには往々にして邪魔が入りやすいたとえ。⇒好事多魔
1788 好事多魔 こうじたま 【3級】
よいことには往々にして邪魔が入りやすいたとえ。
1789 好事多磨 こうじたま 【非見出し】
よいことには往々にして邪魔が入りやすいたとえ。⇒好事多魔
1790 曠日持久 こうじつじきゅう 【非見出し】
むだに長期間の日を過ごすこと。⇒曠日弥久
1791 膠漆之交 こうしつのまじわり 【非見出し】
友情が深く堅いこと。⇒雷陳膠漆
1792 膠漆之約 こうしつのやく 【非見出し】
友情が深く堅いこと。⇒雷陳膠漆
1793 曠日弥久 こうじつびきゅう 【1級】[1級]
むだに長期間の日を過ごすこと。
1794 口耳之学 こうじのがく 【準1級】
聞きかじりの学問。⇒口耳四寸
1795 口耳末学 こうじまつがく 【非見出し】
聞きかじりの学問。⇒口耳四寸
1796 高車駟馬 こうしゃしば 【1級】
高位高官にある人の乗り物。転じて、高貴な人。
1797 厚酒肥肉 こうしゅひにく 【非見出し】
肥えてうまい肉とうまい酒。贅沢な酒食。⇒肥肉厚酒
1798 考証該博 こうしょうがいはく 【非見出し】
広く資料を引用し、根拠をあげて事を論ずること。⇒博引旁証
1799 鉤縄規矩 こうじょうきく 【準1級】[準1級]
曲線・直線・円形・直角を書いたり、はかり定めたりする道具。転じて、物事の法則や基準。
1800 鉤章棘句 こうしょうきょくく 【1級】
非常に読みにくく難しい文章のこと。奇怪で難解な文章。
1801 鈎章棘句 こうしょうきょくく 【非見出し】
非常に読みにくく難しい文章のこと。奇怪で難解な文章。⇒鉤章棘句
1802 黄裳元吉 こうしょうげんきつ 【準1級】
中正柔順な臣は主家の大黒柱であるということ。
1803 向上機縁 こうじょうのきえん 【4級】
昇天の機会のこと。
1804 攻城野戦 こうじょうやせん 【4級】
城を攻め野原で戦うこと。
1805 苟且偸安 こうしょとうあん 【1級】
物事をなおざりにして一時の安楽をむさぼること。
1806 公序良俗 こうじょりょうぞく 【4級】[準2級]
公共の秩序と善良な風俗・習慣のこと。
1807 口耳四寸 こうじよんすん 【4級】
聞きかじりの学問。
1808 嚆矢濫觴 こうしらんしょう 【1級】[1級]
物事のはじまり、おこり。
1809 鉤心闘角 こうしんとうかく 【準1級】
建物が高く並びたち、びっしりと密集している形容。
1810 黄塵万丈 こうじんばんじょう 【準1級】
黄色い土けむりが空高くもうもうと舞い上がること。
1811 後生可畏 こうせいかい 【2級】
年少者は、大きな可能性を秘め、将来どんな力量をあらわすかわからないのでおそれ敬うべきである。
1812 曠世之感 こうせいのかん 【1級】
世に類例がないような感じのこと。
1813 曠世之才 こうせいのさい 【1級】
この世に比類のないすぐれた才能。
1814 曠世之度 こうせいのど 【非見出し】
この世に比類のないすぐれた才能。⇒曠世之才
1815 公正平等 こうせいびょうどう 【非見出し】
一方にかたよることなく平等で、個人的な感情や利害に左右されないこと。⇒公平無私
1816 曠世不羈 こうせいふき 【1級】
長く手なずけることができないこと。
1817 後世菩提 こうせいぼだい 【非見出し】
来世に極楽往生して悟りをひらくこと。⇒後生菩提
1818 功成名遂 こうせいめいすい 【3級】
りっぱな業績をあげて、世間から高い評価を受けること。
1819 荒瘠斥鹵 こうせきせきろ 【1級】
土地が荒れやせていること。
1820 孔席墨突 こうせきぼくとつ 【3級】[1級]
物事に忙しく奔走して休む暇のないたとえ。
1821 考績幽明 こうせきゆうめい 【3級】
成績を調べて賢明な者を進め、暗愚な者を退けること。
1822 口是心非 こうぜしんひ 【非見出し】
言葉と気持ちが一致していないこと。口では賛成していても、心の中では反対していること。⇒言行齟齬
1823 曠前空後 こうぜんくうご 【非見出し】
きわめて珍しいこと。⇒空前絶後
1824 曠前絶後 こうぜんぜつご 【非見出し】
きわめて珍しいこと。⇒空前絶後
1825 恍然大悟 こうぜんたいご 【1級】
思い定まらないでいるときに、一瞬のひらめきから悟りを得ること。
1826 浩然之気 こうぜんのき 【準1級】
何ものにもとらわれないのびのびとした心持ち。
1827 宏大無辺 こうだいむへん 【準1級】[準1級]
限りなく広くて大きいこと。
1828 広大無辺 こうだいむへん 【非見出し】
限りなく広くて大きいこと。⇒宏大無辺
1829 洪大無辺 こうだいむへん 【非見出し】
限りなく広くて大きいこと。⇒宏大無辺
1830 高談闊歩 こうだんかっぽ 【1級】
自由に議論して大股に歩くこと。気ままなさま。
1831 高談放論 こうだんほうろん 【非見出し】
声高に談論すること。とうとうと議論すること。⇒高談雄弁
1832 荒誕無稽 こうたんむけい 【非見出し】
言説に根拠がなく、現実性に欠けること。でたらめ。⇒荒唐無稽
1833 高談雄弁 こうだんゆうべん 【4級】
声高に談論すること。とうとうと議論すること。
1834 巧遅拙速 こうちせっそく 【準2級】[準2級][2級]
じょうずで遅いより、へたでも速いほうがよいの意。
1835 黄中内潤 こうちゅうないじゅん 【3級】
才能や徳を表に出さず、内に秘めていること。
1836 口中雌黄 こうちゅうのしおう 【4級】
一度口にしたことをすぐ取り消し訂正するたとえ。転じてでまかせをいうこと。
1837 孝悌忠信 こうていちゅうしん 【準1級】[準1級]
真心をつくして、目上の人によく仕えること。
1838 孝弟忠信 こうていちゅうしん 【非見出し】
真心をつくして、目上の人によく仕えること。⇒孝悌忠信
1839 向天吐唾 こうてんとだ 【2級】
人に害を加えようとして、逆に自分がその害を受けることになること。
1840 黄道吉日 こうどうきちにち 【3級】
日がらのよい日。吉日。
1841 交頭接耳 こうとうせつじ 【5級】
ひそひそ話のこと。
1842 荒唐不稽 こうとうふけい 【非見出し】
言説に根拠がなく、現実性に欠けること。でたらめ。⇒荒唐無稽
1843 荒唐無稽 こうとうむけい 【2級】[2級][準1級]
言説に根拠がなく、現実性に欠けること。でたらめ。
1844 紅灯緑酒 こうとうりょくしゅ 【5級】
歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街・歓楽街のようす。
1845 紅桃緑柳 こうとうりょくりゅう 【非見出し】
紅の桃の花と緑あざやかな柳におおわれた春景色の美しさのこと。⇒桃紅柳緑
1846 皇統連綿 こうとうれんめん 【5級】
天皇の血筋が絶えることなく続いていること。
1847 皇統連緜 こうとうれんめん 【非見出し】
天皇の血筋が絶えることなく続いていること。⇒皇統連綿
1848 功徳兼隆 こうとくけんりゅう 【3級】
成しとげた事績と備わっている人徳とがきわめて盛んなこと。
1849 狡兎三窟 こうとさんくつ 【1級】
身を守るのに用心深いこと。また、困難をさけるのにたくみであること。
1850 狡兎三穴 こうとさんけつ 【非見出し】
身を守るのに用心深いこと。また、困難をさけるのにたくみであること。⇒狡兎三窟
1851 狡兎走狗 こうとそうく 【非見出し】
利用価値のある間は用いられるが、無用になると捨てられること。⇒兎死狗烹
1852 孔突墨席 こうとつぼくせき 【非見出し】
物事に忙しく奔走して休む暇のないたとえ。⇒孔席墨突
1853 狡兎良狗 こうとりょうく 【1級】
かつて重用された者も状況が変わり用がなくなれば見捨てられることのたとえ。
1854 項背相望 こうはいそうぼう 【4級】
人の往来がはげしいことの形容。
1855 侯覇臥轍 こうはがてつ 【準1級】
立派な人の留任を希望して引き留めること。
1856 黄髪垂髪 こうはつすいちょう 【1級】
老人と子供のこと。
1857 黄髪番番 こうはつはは 【準1級】
白髪が黄色味をおびるようになった老人。
1858 洪範九疇 こうはんきゅうちゅう 【1級】
模範となる大切な政治道徳のこと。
1859 香美脆味 こうびぜいみ 【準1級】
豪華でぜいたくなすばらしい食事のこと。
1860 敲氷求火 こうひょうきゅうか 【1級】
方法を誤ったり見当違いのことをしても目的は達せられないたとえ。
1861 好評嘖嘖 こうひょうさくさく 【1級】
評判がよく、人々からほめそやされるさま。
1862 光風霽月 こうふうせいげつ 【1級】[1級]
心が清らかでわだかまりがなく、爽快であること。
1863 咬文嚼字 こうぶんしゃくじ 【1級】
文字使いなど表面的な技巧にばかりこだわり文章の内容や意味をおろそかにすること。また、ぐずぐず言う。いろいろ言う。
1864 紅粉青蛾 こうふんせいが 【準1級】
美人のこと。
1865 公平無私 こうへいむし 【5級】[準2級]
一方にかたよることなく平等で、個人的な感情や利害に左右されないこと。
1866 光芒一閃 こうぼういっせん 【1級】
事態が急激に瞬間的に変化すること。
1867 好謀善断 こうぼうぜんだん 【非見出し】
よくよく考えて、物事を巧みに処理すること。⇒多謀善断
1868 黄茅白葦 こうぼうはくい 【準1級】
黄色のちがやと白のあし。やせた土地の形容。
1869 光芒万丈 こうぼうばんじょう 【非見出し】
詩文や議論などが、雄大で勢いがありすぐれているたとえ。⇒光焔万丈
1870 高鳳漂麦 こうほうひょうばく 【準1級】
学問に熱心なたとえ。
1871 豪放磊落 ごうほうらいらく 【1級】[1級]
気持ちが大らかで、小さなことにこだわらないこと。
1872 稿木死灰 こうぼくしかい 【1級】[1級]
衰えて生気がないさま。また、意欲に乏しいさま。無為自然の境地にあること。
1873 毫末之利 ごうまつのり 【1級】
ほんのわずかな利益のこと。
1874 傲慢不遜 ごうまんふそん 【非見出し】
思いあがって、人に従おうとしないさま。⇒傲岸不遜
1875 黄霧四塞 こうむしそく 【2級】
黄色のきりが四方に満ち満ちる。天下の乱れる兆し。
1876 孔明臥竜 こうめいがりょう 【準1級】
まだ世に知られていないすぐれた人物のこと。
1877 公明正大 こうめいせいだい 【5級】[2級]
公正で私心がなく、やましいところがないこと。
1878 鴻毛山岳 こうもうさんがく 【非見出し】
へだたりの甚だしいことのたとえ。⇒泰山鴻毛
1879 毫毛斧柯 ごうもうふか 【1級】[1級]
わざわいは小さいうちに取り除くべきだということ。
1880 紅毛碧眼 こうもうへきがん 【準1級】[準1級]
西洋人のこと。
1881 孔孟老荘 こうもうろうそう 【準1級】
古代中国の思想家、孔子・孟子・老子・荘子のこと。
1882 鴻門之会 こうもんのかい 【準1級】
漢の高祖劉邦と楚王項羽とが、鴻門(中国、陝西省にある地名)で会したこと。
1883 鴻門玉斗 こうもんのぎょくと 【準1級】
漢の高祖劉邦が鴻門で項羽の臣范増に贈った玉製のひしゃくのこと。
1884 衡陽雁断 こうようがんだん 【準1級】[準1級]
音信が絶えることのたとえ。
1885 衡陽帰雁 こうようきがん 【非見出し】
音信が絶えることのたとえ。⇒衡陽雁断
1886 高陽酒徒 こうようのしゅと 【5級】
酒飲みをいう。
1887 紅葉良媒 こうようりょうばい 【準2級】
紅葉が縁の仲人。
1888 孔翊絶書 こうよくぜっしょ 【1級】
政治に私情をさしはさまないたとえ。
1889 洽覧深識 こうらんしんしき 【1級】[1級]
見聞が広く知識が深く豊富であること。
1890 毫釐千里 ごうりせんり 【1級】
初めを慎むべきことをいう。初めはほんのわずかの違いであるが結果は非常に大きな過ちとなる。
1891 黄粱一炊 こうりょういっすい 【1級】[1級]
一生が夢幻のようにはかないことのたとえ。
1892 膏粱子弟 こうりょうしてい 【1級】
富裕な家に生まれた者のたとえ。
1893 蛟竜毒蛇 こうりょうどくだ 【1級】
不気味で恐ろしいもののたとえ。
1894 黄粱之夢 こうりょうのゆめ 【非見出し】
一生が夢幻のようにはかないことのたとえ。⇒黄粱一炊
1895 亢竜有悔 こうりょうゆうかい 【1級】
きわめて高い地位にある者。栄達をきわめた者は、失敗をするおそれがあることを戒める言葉。
1896 羹藜含 こうれいがんきゅう 【配当外】
粗末な食べ物のたとえ。
1897 高楼大廈 こうろうたいか 【1級】
大きな建物のこと。⇒大廈高楼
1898 光禄池台 こうろくのちだい 【準1級】
りっぱな邸宅のこと。
1899 甲論乙駁 こうろんおつばく 【準1級】[準1級]
互いに主張しあい、議論がまとまらないこと。
1900 高論卓説 こうろんたくせつ 【3級】[2級]
すぐれた意見や議論。
1901 高論名説 こうろんめいせつ 【非見出し】
すぐれた意見や議論。⇒高論卓説
1902 五蘊皆空 ごうんかいくう 【1級】
仏教で、人間界の現象・存在は一切空であるということ。
1903 孤雲野鶴 こうんやかく 【準1級】
世俗から遠ざかった隠者のたとえ。
1904 孤影孑然 こえいげつぜん 【非見出し】
ひとりぼっちでしょんぼりしているさま。⇒孤影悄然
1905 孤影悄然 こえいしょうぜん 【1級】
ひとりぼっちでしょんぼりしているさま。
1906 孤影蕭然 こえいしょうぜん 【非見出し】
ひとりぼっちでしょんぼりしているさま。⇒孤影悄然
1907 孤影寥寥 こえいりょうりょう 【非見出し】
ひとりぼっちでしょんぼりしているさま。⇒孤影悄然
1908 呉越同舟 ごえつどうしゅう 【準2級】[準2級][2級]
仲の悪い者どうしが、同じ場所や境遇にいること。もとは、反目しあいながらも利害が一致するときには協力しあう意。
1909 古往今来 こおうこんらい 【5級】
昔から今に至るまで。昔から。
1910 五陰盛苦 ごおんじょうく 【準1級】
人間の身心を形成する五つの要素から生ずる苦痛のこと。
1911 狐仮虎威 こかこい 【準1級】
権力のあるものをかさにきて、自分勝手に振る舞うことのたとえ。
1912 呉下阿蒙 ごかのあもう 【準1級】
いっこうに進歩のない昔のままの人のこと。また、無学な者のたとえ。
1913 孤寡不穀 こかふこく 【準2級】
王侯の自称。
1914 胡漢陵轢 こかんりょうれき 【1級】
北方(西方)の異民族と漢民族がたがいにおかし争うこと。
1915 狐疑逡巡 こぎしゅんじゅん 【1級】
事にのぞんで決心がつかず、ぐずぐずしていること。
1916 狐裘羔袖 こきゅうこうしゅう 【1級】
全体としてはりっぱだがよく見れば多少の難があるというたとえ。
1917 呼牛呼馬 こぎゅうこば 【5級】
相手の言うのにまかせて逆らわないこと。他人から誉められようとけなされようと取り合わず勝手にさせておくこと。
1918 呉牛喘月 ごぎゅうぜんげつ 【1級】
誤解して必要以上におびえるたとえ。また、思い過ごしから要らぬ苦労をするたとえ。
1919 狐裘蒙戎 こきゅうもうじゅう 【1級】
富貴の人の行いが治まらず国家が乱れることのたとえ。
1920 五行相剋 ごぎょうそうこく 【1級】
木・火・土・金・水の五つが互いに力を減じ合うこと。
1921 五行相勝 ごぎょうそうしょう 【非見出し】
木・火・土・金・水の五つが互いに力を減じ合うこと。⇒五行相剋
1922 五行相生 ごぎょうそうしょう 【非見出し】
五行説で、五行に相生の関係があると見て順序だてること。また、その説。五行は、木火土金水の順に循環するという考え。⇔五行相剋
1923 枯魚銜索 こぎょかんさく 【1級】
親には孝養を尽くすべきであるという教え。
1924 虎虚之誤 こきょのあやまり 【非見出し】
文字の書き誤りのこと。⇒亥豕之譌
1925 極悪非道 ごくあくひどう 【4級】[準2級]
このうえなく悪くて、道義にはずれていること。
1926 哭岐泣練 こくききゅうれん 【1級】
人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ。
1927 哭逵泣練 こくききゅうれん 【非見出し】
人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ。⇒哭岐泣練
1928 轂撃肩摩 こくげきけんま 【1級】
人や車の往来が多く、混雑しているさま。都会の雑踏。⇒肩摩轂撃
1929 刻鵠類鶩 こくこくるいぼく 【非見出し】
才能のない者が本物をまねても、似ているだけで実際は違うものになってしまうということ。⇒画虎類狗
1930 告朔羊 こくさくのきよう 【配当外】
実を失って、形式だけが残っているたとえ。
1931 黒歯彫題 こくしちょうだい 【3級】
おはぐろをした歯と入れ墨をした額のこと。
1932 黒歯雕題 こくしちょうだい 【非見出し】
おはぐろをした歯と入れ墨をした額のこと。⇒黒歯彫題
1933 黒子之地 こくしのち 【非見出し】
きわめて狭い土地のたとえ。⇒弾丸黒子
1934 国士無双 こくしむそう 【3級】
国内に並ぶ者がいないほどすぐれた人物のこと。
1935 刻舟求剣 こくしゅうきゅうけん 【4級】
時勢の推移を知らず、古い考えや習慣を固守する愚かさのたとえ。
1936 国色天香 こくしょくてんこう 【4級】
すばらしい香りと国一番の美しさ。牡丹の別名。
1937 黒貂之裘 こくちょうのきゅう 【1級】
非常に高価なもののたとえ。
1938 克伐怨欲 こくばつえんよく 【2級】
勝ち気・自ら誇る・うらむ・むさぼるの四つの悪心のこと。
1939 黒白混淆 こくびゃくこんこう 【1級】
よい事と悪い事の区別をわきまえないこと。
1940 黒白混交 こくびゃくこんこう 【非見出し】
よい事と悪い事の区別をわきまえないこと。⇒黒白混淆
1941 黒白分明 こくびゃくぶんめい 【非見出し】
事の是非や善悪の区別がはっきりしているさま。⇔黒白混淆
1942 黒風白雨 こくふうはくう 【5級】
暴風雨。
1943 国歩艱難 こくほかんなん 【1級】
国勢が振るわず、国家の運命が危ういこと。
1944 国民主権 こくみんしゅけん 【追加】[5級]
国を統治する最高権力が、国民にあるという考え。⇒主権在民
1945 鵠面鳩形 こくめんきゅうけい 【非見出し】
飢え疲れてやせ衰えているさま。⇒鵠面鳥形
1946 鵠面鳥形 こくめんちょうけい 【準1級】
飢え疲れてやせ衰えているさま。
1947 極楽往生 ごくらくおうじょう 【4級】
この世を去ってのち、極楽浄土に生まれかわることまた、安らかに死ぬこと。
1948 極楽浄土 ごくらくじょうど 【準2級】[準2級]
仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。
1949 極楽世界 ごくらくせかい 【非見出し】
仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。⇒極楽浄土
1950 極楽蜻蛉 ごくらくとんぼ 【1級】
事の重大さをまったく考えない気楽なのんき者のこと。
1951 国利民福 こくりみんぷく 【5級】
国家の利益と民衆の幸福。
1952 孤苦零丁 こくれいてい 【3級】
身寄りがなく生活に苦しむこと。
1953 孤苦伶汀 こくれいてい 【非見出し】
身寄りがなく生活に苦しむこと。⇒孤苦零丁
1954 刻露清秀 こくろせいしゅう 【4級】
すがすがしい秋の景色のたとえ。
1955 孤軍奮闘 こぐんふんとう 【3級】[準2級][2級]
支援する者がない中で、一人で懸命に努力すること。
1956 虎渓三笑 こけいさんしょう 【2級】
あることに熱中するあまり、他のことをすべて忘れてしまうこと。
1957 虎穴虎子 こけつこし 【2級】
危険を冒さなければ功名は立てられないということ。
1958 孤高之士 ここうのし 【非見出し】
世俗から遠ざかった隠者のたとえ。⇒孤雲野鶴
1959 股肱之臣 ここうのしん 【準1級】
君主の手足となり輔佐する大臣。また、そのような部下。
1960 股肱之力 ここうのちから 【非見出し】
君主の手足となり輔佐する大臣。また、そのような部下。⇒股肱之臣
1961 股肱之良 ここうのりょう 【非見出し】
君主の手足となり輔佐する大臣。また、そのような部下。⇒股肱之臣
1962 虎口抜牙 ここうばつが 【非見出し】
危険を冒さなければ功名は立てられないということ。⇒虎穴虎子
1963 五穀豊穣 ごこくほうじょう 【準1級】[準1級]
穀物がよく実ること。
1964 五穀豊登 ごこくほうとう 【非見出し】
穀物がよく実ること。⇒五穀豊穣
1965 古今東西 ここんとうざい 【5級】[4級][3級]
いつでもどこでも。
1966 古今独歩 ここんどっぽ 【5級】
昔から今に至るまで、並ぶものがないほどすぐれていること。
1967 古今無双 ここんむそう 【3級】[3級]
昔から今に至るまで、匹敵するものがないこと。
1968 古今無比 ここんむひ 【非見出し】
昔から今に至るまで、匹敵するものがないこと。⇒古今無双
1969 古今無類 ここんむるい 【非見出し】
昔から今に至るまで、匹敵するものがないこと。⇒古今無双
1970 狐死首丘 こししゅきゅう 【準1級】[準1級]
故郷を忘れないたとえ。また、物事の根本を忘れないたとえ。
1971 虎視眈眈 こしたんたん 【1級】
すきがあればつけこもうと、じっと機会をねらうこと。
1972 五十知命 ごじゅうちめい 【5級】
五十歳で天命を知ること。
1973 枯樹生華 こじゅせいか 【3級】
非常な困難の中で活路が開かれるたとえ。また、老い衰えた人が生気を取り戻すことのたとえ。
1974 枯樹生花 こじゅせいか 【非見出し】
非常な困難の中で活路が開かれるたとえ。また、老い衰えた人が生気を取り戻すことのたとえ。⇒枯樹生華
1975 五盛陰苦 ごじょうおんく 【準1級】
人間の身心を形成する五つの要素から生ずる苦痛のこと。⇒五陰盛苦
1976 後生大事 ごしょうだいじ 【5級】[4級]
常に心をこめて物事に励むこと。また、物を大切に保持すること。
1977 股掌之臣 こしょうのしん 【非見出し】
君主の手足となり輔佐する大臣。また、そのような部下。⇒股肱之臣
1978 虎嘯風生 こしょうふうしょう 【1級】
すぐれた人が時を得て奮起するたとえ。
1979 虎嘯風洌 こしょうふうれつ 【非見出し】
すぐれた人が時を得て奮起するたとえ。⇒虎嘯風生
1980 後生菩提 ごしょうぼだい 【準1級】
来世に極楽往生して悟りをひらくこと。
1981 孤城落月 こじょうらくげつ 【非見出し】
零落して昔の勢いを失い、助けもなく心細いさま。⇒孤城落日
1982 孤城落日 こじょうらくじつ 【3級】[3級][準2級][2級]
零落して昔の勢いを失い、助けもなく心細いさま。
1983 五濁悪世 ごじょくあくせ 【準1級】
末世のこと。
1984 古色古香 こしょくここう 【非見出し】
見るからに古めかしく、趣のあるさま。⇒古色蒼然
1985 古色蒼然 こしょくそうぜん 【準1級】[準1級]
見るからに古めかしく、趣のあるさま。
1986 故事来歴 こじらいれき 【5級】[4級][3級][準2級][2級]
物事の由来や歴史。また、物事がそういう結果になった理由やいきさつ。
1987 古事来歴 こじらいれき 【非見出し】
物事の由来や歴史。また、物事がそういう結果になった理由やいきさつ。⇒故事来歴
1988 古人糟魄 こじんのそうはく 【1級】
言葉や文章では聖人・賢人の本質を伝えるのは不可能だということ。
1989 古人糟粕 こじんのそうはく 【非見出し】
言葉や文章では聖人・賢人の本質を伝えるのは不可能だということ。⇒古人糟魄
1990 胡説八道 こせつはちどう 【非見出し】
筋の通らないでたらめなことば。⇒胡説乱道
1991 鼓舌揺脣 こぜつようしん 【1級】
盛んにしゃべりたてること。
1992 鼓舌揺唇 こぜつようしん 【非見出し】
盛んにしゃべりたてること。⇒鼓舌揺脣
1993 胡説乱道 こせつらんどう 【準1級】
筋の通らないでたらめなことば。
1994 五臓六腑 ごぞうろっぷ 【1級】
からだの中すべて。また、心の中。
1995 梧鼠五技 ごそごぎ 【非見出し】
専門のないことのたとえ。⇒梧鼠之技
1996 梧鼠五能 ごそごのう 【非見出し】
専門のないことのたとえ。⇒梧鼠之技
1997 梧鼠之技 ごそのぎ 【準1級】
専門のないことのたとえ。
1998 鼠之技 ごそのぎ 【非見出し】
専門のないことのたとえ。⇒梧鼠之技
1999 胡孫入袋 こそんにゅうたい 【準1級】
官職につくなどして自由を奪われるたとえ。また、自由にものごとができないたとえ。
2000 入袋 こそんにゅうたい 【非見出し】
官職につくなどして自由を奪われるたとえ。また、自由にものごとができないたとえ。⇒胡孫入袋
2001 五体投地 ごたいとうち 【5級】
頭と両手(両肘)、両足(両膝)を地面につけて行う拝礼。
2002 誇大妄想 こだいもうそう 【準2級】[準2級][2級]
自分の現状を実際以上に想像して事実のように思いこむこと。
2003 胡蝶之夢 こちょうのゆめ 【準1級】
万物一体観に立つ人の心境・境地。また、人生のはかないことのたとえ。
2004 蝴蝶之夢 こちょうのゆめ 【非見出し】
万物一体観に立つ人の心境・境地。また、人生のはかないことのたとえ。⇒胡蝶之夢
2005 克己復礼 こっきふくれい 【3級】[準1級]
私欲を抑制し、社会の規範や礼儀にかなった行動をすること。
2006 刻苦精励 こっくせいれい 【非見出し】
非常に苦労して、ひたすら仕事や勉学に励むこと。⇒刻苦勉励
2007 刻苦勉励 こっくべんれい 【3級】[3級][準2級][2級]
非常に苦労して、ひたすら仕事や勉学に励むこと。
2008 国君含垢 こっくんがんこう 【準1級】
君主が恥を忍ぶこと。
2009 滑稽洒脱 こっけいしゃだつ 【1級】
知力にとみ弁舌さわやかな口調で会話をあやつり、俗気がなくさっぱりとしていること。
2010 骨肉相軌 こつにくそうき 【非見出し】
肉親どうしが争うこと。⇒骨肉相食
2011 骨肉相食 こつにくそうしょく 【5級】
肉親どうしが争うこと。
2012 虎擲竜 こてきりょうだ 【配当外】
英雄が戦うたとえ。
2013 涸轍鮒魚 こてつのふぎょ 【1級】
危機や困難が目の前にさしせまっていること。また、窮地に立たされた人のたとえ。
2014 梧桐一葉 ごどういちよう 【準1級】
物事が衰える兆しのこと。
2015 虎頭蛇尾 ことうだび 【2級】
初めは盛んで、終わりがふるわないたとえ。
2016 孤独矜寡 こどくかんか 【1級】
四種の苦しみで訴えるところのない人。
2017 孤独鰥寡 こどくかんか 【非見出し】
非常に苦労して、ひたすら仕事や勉学に励むこと。⇒刻苦勉励
2018 孤独狷介 こどくけんかい 【非見出し】
固く自分の意志を守って、他人と和合しないこと。⇒狷介孤高
2019 胡馬北風 こばほくふう 【準1級】[準1級]
故郷を懐かしむたとえ。
2020 寤寐思服 ごびしふく 【1級】
寝ても覚めても忘れないこと。
2021 虎尾春氷 こびしゅんぴょう 【2級】
きわめて危険なことのたとえ。
2022 虎皮羊質 こひようしつ 【非見出し】
外見は立派だが中身がないこと。⇒羊質虎皮
2023 五風十雨 ごふうじゅうう 【5級】
世の中が平穏であるたとえ。
2024 鼓腹撃壌 こふくげきじょう 【準2級】[準1級]
理想的な政治がゆきとどいて、人々が平和な生活をすること。
2025 鼓舞激励 こぶげきれい 【3級】[準2級][2級]
盛んにふるいたたせ励ますこと。
2026 虎吻鴟目 こふんしもく 【非見出し】
冷酷で義理人情をわきまえない人のこと。⇒人面獣心
2027 孤峰絶岸 こほうぜつがん 【3級】
文章や詩などが他より格段に優れているたとえ。
2028 枯木寒巌 こぼくかんがん 【準1級】[準1級]
世俗を超越して無心の境地にあること。
2029 枯木死灰 こぼくしかい 【非見出し】
衰えて生気がないさま。また、意欲に乏しいさま。無為自然の境地にあること。⇒稿木死灰
2030 枯木生花 こぼくせいか 【非見出し】
非常な困難の中で活路が開かれるたとえ。また、老い衰えた人が生気を取り戻すことのたとえ。⇒枯樹生華
2031 枯木生葉 こぼくせいよう 【非見出し】
非常な困難の中で活路が開かれるたとえ。また、老い衰えた人が生気を取り戻すことのたとえ。⇒枯樹生華
2032 枯木逢春 こぼくほうしゅん 【非見出し】
苦境を脱して生を得るたとえ。また、生命力を回復するたとえ。⇒枯木竜吟
2033 枯木竜吟 こぼくりょうぎん 【準1級】
苦境を脱して生を得るたとえ。また、生命力を回復するたとえ。
2034 枯木冷灰 こぼくれいかい 【非見出し】
衰えて生気がないさま。また、意欲に乏しいさま。無為自然の境地にあること。⇒稿木死灰
2035 虚融澹泊 こゆうたんぱく 【1級】
悟りの境地に至ること。
2036 孤立無援 こりつむえん 【3級】[準2級][2級]
ひとりぼっちで頼るものがないこと。
2037 孤立無親 こりつむしん 【非見出し】
ひとりぼっちで頼るものがないこと。⇒孤立無援
2038 五里霧中 ごりむちゅう 【4級】[4級][準2級]
物事の手がかりがつかめずとまどうこと。
2039 狐狸妖怪 こりようかい 【準1級】[準1級]
人間をだましたり怖がらせたりする悪い生き物や化け物のこと。また、ひそかに悪事を働く者のたとえ。
2040 五倫五常 ごりんごじょう 【準2級】
人としてふみ守らなければならない道徳のこと。
2041 五倫十起 ごりんじっき 【1級】
清廉公正な者にも私心はあるということ。
2042 孤陋寡聞 ころうかぶん 【準2級】
学問が偏っていて狭く、見聞が少ないこと。
2043 虎狼之心 ころうのこころ 【非見出し】
野心の盛んなさま。また、無道で貪欲なさま。⇒狼貪虎視
2044 虎狼之毒 ころうのどく 【非見出し】
野心の盛んなさま。また、無道で貪欲なさま。⇒狼貪虎視
2045 渾金璞玉 こんきんはくぎょく 【1級】
人の素質がすぐれていて飾りけのないたとえ。⇒璞玉渾金
2046 困苦欠乏 こんくけつぼう 【3級】[2級]
生活するのに必要な物の不足で苦しむこと。
2047 欣求浄土 ごんぐじょうど 【準1級】[準1級]
死後、極楽浄土に行けるように心から願うこと。
2048 金剛堅固 こんごうけんご 【非見出し】
きわめて堅固でこわれないこと。また、志をかたく守って変えないたとえ。⇒金剛不壊
2049 金剛不壊 こんごうふえ 【準1級】[準1級]
きわめて堅固でこわれないこと。また、志をかたく守って変えないたとえ。
2050 言語道断 ごんごどうだん 【5級】[5級][4級][3級]
言葉で言い表せないほどひどいこと。
2051 渾渾沌沌 こんこんとんとん 【1級】
入り乱れて明らかでないさま。
2052 混混沌沌 こんこんとんとん 【非見出し】
入り乱れて明らかでないさま。⇒渾渾沌沌
2053 崑山片玉 こんざんへんぎょく 【非見出し】
容易に得がたい人物または出来事。また、高潔で世俗を超越した人柄。⇒桂林一枝
2054 今昔之感 こんじゃくのかん 【準1級】
今と昔を思い比べて、時世や境遇の大きな変化をしみじみ感じる気持ち。
2055 困獣猶闘 こんじゅうゆうとう 【非見出し】
弱者も追いつめられて必死になれば、強者に思いもよらない力で抵抗し勝つこともあるというたとえ。⇒窮鼠噛猫
2056 魂銷魄散 こんしょうはくさん 【非見出し】
おおいに驚き恐れること。⇒魂飛魄散
2057 根深柢固 こんしんていこ 【1級】
物事の基礎をしっかり固めること。⇒深根固柢
2058 今是昨非 こんぜさくひ 【4級】
今になって過去のあやまちに気づくこと。
2059 懇切周到 こんせつしゅうとう 【非見出し】
ねんごろに真心から親切を尽くすこと。⇒懇到切至
2060 懇切丁寧 こんせつていねい 【非見出し】[2級]
ねんごろに真心から親切を尽くすこと。⇒懇到切至
2061 渾然一体 こんぜんいったい 【1級】
別々のものが溶けあって区別がつかないさま。
2062 混然一体 こんぜんいったい 【非見出し】
別々のものが溶けあって区別がつかないさま。⇒渾然一体
2063 困知勉行 こんちべんこう 【5級】
苦しんで学び努力して物事を実行すること。
2064 昏定晨省 こんていしんせい 【1級】
親に孝行をつくすこと。
2065 懇到切至 こんとうせっし 【準2級】
ねんごろに真心から親切を尽くすこと。
2066 到切至 こんとうせっし 【非見出し】
ねんごろに真心から親切を尽くすこと。⇒懇到切至
2067 蒟蒻問答 こんにゃくもんどう 【1級】
まとはずれでとんちんかんな問答や返事。
2068 魂飛胆裂 こんひたんれつ 【非見出し】
おおいに驚き恐れること。⇒魂飛魄散
2069 魂飛魄散 こんひはくさん 【1級】
おおいに驚き恐れること。
2070 今来古往 こんらいこおう 【非見出し】
昔から今に至るまで。昔から。⇒古往今来
2071 金輪奈落 こんりんならく 【2級】
物事の極限のこと。また、どこまでも・絶対にの意。
2072 渾崙呑棗 こんろんどんそう 【1級】
人の教えをただ鵜呑みにするだけでは、その真理を会得することはできないということ。
2073 塞翁失馬 さいおうしつば 【2級】
人生の幸不幸は予測できないので、いたずらに一喜一憂すべきではないということ。
2074 塞翁之馬 さいおうのうま 【非見出し】
人生の幸不幸は予測できないので、いたずらに一喜一憂すべきではないということ。⇒塞翁失馬
2075 斎戒沐浴 さいかいもくよく 【1級】[1級]
神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること。
2076 採菓汲水 さいかきっすい 【準1級】
厳しい仏道修行をすること。
2077 採果汲水 さいかきっすい 【非見出し】
厳しい仏道修行をすること。⇒採菓汲水
2078 採花汲水 さいかきっすい 【非見出し】
厳しい仏道修行をすること。⇒採菓汲水
2079 歳寒三友 さいかん(の)さんゆう 【4級】
冬に友とすべき三つの植物、松と竹と梅。
2080 歳寒松柏 さいかん(の)しょうはく 【準1級】
逆境にあっても志や節操を変えないたとえ。
2081 才気横溢 さいきおういつ 【非見出し】
機転がきき、才能があふれていること。⇒才気煥発
2082 才気煥発 さいきかんぱつ 【1級】
機転がきき、才能があふれていること。
2083 歳月不待 さいげつふたい 【4級】
年月はすみやかに過ぎさり、人の都合などを待ってはくれないということ。
2084 罪業消滅 ざいごうしょうめつ 【準2級】
現世での悪い行いも、仏道修行によって消し去ることができるということ。
2085 砕骨粉身 さいこつふんしん 【非見出し】
全力を尽くして努力すること。また、骨身惜しまず働くこと。⇒粉骨砕身
2086 在在所所 ざいざいしょしょ 【5級】
あちらこちら。また、いたるところ。
2087 再三再四 さいさんさいし 【5級】
たびたび。何度も何度も。
2088 才子佳人 さいしかじん 【3級】[準1級]
非常にすぐれた男と女。
2089 在邇求遠 ざいじきゅうえん 【1級】[1級]
人としての正しい道は自分自身の中に求めるべきなのに、とかく人は遠い所にそれを求めようとするということ。
2090 妻子眷族 さいしけんぞく 【1級】
妻と子、家族と血縁関係にある親族のこと。
2091 妻子眷属 さいしけんぞく 【非見出し】
妻と子、家族と血縁関係にある親族のこと。⇒妻子眷族
2092 才子多病 さいしたびょう 【5級】
才能のある人はとかく病気がちだということ。
2093 犀舟勁 さいしゅうけいしゅう 【配当外】
堅牢な舟と強いかい。
2094 載舟覆舟 さいしゅうふくしゅう 【3級】
君主は人民によって支えられ、また、人民によって滅ぼされるということ。転じて、人は味方になることもあれば、敵にまわることもあるということ。
2095 才色兼備 さいしょくけんび 【4級】[4級][3級][準2級]
女性がすぐれた才能と美しい容姿の両方に恵まれていること。
2096 採薪汲水 さいしんきゅうすい 【準1級】[準1級][1級]
自然の中で簡素な生活を営むこと。
2097 采薪汲水 さいしんきゅうすい 【非見出し】
自然の中で簡素な生活を営むこと。⇒採薪汲水
2098 採薪之憂 さいしんのうれい 【準1級】
自分が病気を患っていることを謙遜していう語。
2099 采薪之憂 さいしんのうれい 【非見出し】
自分が病気を患っていることを謙遜していう語。⇒採薪之憂
2100 砕身粉骨 さいしんふんこつ 【非見出し】
全力を尽くして努力すること。また、骨身惜しまず働くこと。⇒粉骨砕身
2101 細心翼翼 さいしんよくよく 【非見出し】
気が小さくて、びくびくしているさま。⇒小心翼翼
2102 祭政一致 さいせいいっち 【4級】
神を祭ることと政治は一体であるという考え。
2103 祭政分離 さいせいぶんり 【非見出し】
政治と宗教の結びつきを切ること。⇔祭政一致
2104 載籍浩瀚 さいせきこうかん 【1級】[1級]
書物が多いことのたとえ。
2105 差以千里 さいせんり 【非見出し】
初めを慎むべきことをいう。初めはほんのわずかの違いであるが結果は非常に大きな過ちとなる。⇒毫釐千里
2106 灑掃応対 さいそうおうたい 【1級】[1級]
日常生活に必要な仕事や作法のこと。
2107 洒掃薪水 さいそうしんすい 【追加】[1級]
家事労働のこと。
2108 裁断批評 さいだんひひょう 【5級】
裁判官が判決を下すように、文芸作品を一段高いある基準で判定する批評の方法。
2109 採長補短 さいちょうほたん 【5級】
人の長所をとり入れ、自分の短所を補うこと。
2110 采椽不 さいてんふたく 【配当外】
質素な建物のこと。
2111 妻梅子鶴 さいばいしかく 【非見出し】
俗世を離れた清らかで風雅な隠遁生活のたとえ。⇒梅妻鶴子
2112 西方浄土 さいほうじょうど 【準2級】[2級]
阿弥陀仏の在す極楽浄土。
2113 彩鳳随鴉 さいほうずいあ 【1級】
自分より劣る人に嫁がされること。また、それに不満をもつこと。
2114 西方世界 さいほうせかい 【非見出し】
仏教で、阿弥陀仏がいるという安楽の世界のこと。⇒極楽浄土
2115 才貌両全 さいぼうりょうぜん 【非見出し】
女性がすぐれた才能と美しい容姿の両方に恵まれていること。⇒才色兼備
2116 菜圃麦隴 さいほばくろう 【1級】
水をたたえずに、野菜や穀類を栽培する農耕地、すなわち畑のこと。
2117 豺狼当路 さいろうとうろ 【1級】[1級]
暴虐で非道な人が枢要な地位にあることのたとえ。また、権力を握っている者の暴虐のたとえ。
2118 左往右往 さおううおう 【5級】
多くの人がうろたえて右に行ったり左に行ったり混乱すること。⇒右往左往
2119 坐臥行歩 ざがこうほ 【準1級】
立ち居振る舞いをいう。
2120 座臥行歩 ざがこうほ 【非見出し】
立ち居振る舞いをいう。⇒坐臥行歩
2121 鑿歯尺牘 さくしせきとく 【1級】
晋の習鑿歯は手紙で議論するのにすぐれていた。
2122 作史三長 さくしのさんちょう 【5級】
史書を著作する史家に必要な三つの長所。才知・学問・識見のこと。
2123 削株掘根 さくしゅくっこん 【非見出し】
災いを根こそぎ除きさること。問題を根本から解決するたとえ。⇒翦草除根
2124 鑿窓啓 さくそうけいゆう 【1級】
さまざまな考え方に学んで、見識を広めること。
2125 削足適履 さくそくてきり 【準2級】
目先のことに気をとられて、大事なことを忘れてしまうこと。
2126 昨非今是 さくひこんぜ 【4級】
今になって過去のあやまちに気づくこと。⇒今是昨非
2127 作文三上 さくぶんさんじょう 【5級】
文章の構想を練るのに適した三つの場所。馬上・枕上・厠上の三つをいう。
2128 鑿壁偸光 さくへきとうこう 【1級】[1級]
苦学することのたとえ。
2129 左建外易 さけんがいえき 【5級】
道理にもとるやり方で勢力や権力を増すこと。
2130 左顧右吩 さこうはん 【非見出し】
右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。⇒右顧左眄
2131 左顧右眄 さこうべん 【1級】
右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。⇒右顧左眄
2132 瑣砕細膩 ささいさいじ 【1級】[1級]
情のこまやかなこと。
2133 坐作進退 ざさしんたい 【準1級】
立ち居振る舞い。
2134 座作進退 ざさしんたい 【非見出し】
立ち居振る舞い。⇒坐作進退
2135 坐視不救 ざしふきゅう 【非見出し】
他人の災難をただ見物するだけで、救いの手をさしのべようとしないこと。⇒隔岸観火
2136 左支右吾 さしゆうご 【準1級】
いろいろ手を尽くして難を避けること。
2137 左枝右梧 さしゆうご 【非見出し】
いろいろ手を尽くして難を避けること。⇒左支右吾
2138 砂上楼閣 さじょうのろうかく 【3級】
長続きしない物事のたとえ。また、空想するだけで実現不可能な計画。
2139 坐薪懸胆 ざしんけんたん 【準1級】
将来の成功のためにひどく苦労するたとえ。
2140 左戚右賢 させきゆうけん 【2級】
親戚の者を低い地位(左)におき、賢者を高い地位(右)におくこと。
2141 蹉歳月 さたさいげつ 【1級】
ただ時間をむだにして、むなしく過ごすこと。
2142 蹉白髪 さたはくはつ 【非見出し】
ただ時間をむだにして、むなしく過ごすこと。⇒蹉歳月
2143 沙中偶語 さちゅうのぐうご 【2級】
臣下が謀反の相談をすること。
2144 察言観色 さつげんかんしき 【5級】
言葉や顔つきから、相手の性格や考え方を見抜くこと。
2145 左提右挈 さていゆうけつ 【追加】[1級]
左右の手で携えること。互いに助け合うこと。
2146 左武右文 さぶゆうぶん 【非見出し】
文武両道を兼ね備えること。⇒右文左武
2147 左文右武 さぶんゆうぶ 【非見出し】
文武の両道を兼ね備えていること。⇒経文緯武
2148 左眄右顧 さべんうこ 【1級】
右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。⇒右顧左眄
2149 左右傾側 さゆうけいそく 【非見出し】
右を見たり左を見たりためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。⇒右顧左眄
2150 沙羅双樹 さらそうじゅ 【2級】
釈迦が涅槃に入ったとき、その四方に二本ずつあったという沙羅の木。
2151 娑羅双樹 さらそうじゅ 【非見出し】
釈迦が涅槃に入ったとき、その四方に二本ずつあったという沙羅の木。⇒沙羅双樹
2152 桟雲峡雨 さんうんきょうう 【準2級】
かけ橋の付近に起こる雲と谷あいに降る雨。
2153 三槐九棘 さんかいきゅうきょく 【1級】
三公と九卿。
2154 山海之盟 さんかいのめい 【非見出し】
きわめて堅い誓い。⇒海誓山盟
2155 三界無安 さんがいむあん 【5級】
この世に生きることは、いろいろ苦労が多く少しも心が安まることがないこと。
2156 三界流転 さんがいるてん 【準2級】
いのちあるものはすべて、前世・現世・来世の三世にわたって、生死を繰り返し迷いつづけるということ。
2157 山河襟帯 さんがきんたい 【準2級】[準1級]
自然の要害のこと。
2158 三寒四温 さんかんしおん 【5級】[4級][3級]
寒かったり暖かかったりすること。
2159 山簡倒載 さんかんとうさい 【4級】
大酒飲みのたとえ。
2160 三跪九叩 さんききゅうこう 【1級】
清朝の敬礼法。三度ひざまずき、九度頭を地につけて拝礼すること。
2161 三跪九拝 さんききゅうはい 【非見出し】
清朝の敬礼法。三度ひざまずき、九度頭を地につけて拝礼すること。⇒三跪九叩
2162 残虐非道 ざんぎゃくひどう 【非見出し】
むごたらしくて人道にそむいた行い。⇒残酷非道
2163 山窮水尽 さんきゅうすいじん 【非見出し】
追いつめられて苦境から逃れようもない状態。また、苦境におちいって困りはてること。⇒窮途末路
2164 三釁三浴 さんきんさんよく 【1級】
相手を大切に思う心をあらわす語。
2165 三薫三沐 さんくんさんもく 【1級】
相手を大切に思う心をあらわす語。⇒三釁三浴
2166 三軍暴骨 さんぐんばくこつ 【4級】
戦いに大敗すること。
2167 三綱五常 さんこうごじょう 【3級】
三つの根本的な道徳と常に行うべき五つの道。
2168 残膏馥 ざんこうしょうふく 【配当外】
すぐれた人物や詩文の形容。
2169 山光水色 さんこうすいしょく 【非見出し】
山の形と水のようす。⇒山容水態
2170 山高水長 さんこうすいちょう 【5級】
人の品性が高大で高潔なたとえ。
2171 山肴野 さんこうやそく 【配当外】
山野の肉や野菜。山の幸、野の幸。
2172 残羹冷炙 ざんこうれいしゃ 【非見出し】
恥辱を受けるたとえ。⇒残杯冷炙
2173 残酷非道 ざんこくひどう 【準2級】
むごたらしくて人道にそむいた行い。
2174 三顧之礼 さんこのれい 【準1級】
礼を尽くして有能な人材を招くこと。
2175 斬衰斉衰 ざんさいしさい 【準1級】
喪服の種類。
2176 三三五五 さんさんごご 【5級】
ばらばらと。ちらほらと。数人ずつかたまって道を行くさま。
2177 残山剰水 ざんざんじょうすい 【準2級】
戦乱のあとに残った荒廃した山や川の自然。⇒剰水残山
2178 三三両両 さんさんりょうりょう 【非見出し】
ばらばらと。ちらほらと。数人ずつかたまって道を行くさま。⇒三三五五
2179 三豕己亥 さんしきがい 【非見出し】
文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。⇒三豕渉河
2180 三豕金根 さんしきんこん 【非見出し】
文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。⇒三豕渉河
2181 三思後行 さんしこうこう 【5級】
物事を行う場合に、よくよく考えたのちにはじめて実行に移すこと。
2182 三豕渉河 さんししょうか 【1級】[1級]
文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。
2183 山紫水明 さんしすいめい 【4級】[4級][準2級][2級]
自然の景観が清らかで美しいこと。
2184 三豕渡河 さんしとか 【非見出し】
文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。⇒三豕渉河
2185 三枝之礼 さんしのれい 【準1級】
親に対して礼儀と孝行を重んじること。
2186 三尺秋水 さんじゃく(の)しゅうすい 【5級】
よくみがかれた剣。
2187 三者三様 さんしゃさんよう 【5級】
考え方ややり方などが、人によってそれぞれ違うこと。
2188 三舎退避 さんしゃたいひ 【4級】
相手にとてもかなわないと思って遠慮する、恐れ避けること。
2189 三者鼎談 さんしゃていだん 【準1級】
三人が向かい合って話し合うこと。
2190 三者鼎立 さんしゃていりつ 【準1級】[準1級]
三者が分かれて並び立つこと。
2191 三十而立 さんじゅうじりつ 【準1級】
三十歳で学識や道徳上の自信を得て思想が確立すること。
2192 三十六計 さんじゅうろくけい 【5級】
逃げるべきときには逃げるのがどんな策より一番安全の策である。
2193 三種神器 さんしゅのじんぎ 【5級】
皇位の標識とした三つの宝物。
2194 蚕食鯨呑 さんしょくげいどん 【追加】[準1級]
大国が弱小国を侵略・併合していくこと。
2195 斬新奇抜 ざんしんきばつ 【2級】[2級][準1級][1級]
物事の着想が独特で、これまでにない新しさを兼ね備えていること。
2196 三寸不律 さんずんふりつ 【5級】
短い筆。
2197 三世一爨 さんせいいっさん 【1級】[1級]
三代の家族が一つの家に同居すること。
2198 三聖吸酸 さんせいきゅうさん 【5級】
儒教の蘇軾、道教の黄庭堅、仏教の僧仏印の三人が、桃花酸という酢をなめて三人ともそのすっぱさに顔をしかめたということ。
2199 山清水秀 さんせいすいしゅう 【非見出し】
自然の景観が清らかで美しいこと。⇒山紫水明
2200 三世同居 さんせいどうきょ 【非見出し】
三代の家族が一つの家に同居すること。⇒三世一爨
2201 三世同爨 さんせいどうさん 【非見出し】
三代の家族が一つの家に同居すること。⇒三世一爨
2202 三世同堂 さんせいどうどう 【非見出し】
三代の家族が一つの家に同居すること。⇒三世一爨
2203 三牲之養 さんせいのよう 【準1級】
親にご馳走をして親孝行をする。
2204 三尺童子 さんせきのどうじ 【準1級】
七、八歳の子供。
2205 三千世界 さんぜんせかい 【5級】
この世のすべてをいう。
2206 山藪蔵疾 さんそうぞうしつ 【準1級】
大事をなす大人物は多少欠点はあってもあらゆる人を包み込む度量があるたとえ。
2207 残息奄奄 ざんそくえんえん 【準1級】
いまにも滅びそうな苦しいさま。⇒気息奄奄
2208 三足鼎立 さんそくていりつ 【非見出し】
三者が分かれて並び立つこと。⇒三者鼎立
2209 三諦円融 さんだいえんにゅう 【準1級】
仏教で、空・仮・中の三つの真理がその立場を保ちながら、各々が他の二つを含む形で互いに解けあって、同時に成立していること。⇒円融三諦
2210 三多三上 さんたさんじょう 【非見出し】
文章の構想を練るのに適した三つの場所。馬上・枕上・厠上の三つをいう。⇒作文三上
2211 惨憺経営 さんたんけいえい 【1級】
心をくだき悩ましてあれこれ考え計画すること。
2212 惨澹経営 さんたんけいえい 【非見出し】
心をくだき悩ましてあれこれ考え計画すること。⇒惨憺経営
2213 山中暦日 さんちゅうれきじつ 【4級】
俗世を離れて悠々と暮らすこと。
2214 三徴七辟 さんちょうしちへき 【非見出し】
礼を尽くして有能な人材を招くこと。⇒三顧之礼
2215 斬釘截鉄 ざんていせってつ 【1級】
釘や鉄を断ち切る。毅然として決断力があるたとえ。
2216 参天弐地 さんてんじち 【準1級】
天地と徳を等しくする。
2217 讒諂面諛 ざんてんめんゆ 【1級】
人の悪口を言ってこびへつらうこと。
2218 山濤識量 さんとうしきりょう 【準1級】
すぐれた識見や器量をもつ人のたとえ。
2219 残忍酷薄 ざんにんこくはく 【準2級】
思いやりがなくむごいこと。
2220 三人成虎 さんにんせいこ 【2級】
真実でないことも、多くの人が言うといつのまにか真実であるかのようになってしまうたとえ。
2221 残忍非道 ざんにんひどう 【非見出し】
むごたらしくて人道にそむいた行い。⇒残酷非道
2222 三人文殊 さんにんもんじゅ 【3級】
一人ではよい知恵が浮かばなくても、三人が協力すればよい考えが出るものだ。
2223 三人文珠 さんにんもんじゅ 【非見出し】
一人ではよい知恵が浮かばなくても、三人が協力すればよい考えが出るものだ。⇒三人文殊
2224 残念至極 ざんねんしごく 【非見出し】
非常にくやしいこと。⇒残念無念
2225 残念無念 ざんねんむねん 【5級】
非常にくやしいこと。
2226 三拝九叩 さんぱいきゅうこう 【非見出し】
何度も頭を下げて人にものを頼むこと。⇒三拝九拝
2227 三拝九拝 さんぱいきゅうはい 【5級】
何度も頭を下げて人にものを頼むこと。
2228 残杯冷肴 ざんぱいれいこう 【非見出し】
恥辱を受けるたとえ。⇒残杯冷炙
2229 残杯冷炙 ざんぱいれいしゃ 【1級】[1級]
恥辱を受けるたとえ。
2230 三百代言 さんびゃくだいげん 【5級】
詭弁を弄すること。
2231 賛否両論 さんぴりょうろん 【追加】[5級]
賛成と反対の両方の意見。
2232 散文精神 さんぶんせいしん 【5級】
浪漫的・詩的感覚を排し、人生の実態をリアリズムの立場で冷静、客観的に見つめようとする小説執筆上の精神のありかた。
2233 三分鼎足 さんぶんていそく 【準1級】
鼎の足のように天下を三分して三つの国が並び立つこと。
2234 三分鼎立 さんぶんていりつ 【非見出し】
鼎の足のように天下を三分して三つの国が並び立つこと。⇒三分鼎足
2235 三平二満 さんぺいじまん 【5級】
じゅうぶんではないが、心がやすらかで満足していること。
2236 残編断簡 ざんぺんだんかん 【5級】
書物の切れ端。
2237 讒謗罵詈 ざんぼうばり 【1級】
ありとあらゆる悪口をいうこと。⇒罵詈讒謗
2238 山木自寇 さんぼくじこう 【非見出し】
才があることでかえってわざわいに遭うこのたとえ。⇒膏火自煎
2239 三位一体 さんみいったい 【5級】
別々の三つのものが一つのように緊密に結びつくこと。また、三者が心をあわせること。
2240 山明水秀 さんめいすいしゅう 【非見出し】
自然の景観が清らかで美しいこと。⇒山紫水明
2241 三面六臂 さんめんろっぴ 【1級】[1級]
一人で数人分の働きをしたり、多方面で活躍したりすること。
2242 山容水色 さんようすいしょく 【非見出し】
山の形と水のようす。⇒山容水態
2243 山容水態 さんようすいたい 【5級】
山の形と水のようす。
2244 三浴三薫 さんよくさんくん 【準2級】
相手を大切に思う心をあらわす語。⇒三釁三浴
2245 山礪河帯 さんれいかたい 【準1級】
永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。⇒河山帯礪
2246 三令五申 さんれいごしん 【4級】
くどくどと言い聞かすこと。
2247 暫労永逸 ざんろうえいいつ 【非見出し】
一度苦労すれば、長くその利を得られること。また、わずかの苦労で多くの安楽が得られること。⇒一労永逸
2248 三老五更 さんろうごこう 【4級】
徳の高い長老。
2249 思案投首 しあんなげくび 【5級】
あれこれ考えあぐんで困っているさま。
2250 詩歌管弦 しいかかんげん 【準2級】[2級]
文学と音楽のこと。
2251 詩歌管絃 しいかかんげん 【非見出し】
文学と音楽のこと。⇒詩歌管弦
2252 尸位素餐 しいそさん 【1級】[1級]
ある地位にいて職責を果たさずにむだに禄をもらっていること。
2253 侈衣美食 しいびしょく 【1級】
ぜいたくなたとえ。
2254 子為父隠 しいふいん 【4級】
お互いに悪いところがあってもそれを隠し、かばいあうことが父と子の正しい道であるということ。
2255 時雨之化 じうのか 【準1級】
いつくしみ深い君主の教化が及ぶことのたとえ。
2256 慈烏反哺 じうはんぽ 【準1級】
親に恩を返すこと。
2257 持盈保泰 じえいほたい 【準1級】
満ち足りて安らかな状態を長く保つこと。
2258 四海兄弟 しかいけいてい 【4級】
世界中の人々はみな兄弟のように仲良くすべきだということ。
2259 四海同胞 しかいどうほう 【3級】
世界中の人々はみな兄弟のように仲良くすべきだということ。⇒四海兄弟
2260 死灰復然 しかいふくねん 【4級】
一度衰えた勢力が再び盛り返すこと。
2261 死灰復燃 しかいふくねん 【非見出し】
一度衰えた勢力が再び盛り返すこと。⇒死灰復然
2262 駟介旁旁 しかいほうほう 【1級】
鎧を装備した四頭立ての馬の引く戦車が戦場を駆け巡る。
2263 爾雅温文 じがおんぶん 【準1級】
態度や表情が穏やかで、言動が正しく美しいこと。⇒温文爾雅
2264 四角四面 しかくしめん 【非見出し】
一つの基準ですべてを決めようとして、応用や融通がきかないこと。⇒杓子定規
2265 自画自賛 じがじさん 【5級】[5級][4級][3級]
自分のことを自分でほめること。
2266 自画自讚 じがじさん 【非見出し】
自分のことを自分でほめること。⇒自画自賛
2267 止渇飲鴆 しかついんちん 【1級】
目先のことだけを考えて後の結果を顧みないこと。⇒飲鴆止渇
2268 歯豁頭童 しかつとうどう 【非見出し】
老人のこと。⇒頭童歯豁
2269 自家撞着 じかどうちゃく 【準1級】[準1級]
同じ人の言動や文章が前と後で矛盾していること。
2270 自家撞著 じかどうちゃく 【非見出し】
同じ人の言動や文章が前と後で矛盾していること。⇒自家撞着
2271 歯牙余論 しがのよろん 【2級】
わずかな言葉。
2272 自家薬籠 じかやくろう 【2級】
いつでも役に立てられるもの。わが手中のもの。
2273 紫幹翠葉 しかんすいよう 【準1級】[準1級]
山の木々がみずみずしく美しいさま。
2274 只管打坐 しかんたざ 【準1級】[準1級]
雑念をすててひたすら座禅すること。
2275 祗管打坐 しかんたざ 【非見出し】
雑念をすててひたすら座禅すること。⇒只管打坐
2276 自棄自暴 じきじぼう 【非見出し】
すてばちで、やけくそになる。⇒自暴自棄
2277 時期尚早 じきしょうそう 【準2級】[2級]
ある事を行うには、まだ時期が早すぎる。
2278 時機尚早 じきしょうそう 【非見出し】
ある事を行うには、まだ時期が早すぎる。⇒時期尚早
2279 色即是空 しきそくぜくう 【4級】[準2級]
万物の本質は空である。
2280 時機到来 じきとうらい 【非見出し】
ちょうどよい機会がくること。⇒好機到来
2281 識途老馬 しきとろうば 【非見出し】
長い経験を積んで得たすぐれた知恵や知識。⇒老馬之智
2282 自給自足 じきゅうじそく 【5級】[5級][4級]
必要な物を自分でまかない十分に足りるようにすること。
2283 至恭至順 しきょうしじゅん 【準2級】
人の言動にいたってすなおに従うこと。
2284 史魚屍諌 しぎょしかん 【準1級】
史魚は自分のしかばねで主君の霊公をいさめた故事。
2285 史魚尸諌 しぎょしかん 【非見出し】
史魚は自分のしかばねで主君の霊公をいさめた故事。⇒史魚屍諌
2286 史魚黜殯 しぎょちゅつひん 【非見出し】
史魚は自分のしかばねで主君の霊公をいさめた故事。⇒史魚屍諌
2287 史魚之直 しぎょのちょく 【非見出し】
史魚は自分のしかばねで主君の霊公をいさめた故事。⇒史魚屍諌
2288 四弘誓願 しぐぜいがん 【準1級】
すべての仏や菩薩のもつ四つの願い。
2289 四衢八街 しくはちがい 【1級】
大通りが四方八方に通じている大きな街のこと。
2290 四苦八苦 しくはっく 【5級】
さんざん苦労すること。非常な苦しみ。
2291 舳艫千里 じくろせんり 【1級】[1級]
多数の舟がはるか彼方まで連なること。
2292 子見南子 しけんなんし 【5級】
礼の道を守るため、回りの意見にまどわされず、自分の考えを通すこと。
2293 子建八斗 しけんはっと 【3級】
すぐれた才能を賞賛した語。
2294 自己暗示 じこあんじ 【5級】
自分で自分に暗示をかけること。
2295 舐糠及米 しこうきゅうまい 【1級】
被害がだんだん拡大すること。
2296 試行錯誤 しこうさくご 【3級】[3級][2級]
試みと失敗をくりかえしながら適切な方法を見つけること。
2297 自業自得 じごうじとく 【準2級】
自分から出たものは自分にかえるという意。
2298 自業自縛 じごうじばく 【非見出し】
自分から出たものは自分にかえるという意。⇒自業自得
2299 至公至平 しこうしへい 【5級】
きわめて公平である。
2300 豕交獣畜 しこうじゅうちく 【1級】
人をけだもの同様に扱うこと。
2301 師曠清耳 しこうせいじ 【非見出し】
耳が鋭敏なことのたとえ。⇒師曠之聡
2302 師曠之聡 しこうのそう 【1級】
耳が鋭敏なことのたとえ。
2303 四荒八極 しこうはっきょく 【4級】
世界中のあらゆる地域のこと。世界のすみずみ。
2304 市虎三伝 しこさんでん 【2級】
真実でないことも、多くの人が言うといつのまにか真実であるかのようになってしまうたとえ。⇒三人成虎
2305 事後承諾 じごしょうだく 【3級】
事がすんだあとで、それについての承諾をすること。また、承諾を与えること。
2306 自己韜晦 じことうかい 【1級】
自分の才能・地位・本心などをかくして表に出さないこと。
2307 自己撞着 じこどうちゃく 【非見出し】
同じ人の言動や文章が前と後で矛盾していること。⇒自家撞着
2308 刺股読書 しこどくしょ 【非見出し】
苦学のたとえ。⇒懸頭刺股
2309 自己満足 じこまんぞく 【追加】[5級]
これでよしとして、今の自分に満足すること。
2310 自己矛盾 じこむじゅん 【4級】[準2級]
同一人物の考えや行動が前後でつじつまが合わなくなること。
2311 而今而後 じこんじご 【準1級】
今からのち。
2312 士魂商才 しこんしょうさい 【3級】
武士の心と商人としての才能とを持ちあわせていること。
2313 自在奔放 じざいほんぽう 【非見出し】
気がねなしに自分の思うままに行動するさま。⇒自由奔放
2314 思索生知 しさくせいち 【準2級】
筋道をたどって物事をよく考えることによって、知恵がうまれるということ。
2315 屍山血河 しざんけつが 【準1級】
非常に激しい戦闘のたとえ。
2316 四散五裂 しさんごれつ 【非見出し】
ばらばらに分裂すること。⇒四分五裂
2317 時時刻刻 じじこくこく 【5級】
時を追ってつぎつぎと。
2318 志士仁人 ししじんじん 【5級】
学問修養に志す人と人徳のある人。
2319 獅子身中 しししんちゅう 【準1級】
内部からわざわいが生じること。また、恩をうけておきながら、逆に害悪を与えること。
2320 師資相承 ししそうしょう 【5級】[準1級]
師の教えを受け継ぐこと。また師から弟子へ学問・技術などを受け継いでいくこと。
2321 子子孫孫 ししそんそん 【5級】
末代まで。
2322 事実無根 じじつむこん 【5級】[4級][3級]
事実に基づいていないこと。
2323 舐痔得車 しじとくしゃ 【1級】
卑しいことをしてまで、大きな利益を手に入れること。
2324 獅子搏兎 ししはくと 【1級】
やさしいと思われることでも、全力をあげて努めるべきだということ。
2325 事事物物 じじぶつぶつ 【5級】
あらゆる物事。
2326 獅子奮迅 ししふんじん 【準1級】[準1級]
猛烈な勢いで活動すること。
2327 刺字漫滅 しじまんめつ 【3級】
長いあいだ人を訪問しない。
2328 耳視目食 じしもくしょく 【非見出し】
外見にとらわれ、衣食の本源を忘れてぜいたくに流れること。⇒目食耳視
2329 四百四病 ししゃくしびょう 【5級】
人のかかるあらゆる病気。
2330 四十不惑 しじゅうふわく 【4級】
四十歳であれこれ迷わなくなること。
2331 耳熟能詳 じじゅくのうしょう 【4級】
何度も聞きなれていることは、詳しく説明することができるということ。また、物事を知りつくしていること。
2332 自主独立 じしゅどくしつ 【非見出し】
人に頼らずに自分の尊厳を保つこと。⇒独立自尊
2333 自縄自縛 じじょうじばく 【準2級】[2級]
自分の心がけや言動によって、動きがとれなくなり苦しむこと。
2334 紙上談兵 しじょうだんぺい 【5級】
理屈だけで、実際にはまったく役に立たないこと。
2335 事上磨錬 じじょうまれん 【準2級】
実際に行動や実践をしながら知識や精神をみがき修養すること。
2336 梓匠輪輿 ししょうりんよ 【準1級】
大工と家具職人や車台・車輪を作る職人。
2337 姿色端麗 ししょくたんれい 【非見出し】
姿かたちの美しいこと。⇒容姿端麗
2338 四書五経 ししょごきょう 【4級】
聖人や賢人の言行や教えなどを記した儒教の聖典。
2339 死屍累累 ししるいるい 【準1級】
多くの死体が重なりあっているむごたらしいさま。
2340 徙薪曲突 ししんきょくとつ 【非見出し】
未然に災難を防ぐこと。⇒曲突徙薪
2341 詩人蛻骨 しじんぜいこつ 【1級】
銘茶をたたえる語。また、銘茶のこと。
2342 四神相応 しじんそうおう 【5級】
四神に応じた最もよいとされる地相のこと。
2343 詩人墨客 しじんぼっかく 【非見出し】
詩を作ったり書や絵をかいたりする風流人。⇒騒人墨客
2344 詩人墨卿 しじんぼっけい 【非見出し】
詩を作ったり書や絵をかいたりする風流人。⇒騒人墨客
2345 死生契闊 しせいけっかつ 【1級】
生死を共にすることを約束し、共に苦しみ努力すること。
2346 市井之臣 しせいのしん 【非見出し】
官職に就かない民間人。⇒草莽之臣
2347 死生有命 しせいゆうめい 【5級】
人の生き死には天命であり、人の力ではどうすることもできない。
2348 咫尺之功 しせきのこう 【非見出し】
わずかな功績。⇒尺寸之功
2349 咫尺之書 しせきのしょ 【1級】
短い書状。
2350 志節堅固 しせつけんご 【非見出し】
主義や考えなどを堅く守って変えないこと。⇒志操堅固
2351 時節到来 じせつとうらい 【非見出し】[4級][準2級]
ちょうどよい機会がくること。⇒好機到来
2352 自然選択 しぜんせんたく 【非見出し】
適しているものだけが自然に選ばれて残ること。⇒自然淘汰
2353 自然淘汰 しぜんとうた 【準1級】
適しているものだけが自然に選ばれて残ること。
2354 四戦之国 しせんのくに 【非見出し】
山や川の険しいところがなく、四方から攻撃される土地。⇔四塞之国
2355 四戦之地 しせんのち 【非見出し】
山や川の険しいところがなく、四方から攻撃される土地。⇔四塞之国
2356 紫緑眼 しぜんりょくがん 【1級】
西洋人。
2357 志操堅確 しそうけんかく 【非見出し】
主義や考えなどを堅く守って変えないこと。⇒志操堅固
2358 志操堅固 しそうけんご 【4級】[2級]
主義や考えなどを堅く守って変えないこと。
2359 四塞之国 しそくのくに 【準1級】
四方を山や川に囲まれて攻めにくく守りやすい要害の国をいう。
2360 四塞之地 しそくのち 【非見出し】
四方を山や川に囲まれて攻めにくく守りやすい要害の国をいう。⇒四塞之国
2361 止足之分 しそくのぶん 【非見出し】
節度を超えた欲望をもつことを戒めたもの。⇒知足不辱
2362 志大才疎 しだいさいそ 【準2級】
志は大きいが才能が乏しいこと。
2363 時代錯誤 じだいさくご 【3級】
時代の流れに合わない昔ながらの考え方。
2364 至大至剛 しだいしごう 【準2級】
ものすごく大きくて、ものすごく強い。
2365 志大智小 しだいちしょう 【非見出し】
志は大きいが才能が乏しいこと。⇒志大才疎
2366 舌先三寸 したさきさんずん 【5級】[4級][3級]
口先だけで誠実さがない。
2367 四達八通 したつはっつう 【非見出し】
道路が四方八方に広がっているさま。⇒四通八達
2368 七擒七縦 しちきんしちしょう 【非見出し】
敵を捕らえたり逃がしたりして味方にすること。⇒七縦七擒
2369 七死七生 しちししちしょう 【非見出し】
この世に生まれ変わる限りどこまでもということ。⇒一死七生
2370 七嘴八舌 しちしはちぜつ 【1級】[1級]
意見の多いこと。また、あちこちから意見の出ること。
2371 七十古稀 しちじゅうこき 【準1級】
七十歳の高齢まで生きられるのは古来より稀である。
2372 七十古希 しちじゅうこき 【非見出し】
七十歳の高齢まで生きられるのは古来より稀である。⇒七十古稀
2373 七種菜羹 しちしゅのさいこう 【1級】
七種の野菜の汁物。また、七種がゆ。七草がゆ。
2374 七縦七擒 しちしょうしちきん 【1級】[1級]
敵を捕らえたり逃がしたりして味方にすること。
2375 七縦八横 しちしょうはちおう 【非見出し】
何事も思いのままにすること。⇒自由自在
2376 七生報国 しちしょうほうこく 【非見出し】
いのちをかけて国に奉公すること。⇒一死報国
2377 四地相応 しちそうおう 【非見出し】
四神に応じた最もよいとされる地相のこと。⇒四神相応
2378 七転八起 しちてんはっき 【5級】[4級][準2級]
失敗を重ねても、くじけることなく奮起すること。
2379 七八起 しちてんはっき 【非見出し】
失敗を重ねても、くじけることなく奮起すること。⇒七転八起
2380 七八倒 しちてんばっとう 【準1級】
激しい苦痛に転げまわってもがくこと。
2381 七転八倒 しちてんばっとう 【非見出し】[4級][準2級]
激しい苦痛に転げまわってもがくこと。⇒七八倒
2382 七堂伽藍 しちどうがらん 【準1級】[準1級]
七つの堂のそろった寺。
2383 七難九厄 しちなんくやく 【準2級】
七と九との年まわり(十七歳や四十九歳など)では、男女とも災厄にあいがちだという俗信。
2384 七難八苦 しちなんはっく 【5級】[4級]
ありとあらゆる災難・苦難のこと。
2385 七歩成詩 しちほせいし 【非見出し】
すぐれた詩文をすばやく作る才能。⇒七歩之才
2386 七歩之才 しちほのさい 【準1級】
すぐれた詩文をすばやく作る才能。
2387 七歩八叉 しちほはっさ 【準1級】
詩文を作るすぐれた才能。
2388 死中求活 しちゅうきゅうかつ 【5級】
死ぬ覚悟で難関を切り抜ける。
2389 死中求生 しちゅうきゅうせい 【非見出し】
死ぬ覚悟で難関を切り抜ける。⇒死中求活
2390 史大篆 しちゅうだいてん 【1級】
史が大篆という書体を作った。
2391 市中閑居 しちゅうのかんきょ 【非見出し】
真の隠遁者は山中などにいるのではなく、一見一般の人と変わらない生活をしているものだということ。⇒大隠朝市
2392 視聴言動 しちょうげんどう 【3級】
見ること、聞くこと、言うこと、行動すること。また、この四者を慎むこと。
2393 詩腸鼓吹 しちょうのこすい 【4級】
詩を作る情をかきたてるうぐいすの声をいう。
2394 四鳥別離 しちょうべつり 【4級】
親と子の悲しい別れのこと。
2395 七里結界 しちりけっかい 【5級】
ある人を嫌って寄せつけないこと。
2396 四通五達 しつうごたつ 【非見出し】
道路が四方八方に広がっているさま。⇒四通八達
2397 四通八達 しつうはったつ 【5級】
道路が四方八方に広がっているさま。
2398 悉皆成仏 しっかいじょうぶつ 【準1級】
生きとし生ける一切の有情のものが、すべて成仏すること。
2399 十寒一暴 じっかんいちばく 【4級】
努力が少なく怠ることが多いのを戒めた語。⇒一暴十寒
2400 質疑応答 しつぎおうとう 【5級】[5級]
疑わしい点を問いただしたり、それに応えたりする。
2401 日月星辰 じつげつせいしん 【準1級】
空のこと。
2402 日月逾邁 じつげつゆまい 【1級】
月日がどんどん過ぎていくこと。また、年老いて死期が近くなること。
2403 疾言遽色 しつげんきょしょく 【1級】
落ち着きがない。
2404 執行猶予 しっこうゆうよ 【追加】[準2級]
有罪判決を受けて刑を言い渡された者について、情状によって一定期間その刑の執行を猶予し、猶予期間を問題無く経過したときには刑を科さない制度。
2405 失魂喪魄 しっこんそうはく 【非見出し】
ひどく驚き、あわてふためく。⇒失魂落魄
2406 失魂落魄 しっこんらくはく 【1級】
ひどく驚き、あわてふためく。
2407 十死一生 じっしいっしょう 【5級】
ほとんど助かる見込みのないところをかろうじて命拾いすること。
2408 実事求是 じつじきゅうぜ 【4級】
事実の実証にもとづいて物事の真理を追求すること。
2409 質実剛健 しつじつごうけん 【準2級】[準2級][2級]
飾りけがなくまじめで、心身ともに強くたくましいこと。
2410 失笑噴飯 しっしょうふんぱん 【4級】
あまりのおかしさを押さえきれずに、食べている飯を吹き出して笑ってしまうこと。
2411 漆身呑炭 しっしんどんたん 【準1級】
仇討ちのためにさまざまな苦労をすること。
2412 失神落魄 しっしんらくはく 【非見出し】
ひどく驚き、あわてふためく。⇒失魂落魄
2413 疾声大呼 しっせいたいこ 【非見出し】
大声で激しく叫ぶこと。⇒大声疾呼
2414 実践躬行 じっせんきゅうこう 【1級】
自分自身の力で実際にすすんで行動してみること。
2415 叱咤激励 しったげきれい 【1級】[1級]
大声で励まして、奮いたたせること。
2416 叱咤督励 しったとくれい 【非見出し】
大声で励まして、奮いたたせること。⇒叱咤激励
2417 十中八九 じっちゅうはっく 【5級】
ほとんど。
2418 七珍万宝 しっちんまんぽう 【4級】
多くの宝物のこと。
2419 疾風勁草 しっぷうけいそう 【1級】
苦境に立ったとき、はじめてその人物の真価がわかるというたとえ。
2420 疾風迅雷 しっぷうじんらい 【準2級】[準2級][2級]
行動がすばやく激しいさま。
2421 疾風怒濤 しっぷうどとう 【準1級】[準1級][1級]
時代が激しく変化することのたとえ。
2422 櫛風沐雨 しっぷうもくう 【1級】[1級]
非常に苦労することのたとえ。
2423 櫛風浴雨 しっぷうよくう 【非見出し】
非常に苦労することのたとえ。⇒櫛風沐雨
2424 失望落胆 しつぼうらくたん 【3級】[3級][2級]
希望を失い、非常にがっかりすること。
2425 耳提面訓 じていめんくん 【非見出し】
懇切に教え諭すことのたとえ。⇒提耳面命
2426 耳提面命 じていめんめい 【4級】
懇切に教え諭すことのたとえ。⇒提耳面命
2427 紫電一閃 しでんいっせん 【準1級】[準1級]
刀剣などがきらめく形容。転じて、きわめて短い時間。
2428 紫電清霜 しでんせいそう 【準2級】
容姿がすぐれて節操の堅い形容。
2429 舐犢之愛 しとくのあい 【1級】
親が子をむやみに愛すること。
2430 自然法爾 じねんほうに 【準1級】
少しも人為的な力が加わらないあるがままの姿であること。
2431 士農工商 しのうこうしょう 【5級】
武士・農民・工人・商人の職分による身分階級。
2432 慈眉善目 じびぜんもく 【2級】
やさしくて、善良そうな顔つきのこと。
2433 慈悲忍辱 じひにんにく 【準1級】
いつくしみの心が深く、どんな苦難も耐えしのぶこと。
2434 雌伏雄飛 しふくゆうひ 【3級】
将来を期して人につき従い、やがて盛んに活躍すること。
2435 四分五割 しぶんごかつ 【非見出し】
ばらばらに分裂すること。⇒四分五裂
2436 四分五剖 しぶんごぼう 【非見出し】
ばらばらに分裂すること。⇒四分五裂
2437 四分五落 しぶんごらく 【非見出し】
ばらばらに分裂すること。⇒四分五裂
2438 四分五裂 しぶんごれつ 【3級】[3級][2級]
ばらばらに分裂すること。
2439 資弁捷疾 しべんしょうしつ 【準1級】
生まれつき弁舌が巧みで、行動がすばやいこと。
2440 自暴自棄 じぼうじき 【3級】[3級][2級]
すてばちで、やけくそになる。
2441 子墨客卿 しぼくかくけい 【準1級】
詩文を作る人。
2442 子墨兎毫 しぼくとごう 【1級】
文人。詩文をつくる人。
2443 徒木之信 しぼくのしん 【1級】
約束を実行するたとえ。
2444 慈母敗子 じぼはいし 【3級】
教育には時には厳しさが必要なたとえ。
2445 揣摩臆測 しまおくそく 【1級】[1級]
物事を自分の心だけでいいかげんに推測すること。
2446 揣摩憶測 しまおくそく 【非見出し】
物事を自分の心だけでいいかげんに推測すること。⇒揣摩臆測
2447 七五三縄 しめなわ 【準1級】
神前や神事の場所に張る縄。
2448 四面楚歌 しめんそか 【準1級】[準1級]
周囲のすべての人から非難されていることのたとえ。
2449 鴟目虎吻 しもくこふん 【1級】
残忍で凶暴な人相のたとえ。
2450 四門出遊 しもんしゅつゆう 【非見出し】
釈迦がまだ太子であったとき、王城の四方の門から郊外に出かけ、老・病・死の苦を見て人生の無常を感じ、出家を決意したということ。⇒四門遊観
2451 四門遊観 しもんゆうかん 【5級】
釈迦がまだ太子であったとき、王城の四方の門から郊外に出かけ、老・病・死の苦を見て人生の無常を感じ、出家を決意したということ。
2452 車胤聚蛍 しゃいんしゅうけい 【1級】
苦学のたとえ。
2453 社燕秋鴻 しゃえんしゅうこう 【準1級】[1級]
出会ったかと思うとまたすぐ別れることのたとえ。
2454 舎近求遠 しゃきんきゅうえん 【5級】
身近に良いものがあることがわからず、遠くまでさがし求めること。
2455 舎近謀遠 しゃきんぼうえん 【非見出し】
身近に良いものがあることがわからず、遠くまでさがし求めること。⇒舎近求遠
2456 釈根灌枝 しゃくこんかんし 【準1級】[準1級]
大切でない部分に心を奪われて、物事の根本を忘れること。また、本質的な原因を探求しないで結果だけを問題にすること。
2457 釈根注枝 しゃくこんちゅうし 【非見出し】
大切でない部分に心を奪われて、物事の根本を忘れること。また、本質的な原因を探求しないで結果だけを問題にすること。⇒釈根灌枝
2458 杓子果報 しゃくしかほう 【準1級】
運にめぐまれること。
2459 杓子定規 しゃくしじょうぎ 【準1級】[準1級]
一つの基準ですべてを決めようとして、応用や融通がきかないこと。
2460 鵲巣鳩居 じゃくそうきゅうきょ 【1級】[1級]
他人の地位を横取りすること。また、女性が嫁いで夫の家をわが家とすること。
2461 鵲巣鳩占 じゃくそうきゅうせん 【1級】
他人の地位を横取りすること。また、女性が嫁いで夫の家をわが家とすること。⇒鵲巣鳩居
2462 弱肉強食 じゃくにくきょうしょく 【5級】
弱い者が強い者の犠牲にされること。
2463 弱能制強 じゃくのうせいきょう 【非見出し】
弱いものがかえって強い者に打ち勝つ。⇒柔能制剛
2464 寂滅為楽 じゃくめついらく 【3級】[準1級]
迷いから解放された悟りの境地に、真の安楽があるということ。
2465 酌量減軽 しゃくりょうげんけい 【非見出し】
犯罪の諸事情を酌み量って刑罰を軽くすること。⇒情状酌量
2466 車蛍孫雪 しゃけいそんせつ 【準2級】
苦学のたとえ。
2467 社交辞令 しゃこうじれい 【非見出し】[4級]
口先だけのお世辞や形だけのお愛想のこと。⇒外交辞令
2468 舎虎逢狼 しゃこほうろう 【非見出し】
つぎつぎと災難・危害におそわれるたとえ。⇒前虎後狼
2469 捨根注枝 しゃこんちゅうし 【準2級】
大切でない部分に心を奪われて、物事の根本を忘れること。また、本質的な原因を探求しないで結果だけを問題にすること。⇒釈根灌枝
2470 車載斗量 しゃさいとりょう 【3級】[1級]
人や物の数や量が多くてはかりきれないことのたとえ。
2471 奢侈淫侠 しゃしいんいつ 【1級】
度をこしたぜいたくをし、不道徳な楽しみにふけること。
2472 奢侈淫逸 しゃしいんいつ 【非見出し】
度をこしたぜいたくをし、不道徳な楽しみにふけること。⇒奢侈淫侠
2473 奢侈文弱 しゃしぶんじゃく 【1級】
おごり、ぜいたくをつくし、文事ばかりにふけって、おとなしく、気がよわいこと。
2474 洒洒落落 しゃしゃらくらく 【1級】
性格や言動がさっぱりしていて、物事にこだわらないさま。
2475 灑灑落落 しゃしゃらくらく 【非見出し】
性格や言動がさっぱりしていて、物事にこだわらないさま。⇒洒洒落落
2476 射将先馬 しゃしょうせんば 【5級】
目的を達成するためには、まず相手がよりどころとしているものを攻めるのがよいということ。
2477 社稷之臣 しゃしょくのしん 【1級】
国家の重臣。
2478 社稷之守 しゃしょくのまもり 【1級】
国家の守りとなる臣。
2479 車水馬竜 しゃすいばりょう 【準1級】
車馬の往来のにぎやかなさま。
2480 舎生取義 しゃせいしゅぎ 【非見出し】
ゆったりと落ち着いて、恐れることなく正義のために身を投げ出すこと。⇒従容就義
2481 射石飲羽 しゃせきいんう 【4級】
精神を集中して必死の思いで事にのぞめば、どんな困難なことでもできるということ。
2482 邪説異端 じゃせついたん 【3級】
正統からはずれている思想・信仰・学説。⇒異端邪説
2483 舎短取長 しゃたんしゅちょう 【5級】
短所や欠点をすてて、長所をのばすこと。また、つまらないものを排除して、よいものを取りあげること。
2484 邪智奸佞 じゃちかんねい 【1級】
性格がひねくれていてずるがしこいこと。⇒奸佞邪知
2485 寂光浄土 じゃっこうじょうど 【準2級】
仏の住んでいる世界。
2486 煮豆燃 しゃとうねんき 【1級】[1級]
兄弟の仲が悪く、争い合うこと。
2487 煮豆然 しゃとうねんき 【非見出し】
兄弟の仲が悪く、争い合うこと。⇒煮豆燃
2488 遮二無二 しゃにむに 【準2級】[2級]
がむしゃらに。
2489 射法八節 しゃほうはっせつ 【非見出し】
弓道での弓を射る八段階の方則のこと。⇒弓道八節
2490 舎本事末 しゃほんじまつ 【非見出し】
物事の根幹となることをおろそかにして、つまらないことに関心をもつこと。⇒舎本逐末
2491 舎本逐末 しゃほんちくまつ 【準2級】
物事の根幹となることをおろそかにして、つまらないことに関心をもつこと。
2492 捨本逐末 しゃほんちくまつ 【非見出し】
物事の根幹となることをおろそかにして、つまらないことに関心をもつこと。⇒舎本逐末
2493 醜悪奸邪 しゅうあくかんじゃ 【1級】
非常にみにくくよこしまなこと。
2494 醜悪姦邪 しゅうあくかんじゃ 【非見出し】
非常にみにくくよこしまなこと。⇒醜悪奸邪
2495 拾遺補闕 しゅういほけつ 【1級】
見逃している過失をみつけて、それを正し補うこと。
2496 縦横自在 じゅうおうじざい 【非見出し】
自由自在に振る舞うさま。また、思う存分振る舞うさま。⇒縦横無尽
2497 縦横無礙 じゅうおうむげ 【非見出し】
自由自在に振る舞うさま。また、思う存分振る舞うさま。⇒縦横無尽
2498 縦横無尽 じゅうおうむじん 【4級】[4級][準2級]
自由自在に振る舞うさま。また、思う存分振る舞うさま。
2499 秀外恵中 しゅうがいけいちゅう 【4級】
容姿が美しく心もやさしいこと。また、外見が立派で心もさといこと。
2500 自由闊達 じゆうかったつ 【1級】
のびのびとして心が広く物事にこだわらないさま。
2501 自由豁達 じゆうかったつ 【非見出し】
のびのびとして心が広く物事にこだわらないさま。⇒自由闊達
2502 衆寡不敵 しゅうかふてき 【準2級】
少数は多数にかなわない。
2503 羞花閉月 しゅうかへいげつ 【2級】[1級]
美しい女性のこと。⇒羞月閉花
2504 衆議一決 しゅうぎいっけつ 【5級】
多くの人の議論・相談の結果、意見が一致し結論が出ること。
2505 衆蟻慕羶 しゅうぎぼせん 【非見出し】
人々が利益のあるところにむらがることを卑しんでいうたとえ。⇒群蟻附羶
2506 十行倶下 じゅうぎょうぐか 【非見出し】
書物を読むことが速いことのたとえ。⇒一目十行
2507 愁苦辛勤 しゅうくしんきん 【準2級】
ひじょうに憂え苦しむこと。
2508 羞月閉花 しゅうげつへいか 【2級】
美しい女性のこと。
2509 衆賢茅茹 しゅうけんぼうじょ 【1級】
多くの賢人が協力しあうこと。
2510 衆口一致 しゅうこういっち 【4級】[準2級]
全員の言うことがぴったり合うこと。
2511 衆口鑠金 しゅうこうしゃくきん 【非見出し】[1級]
多くの人々のことば、特に世評の無責任さ、恐ろしさなどをたとえた語。⇒衆蚊成雷
2512 重厚長大 じゅうこうちょうだい 【4級】
どっしりとして大きいさま。
2513 秋毫之末 しゅうごうのすえ 【1級】
ほんの少し。
2514 秋高馬肥 しゅうこうばひ 【5級】
空高く澄み渡ったさわやかな秋の季節をいう。
2515 十五志学 じゅうごしがく 【5級】
十五歳で学問の道にこころざす。
2516 修己治人 しゅうこちじん 【5級】
自分に徳を積んで世を治めること。
2517 聚散十春 しゅうさんじっしゅん 【1級】
別離のあとまたたくまに歳月が経過したということ。
2518 集散離合 しゅうさんりごう 【4級】
離れたり集まったりすること。また、協力したり反目したりすること。⇒離合集散
2519 終始一貫 しゅうしいっかん 【3級】[3級][2級]
始めから終わりまで言動や態度が変わらないこと。
2520 自由自在 じゆうじざい 【5級】
何事も思いのままにすること。
2521 獣聚鳥散 じゅうしゅうちょうさん 【1級】
統率や規律のとれていない集まりのたとえ。
2522 囚首喪面 しゅうしゅそうめん 【準2級】
容貌を飾らないことのたとえ。
2523 袖手旁観 しゅうしゅぼうかん 【1級】
何もしないでそばで見ていること。
2524 袖手傍観 しゅうしゅぼうかん 【非見出し】
何もしないでそばで見ていること。⇒袖手旁観
2525 周章狼狽 しゅうしょうろうばい 【準1級】[準1級]
思いがけないことに出あって、あわてふためくこと。
2526 修飾辺幅 しゅうしょくへんぷく 【非見出し】
うわべ(外見)を飾ること。⇒辺幅修飾
2527 衆人環視 しゅうじんかんし 【追加】[4級][3級][2級]
多くの人が周りを取り囲んで見ていること。
2528 修身斉家 しゅうしんせいか 【準2級】
自分の身を修め行いを正し円満な家庭を築くこと。
2529 衆酔独醒 しゅうすいどくせい 【2級】[準1級]
周囲の人はみな道をはずれており、自分だけが正しいということ。
2530 十全十美 じゅうぜんじゅうび 【5級】
すべてが完全で整っていること。
2531 秋霜三尺 しゅうそうさんじゃく 【準2級】
研ぎすました刀剣。
2532 秋霜烈日 しゅうそうれつじつ 【準2級】[2級]
刑罰・権威・意志などがきわめて厳しいたとえ。
2533 周知徹底 しゅうちてってい 【準2級】[準2級][2級]
世間一般、広くすみずみまで知れわたるようにすること。
2534 舟中敵国 しゅうちゅうてきこく 【4級】
自分の味方だと思っていた側近や親近者がそむき離れるたとえ。
2535 獣蹄鳥跡 じゅうていちょうせき 【準1級】
世の中が乱れてけものや鳥が横行すること。
2536 重蹈覆轍 じゅうとうふくてつ 【非見出し】
先人の失敗を戒めとせずに、同じ失敗を繰り返すこと。⇔前車覆轍
2537 縦塗横抹 じゅうとおうまつ 【準2級】
乱暴に書きなぐること。
2538 就毒攻毒 しゅうどくこうどく 【非見出し】
悪を制するのに悪を用いることのたとえ。⇒以毒制毒
2539 終南捷径 しゅうなんしょうけい 【準1級】[1級]
終南山には仕官の近道がある。また、正規の段階をふむことなく官職につく法をいう。
2540 十人十色 じゅうにんといろ 【5級】
人の好みや考え方、性格などはそれぞれ違うということ。
2541 十人十腹 じゅうにんとはら 【非見出し】
人の好みや考え方、性格などはそれぞれ違うということ。⇒十人十色
2542 十年一日 じゅうねんいちじつ 【5級】
長年経っても変わらないこと。
2543 十年一剣 じゅうねんいっけん 【4級】
長年武芸の修養をつんで、力を発揮する機会を待つこと。
2544 十年一昔 じゅうねんひとむかし 【5級】
世の中の移りかわりが激しいことのたとえ。
2545 柔能克剛 じゅうのうこくごう 【非見出し】
弱いものがかえって強い者に打ち勝つ。⇒柔能制剛
2546 柔能制剛 じゅうのうせいごう 【準2級】
弱いものがかえって強い者に打ち勝つ。
2547 戎馬倥偬 じゅうばこうそう 【1級】
戦場にあって忙しく軍務を行うこと。
2548 十風五雨 じゅうふうごう 【5級】
世の中が平穏であるたとえ。⇒五風十雨
2549 秋風索莫 しゅうふうさくばく 【準1級】
勢いが衰えてものさびしいさま。
2550 秋風索漠 しゅうふうさくばく 【非見出し】
勢いが衰えてものさびしいさま。⇒秋風索莫
2551 秋風索寞 しゅうふうさくばく 【非見出し】
勢いが衰えてものさびしいさま。⇒秋風索莫
2552 秋風寂莫 しゅうふうせきばく 【非見出し】
勢いが衰えてものさびしいさま。⇒秋風索莫
2553 秋風落莫 しゅうふうらくばく 【準1級】[準1級]
勢いが衰えてものさびしいさま。⇒秋風索莫
2554 秋風凛冽 しゅうふうりんれつ 【非見出し】
秋の風のきびしくつめたいさま。⇒秋風冽冽
2555 秋風冽冽 しゅうふうれつれつ 【1級】
秋の風のきびしくつめたいさま。
2556 秋風洌洌 しゅうふうれつれつ 【非見出し】
秋の風のきびしくつめたいさま。⇒秋風冽冽
2557 衆蚊成雷 しゅうぶんせいらい 【1級】[1級]
小さなものもたくさん集まると大きな力になるということ。また、多くの人が口をそろえて言いたてて、害悪を生じること。
2558 自由奔放 じゆうほんぽう 【準2級】
気がねなしに自分の思うままに行動するさま。
2559 十万億土 じゅうまんおくど 【5級】
極楽浄土のこと。
2560 衆妙之門 しゅうみょうのもん 【準1級】
万物の出てくる根源。
2561 自由無礙 じゆうむげ 【非見出し】
何事も思いのままにすること。⇒自由自在
2562 襲名披露 しゅうめいひろう 【準2級】[準2級][2級]
親または師匠の名前を継いだことを公表すること。
2563 鱗潜翼 しゅうりんせんよく 【配当外】
志を抱いて時機の到来をじっと待つたとえ。
2564 酒甕飯嚢 しゅおうはんのう 【1級】
無知無能の人。
2565 主客転倒 しゅかくてんとう 【4級】[準2級][2級]
物事の順序・立場・重要度などが逆転すること。
2566 主客倒 しゅかくてんとう 【非見出し】
物事の順序・立場・重要度などが逆転すること。⇒主客転倒
2567 樹下石上 じゅかせきじょう 【5級】
出家行脚の境遇のこと。
2568 縮衣節食 しゅくいせっしょく 【5級】
節約・倹約すること。
2569 夙興夜寝 しゅくこうやしん 【準1級】
朝は早く起き、夜はおそく寝て、日夜、職務に精励すること。
2570 夙興夜寐 しゅくこうやび 【非見出し】
朝は早く起き、夜はおそく寝て、日夜、職務に精励すること。⇒夙興夜寝
2571 熟思黙想 じゅくしもくそう 【4級】
物事を沈黙してじっくりと考えること。
2572 縮地補天 しゅくちほてん 【5級】
政治上の改革を行うこと。
2573 熟読玩味 じゅくどくがんみ 【2級】[2級][準1級]
文章の意味をじっくり考えて読み味わうこと。
2574 夙夜夢寤 しゅくやむご 【非見出し】
朝早くから夜おそくまで。また、寝てもさめても、終日絶えずということ。⇒夙夜夢寐
2575 夙夜夢寐 しゅくやむび 【1級】[1級]
朝早くから夜おそくまで。また、寝てもさめても、終日絶えずということ。
2576 熟慮断行 じゅくりょだんこう 【4級】[4級][3級][準2級][2級]
よくよく考えたうえで、思いきって実行すること。
2577 主権在民 しゅけんざいみん 【追加】
国を統治する最高権力が、国民にあるという考え。
2578 輸攻墨守 しゅこうぼくしゅ 【準1級】
攻める方も守る方も知略を尽くすたとえ。
2579 取捨選択 しゅしゃせんたく 【3級】[3級]
必要なものを取り不必要なものを捨てて選ぶ。
2580 珠襦玉匣 しゅじゅぎょっこう 【1級】
美しいもののたとえ。
2581 種種雑多 しゅじゅざった 【5級】
いろいろなものが入り混じっていること。
2582 種種様様 しゅじゅさまざま 【非見出し】
いろいろなものが入り混じっていること。⇒種種雑多
2583 守株待兎 しゅしゅたいと 【準1級】
古いしきたりにとらわれて融通がきかないこと。また、偶然の幸運をあてにすること。
2584 衆生済度 しゅじょうさいど 【準2級】
仏道によって生きているものすべてを迷いから救い、悟りの境地へ導くこと。
2585 酒色財気 しゅしょくざいき 【非見出し】
心身に害を及ぼす事物のたとえ。女色におぼれたり、偶然の幸運をあてにすること。⇒伐性之斧
2586 首施両端 しゅしりょうたん 【非見出し】
どっちつかずの曖昧な態度。⇒首鼠両端
2587 朱脣皓歯 しゅしんこうし 【1級】[1級]
美人の形容。
2588 朱唇皓歯 しゅしんこうし 【非見出し】
美人の形容。⇒朱脣皓歯
2589 殊俗帰風 しゅぞくきふう 【非見出し】
異郷の異なる風俗や習慣に従い染まること。⇒入境問禁
2590 寿則多辱 じゅそくたじょく 【3級】
長生きをするということは、それだけ恥をかくことも多いということ。
2591 首鼠両端 しゅそりょうたん 【準1級】[準1級]
どっちつかずの曖昧な態度。
2592 受胎告知 じゅたいこくち 【3級】
キリスト教で、天使ガブリエルが聖母マリアにキリストのみごもりを告げたこと。
2593 酒池肉林 しゅちにくりん 【5級】[2級]
ぜいたくの限りを尽くした豪奢な宴会。
2594 取長補短 しゅちょうほたん 【非見出し】
人の長所をとり入れ、自分の短所を補うこと。⇒採長補短
2595 朮羹艾酒 じゅっこうがいしゅ 【1級】[1級]
朮でつくった羹(吸い物)とよもぎがはいった酒のこと。
2596 出谷遷喬 しゅっこくせんきょう 【準1級】
出世すること。
2597 出将入相 しゅっしょうにゅうしょう 【4級】
文武の才を兼ね備えた人物のたとえ。
2598 出処進退 しゅっしょしんたい 【5級】[準1級]
現在の職にとどまるか辞めてしまうかという身のふり方。
2599 出藍之誉 しゅつらんのほまれ 【準1級】
弟子が師よりもまさるたとえ。
2600 殊塗同帰 しゅとどうき 【3級】
帰着するところは同じだが、そこに到る道が異なること。
2601 酒嚢飯袋 しゅのうはんたい 【準1級】
無知無能の人。⇒酒甕飯嚢
2602 首尾一貫 しゅびいっかん 【3級】[準2級]
初めから終わりまで、方針や態度が変わらないこと。
2603 首尾相応 しゅびそうおう 【非見出し】
初めから終わりまで、方針や態度が変わらないこと。⇒首尾一貫
2604 手舞足踏 しゅぶそくとう 【4級】
うれしくて思わず小躍りすることのたとえ。
2605 朱墨爛然 しゅぼくらんぜん 【1級】
学問や研究に専念することのたとえ。
2606 儒名墨行 じゅめいぼくこう 【非見出し】
表面は儒者と称しながら、実際には墨子の教えに合った行いをすること。⇔墨名儒行
2607 儒林棟梁 じゅりんのとうりょう 【準1級】
儒学者の世界で、重任にある人のこと。
2608 珠聯玉映 しゅれんぎょくえい 【非見出し】
りっぱな才能のある人々が集まるたとえ。⇒珠聯璧合
2609 珠聯璧合 しゅれんへきごう 【準1級】
りっぱな才能のある人々が集まるたとえ。
2610 珠連璧合 しゅれんへきごう 【非見出し】
りっぱな才能のある人々が集まるたとえ。⇒珠聯璧合
2611 株連蔓引 しゅれんまんいん 【準1級】
株やつるがつらなっているように、関係した者が残らず罰せられること。
2612 春蛙秋嬋 しゅんあしゅうぜん 【準1級】[準1級][1級]
無用の言論。
2613 純一無雑 じゅんいつむざつ 【5級】
まったく混じりけがないこと。また、性質がすなおで偽りや邪念がない人物のこと。
2614 春蚓秋蛇 しゅんいんしゅうだ 【追加】[1級]
悪筆のたとえ。
2615 春花秋月 しゅんかしゅうげつ 【非見出し】
自然の風景・風物。自然の美しさのたとえ。⇒花鳥風月
2616 春寒料峭 しゅんかんりょうしょう 【1級】
春になっても寒さが残り、春風が肌にうすら寒く感じられるさま。
2617 蓴羹鱸膾 じゅんこうろかい 【1級】[1級]
故郷を懐かしく思う情。
2618 春恨秋懐 しゅんこんしゅうかい 【非見出し】
春の日の物憂さと秋の日の物思い。⇒春愁秋思
2619 舜日尭年 しゅんじつぎょうねん 【準1級】[準1級]
天下太平で盛んな世の中。
2620 春日遅遅 しゅんじつちち 【4級】[2級]
春の日が長く、のどかなさま。
2621 春愁秋思 しゅんしゅうしゅうし 【準2級】
春の日の物憂さと秋の日の物思い。
2622 春秋筆削 しゅんじゅうのひっさく 【非見出し】
言葉づかいや文章の細やかな筆づかいの中に賞賛や批判の意味を暗に含ませること。また、公正な態度で厳しく批判すること。⇒春秋筆法
2623 春秋筆法 しゅんじゅうのひっぽう 【5級】
言葉づかいや文章の細やかな筆づかいの中に賞賛や批判の意味を暗に含ませること。また、公正な態度で厳しく批判すること。
2624 春樹暮雲 しゅんじゅぼうん 【非見出し】
遠くの友を切になつかしむ情。⇒暮雲春樹
2625 春宵一刻 しゅんしょういっこく 【準2級】[2級]
春の夜は何よりも趣深く、その一刻はなにものにもかえがたい価値があるということ。
2626 純情可憐 じゅんじょうかれん 【準1級】[準1級]
すなおで邪念がなく清らかで愛らしい。
2627 循常習故 じゅんじょうしゅうこ 【非見出し】
今までのやり方を受け継いでそのとおりにしてゆくこと。⇒蹈常襲故
2628 純真可憐 じゅんしんかれん 【非見出し】
すなおで邪念がなく清らかで愛らしい。⇒純情可憐
2629 純真無垢 じゅんしんむく 【準1級】[準1級]
けがれのない心を持っていること。
2630 純粋無垢 じゅんすいむく 【非見出し】
けがれのない心を持っていること。⇒純真無垢
2631 駿足長阪 しゅんそくちょうはん 【準1級】
すぐれた人物が、困難を恐れずに自分の才能を試してみたいと思うこと。
2632 駿足長坂 しゅんそくちょうはん 【非見出し】
すぐれた人物が、困難を恐れずに自分の才能を試してみたいと思うこと。⇒駿足長阪
2633 準備万端 じゅんびばんたん 【追加】[準2級]
諸般の準備、あるいは準備の全て、などの意味の表現。一般的には、準備万端整っているさま、万全の用意ができている状態などを意味するものとして用いられる。
2634 春風駘蕩 しゅんぷうたいとう 【1級】[1級]
何事もなく平穏なさま。また、穏和でのんびりとした人柄のこと。
2635 醇風美俗 じゅんぷうびぞく 【準1級】[準1級]
人情が厚くうるわしい風俗や習慣。
2636 淳風美俗 じゅんぷうびぞく 【非見出し】
人情が厚くうるわしい風俗や習慣。⇒醇風美俗
2637 順風満帆 じゅんぷうまんぱん 【3級】[3級][2級]
物事がすべて順調に進んでいるさま。
2638 春風満面 しゅんぷうまんめん 【非見出し】
顔いっぱいに喜びの表情があふれているようす。⇒喜色満面
2639 順理成章 じゅんりせいしょう 【非見出し】
話や考えの筋道がよく通っていること。⇒理路整然
2640 春和景明 しゅんわけいめい 【5級】
穏やかでひざしが明るい春の陽気のこと。
2641 叙位叙勲 じょいじょくん 【準2級】
位を授けたり、勲等により勲記・勲章を授けたりすること。また、位を与えられたり、勲記・勲章を与えられたりすること。
2642 上意下達 じょういかたつ 【5級】
上の者の意志や命令を、下の者によく徹底させること。
2643 宵衣食 しょういかんしょく 【1級】[1級]
天子が朝早くから夜遅くまで熱心に政治にはげむこと。
2644 情意投合 じょういとうごう 【5級】
お互いの気持ちがよく通じ合うこと。
2645 冗員淘汰 じょういんとうた 【準1級】
官庁などでむだな人員を整理すること。
2646 上援下推 じょうえんかすい 【4級】
適任者として上から引き立てられ、下からも推されること。
2647 硝煙弾雨 しょうえんだんう 【準2級】
戦闘が非常に激しいこと。
2648 硝烟弾雨 しょうえんだんう 【非見出し】
戦闘が非常に激しいこと。⇒硝煙弾雨
2649 上下一心 しょうかいっしん 【準2級】
身分の上下にかかわらず一致団結すること。
2650 上下天光 しょうかてんこう 【準2級】
空も水も一様に光り輝くこと。
2651 傷化敗俗 しょうかはいぞく 【非見出し】
風紀を乱して社会に害を及ぼすこと。⇒傷風敗俗
2652 小家碧玉 しょうかへきぎょく 【準1級】
貧しい家庭に育った美しい娘のこと。また、とるにたりないような家の大事な宝物のこと。
2653 商鑑不遠 しょうかんふえん 【非見出し】
失敗を戒める例は近くにあるたとえ。⇒殷鑑不遠
2654 上求菩提 じょうぐぼだい 【準1級】
菩薩が上に向かって悟りの道を求めること。
2655 笙磬同音 しょうけいどうおん 【1級】[1級]
人が心を合わせて仲良くするたとえ。
2656 小隙沈舟 しょうげきちんしゅう 【非見出し】
ほんの些細なことが、大きな事件や事故の原因となること。⇒螻蟻潰堤
2657 条件反射 じょうけんはんしゃ 【追加】[5級]
ある刺激を与えたときに、決まって引き起こされる一定の体の反応のこと。
2658 証拠隠滅 しょうこいんめつ 【3級】
事実を証明する根拠となるものをなくすこと。
2659 証拠堙滅 しょうこいんめつ 【非見出し】
事実を証明する根拠となるものをなくすこと。⇒証拠隠滅
2660 証拠湮滅 しょうこいんめつ 【非見出し】
事実を証明する根拠となるものをなくすこと。⇒証拠隠滅
2661 上行下効 じょうこうかこう 【5級】
上の者がすると、下の者がそれを見習うこと。
2662 上行下従 じょうこうかじゅう 【非見出し】
上の者がすると、下の者がそれを見習うこと。⇒上行下効
2663 小国寡民 しょうこくかみん 【準2級】
国土が小さくて、人口が少ないこと。
2664 城狐社鼠 じょうこしゃそ 【準1級】[準1級][1級]
権力者のかげに隠れて悪事をはたらく者のたとえ。
2665 常山蛇陣 じょうざんだじん 【非見出し】
どこから見てもすきや欠点がないこと。⇒常山蛇勢
2666 商山四皓 しょうざんのしこう 【1級】
商山に隠れた四人の老人。
2667 常山蛇勢 じょうざんのだせい 【準2級】
どこから見てもすきや欠点がないこと。
2668 生死事大 しょうじじだい 【5級】
人の世は、無常でうつろいやすいこと。
2669 笑止千万 しょうしせんばん 【4級】[3級][準2級]
非常にくだらなくて、ばかばかしいこと。
2670 生死無常 しょうじむじょう 【非見出し】
人の世は、無常でうつろいやすいこと。⇒生死事大
2671 銷鑠縮栗 しょうしゃくしゅくりつ 【1級】
意気が阻喪して縮み上がっておそれること。
2672 乗車之会 じょうしゃのかい 【非見出し】
武力によって諸侯を会合させること。⇒兵車之会
2673 盛者必衰 じょうしゃひっすい 【準2級】[2級]
勢いの盛んな者はいつか必ず衰えること。
2674 生者必滅 しょうじゃひつめつ 【3級】[2級]
生きているものは必ず死ぬこと。
2675 盛者必滅 じょうしゃひつめつ 【非見出し】
勢いの盛んな者はいつか必ず衰えること。⇒盛者必衰
2676 常住坐臥 じょうじゅうざが 【準1級】
座っているときも寝ているときも。いつも。また、ふだん・平生。
2677 常住不断 じょうじゅうふだん 【5級】
ずっと続いていて絶えないこと。
2678 漿酒霍肉 しょうしゅかくにく 【1級】
非常にぜいたくなことのたとえ。
2679 畳牀架屋 じょうしょうかおく 【1級】
余計なことを重ね行うことのたとえ。
2680 囁耳語 しょうしょうじご 【非見出し】
ひそひそ話のこと。⇒交頭接耳
2681 牀上施牀 しょうじょうししょう 【1級】
重複すること、余計なことをするたとえ。
2682 清浄寂滅 しょうじょうじゃくめつ 【準2級】
道家の教えと仏家の教え。
2683 情状酌量 じょうじょうしゃくりょう 【準2級】[2級]
犯罪の諸事情を酌み量って刑罰を軽くすること。
2684 生生世世 しょうじょうせぜ 【5級】
未来永劫、いつまでも。
2685 霄壌之差 しょうじょうのさ 【非見出し】
物事の隔たりがはなはだしく大きいことのたとえ。⇒天淵之差
2686 瀟湘八景 しょうしょうはっけい 【1級】
瀟湘付近の景色のよい八つの場所。
2687 掌上明珠 しょうじょうめいしゅ 【非見出し】
自分にとって最も大切なもののこと。また、最愛の妻や子供のこと。⇒掌中之珠
2688 相如四壁 しょうじょしへき 【3級】
貧しいことのたとえ。
2689 情緒纏綿 じょうしょてんめん 【準1級】[準1級]
感情がいつまでもまつわりついて離れないさま。
2690 生死流転 しょうじるてん 【準2級】
生と死をくり返すこと。
2691 小人閑居 しょうじんかんきょ 【準2級】
つまらない人間は、人目につかずひとりでぶらぶらしていると、とかくよくないことをしがちである。
2692 小人間居 しょうじんかんきょ 【非見出し】
つまらない人間は、人目につかずひとりでぶらぶらしていると、とかくよくないことをしがちである。⇒小人閑居
2693 焦唇乾舌 しょうしんかんぜつ 【準2級】
非常に悩み苦しむこと。
2694 焦脣乾舌 しょうしんかんぜつ 【非見出し】
非常に悩み苦しむこと。⇒焦唇乾舌
2695 焦心苦慮 しょうしんくりょ 【3級】
気をもんであれこれ考え苦しむこと。
2696 精進潔斎 しょうじんけっさい 【準2級】[2級]
飲食を慎み、心身を清めてけがれのない平静な状態にしておくこと。
2697 小心狷介 しょうしんけんかい 【非見出し】
固く志を守って世俗を受け容れないこと。⇒狷介固陋
2698 正真正銘 しょうしんしょうめい 【準2級】[2級]
まったくうそ偽りがなく、本物であること。
2699 小人之勇 しょうじんのゆう 【準1級】
血気にはやるあさはかな勇気。
2700 小心翼翼 しょうしんよくよく 【4級】[4級][2級]
気が小さくて、びくびくしているさま。
2701 剰水残山 じょうすいざんざん 【準2級】
戦乱のあとに残った荒廃した山や川の自然。
2702 小水之魚 しょうすいのうお 【非見出し】
危機や困難が目の前にさしせまっていること。また、窮地に立たされた人のたとえ。⇒涸轍鮒魚
2703 匠石運斤 しょうせきうんきん 【非見出し】
人間離れしたすばらしい技術のこと。⇒運斤成風
2704 支葉碩茂 しようせきも 【準1級】
支族まで繁栄する。本家はもとより分家まで栄えること。
2705 枝葉碩茂 しようせきも 【非見出し】
支族まで繁栄する。本家はもとより分家まで栄えること。⇒支葉碩茂
2706 饒舌多弁 じょうぜつたべん 【非見出し】
口数がたいへん多いさま。おしゃべり。口が達者なこと。⇔沈黙寡言
2707 少壮気鋭 しょうそうきえい 【準2級】[準2級]
年が若く意気盛んであること。
2708 少壮有為 しょうそうゆうい 【非見出し】
ある分野に新しく登場し、意気込みが盛んで将来性があること。⇒新進気鋭
2709 消息盈虚 しょうそくえいきょ 【準1級】
時の移り変わり。
2710 躡足附耳 じょうそくふじ 【1級】[1級]
人に注意する場合には、相手の立場を考え相手を傷つけないような配慮が必要であるということ。
2711 称体裁衣 しょうたいさいい 【非見出し】
状況に応じて物事を現実的に処理すること。⇒量体裁衣
2712 掌中之珠 しょうちゅうのたま 【準1級】
自分にとって最も大切なもののこと。また、最愛の妻や子供のこと。
2713 笑中有刀 しょうちゅうゆうとう 【非見出し】
表面は柔和で当たりがよいが、ひそかに悪意を抱いていること。⇒綿裏包針
2714 常套手段 じょうとうしゅだん 【準1級】
いつも決まってとられる手段。
2715 焦頭爛額 しょうとうらんがく 【1級】[1級]
根本を忘れ瑣末なことを重視すること。また、物事を非常に苦労してすること。
2716 燃頭爛額 しょうとうらんがく 【非見出し】
根本を忘れ瑣末なことを重視すること。また、物事を非常に苦労してすること。⇒焦頭爛額
2717 浄土往生 じょうどおうじょう 【非見出し】
この世を去ってのち、極楽浄土に生まれかわることまた、安らかに死ぬこと。⇒極楽往生
2718 松柏之質 しょうはくのしつ 【非見出し】
体の強いことのたとえ。また、節操や意志のきわめて固い気質のたとえ。⇔蒲柳之質
2719 松柏之寿 しょうはくのじゅ 【準1級】
ながいき。
2720 松柏之操 しょうはくのみさお 【非見出し】
逆境にあっても志や節操を変えないたとえ。⇒歳寒松柏
2721 賞罰之柄 しょうばつのへい 【準1級】
賞罰を行う権力。
2722 笑比河清 しょうひかせい 【4級】
厳格でほとんど笑顔を見せないこと。
2723 攘臂疾言 じょうひしつげん 【1級】
得意なさま。
2724 焦眉之急 しょうびのきゅう 【準1級】
非常にさし迫った急務。
2725 焼眉之急 しょうびのきゅう 【非見出し】
非常にさし迫った急務。⇒焦眉之急
2726 常備不懈 じょうびふかい 【1級】
日ごろから気をゆるめることなく準備を整えておくこと。
2727 蕉風俳諧 しょうふうはいかい 【準1級】
江戸時代の俳人、松尾芭蕉およびその一派の俳諧のこと。
2728 正風俳諧 しょうふうはいかい 【非見出し】
江戸時代の俳人、松尾芭蕉およびその一派の俳諧のこと。⇒蕉風俳諧
2729 傷風敗俗 しょうふうはいぞく 【4級】
風紀を乱して社会に害を及ぼすこと。
2730 乗風破浪 じょうふうはろう 【非見出し】
物事がすべて順調に進んでいるさま。⇒順風満帆
2731 嘯風弄月 しょうふうろうげつ 【1級】[1級]
自然の風景に親しみ、風流を好んで楽しむこと。
2732 蕭敷艾栄 しょうふがいえい 【非見出し】
何の取り柄もない者が漠然と生きることをいう。⇔蘭摧玉折
2733 昭穆倫序 しょうぼくりんじょ 【準1級】[準1級]
廟の昭穆には一定の序列があること。
2734 枝葉末節 しようまっせつ 【準2級】[2級]
本質からはずれた些細なこと。
2735 枝葉末端 しようまったん 【非見出し】
本質からはずれた些細なこと。⇒枝葉末節
2736 上命下達 じょうめいかたつ 【非見出し】
上の者の意志や命令を、下の者によく徹底させること。⇒上意下達
2737 鐘鳴鼎食 しょうめいていしょく 【準1級】
富貴の人の生活。
2738 生滅滅已 しょうめつめつい 【1級】
生と滅、生きることと死ぬことがなくなって、ともに存しないこと。
2739 笑面夜叉 しょうめんやしゃ 【準1級】[準1級][1級]
顔は笑っていても心の底に一物あること。
2740 笑面老虎 しょうめんろうこ 【非見出し】
顔は笑っていても心の底に一物あること。⇒笑面夜叉
2741 将門有将 しょうもんゆうしょう 【5級】
立派な家柄からは必ずすぐれた人材が出るということ。
2742 相門有相 しょうもんゆうしょう 【非見出し】
立派な家柄からは必ずすぐれた人材が出るということ。⇒将門有将
2743 逍遥自在 しょうようじざい 【1級】
俗事をはなれて気ままに楽しむこと。
2744 従容就義 しょうようしゅうぎ 【準2級】
ゆったりと落ち着いて、恐れることなく正義のために身を投げ出すこと。
2745 縦容就義 しょうようしゅうぎ 【非見出し】
ゆったりと落ち着いて、恐れることなく正義のために身を投げ出すこと。⇒従容就義
2746 従容不迫 しょうようふはく 【準2級】
ゆったりと落ち着いていて、あわてないこと。
2747 縦容不迫 しょうようふはく 【非見出し】
ゆったりと落ち着いていて、あわてないこと。⇒従容不迫
2748 逍遥法外 しょうようほうがい 【1級】
法律を犯した者が罰を受けないで自由に生活していること。
2749 乗輿車駕 じょうよしゃが 【準1級】
天子の乗る車。天子の使う物。転じて、天子のこと。
2750 乗輿播越 じょうよはえつ 【準1級】
天子が都を落ちのびて他国をさすらうこと。
2751 笑裏蔵刀 しょうりぞうとう 【5級】
外見はおだやかでやさしそうでありながら、内心は陰険なものをもつこと。
2752 小利大害 しょうりたいがい 【非見出し】
わずかの利益を得ようとして、かえって大損をしてしまうこと。⇒小利大損
2753 小利大損 しょうりだいそん 【5級】
わずかの利益を得ようとして、かえって大損をしてしまうこと。
2754 常鱗凡介 じょうりんぼんかい 【準1級】
ごくありふれた人のたとえ。凡人。
2755 上漏下湿 じょうろうかしゅう 【準1級】
貧乏なあばら屋のさま。
2756 生老病死 しょうろうびょうし 【5級】
人として免かれえない四つの苦悩のこと。
2757 上漏旁風 じょうろうぼうふう 【非見出し】
貧乏なあばら屋のさま。⇒上漏下湿
2758 除旧更新 じょきゅうこうしん 【非見出し】
古いものを排除し、新しいものを取り入れること。⇒吐故納新
2759 杵臼之交 しょきゅうのまじわり 【準1級】
身分にこだわらない交際。
2760 諸行無常 しょぎょうむじょう 【5級】[4級][準2級]
人生ははかないものであるという仏教の根本思想。
2761 食牛之気 しょくぎゅうのき 【非見出し】
気持ちが広く大きいこと。⇒呑牛之気
2762 食玉炊桂 しょくぎょくすいけい 【非見出し】
よそから物価高の土地に来て、生活に苦労すること。⇒桂玉之艱
2763 食前方丈 しょくぜんほうじょう 【4級】
ひじょうにぜいたくな食事のこと。
2764 嗇夫利口 しょくふりこう 【1級】
身分は低いが、口が達者な男のこと。
2765 初志貫徹 しょしかんてつ 【準2級】[準2級][2級]
初めに思い立った志を、最後まで貫き通すこと。
2766 諸子百家 しょしひゃっか 【5級】
中国の春秋戦国時代に活躍した多くの学者や学派、またその著書の総称。
2767 裳竹笥 しょしょうちくし 【配当外】
娘の嫁入り仕度を謙遜していう語。
2768 所所在在 しょしょざいざい 【非見出し】
あちらこちら。また、いたるところ。⇒在在所所
2769 処女脱兎 しょじょだっと 【準1級】
始めはたいしたことのないように見せかけて、後には見違えるほどの力を発揮するたとえ。
2770 処処方方 しょしょほうぼう 【非見出し】
あちらこちら。また、いたるところ。⇒在在所所
2771 諸説紛紛 しょせつふんぷん 【3級】
いろいろな意見や説が入り乱れてまとまりがつかないさま。
2772 諸説芬芬 しょせつふんぷん 【非見出し】
いろいろな意見や説が入り乱れてまとまりがつかないさま。⇒諸説紛紛
2773 助長抜苗 じょちょうばつびょう 【準2級】
成長を助けようとして力をかすことがかえって成長を妨げること。
2774 助長補短 じょちょうほたん 【非見出し】
人の長所をとり入れ、自分の短所を補うこと。⇒採長補短
2775 蜀犬吠日 しょっけんはいじつ 【1級】
教養のない者が、わかりもしないのに賢者の言行を非難すること。
2776 職権濫用 しょっけんらんよう 【3級】
公務員などが職務にかこつけて、実際には職務でない行為を不当に行うこと。
2777 職権乱用 しょっけんらんよう 【非見出し】
公務員などが職務にかこつけて、実際には職務でない行為を不当に行うこと。⇒職権濫用
2778 初転法輪 しょてんぼうりん 【5級】
釈尊が悟りを開いたのち、はじめて行った鹿野苑の説法のこと。
2779 初唐四傑 しょとうのしけつ 【非見出し】
初唐の四人の詩の大家。王勃、楊炯、盧照鄰、駱賓王。⇒王楊盧駱
2780 諸法無我 しょほうむが 【4級】
いかなる存在も不変の本質を有しないという仏教の根本思想。
2781 黍離之歎 しょりのたん 【準1級】
国が滅びたことの嘆き。
2782 除狼得虎 じょろうとくこ 【非見出し】
つぎつぎと災難・危害におそわれるたとえ。⇒前虎後狼
2783 白河夜船 しらかわよふね 【5級】
知ったかぶりをいう。また、何も知らないほど、ぐっすり寝こんでしまうこと。
2784 白河夜舟 しらかわよふね 【非見出し】
知ったかぶりをいう。また、何も知らないほど、ぐっすり寝こんでしまうこと。⇒白河夜船
2785 白川夜船 しらかわよふね 【非見出し】
知ったかぶりをいう。また、何も知らないほど、ぐっすり寝こんでしまうこと。⇒白河夜船
2786 白波之賊 しらなみのぞく 【非見出し】
盗賊の異名。⇒緑林白波
2787 芝蘭玉樹 しらんぎょくじゅ 【準1級】[準1級][1級]
すぐれた人材。すぐれた子弟。
2788 芝蘭結契 しらんけっけい 【準1級】
美しくうるわしい交際。⇒芝蘭之交
2789 芝蘭之室 しらんのしつ 【準1級】
善人(良き友)のたとえ。
2790 芝蘭之交 しらんのまじわり 【準1級】
美しくうるわしい交際。
2791 自力更生 じりきこうせい 【4級】[4級]
他人に頼らず自分の力で生活を改めていくこと。
2792 自力甦生 じりきこうせい 【非見出し】
他人に頼らず自分の力で生活を改めていくこと。⇒自力更生
2793 私利私欲 しりしよく 【5級】[5級][4級]
自分の利益だけを考えて行動しようとする欲望。
2794 私利私慾 しりしよく 【非見出し】
自分の利益だけを考えて行動しようとする欲望。⇒私利私欲
2795 至理名言 しりめいげん 【5級】
きわめて道理にかなったすぐれた言葉のこと。
2796 事理明白 じりめいはく 【5級】
物事の道理・筋道がきわめてはっきりしている。
2797 支離滅裂 しりめつれつ 【3級】[準2級][2級]
ばらばらで筋道が立っていないこと。
2798 持粱歯肥 じりょうしひ 【1級】
ご馳走を食べること。また、ご馳走を食べられる身分になること。
2799 思慮分別 しりょふんべつ 【4級】[4級][3級][準2級]
物事に深く考えをめぐらし判断すること。
2800 緇林杏壇 しりんきょうだん 【1級】
学問所・講堂のこと。
2801 砥礪切磋 しれいせっさ 【1級】[1級]
つとめみがく。学問や品性をはげみ修養して大成を期すること。
2802 眥裂髪指 しれつはっし 【1級】
激しくいきどおるさま。
2803 指鹿為馬 しろくいば 【準1級】
道理の通らないことを無理に押し通すこと。また、間違いを認めず押し通すこと。
2804 四六時中 しろくじちゅう 【5級】
一日じゅう。いつも。
2805 尸禄素餐 しろくそさん 【非見出し】
ある地位にいて職責を果たさずにむだに禄をもらっていること。⇒尸位素餐
2806 四六駢儷 しろくべんれい 【1級】
四字句と六字句の対句を多く用いた修辞的な文体。
2807 人為淘汰 じんいとうた 【準1級】
動植物の遺伝・突然変異を利用して人工的に優秀な新種を作ること。
2808 人員整理 じんいんせいり 【非見出し】
官庁などでむだな人員を整理すること。⇒冗員淘汰
2809 神韻縹渺 しんいんひょうびょう 【1級】[1級]
芸術作品のもつたいそう奥深くすぐれた趣のこと。
2810 神韻縹眇 しんいんひょうびょう 【非見出し】
芸術作品のもつたいそう奥深くすぐれた趣のこと。⇒神韻縹渺
2811 神韻縹緲 しんいんひょうびょう 【非見出し】
芸術作品のもつたいそう奥深くすぐれた趣のこと。⇒神韻縹渺
2812 心猿意馬 しんえんいば 【準2級】
煩悩や妄念のために心が乱れ落ち着かないことのたとえ。
2813 人海作戦 じんかいさくせん 【非見出し】
多数の人員を投じて仕事を完成させること。⇒人海戦術
2814 人海戦術 じんかいせんじゅつ 【5級】
多数の人員を投じて仕事を完成させること。
2815 心願成就 しんがんじょうじゅ 【準2級】
神仏などに心から念じていると願いはかなえられる。
2816 人間青山 じんかんせいざん 【5級】
世の中は広いので、志を貫くには故郷を離れてどこに死に場所を求めようともかまわないこと。
2817 心寛体舒 しんかんたいじょ 【非見出し】
心が広く穏やかであれば、外見上の体もゆったりと落ち着いて見えるということ。⇒心広体胖
2818 心機一転 しんきいってん 【5級】[5級][4級][3級]
なにかをきっかけとして、気持ちがすっかり変わること。
2819 心悸亢進 しんきこうしん 【1級】
心臓の鼓動が速く激しくなること。
2820 心悸昂進 しんきこうしん 【非見出し】
心臓の鼓動が速く激しくなること。⇒心悸亢進
2821 新鬼故鬼 しんきこき 【4級】
新たに死んで霊魂となったものと昔からの霊魂。
2822 神機妙算 しんきみょうさん 【4級】
人知では思いつかないようなすばらしいはかりごと。
2823 神機妙道 しんきみょうどう 【非見出し】
人知では思いつかないようなすばらしいはかりごと。⇒神機妙算
2824 新旧交替 しんきゅうこうたい 【非見出し】
古いものを排除し、新しいものを取り入れること。⇒吐故納新
2825 晨去暮来 しんきょぼらい 【1級】
朝方に去って夕暮れにもどる。
2826 辛苦遭逢 しんくそうほう 【準1級】
ひどい困難や苦しみにであうこと。
2827 身軽言微 しんけいげんび 【4級】
身分が低くて、言うことが人に重んじられないこと。
2828 神経衰弱 しんけいすいじゃく 【非見出し】
精神が衰弱して判断力が乏しくなり正常な行動ができないこと。⇒心神耗弱
2829 人権蹂躙 じんけんじゅうりん 【1級】
国家が国民の基本的人権を侵害すること。また、強い立場の者が弱い立場の者の人権を侵犯すること。
2830 真剣勝負 しんけんしょうぶ 【追加】[4級]
全力を出して本気になって立ち向かうこと。
2831 身言書判 しんげんしょはん 【5級】
人物を登用するときの基準とするもの。
2832 人権侵害 じんけんしんがい 【非見出し】
国家が国民の基本的人権を侵害すること。また、強い立場の者が弱い立場の者の人権を侵犯すること。⇒人権蹂躙
2833 心慌意乱 しんこういらん 【準2級】
あわてふためいて何がなんだかわからなくなる。
2834 信口開河 しんこうかいが 【非見出し】
一度口にしたことをすぐ取り消し訂正するたとえ。転じてでまかせをいうこと。⇒口中雌黄
2835 人口膾炙 じんこうかいしゃ 【1級】
広く世間の評判となり、もてはやされていること。⇒膾炙人口
2836 神工鬼斧 しんこうきふ 【準1級】
人間わざとは思えないほどすぐれた細工や作品のこと。
2837 深溝高塁 しんこうこうるい 【準2級】
深い堀割と高いとりで。堅固な城塞。また、守りの堅牢なこと。
2838 信口雌黄 しんこうしおう 【非見出し】
一度口にしたことをすぐ取り消し訂正するたとえ。転じてでまかせをいうこと。⇒口中雌黄
2839 心広体胖 しんこうたいはん 【1級】
心が広く穏やかであれば、外見上の体もゆったりと落ち着いて見えるということ。
2840 人口稠密 じんこうちゅうみつ 【1級】
人や人家がびっしりとすきまなく集まっていること。
2841 塵黄土飯 じんこうとはん 【非見出し】
実際にはなんの役にも立たないもの、とるに足りないもののこと。⇒塵飯塗羹
2842 深根固柢 しんこんこてい 【1級】
物事の基礎をしっかり固めること。
2843 深根固蔕 しんこんこてい 【非見出し】
物事の基礎をしっかり固めること。⇒深根固柢
2844 尋言逐語 じんごんちくご 【非見出し】
こまかいところに気をとられ、大局的な物の見方ができないこと。⇒尋章摘句
2845 神采英抜 しんさいえいばつ 【2級】
心も風采も、人にぬきん出てすぐれていること。
2846 神彩英抜 しんさいえいばつ 【非見出し】
心も風采も、人にぬきん出てすぐれていること。⇒神采英抜
2847 神算鬼謀 しんさんきぼう 【3級】
人間離れした巧みな計略のこと。
2848 深山幽谷 しんざんゆうこく 【3級】[3級][準2級][2級]
人が踏み入れていない、奥深く静かな自然のこと。
2849 慎始敬終 しんしけいしゅう 【4級】
物事を始めから終わりまで気を引き締めてやりとおすこと。
2850 心地公明 しんじこうめい 【非見出し】
心が清らかで正しく広いこと。⇒心地光明
2851 参差錯落 しんしさくらく 【準1級】[準1級]
ふぞろいな物が入り混じっているさま。
2852 紳士淑女 しんししゅくじょ 【準2級】
教養があり、品格があって、礼儀正しい男性と女性のこと。
2853 真実一路 しんじついちろ 【5級】[準2級]
嘘いつわりのないまことひとすじ。
2854 人事天命 じんじてんめい 【5級】
人間として最善の努力を尽くして、結果は静かに運命にまかせること。
2855 参差不斉 しんしふせい 【非見出し】
ふぞろいな物が入り混じっているさま。⇒参差錯落
2856 人事不省 じんじふせい 【5級】
病気や怪我などで意識を失うこと。
2857 脣歯輔車 しんしほしゃ 【1級】[1級]
お互いに助け合う密接な関係。⇒輔車脣歯
2858 斟酌折衷 しんしゃくせっちゅう 【1級】
事情をくみとってほどよくはからい、その中をとること。
2859 斟酌折中 しんしゃくせっちゅう 【非見出し】
事情をくみとってほどよくはからい、その中をとること。⇒斟酌折衷
2860 仁者不憂 じんしゃふゆう 【3級】
仁徳者は常に正しい道を行くので悩むことがない。
2861 仁者無敵 じんしゃむてき 【5級】
仁徳者には天下に敵対する者のないことをいう。
2862 仁者楽山 じんしゃらくざん 【5級】
仁徳者は安らかにゆったりとして心が動くことがないから、どっしりと安定して動かない山を愛する。
2863 進取果敢 しんしゅかかん 【3級】[2級]
物事に積極的に取り組み、決断力に富んでいること。
2864 人主逆鱗 じんしゅげきりん 【準1級】
君主や権力者のひどい怒りを買うことのたとえ。
2865 神出鬼行 しんしゅつきこう 【非見出し】
出入りが速くて、出没が予測できないこと。⇒鬼出電入
2866 神出鬼没 しんしゅつきぼつ 【3級】[3級][準2級]
すばやく現れたり隠れたりすること。
2867 浸潤之譖 しんじゅんのそしり 【1級】
水が次第に物にしみこむように、中傷の言葉が徐々に深く信じられるようになること。
2868 尋常一様 じんじょういちよう 【4級】[準2級]
他と変わりなく、ごくあたりまえなさま。
2869 尋章摘句 じんしょうてきく 【4級】
こまかいところに気をとられ、大局的な物の見方ができないこと。
2870 参商之隔 しんしょうのへだて 【準1級】
遠く離れて会うことのないたとえ。また夫婦や兄弟の別離や仲たがいのたとえ。
2871 信賞必罰 しんしょうひつばつ 【4級】[4級][準2級]
賞罰を厳正に行うこと。
2872 針小棒大 しんしょうぼうだい 【5級】[5級][3級][2級]
物事を実際より大げさにいう。
2873 神色自若 しんしょくじじゃく 【4級】
落ち着いて顔色一つ変えないさま。
2874 心織筆耕 しんしょくひっこう 【準2級】
文筆で生活すること。
2875 身心一如 しんしんいちにょ 【準2級】
仏教で、肉体と精神は分けることができないもので、一つのものの両面であるということ。
2876 心身一如 しんしんいちにょ 【非見出し】
仏教で、肉体と精神は分けることができないもので、一つのものの両面であるということ。⇒身心一如
2877 人心一新 じんしんいっしん 【5級】
人々の気持ちをすっかり新しくすること。
2878 薪尽火滅 しんじんかめつ 【3級】
人が死ぬこと。
2879 新進気鋭 しんしんきえい 【4級】[準2級]
ある分野に新しく登場し、意気込みが盛んで将来性があること。
2880 人心洶洶 じんしんきょうきょう 【1級】
世間の人々の心が騒ぎ動揺すること。
2881 心神耗弱 しんしんこうじゃく 【準2級】
精神が衰弱して判断力が乏しくなり正常な行動ができないこと。
2882 人心収攬 じんしんしゅうらん 【1級】[1級]
多くの人の気持ちをうまくつかんでまとめること。また、人々の信頼を得ること。
2883 人心大快 じんしんたいかい 【非見出し】
人々を痛快な気持ちにさせる。⇒大快人心
2884 真人大観 しんじんたいかん 【5級】
道理を極めた人は、物事の全体を見通すので判断を誤らないということ。⇒達人大観
2885 人心籠絡 じんしんろうらく 【非見出し】
多くの人の気持ちをうまくつかんでまとめること。また、人々の信頼を得ること。⇒人心収攬
2886 薪水之労 しんすいのろう 【準1級】
人に仕えて骨身を惜しまず働くこと。
2887 人生行路 じんせいこうろ 【5級】
人として生きてゆく道。
2888 晨星落落 しんせいらくらく 【1級】
しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。
2889 人跡未踏 じんせきみとう 【4級】[4級][準2級]
まだ一度も人が足を踏み入れたことがないこと。
2890 神仙思想 しんせんしそう 【準2級】
俗世から抜け出して不老・長生の世界に生きようという考え。
2891 尽善尽美 じんぜんじんび 【4級】
完璧で欠けるものがないこと。
2892 深層心理 しんそうしんり 【5級】
日常的な生活の中では意識されていない奥深くかくれている心理のこと。
2893 迅速果敢 じんそくかかん 【非見出し】
物事をすばやく決断し、思いきって行うこと。⇒迅速果断
2894 迅速果断 じんそくかだん 【準2級】[2級]
物事をすばやく決断し、思いきって行うこと。
2895 進退出処 しんたいしゅっしょ 【非見出し】
現在の職にとどまるか辞めてしまうかという身のふり方。⇒出処進退
2896 身体髪膚 しんたいはっぷ 【4級】
からだ全体のこと。
2897 進退両難 しんたいりょうなん 【5級】
にっちもさっちもゆかないこと。
2898 心地光明 しんちこうめい 【5級】
心が清らかで正しく広いこと。
2899 震地動天 しんちどうてん 【非見出し】
世間をおおいに驚かせること。⇒驚天動地
2900 尽忠報国 じんちゅうほうこく 【4級】
忠義を尽くして国の恩に報いること。
2901 新陳代謝 しんちんたいしゃ 【3級】[3級]
新しいものが古いものにとって代わること。
2902 震天駭地 しんてんがいち 【非見出し】
筆跡や詩文の表現を尊重して言う語。⇒撼天動地
2903 震天動地 しんてんどうち 【4級】
大変な出来事。
2904 陣頭指揮 じんとうしき 【追加】[準2級]
指揮官や責任者が現場の先頭に立って部下を指揮すること。
2905 人頭畜鳴 じんとうちくめい 【非見出し】
冷酷で義理人情をわきまえない人のこと。⇒人面獣心
2906 神荼鬱塁 しんとうつりつ 【配当外】
門を守る神のこと。
2907 心頭滅却 しんとうめっきゃく 【5級】[準2級][2級]
心の中の雑念を取り去ること。
2908 塵飯塗羹 じんぱんとこう 【1級】
実際にはなんの役にも立たないもの、とるに足りないもののこと。
2909 振臂一呼 しんぴいっこ 【1級】
つとめてみずから奮起するたとえ。
2910 人微言軽 じんびげんけい 【非見出し】
身分が低くて、言うことが人に重んじられないこと。⇒身軽言微
2911 人品骨柄 じんぴんこつがら 【4級】
ひとがらや風采。
2912 神仏混淆 しんぶつこんこう 【1級】
神道と仏教を融合し調和させること。
2913 神仏混交 しんぶつこんこう 【非見出し】
神道と仏教を融合し調和させること。⇒神仏混淆
2914 神仏習合 しんぶつしゅうごう 【非見出し】
神道と仏教を融合し調和させること。⇒神仏混淆
2915 神仏分離 しんぶつぶんり 【非見出し】
神仏習合をやめ、神道と仏教との区別を明確にしようとする、明治初期における維新政府の宗教政策⇔神仏混淆
2916 神変出没 しんぺんしゅつぼつ 【非見出し】
すばやく現れたり隠れたりすること。⇒神出鬼没
2917 深謀遠慮 しんぼうえんりょ 【3級】[準2級]
深く考え将来のことまで見通して計画を立てること。
2918 脣亡歯寒 しんぼうしかん 【1級】
密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。
2919 唇亡歯寒 しんぼうしかん 【非見出し】
密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。⇒脣亡歯寒
2920 心満意足 しんまんいそく 【5級】
きわめて満ち足りた気分になること。
2921 人面獣心 じんめんじゅうしん 【4級】[4級][準2級]
冷酷で義理人情をわきまえない人のこと。
2922 人面獣身 じんめんじゅうしん 【4級】
顔は人間で身体は獣。
2923 人面桃花 じんめんとうか 【4級】
美人の顔と桃の花。かつて美人と出会った場所に行っても、今はもう会えないという場合にいう言葉。
2924 瞋目張胆 しんもくちょうたん 【1級】
大いに勇気をうちふるうさま。
2925 晨夜兼道 しんやけんどう 【1級】[1級]
昼夜の区別なく急行すること。仕事を急いで行うこと。
2926 神佑天助 しんゆうてんじょ 【非見出し】
天のたすけと神のたすけ。⇒天佑神助
2927 迅雷風烈 じんらいふうれつ 【準2級】
はげしいかみなりと猛烈な風。
2928 森羅万象 しんらばんしょう 【準2級】[準2級][2級]
宇宙に存在するすべてのもの。
2929 新涼灯火 しんりょうとうか 【準2級】
初秋の涼しさは読書にふさわしい。
2930 深慮遠謀 しんりょえんぼう 【3級】
深く考え将来のことまで見通して計画を立てること。⇒深謀遠慮
2931 深厲浅掲 しんれいせんけい 【1級】[1級]
その場の状況に応じて適切な処理をすること。
2932 蜃楼海市 しんろうかいし 【1級】
現実性に乏しい考えや理論。また、根拠がなくありもしないこと。⇒海市蜃楼
2933 辛労辛苦 しんろうしんく 【3級】
辛い苦労のこと。
2934 随鴉彩鳳 ずいあさいほう 【1級】
自分より劣る人に嫁がされること。また、それに不満をもつこと。⇒彩鳳随鴉
2935 吹影鏤塵 すいえいろうじん 【1級】
無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。
2936 隋和之材 ずいかのざい 【非見出し】
この世にまたとない貴重な宝物。この世の至宝ともいうべき宝玉。⇒隋珠和璧
2937 隋和之宝 ずいかのたから 【非見出し】
この世にまたとない貴重な宝物。この世の至宝ともいうべき宝玉。⇒隋珠和璧
2938 随感随筆 ずいかんずいひつ 【3級】
感じるままに書きつけること。また、その文。
2939 酔眼朦朧 すいがんもうろう 【1級】
酒に酔って物がはっきり見えないさま。
2940 随機応変 ずいきおうへん 【3級】
状況や事態の変化に応じて適切な処置をすること。⇒臨機応変
2941 随喜渇仰 ずいきかつごう 【準2級】
喜んで仏に帰依し、心から信仰すること。また、ある物事に深くうちこんで熱中すること。
2942 随宜所説 ずいぎしょせつ 【準2級】
仏法を受け入れる衆生の素質や能力に応じて説いた言葉をいう。
2943 随宜説法 ずいぎせっぽう 【非見出し】
仏法を受け入れる衆生の素質や能力に応じて説いた言葉をいう。⇒随宜所説
2944 推究根源 すいきゅうこんげん 【非見出し】
物事の根源を究め求めること。⇒推本溯源
2945 垂拱之化 すいきょうのか 【1級】
天子の徳化によって自然と天下が平穏に治まること。
2946 垂拱之治 すいきょうのち 【非見出し】
天子の徳化によって自然と天下が平穏に治まること。⇒垂拱之化
2947 水魚之親 すいぎょのしん 【非見出し】
非常に親密な交際や友情のたとえ。⇒水魚之交
2948 水魚之交 すいぎょのまじわり 【準1級】
非常に親密な交際や友情のたとえ。
2949 炊金饌玉 すいきんせんぎょく 【1級】[1級]
たいへんなご馳走。
2950 水月鏡花 すいげつきょうか 【5級】
むなしくはかないまぼろしのこと。また、詩歌などの深遠な味わい。⇒鏡花水月
2951 水月鏡像 すいげつきょうぞう 【非見出し】
むなしくはかないまぼろしのこと。また、詩歌などの深遠な味わい。⇒鏡花水月
2952 随侯之珠 ずいこうのたま 【準1級】
貴重な宝玉、天下の至宝をいう。
2953 隋侯之珠 ずいこうのたま 【非見出し】
貴重な宝玉、天下の至宝をいう。⇒随侯之珠
2954 水紫山明 すいしさんめい 【非見出し】
自然の景観が清らかで美しいこと。⇒山紫水明
2955 隋珠和璧 ずいしゅかへき 【1級】
この世にまたとない貴重な宝物。この世の至宝ともいうべき宝玉。
2956 随珠弾雀 ずいしゅだんじゃく 【準1級】
用いるものが適当でないたとえ。また、得るところが少なく失うことが多いたとえ。
2957 随珠弾鵲 ずいしゅだんじゃく 【非見出し】
用いるものが適当でないたとえ。また、得るところが少なく失うことが多いたとえ。⇒随珠弾雀
2958 隋珠弾雀 ずいしゅだんじゃく 【非見出し】
用いるものが適当でないたとえ。また、得るところが少なく失うことが多いたとえ。⇒随珠弾雀
2959 翠色冷光 すいしょくれいこう 【準1級】
冷ややかな青い光の形容。
2960 水随方円 すいずいほうえん 【3級】
人民の善悪は、為政者によって感化されるということ。また、人の考え方や性格は、友人や環境によってよくも悪くもなるということ。
2961 水清無魚 すいせいむぎょ 【5級】
人になつかれないたとえ。
2962 酔生夢死 すいせいむし 【3級】[準2級][2級]
何をなすこともなく、ぼんやりと生涯を過ごすこと。
2963 垂涎三尺 すいぜんさんじゃく 【1級】
あるものをひどくほしがるたとえ。
2964 水村山郭 すいそんさんかく 【3級】
水辺の村と山ざと。
2965 吹竹弾糸 すいちくだんし 【非見出し】
詩文の美しい響きやリズムのたとえ。⇒敲金撃石
2966 水中撈月 すいちゅうろうげつ 【非見出し】
実現不可能なことをやろうとして、余分な労力を費やすこと。⇒海底撈月
2967 翠帳紅閨 すいちょうこうけい 【1級】
高貴な女性の寝室のこと。
2968 垂髫戴自 すいちょうたいはく 【1級】
幼児と老人。
2969 水滴石穿 すいてきせきせん 【準1級】
わずかな力でも積み重なると非常に大きな力を発揮すること。⇒点滴穿石
2970 水天一色 すいてんいっしょく 【非見出し】
空と海とがともに青々としてただ一色に連なり、区別がつかないさま。⇒水天一碧
2971 水天一碧 すいてんいっぺき 【準1級】
空と海とがともに青々としてただ一色に連なり、区別がつかないさま。
2972 水天髣髴 すいてんほうふつ 【1級】
遠い海上の水と空とがひと続きになって、見分けがつきにくいさま。
2973 水天彷彿 すいてんほうふつ 【非見出し】
遠い海上の水と空とがひと続きになって、見分けがつきにくいさま。⇒水天髣髴
2974 水到魚行 すいとうぎょこう 【非見出し】
学問をきわめると自然に徳もそなわるということ。また、物事は時期がくれば自然に成就するということ。⇒水到渠成
2975 水到渠成 すいとうきょせい 【準1級】
学問をきわめると自然に徳もそなわるということ。また、物事は時期がくれば自然に成就するということ。
2976 垂頭喪気 すいとうそうき 【準2級】
元気がなく、しょげているさま。
2977 随波逐流 ずいはちくりゅう 【準2級】
自分の考えや主張をもたず、ただ世の中の流れに従うこと。
2978 垂髪戴白 すいはつたいはく 【非見出し】
幼児と老人。⇒垂髫戴自
2979 随波漂流 ずいはひょうりゅう 【非見出し】
自分の考えや主張をもたず、ただ世の中の流れに従うこと。⇒随波逐流
2980 彗氾画塗 すいはんがと 【1級】
きわめて容易なことのたとえ。
2981 酔歩蹣跚 すいほまんさん 【1級】[1級]
酒に酔ってふらふら歩くさま。
2982 推本溯源 すいほんそげん 【準1級】
物事の根源を究め求めること。
2983 推本遡源 すいほんそげん 【非見出し】
物事の根源を究め求めること。⇒推本溯源
2984 垂名竹帛 すいめいちくはく 【1級】
名前が歴史に残るような功績のこと。⇒竹帛之功
2985 吹毛求疵 すいもうきゅうし 【1級】
やたらと人のあらさがしをすること。
2986 吹毛之求 すいもうのもとめ 【非見出し】
やたらと人のあらさがしをすること。⇒吹毛求疵
2987 随類応同 ずいるいおうどう 【3級】
それぞれの性格や考え方に応じて指導すること。
2988 鄒衍降霜 すうえんこうそう 【1級】
鄒衍が天に訴えて夏に霜を降らせた。
2989 衍降霜 すうえんこうそう 【非見出し】
鄒衍が天に訴えて夏に霜を降らせた。⇒鄒衍降霜
2990 趨炎附勢 すうえんふせい 【非見出し】
時の権力のある者につき従うこと。⇒趨炎附熱
2991 趨炎附熱 すうえんふねつ 【準1級】[準1級][1級]
時の権力のある者につき従うこと。
2992 趨炎奉勢 すうえんほうせい 【非見出し】
時の権力のある者につき従うこと。⇒趨炎附熱
2993 鄒魯遺風 すうろいふう 【1級】
孔子と孟子の教えのこと。
2994 鄒魯之学 すうろのがく 【非見出し】
孔子と孟子の教えのこと。⇒鄒魯遺風
2995 頭寒足暖 ずかんそくだん 【非見出し】
頭を冷やし足をあたためること。また、その状態。健康によいとされる。⇒頭寒足熱
2996 頭寒足熱 ずかんそくねつ 【5級】[4級]
頭を冷やし足をあたためること。また、その状態。健康によいとされる。
2997 杜撰脱漏 ずさんだつろう 【準1級】[準1級][1級]
粗末で誤りの多いこと。ぞんざいで誤脱も多いこと。
2998 寸指測淵 すんしそくえん 【準1級】
愚かなこと。また、不可能なこと。
2999 寸善尺魔 すんぜんしゃくま 【3級】[1級]
世の中にはよいことが少なくて悪いことが多いたとえ。
3000 寸草春暉 すんそうしゅんき 【1級】[1級]
父母の恩は大きくその万分の一も報いることが難しいことのたとえ。
3001 寸草之心 すんそうのこころ 【非見出し】
父母の恩は大きくその万分の一も報いることが難しいことのたとえ。⇒寸草春暉
3002 寸鉄殺人 すんてつさつじん 【5級】
短い警句で人の急所を批判するたとえ。
3003 寸田尺宅 すんでんしゃくたく 【5級】
ほんのわずかな財産のこと。
3004 寸土尺地 すんどしゃくち 【非見出し】
ほんのわずかな財産のこと。⇒寸田尺宅
3005 寸馬豆人 すんばとうじん 【5級】
遠くの人馬が小さく見えること。
3006 寸歩不離 すんぽふり 【4級】
すぐそばにいること。また、関係が非常に密接であること。
3007 青鞋布韈 せいあいふべつ 【1級】
旅行のときの服装のこと。⇒布韈青鞋
3008 井蛙之見 せいあのけん 【非見出し】
見聞のせまい者が、自分の知識以外のものを信じようとしないこと。⇒夏虫疑氷
3009 晴雲秋月 せいうんしゅうげつ 【5級】
純真でけがれのない心のたとえ。
3010 青雲之志 せいうんのこころざし 【準1級】
徳をみがいてりっぱな人物になろうとする志。また、立身出世しようとする功名心。
3011 精衛海 せいえいてんかい 【準1級】[1級]
不可能なことを企て、徒労に終わること。また、いつまでも悔やみ続けること。
3012 清音幽韻 せいおんゆういん 【準2級】
すぐれた文章のたとえ。
3013 臍下丹田 せいかたんでん 【1級】
へその三寸下あたりのところ。漢方医学ではここに力を集めると元気や勇気がわいてくるという。
3014 星火燎原 せいかりょうげん 【1級】[1級]
初めは小さな勢力でも次第に成長して侮れなくなる。
3015 誠歓誠喜 せいかんせいき 【4級】
まことに喜ばしい。臣下が天子に奉る書に用いる言葉。
3016 旌旗巻舒 せいきけんじょ 【1級】[1級]
戦いが続くことのたとえ。
3017 生寄死帰 せいきしき 【5級】
人が生きているのは、仮にこの世に身を寄せているだけで、死は自分の住居に帰るように、本来のところに落ちつくことだということ。
3018 旌旗堂堂 せいきどうどう 【非見出し】
整然として威厳があること。⇒旗鼓堂堂
3019 生気溌溂 せいきはつらつ 【1級】
いきいきとして気力、活気にあふれているさま。
3020 生気溌刺 せいきはつらつ 【非見出し】
いきいきとして気力、活気にあふれているさま。⇒生気溌溂
3021 政教一致 せいきょういっち 【非見出し】
神を祭ることと政治は一体であるという考え。⇒祭政一致
3022 政教分離 せいきょうぶんり 【非見出し】
政治と宗教の結びつきを切ること。⇔祭政一致
3023 精金良玉 せいきんりょうぎょく 【5級】
性格が穏やかで純粋なこと。
3024 斉駆並駕 せいくへいが 【準1級】
力や能力に差がないこと。⇒並駕斉駆
3025 晴好雨奇 せいこううき 【4級】
晴雨どちらでもすばらしいながめ。
3026 晴耕雨読 せいこううどく 【5級】[4級][3級][準2級][2級]
田園で悠々自適の生活をすること。
3027 性行淑均 せいこうしゅくきん 【準2級】
性質がすなおで、行動がかたよらないこと。
3028 誠惶誠恐 せいこうせいきょう 【1級】
まことに恐れかしこまる。
3029 生殺与奪 せいさつよだつ 【3級】[3級][準2級][2級]
他のものを自分の思うままに支配すること。
3030 青史汗簡 せいしかんかん 【4級】
歴史書のこと。
3031 噬指棄薪 ぜいしきしん 【1級】
母と子の気持ちが通じあうこと。
3032 生死存亡 せいしそんぼう 【非見出し】
危険が迫っていて、生きるか死ぬかの瀬戸際のこと。⇒危急存亡
3033 生死肉骨 せいしにくこつ 【5級】
落ち目の者を救いあげること。
3034 斉紫敗素 せいしはいそ 【準2級】
賢者が事をなせばわざわいを福に転じるように、失敗を成功へと導くことができるというたとえ。
3035 西施捧心 せいしほうしん 【準1級】[1級]
病に悩む美女のようす。
3036 静寂閑雅 せいじゃくかんが 【準2級】
ひっそり静かでみやびやかな趣のあること。
3037 西戎東夷 せいじゅうとうい 【準1級】
西方と東方の異民族。また異民族の総称。えびす。
3038 西狩獲麟 せいしゅかくりん 【準1級】
魯の哀公十四年、西方に狩りに行って麒麟を得た故事。
3039 清浄潔白 せいじょうけっぱく 【非見出し】
心や行いが清く、私欲や不正などまったくないさま。⇒清廉潔白
3040 清浄無垢 せいじょうむく 【準1級】
清らかで汚れのないこと。
3041 青松落色 せいしょうらくしょく 【5級】
交友が途絶えそうになることのたとえ。
3042 精神一到 せいしんいっとう 【4級】
全精神を一つに集中すればどんなことでも成し遂げられる。
3043 聖人君子 せいじんくんし 【5級】
知識・人格ともにすぐれた立派な人物。
3044 聖人賢者 せいじんけんじゃ 【非見出し】
知識・人格ともにすぐれた立派な人物。⇒聖人君子
3045 誠心誠意 せいしんせいい 【5級】
純粋なまごころ。
3046 精神統一 せいしんとういつ 【5級】
心のはたらきを一点に集中すること。
3047 聖人糟粕 せいじんのそうはく 【非見出し】
言葉や文章では聖人・賢人の本質を伝えるのは不可能だということ。⇒古人糟魄
3048 聖人無夢 せいじんむむ 【5級】
徳を身につけた聖人は、けっして憂いや雑念を持たないので、夢を見ることはない。
3049 凄凄切切 せいせいせつせつ 【2級】[準1級]
きわめてものさびしいこと。
3050 清聖濁賢 せいせいだくけん 【3級】
酒の異称。
3051 済済多士 せいせいたし 【非見出し】
すぐれた人材が多いこと。⇒多士済済
3052 正正堂堂 せいせいどうどう 【5級】
手段や態度が正しくて立派なこと。また、陣容が整って意気盛んなこと。
3053 生生流転 せいせいるてん 【準2級】[2級]
万物が絶えず生じては変化し、移り変わってゆくこと。
3054 井渫不食 せいせつふしょく 【1級】[1級]
賢者が登用されないままでいること。
3055 清泉濯足 せいせんたくそく 【非見出し】
殺風景なことのたとえ。⇒焚琴煮鶴
3056 青銭万選 せいせんばんせん 【4級】
すぐれた文章のたとえ。
3057 悽愴流涕 せいそうりゅうてい 【1級】
悼み悲しんで涙を流す。
3058 凄愴流涕 せいそうりゅうてい 【非見出し】
悼み悲しんで涙を流す。⇒悽愴流涕
3059 淒愴流涕 せいそうりゅうてい 【非見出し】
悼み悲しんで涙を流す。⇒悽愴流涕
3060 盛粧麗服 せいそうれいふく 【準1級】
盛んによそおい美しい服を着る。
3061 生存競争 せいぞんきょうそう 【非見出し】[5級]
環境に最も適したものが生き残り、適していないものは淘汰され滅びること。⇒適者生存
3062 正大之気 せいだいのき 【非見出し】
何ものにもとらわれないのびのびとした心持ち。⇒浩然之気
3063 贅沢三昧 ぜいたくざんまい 【1級】
したい放題の贅沢をすること。
3064 清濁併呑 せいだくへいどん 【準1級】[準1級]
度量が大きく、どんなことでも受け入れること。
3065 清淡虚無 せいたんきょむ 【3級】
心にわだかまりがなく静かに落ち着いた境地。
3066 生知安行 せいちあんこう 【5級】
生まれながらにして人のふみ行うべき道を熟知し、心安んじてそれを行うこと。
3067 井底之蛙 せいていのあ 【準1級】
広い世間を知らないで、自分だけの狭い見識にとらわれること。⇒井之
3068 青天霹靂 せいてんのへきれき 【1級】[1級]
思いもかけない出来事。
3069 青天白日 せいてんはくじつ 【5級】[4級]
晴れわたった青空と日の光で快晴の意から転じて、心にやましいことがまったくないことのたとえ。
3070 正当防衛 せいとうぼうえい 【5級】
不当な暴行から身を守る権利。
3071 正当防御 せいとうぼうぎょ 【非見出し】
不当な暴行から身を守る権利。⇒正当防衛
3072 斉東野語 せいとうやご 【準2級】
聞くにたえない下品で愚かな言葉。また、信じがたい妄説のこと。
3073 盛徳大業 せいとくたいぎょう 【4級】
盛んな徳と大きな事業。
3074 聖読庸行 せいどくようこう 【準2級】
聖人のすぐれた文を読んで学んでもその行いは凡人と異ならないこと。
3075 生呑活剥 せいどんかっぱく 【準1級】
他人の詩や文章などをそのまま盗用すること。⇒活剥生呑
3076 萋斐貝錦 せいひばいきん 【配当外】
巧みに言い立てて人を罪に陥れるたとえ。また、讒言のたとえ。
3077 精疲力尽 せいひりきじん 【4級】
つかれはてること。⇒疲労困憊
3078 清風故人 せいふうこじん 【5級】
秋になってさわやかな風が吹いてくるのは、久しぶりに友人が訪ねてくれたようだということ。
3079 清風明月 せいふうめいげつ 【5級】[4級]
夜の静かで清らかなたたずまいの形容。清らかな美しい自然の形容。また、風雅な遊びのこと。
3080 清風朗月 せいふうろうげつ 【非見出し】
夜の静かで清らかなたたずまいの形容。清らかな美しい自然の形容。また、風雅な遊びのこと。⇒清風明月
3081 精明強幹 せいめいきょうかん 【5級】
物事によく通じていて、仕事を処理する能力が高いこと。
3082 声名狼藉 せいめいろうぜき 【1級】
評判を落として、それが回復しないこと。
3083 星羅雲布 せいらうんぷ 【準2級】
星のように点々と連なり、雲のように多く群がり集まること。
3084 星羅棋布 せいらきふ 【非見出し】
星のように点々と連なり、雲のように多く群がり集まること。⇒星羅雲布
3085 青藍氷水 せいらんひょうすい 【2級】
弟子が師よりもまさるたとえ。
3086 生離死絶 せいりしぜつ 【非見出し】
このうえなく悲痛な別れ。⇒生離死別
3087 生離死別 せいりしべつ 【4級】
このうえなく悲痛な別れ。
3088 精力旺盛 せいりょくおうせい 【非見出し】
心身の活力が抜群に盛んなこと。⇒精力絶倫
3089 精力絶倫 せいりょくぜつりん 【準2級】
心身の活力が抜群に盛んなこと。
3090 勢力伯仲 せいりょくはくちゅう 【準2級】[準2級][2級]
互いの力が接近していて、優劣がつけにくいこと。
3091 精励恪勤 せいれいかっきん 【1級】[1級]
力を尽くして学業や仕事に励むこと。
3092 精励勤勉 せいれいきんべん 【非見出し】
力を尽くして学業や仕事に励むこと。⇒精励恪勤
3093 清廉潔白 せいれんけっぱく 【3級】[3級][準2級][2級]
心や行いが清く、私欲や不正などまったくないさま。
3094 世運隆替 せうんりゅうたい 【3級】
世の機運が時代とともにあるいは盛んとなり、あるいは衰えること。
3095 世外桃源 せがいとうげん 【4級】
俗世間から離れた別天地、理想郷のこと。⇒武陵桃源
3096 世外之交 せがいのまじわり 【非見出し】
俗世を超えた交友をいう。⇒雲霞之交
3097 是耶非耶 ぜかひか 【準1級】
善悪の判断に迷うこと。
3098 積悪之報 せきあくのむくい 【非見出し】
悪事の報いがすぐに目の前にあらわれること。⇒因果覿面
3099 積悪余殃 せきあくのよおう 【1級】[1級]
悪事をかさねた報いが子孫にまで及ぶこと。
3100 積羽沈舟 せきうちんしゅう 【4級】
小さなものでもたくさん集まれば大きな力になるということ。
3101 碩学鴻儒 せきがくこうじゅ 【非見出し】
小さなものでもたくさん集まれば大きな力になるということ。⇒積羽沈舟
3102 碩学大儒 せきがくたいじゅ 【準1級】[準1級]
学問の奥義をきわめた大学者のこと。
3103 碩学名家 せきがくめいか 【非見出し】
大学者や名声の高い人。大いなる徳を備えた人や声望のある人。⇒碩師名人
3104 惜玉憐香 せきぎょくれんこう 【非見出し】
香や玉をいつくしむ。⇒憐香惜玉
3105 積金累玉 せききんるいぎょく 【非見出し】
非常に多くの富を集めること。⇒堆金積玉
3106 跖狗吠尭 せきくはいぎょう 【1級】
人はそれぞれ自分の仕える主人に忠を尽くすもので、善悪をわきまえて尽くすわけではないということ。
3107 積厚流光 せきこうりゅうこう 【4級】
蓄積されたものが厚ければ、それだけその恩恵も大きいということ。
3108 尺呉寸楚 せきごすんそ 【非見出し】
高い山から見下ろす景観。⇒尺山寸水
3109 尺山寸水 せきざんすんすい 【準1級】
高い山から見下ろす景観。
3110 隻紙断絹 せきしだんけん 【準2級】
文字を記したごくわずかの紙や絹布。
3111 積日累久 せきじつるいきゅう 【準2級】
官吏などが年功を積むこと。
3112 碩師名人 せきしめいじん 【準1級】[1級]
大学者や名声の高い人。大いなる徳を備えた人や声望のある人。
3113 赤手空拳 せきしゅくうけん 【2級】[準1級]
なんの助けもかりずに独力で物事を行うこと。
3114 赤縄足 せきじょうけいそく 【非見出し】
仲人。媒酌人。⇒月下氷人
3115 石上樹下 せきじょうじゅか 【非見出し】
出家行脚の境遇のこと。⇒樹下石上
3116 石心鉄腸 せきしんてっちょう 【5級】
強い精神、堅い意志のたとえ。⇒鉄腸石心
3117 積薪之嘆 せきしんのたん 【準1級】
後から来た者が重用され、以前からいる者が下積みの苦労をする悩みのこと。
3118 積薪之歎 せきしんのたん 【非見出し】
後から来た者が重用され、以前からいる者が下積みの苦労をする悩みのこと。⇒積薪之嘆
3119 赤心奉国 せきしんほうこく 【3級】
真心をもって国のために尽くすこと。
3120 積水成淵 せきすいせいえん 【準1級】
小さなものでもたくさん集まれば大きな力になるということ。また、努力を重ねれば物事が成就するということ。
3121 尺寸之功 せきすんのこう 【準1級】
わずかな功績。
3122 尺寸之効 せきすんのこう 【非見出し】
わずかな功績。⇒尺寸之功
3123 尺寸之地 せきすんのち 【準1級】
ほんの少しの土地。
3124 尺寸之柄 せきすんのへい 【準1級】
わずかの権力。
3125 積善余慶 せきぜんのよけい 【準2級】[準1級]
善行を積んだ家は子孫まで必ず幸福がおよぶ。
3126 刺草之臣 せきそうのしん 【準1級】
一般の人民。
3127 尺沢之鯢 せきたくのげい 【1級】
見聞の狭いたとえ。
3128 尺短寸長 せきたんすんちょう 【準1級】[準1級]
どんなにすぐれた人にも短所があり、どんなに劣った人にも長所があるということ。
3129 積土成山 せきどせいざん 【非見出し】
小さなものでもたくさん集まれば大きな力になるということ。また、努力を重ねれば物事が成就するということ。⇒積水成淵
3130 責任回避 せきにんかいひ 【追加】[準2級]
自らに対する責任を避けようとする言動のこと
3131 責任転嫁 せきにんてんか 【準2級】[2級]
責任を他になすりつけること。
3132 積年累月 せきねんるいげつ 【非見出し】
自分の生きている限り、孫子の代までも。いつまでも。⇒窮年累世
3133 石破天驚 せきはてんきょう 【4級】
このうえなく音楽が巧妙なこと。また、詩文が非常に奇抜ですぐれていること。
3134 尺璧非宝 せきへきひほう 【準1級】[1級]
時間は何よりも貴重であるということ。
3135 隻履西帰 せきりせいき 【準2級】
達磨がくつの片方を手に持って西に帰る。
3136 鶺鴒之情 せきれいのじょう 【非見出し】
兄弟が仲良くむつまじくする情。兄弟のうるわしい愛情。⇒棣鄂之情
3137 世辞追従 せじついしょう 【非見出し】
相手に気に入られようと、こびへつらうこと。⇒阿諛追従
3138 是生滅法 ぜしょうめっぽう 【3級】
生ある者は必ず滅びる。
3139 是是非非 ぜぜひひ 【4級】
客観的・公平に物事を判断すること。
3140 雪案蛍窓 せつあんけいそう 【準2級】
苦労して勉学に励むこと。⇒蛍窓雪案
3141 節衣縮食 せついしゅくしょく 【非見出し】
節約・倹約すること。⇒縮衣節食
3142 窃位素餐 せついそさん 【準1級】
ある地位にいて職責を果たさずにむだに禄をもらっていること。⇒尸位素餐
3143 雪萼霜葩 せつがくそうは 【1級】
梅のこと。雪や霜のように白く、雪や霜をしのいで咲くのでいう。
3144 折花攀柳 せっかはんりゅう 【1級】
色街で遊女と遊ぶこと。
3145 折檻諌言 せっかんかんげん 【1級】
臣下が君主を厳しくいさめること。
3146 窃玉偸香 せつぎょくとうこう 【1級】
こっそり女に手を出して女色にふけること。
3147 雪月風花 せつげつふうか 【5級】
四季折々の自然の美しい景観のこと。
3148 接見応対 せっけんおうたい 【5級】
対面して受け答えすること。
3149 節倹力行 せっけんりっこう 【3級】
節約につとめ励む。
3150 絶巧棄利 ぜっこうきり 【3級】
文明によって人為的に作られたものをすてて、自然に戻ること。
3151 切磋琢磨 せっさたくま 【1級】[1級]
学問や修養によって自分を磨きあげる。
3152 切瑳琢磨 せっさたくま 【非見出し】
学問や修養によって自分を磨きあげる。⇒切磋琢磨
3153 截趾適 せっしてきく 【配当外】
本末を転倒して無理に物事を行うこと。
3154 切歯腐心 せっしふしん 【4級】
非常に激しく怒ること。
3155 切歯扼腕 せっしやくわん 【1級】[1級]
非常に悔しがるさま。
3156 切歯腕 せっしやくわん 【非見出し】
非常に悔しがるさま。⇒切歯扼腕
3157 摂取不捨 せっしゅふしゃ 【3級】
仏がすべての生き物を見捨てず救うこと。
3158 折衝禦侮 せっしょうぎょぶ 【準1級】[準1級]
武勇によって敵をくじき、敵の侮りを防ぎとめ恐れさせる。
3159 殺生禁断 せっしょうきんだん 【準2級】[2級]
鳥・獣・魚などを捕ったり殺したりすることを禁ずること。
3160 殺生与奪 せっしょうよだつ 【非見出し】
他のものを自分の思うままに支配すること。⇒生殺与奪
3161 絶世独立 ぜっせいどくりつ 【5級】
美人の形容。
3162 切切偲偲 せつせつしし 【準1級】
ねんごろに事こまかく善をすすめ励ますこと。
3163 絶体絶命 ぜったいぜつめい 【5級】[5級][4級]
せっぱつまってどうにも逃れられない状態。
3164 舌端月旦 ぜったんげったん 【2級】[準1級]
口先で人を評論すること。
3165 截断衆流 せつだんしゅる 【1級】
俗世間の雑念妄想をたちきること。
3166 雪中四友 せっちゅうのしゆう 【非見出し】
画題となる四つの花。雪の降る頃に咲く玉梅・臘梅・茶梅(さざんか)・水仙の称。⇒歳寒三友
3167 雪中松柏 せっちゅうのしょうはく 【準1級】
志や節操が堅いことのたとえ。
3168 雪泥鴻爪 せつでいのこうそう 【準1級】
人間の行為など一時的ではかないものであることのたとえ。
3169 刹那主義 せつなしゅぎ 【2級】
人生はその場その場がよければそれでいいという考え。
3170 雪魄氷姿 せっぱくひょうし 【1級】
雪のように清らかな魂魄と氷のような姿。梅の形容。また、高潔な人のたとえ。
3171 窃之疑 せっぷのぎ 【配当外】
確かな証拠もないのに人に疑いをかけること。
3172 切問近思 せつもんきんし 【5級】
すべての事を身近な問題として切実に取りあげ、自分のこととして考えること。
3173 雪裏清香 せつりせいこう 【4級】
梅のこと。
3174 世道人心 せどうじんしん 【5級】
世の中の道徳とそれを守る人の心のこと。
3175 是非曲直 ぜひきょくちょく 【4級】[4級][3級][準2級][2級]
物事の善悪・正不正のこと。
3176 是非善悪 ぜひぜんあく 【4級】[4級][準2級]
物事のよしあし。
3177 是非之心 ぜひのこころ 【準1級】
物事の是と非を正しく判別できる能力。
3178 潜移暗化 せんいあんか 【3級】
環境や他人の影響で知らず知らずのうちに気質や思想などが変化していること。
3179 潜移黙化 せんいもくか 【非見出し】
環境や他人の影響で知らず知らずのうちに気質や思想などが変化していること。⇒潜移暗化
3180 前因後果 ぜんいんこうか 【非見出し】
人の行いの善悪に応じてその報いがあらわれること。⇒因果応報
3181 善因善果 ぜんいんぜんか 【5級】
善い行いには善い果報があるということ。
3182 扇影衣香 せんえいいこう 【4級】
貴婦人が多く寄り集うさま。
3183 遷客騒人 せんかくそうじん 【準2級】
左遷された人や心に愁いを抱く人。詩人墨客のこと。
3184 浅学短才 せんがくたんさい 【非見出し】
学識が浅く、才能も乏しいこと。⇒浅学非才
3185 浅学非才 せんがくひさい 【4級】[準2級][2級]
学識が浅く、才能も乏しいこと。
3186 浅学菲才 せんがくひさい 【非見出し】
学識が浅く、才能も乏しいこと。⇒浅学非才
3187 千巌万壑 せんがんばんがく 【1級】
岩山と渓谷の景観。
3188 先義後利 せんぎこうり 【5級】
まず道理を第一に考えて、利益は二の次にすること。
3189 千客万来 せんきゃくばんらい 【4級】[3級]
商売繁盛のたとえ。
3190 善巧方便 ぜんぎょうほうべん 【準1級】
機に応じた方法にきわめて巧みなこと。また、その方法。
3191 饌玉炊金 せんぎょくすいきん 【1級】
たいへんなご馳走。⇒炊金饌玉
3192 羨魚結網 せんぎょけつもう 【非見出し】
いたずらに空しい望みを抱くたとえ。⇒臨淵羨魚
3193 前倨後恭 ぜんきょこうきょう 【1級】
それまでの態度をがらりと変えて、相手にへつらうこと。
3194 千金一刻 せんきんいっこく 【5級】
時間の貴重なことのたとえ。⇒一刻千金
3195 千金一笑 せんきんいっしょう 【非見出し】
ひとたびほほえめば千金に値するほどの美人をいう。⇒一笑千金
3196 千金一擲 せんきんいってき 【1級】
豪快な振る舞い、思い切りのよいことのたとえ。⇒一擲千金
3197 千鈞一髪 せんきんいっぱつ 【1級】
非常に危険なこと、きわめて無理なことのたとえ。⇒一髪千鈞
3198 千金笑面 せんきんしょうめん 【非見出し】
表向きは陰湿ではあるが内面は柔和なこと。⇔笑面夜叉
3199 千金之子 せんきんのこ 【非見出し】
富裕な家に生まれた者のたとえ。⇒膏粱子弟
3200 千金之諾 せんきんのだく 【非見出し】
絶対に信頼できる堅い約束のこと。⇒季布一諾
3201 千金弊帯 せんきんへいそう 【1級】
身のほどを知らないで思いあがるたとえ。⇒弊帚千金
3202 先苦後甜 せんくこうてん 【非見出し】
仁徳者は難事を先にして利益は後のこととすること。⇒先難後獲
3203 千軍万馬 せんぐんばんば 【4級】
多くの兵士、軍馬。大規模で強い軍をいう。転じて、多くの辛酸をなめ、経験が豊富な老練の人をいう。
3204 千荊万棘 せんけいばんきょく 【1級】
非常に多くの困難があること。困難なことのたとえ。
3205 鮮血淋漓 せんけつりんり 【1級】
血がしたたり落ちるさま。
3206 旋乾転坤 せんけんてんこん 【準1級】[準1級]
国の政局を一新すること。
3207 先見之識 せんけんのしき 【非見出し】
将来を見通す聡明さ。⇒先見之明
3208 先見之明 せんけんのめい 【準1級】
将来を見通す聡明さ。
3209 千言万句 せんげんばんく 【非見出し】
多くのことばを尽くして言うこと。また、あれこれ長たらしく言うこと。⇒千言万語
3210 千言万言 せんげんばんげん 【非見出し】
多くのことばを尽くして言うこと。また、あれこれ長たらしく言うこと。⇒千言万語
3211 千言万語 せんげんばんご 【4級】
多くのことばを尽くして言うこと。また、あれこれ長たらしく言うこと。
3212 洗垢求瘢 せんこうきゅうはん 【非見出し】
他人の欠点や誤りをどこまでも追求してほじくりだすたとえ。⇒洗垢索瘢
3213 先庚後庚 せんこうこうこう 【準1級】
物事を過ちのないようにていねいにすること。
3214 洗垢索瘢 せんこうさくはん 【1級】[1級]
他人の欠点や誤りをどこまでも追求してほじくりだすたとえ。
3215 千紅万紫 せんこうばんし 【4級】
色とりどりの花が咲き乱れているさま。
3216 千孔百瘡 せんこうひゃくそう 【非見出し】
短所や欠点がたくさんあること。⇒百孔千瘡
3217 前虎後狼 ぜんここうろう 【準1級】[準1級]
つぎつぎと災難・危害におそわれるたとえ。
3218 前後相随 ぜんごそうずい 【非見出し】
前と後ろが相対的な関係で存在すること。⇒有無相生
3219 千呼万喚 せんこばんかん 【3級】
何度もくり返し呼び叫ぶこと。
3220 千古不易 せんこふえき 【5級】
永久に変わらないこと。
3221 前後不覚 ぜんごふかく 【5級】[3級]
正体がなくなること。
3222 千古不朽 せんこふきゅう 【非見出し】
永久に滅びない。⇒千古不磨
3223 千古不抜 せんこふばつ 【非見出し】
永久に変わらないこと。⇒千古不易
3224 千古不変 せんこふへん 【非見出し】
永久に変わらないこと。⇒千古不易
3225 千古不磨 せんこふま 【準2級】
永久に滅びない。
3226 潜在意識 せんざいいしき 【3級】
心の奥底にひそみかくれている、自覚されない意識。
3227 千載一会 せんざいいちえ 【非見出し】
またとないよい機会。⇒千載一遇
3228 千載一遇 せんざいいちぐう 【3級】
またとないよい機会。
3229 千載一合 せんざいいちごう 【非見出し】
またとないよい機会。⇒千載一遇
3230 千載一時 せんざいいちじ 【非見出し】
またとないよい機会。⇒千載一遇
3231 仙才鬼才 せんさいきさい 【準2級】
人並みはずれたすぐれた才。凡俗を超えた才。
3232 千載不易 せんざいふえき 【非見出し】
永久に変わらないこと。⇒千古不易
3233 千錯万綜 せんさくばんそう 【準1級】
さまざまに入り交じること。
3234 千差万別 せんさばんべつ 【4級】[3級]
さまざまな種類や違いがあること。
3235 千山万水 せんざんばんすい 【4級】
山また山、川また川の広大で奥深い自然をいう。
3236 漸至佳境 ぜんしかきょう 【非見出し】
状況や話などが、最も興味深い部分にさしかかること。⇒漸入佳境
3237 仙姿玉質 せんしぎょくしつ 【準2級】
とびぬけた美人に対する形容。
3238 仙姿玉色 せんしぎょくしょく 【非見出し】
とびぬけた美人に対する形容。⇒仙姿玉質
3239 善始善終 ぜんしぜんしゅう 【非見出し】
物事を始めから終わりまで気を引き締めてやりとおすこと。⇒慎始敬終
3240 千思万考 せんしばんこう 【4級】
あれこれと思いをめぐらすこと。
3241 千紫万紅 せんしばんこう 【4級】[準2級][2級]
色とりどりの花が咲き乱れているさま。⇒千紅万紫
3242 千思万想 せんしばんそう 【非見出し】
あれこれと思いをめぐらすこと。⇒千思万考
3243 千姿万態 せんしばんたい 【4級】
種々さまざまな姿かたち。
3244 千思万慮 せんしばんりょ 【非見出し】
あれこれと思いをめぐらすこと。⇒千思万考
3245 浅酌低唱 せんしゃくていしょう 【準2級】[1級]
少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。⇒浅斟低唱
3246 浅酌微吟 せんしゃくびぎん 【非見出し】
少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。⇒浅斟低唱
3247 前車覆轍 ぜんしゃのふくてつ 【準1級】
先人の失敗は、後の人の戒めになるということ。
3248 千射万箭 せんしゃばんせん 【準1級】[1級]
弓道で射手の心構えを説いた語。千本、万本の矢を射る場合でも、あとの矢をたのむことなしに、今射る一本をおろそかにしてはならないということ。
3249 先従隗始 せんじゅうかいし 【1級】
言い出した者から始めよの意。また、物事を手近なところからはじめることのたとえ。
3250 千秋万古 せんしゅうばんこ 【4級】
永遠の歳月。
3251 千秋万歳 せんしゅうばんざい 【4級】
非常に長い年月のこと。また、長寿を祝うことば。
3252 千種万別 せんしゅばんべつ 【非見出し】
さまざまな種類や違いがあること。⇒千差万別
3253 千種万様 せんしゅばんよう 【非見出し】
さまざまな種類や違いがあること。⇒千差万別
3254 千乗之国 せんじょうのくに 【準1級】
兵車千台を出すことのできる諸侯の国。
3255 川上之歎 せんじょうのたん 【準1級】
時間が過ぎ去ることへの嘆き。
3256 川上之嘆 せんじょうのたん 【非見出し】
時間が過ぎ去ることへの嘆き。⇒川上之歎
3257 千乗万騎 せんじょうばんき 【3級】
非常に多数の車と騎馬のこと。
3258 千状万態 せんじょうばんたい 【4級】
いろいろ、さまざまな様子。
3259 禅譲放伐 ぜんじょうほうばつ 【準2級】[1級]
中国古代の政権交代の二つの方法。君主が位を世襲せず仁徳ある者に譲る禅譲と暴政を行う君主を臣下が追放したり討伐したりして位を奪う放伐のこと。
3260 僭賞濫刑 せんしょうらんけい 【1級】
適正を欠いた賞罰。
3261 千緒万端 せんしょばんたん 【準2級】
種々雑多な事柄のこと。
3262 千緒万縷 せんしょばんる 【非見出し】
種々雑多な事柄のこと。⇒千緒万端
3263 専心一意 せんしんいちい 【5級】
ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心
3264 専心専意 せんしんせんい 【非見出し】
ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心
3265 全心全意 ぜんしんぜんい 【非見出し】
ひたすら一つのことに心を集中すること。⇒一意専心
3266 全心全力 ぜんしんぜんりょく 【非見出し】
その人の体力と気力のすべて。⇒全身全霊
3267 全身全霊 ぜんしんぜんれい 【3級】
その人の体力と気力のすべて。
3268 浅斟低唱 せんしんていしょう 【1級】[1級]
少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。
3269 千仞之谿 せんじんのたに 【1級】
非常に深い谷。
3270 千辛万苦 せんしんばんく 【3級】
さまざまな苦しみや難儀のこと。
3271 前人未到 ぜんじんみとう 【4級】[4級][3級]
今までに誰も到達していないこと。
3272 前人未踏 ぜんじんみとう 【非見出し】[4級][3級]
今までに誰も到達していないこと。⇒前人未到
3273 煎水作氷 せんすいさくひょう 【2級】
まったく不可能なこと。
3274 先制攻撃 せんせいこうげき 【4級】
先手を取って相手を攻めること。
3275 全生全帰 ぜんせいぜんき 【5級】
親からもらった体を傷つけることなく生を全うするのが、真の親孝行だということ。
3276 先聖先師 せんせいせんし 【5級】
孔子の尊称。
3277 泉石膏肓 せんせきこうこう 【1級】[1級]
自然や山水の中で暮らしたいという気持ちが非常に強いこと。
3278 戦戦兢兢 せんせんきょうきょう 【1級】[1級]
恐れてびくびくするさま。
3279 戦戦恐恐 せんせんきょうきょう 【非見出し】
恐れてびくびくするさま。⇒戦戦兢兢
3280 瞻前顧後 せんぜんこご 【非見出し】
事にのぞんで決心がつかず、ぐずぐずしていること。⇒狐疑逡巡
3281 戦戦慄慄 せんせんりつりつ 【2級】
恐れつつしむさま。また、びくびくして、ふるえ恐れるさま。
3282 噪蛙鳴 せんそうあめい 【1級】
役に立たない議論や、内容に乏しく下手な文章。⇒蛙鳴噪
3283 前爪後距 ぜんそうこうきょ 【非見出し】
足の前方に爪を、後方に蹴爪を持つもの。獣の類。
3284 翦草除根 せんそうじょこん 【1級】
災いを根こそぎ除きさること。問題を根本から解決するたとえ。
3285 千瘡百孔 せんそうひゃくこう 【非見出し】
短所や欠点がたくさんあること。⇒百孔千瘡
3286 吮疽之仁 せんそのじん 【1級】
大将が部下を手あつくいたわること。
3287 千村万落 せんそんばんらく 【4級】
多くの村落。
3288 千態万状 せんたいばんじょう 【非見出し】
種々さまざまな姿かたち。⇒千姿万態
3289 千態万様 せんたいばんよう 【非見出し】
種々さまざまな姿かたち。⇒千姿万態
3290 前代未聞 ぜんだいみもん 【準2級】[2級]
今まで聞いたことがないような変わったこと。
3291 川沢納汚 せんたくのうお 【非見出し】
大事をなす大人物は多少欠点はあってもあらゆる人を包み込む度量があるたとえ。⇒山藪蔵疾
3292 千朶万朶 せんだばんだ 【1級】
多くの花がついた枝。
3293 栴檀双葉 せんだんのふたば 【準1級】
偉大な人物は小さいときからすぐれているということ。
3294 栴檀二葉 せんだんのふたば 【非見出し】
偉大な人物は小さいときからすぐれているということ。⇒栴檀双葉
3295 先知先覚 せんちせんがく 【5級】
一般の人より先に道理を知りさとること。
3296 全知全能 ぜんちぜんのう 【5級】
神の能力。あらゆることを理解しあらゆることを実行できる能力をもっていること。
3297 全智全能 ぜんちぜんのう 【非見出し】
神の能力。あらゆることを理解しあらゆることを実行できる能力をもっていること。⇒全知全能
3298 浅知短才 せんちたんさい 【非見出し】
学識が浅く、才能も乏しいこと。⇒浅学非才
3299 扇枕温衾 せんちんおんきん 【1級】[1級]
親孝行なことのたとえ。
3300 扇枕温被 せんちんおんぴ 【非見出し】
親孝行なことのたとえ。⇒扇枕温衾
3301 前程遠大 ぜんていえんだい 【非見出し】
これからの道のりが非常に遠いこと。また、将来の可能性や希望が大きいこと。⇒前程万里
3302 前程万里 ぜんていばんり 【4級】
これからの道のりが非常に遠いこと。また、将来の可能性や希望が大きいこと。
3303 先手必勝 せんてひっしょう 【5級】
相手より先に攻撃すれば必ず勝つ。
3304 旋転囲繞 せんてんいじょう 【1級】
相手を取り囲むこと。ぐるぐる回って取り囲むこと。
3305 千頭万緒 せんとうばんしょ 【非見出し】
種々雑多な事柄のこと。⇒千緒万端
3306 前途多難 ぜんとたなん 【4級】[準2級]
行く先に多くの困難が予想されること。
3307 前途万里 ぜんとばんり 【非見出し】
これからの道のりが非常に遠いこと。また、将来の可能性や希望が大きいこと。⇒前程万里
3308 前途有為 ぜんとゆうい 【非見出し】
将来に大いに見込みがあること。⇒前途有望
3309 前途有望 ぜんとゆうぼう 【4級】[4級][3級][準2級]
将来に大いに見込みがあること。
3310 前途洋洋 ぜんとようよう 【4級】[準2級]
将来が明るく希望に満ちていること。
3311 前途遼遠 ぜんとりょうえん 【準1級】[準1級]
行く先の道のりがはるかに遠いこと。
3312 千成瓢 せんなりびょうたん 【準1級】
豊臣秀吉の馬印。
3313 先難後獲 せんなんこうかく 【4級】
仁徳者は難事を先にして利益は後のこととすること。
3314 善男信女 ぜんなんしんにょ 【非見出し】
仏教を信仰する人々。⇒善男善女
3315 善男善女 ぜんなんぜんにょ 【4級】
仏教を信仰する人々。
3316 漸入佳境 ぜんにゅうかきょう 【準2級】
状況や話などが、最も興味深い部分にさしかかること。
3317 浅薄皮相 せんぱくひそう 【非見出し】
物の見方がうわべだけで底が浅いこと。また、知識や学問などに深みがないこと。⇒皮相浅薄
3318 前跋後 ぜんばつこうち 【配当外】
進むことも退くこともできず、どうにもならない困難な状態に追いこまれること。
3319 全豹一斑 ぜんぴょういっぱん 【準1級】[準1級]
物事の一部分を見て全体を批評すること。
3320 仙風道骨 せんぷうどうこつ 【準2級】
俗っぽさがなく非凡な姿のこと。
3321 前覆後戒 ぜんぷくこうかい 【3級】
先人の失敗は、後の人の戒めになるということ。⇒前車覆轍
3322 千兵万馬 せんぺいばんば 【非見出し】
多くの兵士、軍馬。大規模で強い軍をいう。転じて、多くの辛酸をなめ、経験が豊富な老練の人をいう。⇒千軍万馬
3323 穿壁引光 せんぺきいんこう 【準1級】
苦学のたとえ。貧困にもかかわらず、熱心に学問に励むこと。
3324 千篇一律 せんぺんいちりつ 【準1級】[準1級]
多くのものが、どれも変わりばえがしなくて面白みに欠けること。
3325 千編一律 せんぺんいちりつ 【非見出し】
多くのものが、どれも変わりばえがしなくて面白みに欠けること。⇒千篇一律
3326 千篇一体 せんぺんいったい 【非見出し】
多くのものが、どれも変わりばえがしなくて面白みに欠けること。⇒千篇一律
3327 千変万化 せんぺんばんか 【4級】[3級][準2級]
さまざまに変化すること。
3328 瞻望咨嗟 せんぼうしさ 【1級】[1級]
遠くのぞみ見てその素晴らしさにため息を吐く。
3329 羨望咨嗟 せんぼうしさ 【非見出し】
遠くのぞみ見てその素晴らしさにため息を吐く。⇒瞻望咨嗟
3330 千方百計 せんぽうひゃっけい 【非見出し】
あれこれと思いをめぐらすこと。⇒千思万考
3331 千万無量 せんまんむりょう 【5級】
はかり知れないほど多いこと。
3332 先憂後楽 せんゆうこうらく 【3級】[準2級][2級]
先に心配事・苦痛に思うことを片付け、楽しみは後回しにすること。
3333 千里同風 せんりどうふう 【5級】
世の中が平和であること。⇒万里同風
3334 千里之駕 せんりのが 【非見出し】
はるかな遠方からおいでになること。⇒千里命駕
3335 千里結言 せんりのけつげん 【5級】
遠方の友と約束した言葉。
3336 千里比隣 せんりひりん 【非見出し】
故郷を遠く離れていても、すぐとなりにいるような親しい関係のこと。⇒天涯比隣
3337 千里無烟 せんりむえん 【1級】
民衆の生活が窮乏をきわめていること。
3338 千里無煙 せんりむえん 【非見出し】
民衆の生活が窮乏をきわめていること。⇒千里無烟
3339 千里命駕 せんりめいが 【準1級】
はるかな遠方からおいでになること。
3340 全力投球 ぜんりょくとうきゅう 【非見出し】
悔いなき一球を投ずること。⇒一球入魂
3341 千慮一失 せんりょのいっしつ 【4級】
どんなに賢い者にも多くの考えの中には一つぐらい誤りがある。
3342 千慮一得 せんりょのいっとく 【4級】
愚者の考えの中にも一つくらいはよいものがある。
3343 善隣友好 ぜんりんゆうこう 【4級】
隣の国と友人のように仲良くすること。
3344 賤斂貴出 せんれんきしゅつ 【非見出し】
物価が安いときに買い入れて、物価が高騰したときに安く売り出す物価安定策のこと。⇒賤斂貴発
3345 賤斂貴発 せんれんきはつ 【1級】
物価が安いときに買い入れて、物価が高騰したときに安く売り出す物価安定策のこと。
3346 前狼後虎 ぜんろうこうこ 【準1級】
つぎつぎと災難・危害におそわれるたとえ。⇒前虎後狼
3347 粗衣粗食 そいそしょく 【3級】[準2級]
質素な生活・貧しい生活のたとえ。
3348 粗衣糲食 そいれいしょく 【非見出し】
質素で粗末な衣服や食物。⇒悪衣悪食
3349 創意工夫 そういくふう 【4級】[4級][3級]
新しいことを考え出し、いろいろ手段をめぐらすこと。
3350 草偃風従 そうえんふうじゅう 【1級】
人民は天子の徳によって教化され、自然とつき従うようになるということ。
3351 滄海一滴 そうかいいってき 【非見出し】
多くの中のきわめてわずかな部分。また、取るに足りない些細なこと。⇒九牛一毛
3352 滄海桑田 そうかいそうでん 【1級】
世の変転のはなはだしいたとえ。
3353 滄海遺珠 そうかいのいしゅ 【1級】[1級]
世に埋もれた有能な人材のたとえ。
3354 滄海一粟 そうかいのいちぞく 【1級】
比較にならないほど小さいもののたとえ。
3355 滄海揚塵 そうかいようじん 【非見出し】
世の変転のはなはだしいたとえ。⇒滄海桑田
3356 総角之交 そうかくのまじわり 【非見出し】
幼な友だちとの交わり。⇒総角之好
3357 総角之好 そうかくのよしみ 【準1級】
幼な友だちとの交わり。
3358 喪家之狗 そうかのいぬ 【準1級】
ひどくやつれて元気がない人。また、身の寄せ所がなく、うろつきまわる者。
3359 喪家之犬 そうかのいぬ 【非見出し】
ひどくやつれて元気がない人。また、身の寄せ所がなく、うろつきまわる者。⇒喪家之狗
3360 桑間濮上 そうかんぼくじょう 【配当外】
淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。
3361 僧伽藍摩 そうぎゃらんま 【準1級】
寺院の建物の総称。寺院の意。
3362 創業守成 そうぎょうしゅせい 【5級】
新しい事業を始めるのはやさしくその成果を守り維持してゆくのは難しい。
3363 創業守文 そうぎょうしゅぶん 【非見出し】
新しい事業を始めるのはやさしくその成果を守り維持してゆくのは難しい。⇒創業守成
3364 喪旗乱轍 そうきらんてつ 【非見出し】
軍隊などが敗走する形容。⇒轍乱旗靡
3365 痩長身 そうくちょうしん 【準1級】
背が高く痩せていること。⇒長身痩
3366 蒼狗白衣 そうくはくい 【準1級】
世の変化のはやいたとえ。⇒白衣蒼狗
3367 叢軽折軸 そうけいせつじく 【準1級】
小さなものでもたくさん集まると大きな力になるということ。
3368 造言蜚語 ぞうげんひご 【1級】
根拠のないでたらめなうわさ。
3369 造言飛語 ぞうげんひご 【非見出し】
根拠のないでたらめなうわさ。⇒造言蜚語
3370 糟糠之妻 そうこうのつま 【準1級】
貧しいときから苦労を共にしてきた妻のこと。
3371 宋弘不諧 そうこうふかい 【非見出し】
貧しいときから苦労を共にしてきた妻のこと。⇒糟糠之妻
3372 糟糠不飽 そうこうふほう 【非見出し】
非常にぜいたくなことのたとえ。⇒漿酒霍肉
3373 草行露宿 そうこうろしゅく 【4級】
草の生い茂った野原を分けて進み、野宿しながら旅をすること。
3374 送故迎新 そうこげいしん 【4級】
前任者を送り、新任の人を迎えること。
3375 痩骨窮骸 そうこつきゅうがい 【2級】
やせて窮乏している身。
3376 桑弧蓬矢 そうこほうし 【準1級】[1級]
男子が志を立てること。
3377 草根木皮 そうこんぼくひ 【5級】
漢方薬の原料のこと。
3378 走尸行肉 そうしこうにく 【1級】
生きていてもなにも役立たない者をけなしていう言葉。
3379 相思相愛 そうしそうあい 【5級】
男女が互いに慕い合い愛し合っていること。
3380 造次沛 ぞうじてんぱい 【1級】[1級]
あわただしいとき。とっさのとき。
3381 増収増益 ぞうしゅうぞうえき 【非見出し】
収入が増えて利益が増えること。⇔減収減益
3382 荘周之夢 そうしゅうのゆめ 【準1級】
万物一体観に立つ人の心境・境地。また、人生のはかないことのたとえ。⇒胡蝶之夢
3383 簇酒歛衣 そうしゅかんい 【非見出し】
貧しい生活のたとえ。⇒簇酒敝衣
3384 双宿双飛 そうしゅくそうひ 【3級】
夫婦の仲がむつまじく、つねに起居をともにすること。
3385 簇酒敝衣 そうしゅれんい 【1級】
貧しい生活のたとえ。
3386 宋襄之仁 そうじょうのじん 【1級】
無用の情けをかけること。
3387 壮士凌雲 そうしりょううん 【準1級】
俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。⇒凌雲之志
3388 蚤寝晏起 そうしんあんき 【1級】
夜はやく寝て、朝おそく起きる。赤子や幼児のさま。
3389 曾参殺人 そうしんさつじん 【準1級】
誤ったうわさも多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。⇒曾母投杼
3390 痩身長 そうしんちょうく 【非見出し】
背が高く痩せていること。⇒長身痩
3391 曾参歌声 そうしんのかせい 【準1級】
貧しくても高潔で私欲にとらわれないことのたとえ。
3392 甑塵釜魚 そうじんふぎょ 【準1級】[準1級][1級]
非常に貧しいことのたとえ。
3393 騒人墨客 そうじんぼっかく 【3級】
詩を作ったり書や絵をかいたりする風流人。
3394 痩身矮 そうしんわいく 【1級】
やせていて小さい。やせて背が低い。
3395 漱石枕流 そうせきちんりゅう 【1級】[1級]
強情で負け惜しみの強いこと。⇒枕流漱石
3396 蒼然暮色 そうぜんぼしょく 【準1級】
夕暮れどきのあたりが薄暗くなっている様子。⇒暮色蒼然
3397 草創守文 そうそうしゅぶん 【非見出し】
新しい事業を始めるのはやさしくその成果を守り維持してゆくのは難しい。⇒創業守成
3398 滄桑之変 そうそうのへん 【1級】
世の中の変化が激しいこと。
3399 相即不離 そうそくふり 【4級】
密接な関係で切り離すことができないこと。
3400 象箸玉杯 ぞうちょぎょくはい 【準1級】[準1級][1級]
ぜいたくな生活をすること。
3401 桑田滄海 そうでんそうかい 【1級】[1級]
世の変転のはなはだしいたとえ。⇒滄海桑田
3402 桑田碧海 そうでんへきかい 【準1級】
世の中の変化が激しいこと。⇒滄桑之変
3403 桑土綢繆 そうどちゅうびゅう 【1級】
災難を事前に防ぐため準備をすること。
3404 走馬看花 そうばかんか 【5級】
物事を大ざっぱに見て、その本質を窮めようとしないこと。
3405 造反無道 ぞうはんむどう 【5級】
体制に背いて道理にはずれた行いをすること。
3406 造反無理 ぞうはんむり 【非見出し】
体制に背くことに道理はない。⇔造反有理
3407 造反有理 ぞうはんゆうり 【5級】
体制に背くのにもそれなりの道理がある。
3408 草茅危言 そうぼうきげん 【準1級】[準1級]
民間人の国政に対するきびしい批判の声。
3409 双眸炯炯 そうぼうけいけい 【非見出し】
目が鋭く光るさま。⇒眼光炯炯
3410 桑蓬之志 そうほうのこころざし 【準1級】
男子が志を立てること。⇒桑弧蓬矢
3411 草茅之臣 そうぼうのしん 【非見出し】
官職に就かない民間人。⇒草莽之臣
3412 桑濮之音 そうぼくのおん 【配当外】
淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。⇒桑間濮上
3413 曾母投杼 そうぼとうちょ 【1級】
誤ったうわさも多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。
3414 草満囹圄 そうまんれいご 【1級】[1級]
善政で国がよく治まっていること。
3415 聡明叡知 そうめいえいち 【準1級】
聖人の四つの徳。
3416 聡明叡智 そうめいえいち 【非見出し】
聖人の四つの徳。⇒聡明叡知
3417 窓明几潔 そうめいきけつ 【非見出し】
清潔で快適に勉強できる書斎。⇒明窓浄几
3418 争名競利 そうめいきょうり 【非見出し】
名誉と利益を争い奪う。⇒争名争利
3419 争名争利 そうめいそうり 【5級】
名誉と利益を争い奪う。
3420 争名奪利 そうめいだつり 【非見出し】
名誉と利益を争い奪う。⇒争名争利
3421 草莽之臣 そうもうのしん 【1級】
官職に就かない民間人。
3422 草木皆兵 そうもくかいへい 【4級】
ひどく恐れるたとえ。
3423 草木禽獣 そうもくきんじゅう 【準1級】
地に生きるすべてのもの。
3424 装模作様 そうもさくよう 【5級】
気どったり、みえをはったりすること。
3425 蒼蠅驥尾 そうようきび 【1級】[1級]
凡人が賢人のおかげで功績をあげることのたとえ。
3426 相利共生 そうりきょうせい 【非見出し】
生物が共生によって相互に利益を得ている場合にいう。⇔片利共生
3427 総量規制 そうりょうきせい 【5級】
汚染物質の総排出量を規制する制度。
3428 巣林一枝 そうりんいっし 【準2級】
分相応に満足すること。
3429 草廬三顧 そうろさんこ 【1級】[1級]
礼を尽くして有能な人材を招くこと。⇒三顧之礼
3430 楚越同舟 そえつどうしゅう 【準1級】
仲の悪い者どうしが、同じ場所や境遇にいること。もとは、反目しあいながらも利害が一致するときには協力しあう意。⇒呉越同舟
3431 足音跫然 そくおんきょうぜん 【1級】
足音のひびくさま。転じて、得難い来客。また、得難い人物に遭遇するたとえ。
3432 束錦加璧 そくきんかへき 【非見出し】
一束の帛の上に璧をのせる。昔、最高の礼物。⇒束帛加璧
3433 息災延命 そくさいえんめい 【非見出し】
病気をしないで健康であること。⇒無病息災
3434 息災無事 そくさいぶじ 【非見出し】
心配事やわざわいがなく平穏に暮らしていること。⇒無事息災
3435 粟散辺地 ぞくさんへんち 【準1級】
粟つぶの散らばったような世界の果ての小さな国。
3436 粟散辺土 ぞくさんへんど 【非見出し】
粟つぶの散らばったような世界の果ての小さな国。⇒粟散辺地
3437 即時一杯 そくじいっぱい 【4級】
後の大きな利益や喜びより、たとえ小さくても今のそれの方がいいということ。
3438 俗臭芬芬 ぞくしゅうふんぷん 【1級】
非常に俗っぽくて、気品に欠けること。
3439 俗臭紛紛 ぞくしゅうふんぷん 【非見出し】
非常に俗っぽくて、気品に欠けること。⇒俗臭芬芬
3440 即身成仏 そくしんじょうぶつ 【準2級】
生きたまま仏になること。
3441 即身是仏 そくしんぜぶつ 【非見出し】
生きたまま仏になること。⇒即身成仏
3442 即身菩薩 そくしんぼさつ 【非見出し】
生きたまま仏になること。⇒即身成仏
3443 束皙竹簡 そくせきちくかん 【1級】
束皙は古墓などから出土した竹簡を解読して博学を称された。
3444 速戦即決 そくせんそっけつ 【4級】
短時間で決着をつけること。
3445 即断即決 そくだんそっけつ 【4級】[4級]
間をおかず決断すること。
3446 続短断長 ぞくたんだんちょう 【5級】
過不足がないよううまい具合に整えること。
3447 俗談平話 ぞくだんへいわ 【非見出し】
日常の会話で使われるごくふつうの言葉。⇒平談俗語
3448 続貂之譏 ぞくちょうのそしり 【非見出し】
官爵を乱発するのをののしる語。また、劣った者がすぐれた者のあとを続けることのたとえ。⇒狗尾続貂
3449 則天去私 そくてんきょし 【5級】
私心を捨てて自然のままに生きること。
3450 束帛加璧 そくはくかへき 【1級】
一束の帛の上に璧をのせる。昔、最高の礼物。
3451 束髪封帛 そくはつふうはく 【1級】
妻が堅く貞操を守ること。
3452 属毛離裏 ぞくもうりり 【4級】
子と父母との深いつながりのこと。
3453 鏃礪括羽 ぞくれいかつう 【1級】[1級]
学識をみがいて、世に役立つ人材になること。
3454 狙公配事 そこうはいじ 【非見出し】
目先の違いにこだわり、事柄の本質を理解しないこと。⇒朝三暮四
3455 楚材晋用 そざいしんよう 【準1級】
ある部署の人材を他の部署でうまく重用すること。
3456 枝大葉 そしたいよう 【1級】
細かい規則にとらわれず大らかに書いた文章。
3457 粗枝大葉 そしたいよう 【非見出し】
細かい規則にとらわれず大らかに書いた文章。⇒枝大葉
3458 咀嚼英華 そしゃくえいか 【非見出し】
文章のすぐれた部分をよく味わい、心の中に蓄積すること。⇒含英咀華
3459 素車白馬 そしゃはくば 【5級】
葬式用の馬車。
3460 楚囚南冠 そしゅうなんかん 【準1級】
捕らわれの身になっても故国を忘れないこと。
3461 粗酒粗肴 そしゅそこう 【非見出し】
粗末な酒と食事のこと。⇒粗酒粗餐
3462 粗酒粗餐 そしゅそさん 【準1級】[準1級]
粗末な酒と食事のこと。
3463 粗製濫造 そせいらんぞう 【3級】[2級]
質の悪い品をやたらに多くつくること。
3464 粗製乱造 そせいらんぞう 【非見出し】
質の悪い品をやたらに多くつくること。⇒粗製濫造
3465 鼠窃狗盗 そせつくとう 【準1級】
こそどろのたとえ。
3466 即決即断 そっけつそくだん 【4級】
間をおかず決断すること。⇒即断即決
3467 率先躬行 そっせんきゅうこう 【1級】
人がするまえに自分から進んで実行すること。
3468 率先垂範 そっせんすいはん 【4級】[4級][3級][準2級][2級]
人に先立って模範を示すこと。
3469 率先励行 そっせんれいこう 【非見出し】
人に先立って模範を示すこと。⇒率先垂範
3470 啄同時 そったくどうじ 【準1級】[準1級][1級]
逸することのできない好機。また、熟した機をとらえ悟りに導くこと。
3471 率土之浜 そっとのひん 【準1級】
国中。全国。
3472 素波銀濤 そはぎんとう 【準1級】
白い波。また白い雲やもやのたとえ。
3473 楚夢雨雲 そむううん 【準1級】
男女が情を交わすこと。
3474 孫康映雪 そんこうえいせつ 【5級】
苦学することのたとえ。
3475 損者三楽 そんしゃさんごう 【非見出し】
人が楽しむものの中で、有害な三つのもの。⇔益者三楽
3476 損者三友 そんしゃさんゆう 【5級】
交わって損をする三種類の友人。便辟(体裁だけ)の人・善柔(こびへつらう)の人・便佞(口先だけ)の人の三種類の友人をいう。
3477 樽俎折衝 そんそせっしょう 【1級】[1級]
なごやかに交渉すること。
3478 尊俎折衝 そんそせっしょう 【非見出し】
なごやかに交渉すること。⇒樽俎折衝
3479 孫楚漱石 そんそそうせき 【1級】
強情で負け惜しみの強いこと。⇒枕流漱石
3480 尊皇攘夷 そんのうじょうい 【1級】
天皇を尊び外敵を打ち払うこと。
3481 尊王攘夷 そんのうじょうい 【非見出し】
天皇を尊び外敵を打ち払うこと。⇒尊皇攘夷
3482 風宿水 そんぷうしゅくすい 【非見出し】
富んで位高く幸福なこと。⇒富貴福沢
3483 大安吉日 たいあんきちじつ 【3級】
物事を行うのに最も縁起のよいという日。
3484 大異小同 だいいしょうどう 【非見出し】
全体としては違いが大きくて、一致するところは僅かしかないということ。
3485 大隠朝市 たいいんちょうし 【4級】
真の隠遁者は山中などにいるのではなく、一見一般の人と変わらない生活をしているものだということ。
3486 太液芙蓉 たいえきのふよう 【準1級】
美人のこと。
3487 大海一滴 たいかいいってき 【非見出し】
多くの中のきわめてわずかな部分。また、取るに足りない些細なこと。⇒九牛一毛
3488 大快人心 たいかいじんしん 【5級】
人々を痛快な気持ちにさせる。
3489 大海撈針 たいかいろうしん 【1級】
ほとんど実現不可能なこと。
3490 大厦高楼 たいかこうろう 【1級】[1級]
大きな建物のこと。
3491 大喝一声 だいかついっせい 【準2級】[準2級][2級]
大声でどなりつけたり、しかりつけたりすること。
3492 大厦棟梁 たいかのとうりょう 【1級】
国の重要な任務をになう人材のたとえ。
3493 大旱慈雨 だいかんじう 【非見出し】
大いに困っているときに救われること。また、待望していたことが実現すること。⇒旱天慈雨
3494 大願成就 たいがんじょうじゅ 【準2級】[2級]
大きな望みがかなうこと。
3495 対岸火災 たいがんのかさい 【5級】
自分には関係のないできごとのたとえ。
3496 大器小用 たいきしょうよう 【5級】
すぐれた才をもった人を使いこなせないたとえ。また、人材の用い方が不当なたとえ。
3497 大器晩成 たいきばんせい 【5級】[5級][4級][3級]
大人物は往々にして、遅れて頭角をあらわすことのたとえ。
3498 大義名分 たいぎめいぶん 【5級】[4級][3級]
ある行為の根拠となる正当な理由や道理。
3499 大義滅親 たいぎめっしん 【3級】
君国に報いるためには親兄弟もかえりみないということ。
3500 大逆無道 たいぎゃくむどう 【5級】
道理や人の道をふみはずした行い。
3501 対牛弾琴 たいぎゅうだんきん 【準2級】
なんの効果もなく無駄なこと。
3502 耐久之朋 たいきゅうのとも 【非見出し】
非常に強い友情で結ばれていること。⇒断金之交
3503 大驚失色 たいきょうしっしょく 【4級】
たいそう驚き恐れ顔色を失う。
3504 堆金積玉 たいきんせきぎょく 【2級】[1級]
非常に多くの富を集めること。
3505 大衾長枕 たいきんちょうちん 【1級】
兄弟の仲むつまじいこと。また交情が親密なこと。
3506 大桀小桀 たいけつしょうけつ 【1級】
悪い為政者。
3507 大月小月 たいげつしょうげつ 【5級】
大きい月と小さい月。大の月と小の月。
3508 戴月被星 たいげつひせい 【2級】
朝早くから夜遅くまで一生懸命働くこと。⇒被星戴月
3509 体元居正 たいげんきょせい 【5級】
善を身につけて正しい立場に身をおくこと。
3510 大賢虎変 たいけんこへん 【2級】
すぐれた賢人が時の推移に従って日ごとに新たに自己変革をとげること。⇒大人虎変
3511 大言壮語 たいげんそうご 【準2級】[2級]
口では大きなことを言っても、実行がともなわないこと。
3512 滞言滞句 たいげんたいく 【3級】
言葉にばかりこだわって、真の道理が理解できないこと。
3513 太羹玄酒 たいこうげんしゅ 【1級】
規則のみにしばられた淡白で面白みのない文章のたとえ。
3514 大羹玄酒 たいこうげんしゅ 【非見出し】
規則のみにしばられた淡白で面白みのない文章のたとえ。⇒太羹玄酒
3515 大巧若拙 たいこうじゃくせつ 【準2級】
このうえなく巧みなものは一見稚拙にみえる。本当に技量のあるものはかえって不器用に見える。
3516 大公無私 たいこうむし 【非見出し】
公正で私心がなく、やましいところがないこと。⇒公明正大
3517 大悟徹底 たいごてってい 【準2級】
仏教で完全に煩悩をすて、悟りきること。
3518 大才小用 たいさいしょうよう 【非見出し】
すぐれた才をもった人を使いこなせないたとえ。また、人材の用い方が不当なたとえ。⇒大器小用
3519 大材小用 たいざいしょうよう 【非見出し】
すぐれた才をもった人を使いこなせないたとえ。また、人材の用い方が不当なたとえ。⇒大器小用
3520 大才晩成 たいさいばんせい 【非見出し】
大人物は往々にして、遅れて頭角をあらわすことのたとえ。⇒大器晩成
3521 泰山鴻毛 たいざんこうもう 【準1級】[準1級]
へだたりの甚だしいことのたとえ。
3522 太山鴻毛 たいざんこうもう 【非見出し】
へだたりの甚だしいことのたとえ。⇒泰山鴻毛
3523 泰山之安 たいざんのやすき 【準1級】
泰山のように、どっしりと安定して揺るぎのないこと。
3524 太山之安 たいざんのやすき 【非見出し】
泰山のように、どっしりと安定して揺るぎのないこと。⇒泰山之安
3525 泰山府君 たいざんふくん 【準2級】
中国の泰山の山神。
3526 太山府君 たいざんふくん 【非見出し】
中国の泰山の山神。⇒泰山府君
3527 泰山北斗 たいざんほくと 【準2級】[2級]
学問や芸術などある分野の第一人者。
3528 大山鳴動 たいざんめいどう 【5級】
騒ぎだけ大きくて結果は意外に小さいことのたとえ。
3529 太山鳴動 たいざんめいどう 【非見出し】
騒ぎだけ大きくて結果は意外に小さいことのたとえ。⇒大山鳴動
3530 泰山梁木 たいざんりょうぼく 【準1級】
賢人のこと。
3531 太山梁木 たいざんりょうぼく 【非見出し】
賢人のこと。⇒泰山梁木
3532 大死一番 だいしいちばん 【5級】
ここぞと意を決すること。
3533 大慈大悲 だいじだいひ 【3級】[2級]
限りなく大きい仏の慈悲。
3534 大時不斉 たいじふせい 【非見出し】
四季はそれぞれ異なるが、休むことなく永久に運行して、何よりも正確に時間を守っている。⇒大道不器
3535 対症下薬 たいしょうかやく 【準2級】
問題点を確認したうえで、解決策を講ずること。
3536 対牀風雪 たいしょうふうせつ 【1級】
夜通し隣どうしの寝床の中で語り合うこと。
3537 対牀夜雨 たいしょうやう 【1級】
兄弟や友人の間柄がたいへん親密なたとえ。⇒夜雨対牀
3538 大所高所 たいしょこうしょ 【5級】
細部にこだわらないで全体を見通す大きな観点のこと。
3539 大処着墨 たいしょちゃくぼく 【3級】
もっとも大切なポイントを押さえて物事を行うこと。
3540 大処落墨 たいしょらくぼく 【非見出し】
もっとも大切なポイントを押さえて物事を行うこと。⇒大処着墨
3541 大人虎変 たいじんこへん 【2級】
すぐれた賢人が時の推移に従って日ごとに新たに自己変革をとげること。
3542 大人大観 たいじんたいかん 【非見出し】
道理を極めた人は、物事の全体を見通すので、判断を誤らないということ。⇒達人大観
3543 大信不約 たいしんふやく 【5級】
ほんとうの信頼関係はあらかじめ約束するような瑣末なものではない。
3544 大声一喝 たいせいいっかつ 【非見出し】
大声でどなりつけたり、しかりつけたりすること。⇒大喝一声
3545 大声疾呼 たいせいしっこ 【3級】
大声で激しく叫ぶこと。
3546 大成若欠 たいせいじゃくけつ 【非見出し】
このうえなく完成したものは一見欠陥があるようにみえる。本当に技量のあるものはかえって不器用に見える。⇒大巧若拙
3547 泰然自若 たいぜんじじゃく 【準2級】[準2級][2級]
何か事が起こっても、落ち着きはらって少しも動じないさま。
3548 頽堕委靡 たいだいび 【1級】[1級]
身体や気力などが、しだいにくずれおとろえること。
3549 大沢空 だいたくらいくう 【配当外】
大小がひどくかけ離れていることのたとえ。
3550 大胆不敵 だいたんふてき 【3級】[3級][準2級]
度胸があって恐れ驚かないこと。
3551 黛蓄膏渟 たいちくこうてい 【1級】
水面が非常に静かなさま。
3552 大智若愚 だいちじゃくぐ 【非見出し】
すぐれて知恵のある賢者は、人前で自分の才能をひけらかすことがないから、ちょっと見たところ愚者のように見えるということ。⇒大智如愚
3553 大智如愚 だいちじょぐ 【準1級】
すぐれて知恵のある賢者は、人前で自分の才能をひけらかすことがないから、ちょっと見たところ愚者のように見えるということ。
3554 大智不智 だいちふち 【準1級】
本当にすぐれた知者はそれをあらわにせず一見無知のように見えるということ。
3555 帯刀御免 たいとうごめん 【非見出し】
江戸時代、平民が家柄や功労によって刀をさすことを許されたこと。⇒名字帯刀
3556 大同小異 だいどうしょうい 【5級】[5級][3級][準2級]
細かい点に違いはあるが、だいたいは同じであること。
3557 大同団結 だいどうだんけつ 【5級】
多くの団体・政党などが、共通の目的のために意見の違いをこえて団結すること。
3558 大道不器 たいどうふき 【5級】
聖人のふみ行う大いなる道はごく限られた物しか盛ることのできない器とは違い、広く普遍的な作用を発揮できるものであるということ。
3559 大徳不官 だいとくふかん 【非見出し】
ほんとうの人徳は官位や役職で決まるような瑣末なものではない。⇒大道不器
3560 大貉小貉 たいばくしょうばく 【1級】
文化程度の低い野蛮人のような為政者のこと。
3561 大兵肥満 だいひょうひまん 【準2級】
体が大きく太っていること。
3562 太平無事 たいへいぶじ 【非見出し】
なにごともなく穏やかなこと。⇒平穏無事
3563 泰平無事 たいへいぶじ 【非見出し】
世の中が穏やかに治まり平和なこと。⇒天下泰平
3564 大弁若訥 たいべんじゃくとつ 【非見出し】
このうえなく巧みな話しぶりは一見口べたにみえる。本当に技量のあるものはかえって不器用に見える。⇒大巧若拙
3565 体貌閑雅 たいぼうかんが 【2級】
姿かたちが落ち着いて雅やかなこと。
3566 大法小廉 たいほうしょうれん 【3級】
上下の臣がすべて皆清く正しいこと。
3567 大本晩成 たいほんばんせい 【非見出し】
大人物は往々にして、遅れて頭角をあらわすことのたとえ。⇒大器晩成
3568 戴盆望天 たいぼんぼうてん 【2級】
二つのことを一度に実現させるのは無理だということ。
3569 大味必淡 たいみひったん 【4級】
淡白なものこそ真にすぐれており、良く好まれるものだということ。
3570 大名鼎鼎 たいめいていてい 【準1級】
名声が世に響きわたっていること。
3571 大欲非道 たいよくひどう 【5級】
欲が深くて、慈悲人情のないこと。
3572 大慾非道 たいよくひどう 【非見出し】
欲が深くて、慈悲人情のないこと。⇒大欲非道
3573 帯厲之誓 たいれいのちかい 【1級】
功臣の家は末長く絶やさせないという約束。
3574 帯礪之誓 たいれいのちかい 【非見出し】
功臣の家は末長く絶やさせないという約束。⇒帯厲之誓
3575 太牢滋味 たいろうのじみ 【準1級】
豪華なご馳走のたとえ。
3576 大牢滋味 たいろうのじみ 【非見出し】
豪華なご馳走のたとえ。⇒太牢滋味
3577 対驢撫琴 たいろぶきん 【1級】
愚かな者に物の道理を説いても役に立たないたとえ。
3578 大惑不解 たいわくふかい 【4級】
自分の心の惑いがわかっていない者は一生の間真理を悟ることができない。また、いろいろ疑い迷って、疑問がなかなか解けない。
3579 多岐亡羊 たきぼうよう 【3級】[準2級][2級][準1級]
方針が多すぎて選択に迷うたとえ。
3580 濯纓濯足 たくえいたくそく 【1級】
世のなりゆきに応じて進退すること。また、善行をすれば尊ばれ、悪行をすれば卑しまれるということ。また、世俗を超越すること。
3581 択言択行 たくげんたくこう 【3級】
言行が道理にかなって立派なこと。
3582 託孤寄命 たくこきめい 【3級】
国の大事を信頼してまかせること。
3583 度徳量力 たくとくりょうりき 【4級】
自分の信望と力量の有無を考えはかること。
3584 濁流滾滾 だくりゅうこんこん 【1級】
濁った水が盛んに流れるさま。
3585 厲風発 たくれいふうはつ 【配当外】
議論がうまく風のようにはやく口から出ること。
3586 多言数窮 たげんすうきゅう 【準2級】
言葉数が多ければ、その結果としてたびたび困窮するということ。
3587 多財餓鬼 たざいがき 【非見出し】
欲が深く、金銭だけに夢中になる者のこと。⇒有財餓鬼
3588 多財善賈 たざいぜんこ 【非見出し】
資材や条件が整っていれば成功しやすいということ。⇒多銭善賈
3589 他山之石 たざんのいし 【準1級】
自分の反省になる他人のまちがった言動。
3590 多士済済 たしせいせい 【準1級】
すぐれた人材が多いこと。
3591 多事多患 たじたかん 【非見出し】
事件が多く、困難なことが多いこと。⇒多事多難
3592 多事多端 たじたたん 【4級】[4級]
仕事が多くて非常に忙しいこと。
3593 多事多難 たじたなん 【5級】
事件が多く、困難なことが多いこと。
3594 多事多忙 たじたぼう 【非見出し】
仕事が多くて非常に忙しいこと。⇒多事多端
3595 多種多様 たしゅたよう 【非見出し】
さまざまな種類や違いがあること。⇒千差万別
3596 打成一片 だじょういっぺん 【準2級】
すべてのことを忘れて物事に専念すること。
3597 多情多感 たじょうたかん 【5級】
感受性が強く、物事の情趣を深く感じる。
3598 多情多恨 たじょうたこん 【3級】
物事に感じやすいために、うらみや悲しみも多いこと。
3599 多生之縁 たしょうのえん 【準1級】
多くの生を経て結ばれている因縁。
3600 他生之縁 たしょうのえん 【非見出し】
多くの生を経て結ばれている因縁。⇒多生之縁
3601 多情仏心 たじょうぶっしん 【5級】
感情が豊かで移り気だが、薄情にはなれない性質のこと。
3602 多銭善賈 たせんぜんこ 【1級】
資材や条件が整っていれば成功しやすいということ。
3603 打草驚蛇 だそうきょうだ 【準2級】
よけいなことをして、かえってつまらない災難を受けること。
3604 多蔵厚亡 たぞうこうぼう 【4級】
欲深い者は人間関係をそこなって、やがてはすべてを失ってしまうということ。
3605 達人大観 たつじんたいかん 【5級】
道理を極めた人は、物事の全体を見通すので、判断を誤らないということ。
3606 奪胎換骨 だったいかんこつ 【3級】
外形はもとのままで中身を取りかえること。また、外見は同じでも内容が違うこと。⇒換骨奪胎
3607 蛇蜩翼 だふちょうよく 【配当外】
互いにもちつもたれつの関係にあること。
3608 多謀善断 たぼうぜんだん 【3級】
よくよく考えて、物事を巧みに処理すること。
3609 他力本願 たりきほんがん 【5級】
自分で努力せず、もっぱら他人の力をあてにすること。
3610 多略善断 たりゃくえんだん 【非見出し】
よくよく考えて、物事を巧みに処理すること。⇒多謀善断
3611 煖衣飽食 だんいほうしょく 【1級】
物質的になんの不足もない満ち足りた生活。
3612 暖衣飽食 だんいほうしょく 【追加】[2級]
物質的になんの不足もない満ち足りた生活。⇒煖衣飽食
3613 断崖絶壁 だんがいぜっぺき 【2級】[2級][準1級]
険しく切り立ったがけ。
3614 断鶴続鳧 だんかくぞくふ 【1級】
生まれつきの自然のあり方に手を加え損なうこと。
3615 短褐穿結 たんかつせんけつ 【準1級】
貧者や卑しい人の着物。
3616 短褐不完 たんかつふかん 【非見出し】
貧者や卑しい人の着物。⇒短褐穿結
3617 弾丸雨注 だんがんうちゅう 【4級】
雨が降り注ぐように激しく弾丸が飛んでくること。
3618 弾丸黒子 だんがんこくし 【4級】[1級]
きわめて狭い土地のたとえ。
3619 弾丸黒痣 だんがんこくし 【1級】
きわめて狭い土地のたとえ。⇒弾丸黒子
3620 断簡残編 だんかんざんぺん 【非見出し】
書物の残欠して完全でないもの。⇒断編残簡
3621 弾丸之地 だんがんのち 【準1級】
きわめて狭い土地のたとえ。
3622 断簡零墨 だんかんれいぼく 【3級】[準1級]
ちょっとした書き物や、書き物のきれはし。
3623 短期決戦 たんきけっせん 【非見出し】
短時間で決着をつけること。⇒速戦即決
3624 断機之戒 だんきのいましめ 【準1級】
学問は中途で放棄してしまってはなんにもならないという教え。
3625 断機之誡 だんきのいましめ 【非見出し】
学問は中途で放棄してしまってはなんにもならないという教え。⇒断機之戒
3626 断金之契 だんきんのちぎり 【非見出し】
非常に強い友情で結ばれていること。⇒断金之交
3627 断金之交 だんきんのまじわり 【準1級】
非常に強い友情で結ばれていること。
3628 断金之利 だんきんのり 【非見出し】
非常に強い友情で結ばれていること。⇒断金之交
3629 諛言微中 だんげんびちゅう 【4級】
ものごとをはっきり言わず、それとなく人の弱みや急所をつくような話しぶりのこと。
3630 男耕女織 だんこうじょしょく 【準2級】
男女それぞれの天職のたとえ。
3631 断港絶 だんこうぜっこう 【配当外】
他から孤立した辺鄙なところのこと。
3632 断根枯葉 だんこんこよう 【非見出し】
災いを根こそぎ除きさること。問題を根本から解決するたとえ。⇒翦草除根
3633 食壺漿 たんしこしょう 【1級】
自分たちを救ってくれた軍隊を歓迎すること。
3634 食瓢飲 たんしひょういん 【準1級】[準1級][1級]
清貧に甘んじるたとえ。
3635 単純明快 たんじゅんめいかい 【5級】[5級][3級]
はっきりしていてわかりやすいこと。
3636 貧小失大 たんしょうしつだい 【非見出し】
小さな利益を得ようとして、かえって大きな損失をすること。⇒因小失大
3637 断章取意 だんしょうしゅい 【非見出し】
抜き出して用いること。他人の詩文の一部を取り出し、原文の前後の意味に無関係に勝手に解釈したり利用したりすること。⇒断章取義
3638 断章取義 だんしょうしゅぎ 【5級】[1級]
抜き出して用いること。他人の詩文の一部を取り出し、原文の前後の意味に無関係に勝手に解釈したり利用したりすること。
3639 断章截句 だんしょうせつく 【非見出し】
抜き出して用いること。他人の詩文の一部を取り出し、原文の前後の意味に無関係に勝手に解釈したり利用したりすること。⇒断章取義
3640 淡粧濃抹 たんしょうのうまつ 【準2級】
女性の化粧。また、女性の美しい形容。
3641 淡粧濃沫 たんしょうのうまつ 【非見出し】
女性の化粧。また、女性の美しい形容。⇒淡粧濃抹
3642 丹書鉄契 たんしょてっけい 【3級】
天子が功臣に与えた誓文のこと。
3643 断薺画粥 だんせいかくしゅく 【1級】
貧乏に耐えて勉学に励むこと。
3644 丹石之心 たんせきのこころ 【非見出し】
このうえないまごころのこと。⇒碧血丹心
3645 袒裼裸 たんせきらてい 【1級】[1級]
はなはだ無礼なこと。
3646 胆戦心驚 たんせんしんきょう 【3級】
恐怖で胸が震えおののくこと。
3647 胆大心細 たんだいしんさい 【非見出し】
大胆でしかも細心の注意を払うこと。⇒胆大心小
3648 胆大心小 たんだいしんしょう 【3級】[準2級][2級]
大胆でしかも細心の注意を払うこと。
3649 断長続短 だんちょうぞくたん 【非見出し】
過不足がないよううまい具合に整えること。⇒続短断長
3650 断腸之思 だんちょうのおもい 【非見出し】
非常に辛くて悲しいこと。⇒九腸寸断
3651 談天雕竜 だんてんちょうりょう 【1級】
弁舌や文章などが広大でみごとなこと。
3652 単刀直入 たんとうちょくにゅう 【5級】[5級][4級][3級]
前置きなしに、いきなり本題に入ること。
3653 断悪修善 だんなくしゅぜん 【準2級】
仏教で、一切の煩悩を断とうとする誓いのこと。
3654 断髪文身 だんぱつぶんしん 【4級】
野蛮な風習のたとえ。
3655 耽美主義 たんびしゅぎ 【準1級】
人生の目的を理性より美におき、官能・感覚を重視する芸術上の態度。
3656 貪夫徇財 たんぷじゅんざい 【1級】
欲深い者は、金のためならなんでもするということ。
3657 単文孤証 たんぶんこしょう 【3級】
わずか一つの文章と一つの証拠。
3658 断編残簡 だんぺんざんかん 【5級】
書物の残欠して完全でないもの。
3659 断篇零楮 だんぺんれいちょ 【非見出し】
書物の残欠して完全でないもの。⇒断編残簡
3660 断篇零墨 だんぺんれいぼく 【非見出し】
書物の残欠して完全でないもの。⇒断編残簡
3661 端木辞金 たんぼくじきん 【4級】
納得のいかない金は受け取らないという潔癖な態度のこと。
3662 断爛朝報 だんらんちょうほう 【1級】
きれぎれになって、続き具合のわからない朝廷の記録のこと。
3663 探卵之患 たんらんのうれい 【準1級】
自分の拠点をおそわれることへの恐れ。
3664 探驪獲珠 たんりかくしゅ 【1級】
驪竜の顎の下を探って珠玉を手に入れる。転じて、危険を冒して大きな利益を得るたとえ。
3665 探驪得珠 たんりとくしゅ 【非見出し】
驪竜の顎の下を探って珠玉を手に入れる。転じて、危険を冒して大きな利益を得るたとえ。⇒探驪獲珠
3666 短慮軽率 たんりょけいそつ 【4級】
思慮が足りず、軽はずみなこと。
3667 湛盧之剣 たんろのけん 【1級】
静かに澄みきった黒い剣。
3668 談論風発 だんろんふうはつ 【5級】[4級]
盛んに話しあい議論すること。
3669 徴羽之操 ちうのそう 【準1級】
正しい音楽のこと。
3670 地角天涯 ちかくてんがい 【準2級】
きわめて遠く離れていることのたとえ。⇒天涯地角
3671 遅疑逡巡 ちぎしゅんじゅん 【1級】
物事に対し、疑い迷って決断できずに、ぐずぐずとためらうこと。
3672 知己朋友 ちきほうゆう 【準1級】
交際のある友人のすべてのこと。
3673 池魚故淵 ちぎょこえん 【非見出し】
故郷が懐かしく忘れがたいこと。⇒越鳥南枝
3674 池魚之殃 ちぎょのわざわい 【1級】
なんのかかわりもないのに、とんだ災難を受けること。
3675 池魚之禍 ちぎょのわざわい 【非見出し】
なんのかかわりもないのに、とんだ災難を受けること。⇒池魚之殃
3676 池魚籠鳥 ちぎょろうちょう 【2級】
宮仕えの役人などの不自由な境遇のたとえ。
3677 築室道謀 ちくしつどうぼう 【3級】
意見ばかり多くてまとまらず、物事が実現しないこと。
3678 竹頭木屑 ちくとうぼくせつ 【準1級】[準1級]
役に立たないもののたとえ。また、細かなもの、つまらないものでも役立つことがあるのでおろそかにしないこと。
3679 竹帛之功 ちくはくのこう 【1級】
名前が歴史に残るような功績のこと。
3680 竹馬之友 ちくばのとも 【準1級】
幼友達。
3681 竹馬之好 ちくばのよしみ 【非見出し】
幼友達。⇒竹馬之友
3682 竹苞松茂 ちくほうしょうも 【1級】
新築家屋の落成を祝う語。
3683 竹林七賢 ちくりん(の)しちけん 【3級】
竹林で清談をかわした七人の隠者。
3684 知行合一 ちこうごういつ 【5級】
本当の知は実践を伴わなければならないということ。
3685 智者一失 ちしゃのいっしつ 【準1級】
どんなに知恵がある人でも、時には過失があるということ。
3686 知者一失 ちしゃのいっしつ 【非見出し】
どんなに知恵がある人でも、時には過失があるということ。⇒智者一失
3687 知者不言 ちしゃふげん 【5級】
物事をほんとうに知っているものは言わないものだ。
3688 知者不惑 ちしゃふわく 【4級】
本当に賢い人は、物事の道理をわきまえているので、判断を誤り迷うことはないということ。
3689 智者不惑 ちしゃふわく 【非見出し】
本当に賢い人は、物事の道理をわきまえているので、判断を誤り迷うことはないということ。⇒知者不惑
3690 知者楽水 ちしゃらくすい 【5級】
知恵のある人は、知が滞ることなく自由に働き、そのさまが水に似ているので、水を好んで楽しむということ。
3691 智者楽水 ちしゃらくすい 【非見出し】
知恵のある人は、知が滞ることなく自由に働き、そのさまが水に似ているので、水を好んで楽しむということ。⇒知者楽水
3692 置酒高会 ちしゅこうかい 【5級】
盛大に酒宴を催すこと。
3693 知小謀大 ちしょうぼうだい 【3級】
力もないのに大きなことを企てること。
3694 置錐之地 ちすいのち 【準1級】
とがった錐の先をやっと突き立てることができるほどの狭い土地。
3695 知崇礼卑 ちすうれいひ 【準2級】
真の知者は学識が増せば増すほど、へりくだって礼を尽くすものだということ。
3696 知足安分 ちそくあんぶん 【5級】
高望みをしないこと。
3697 知足者富 ちそくしゃふ 【非見出し】
節度を超えた欲望をもつことを戒めたもの。⇒知足不辱
3698 知足不辱 ちそくふじょく 【3級】
節度を超えた欲望をもつことを戒めたもの。
3699 致知格物 ちちかくぶつ 【4級】
物事の本質をつきつめて理解し、知識を深めること。⇒格物致知
3700 逐禍之馬 ちっかのうま 【非見出し】
心身に害を及ぼす事物のたとえ。女色におぼれたり、偶然の幸運をあてにすること。⇒伐性之斧
3701 蟄居屏息 ちっきょへいそく 【1級】
江戸時代、公家・武士に科した刑の一つ。家にこもって外出せず、息を殺して、おそれつつしむこと。
3702 蟄居閉門 ちっきょへいもん 【非見出し】
江戸時代、公家・武士に科した刑の一つ。家にこもって外出せず、息を殺して、おそれつつしむこと。⇒蟄居屏息
3703 地平天成 ちへいてんせい 【5級】
世の中が平穏で、万物が栄えること。また、地変や天災がなく、自然界が穏やかなこと。
3704 知謀縦横 ちぼうじゅうおう 【非見出し】
才知をはたらかせた計略を思いのままにあやつること。⇒知略縦横
3705 智謀浅短 ちぼうせんたん 【準1級】
知恵や計画があさはかなこと。短慮なこと。
3706 知謀浅短 ちぼうせんたん 【非見出し】
知恵や計画があさはかなこと。短慮なこと。⇒智謀浅短
3707 遅暮之嘆 ちぼのたん 【準1級】
しだいに年をとっていくわが身を嘆くこと。
3708 遅莫之嘆 ちぼのたん 【非見出し】
しだいに年をとっていくわが身を嘆くこと。⇒遅暮之嘆
3709 魑魅魍魎 ちみもうりょう 【1級】[1級]
いろいろな化け物。また、私欲のために悪だくみをする悪人のたとえ。
3710 魅罔両 ちみもうりょう 【非見出し】
いろいろな化け物。また、私欲のために悪だくみをする悪人のたとえ。⇒魑魅魍魎
3711 着眼大局 ちゃくがんたいきょく 【5級】
ものごとを全体として大きくとらえること。
3712 着手小局 ちゃくしゅしょうきょく 【非見出し】
目の前の小さなことを細心の注意を払って実践する。⇔着眼大局
3713 注意散漫 ちゅういさんまん 【追加】[4級]
注意が定まらず、あれこれと気が散っているさま。集中力を欠いているさま。
3714 中央集権 ちゅうおうしゅうけん 【非見出し】
地方の権限を抑えて、中央の権力を強くすること。⇒強幹弱枝
3715 忠君愛国 ちゅうくんあいこく 【5級】
君に忠節をつくし、国を愛すること。
3716 忠言逆耳 ちゅうげんぎゃくじ 【4級】
忠告は聞きにくいものだが、自分にとって真にためになるものだということ。
3717 中権後勤 ちゅうけんこうけい 【準1級】
戦略・陣容ともに整っていること。
3718 中原逐鹿 ちゅうげんちくろく 【準1級】[1級]
群雄が割拠して天子の位を争いあうこと。
3719 中原之鹿 ちゅうげんのしか 【準1級】
群雄が割拠して天子の位を争いあうこと。⇒中原逐鹿
3720 智勇兼備 ちゆうけんび 【準1級】
知恵と勇気をともに持つこと。
3721 知勇兼備 ちゆうけんび 【非見出し】
知恵と勇気をともに持つこと。⇒智勇兼備
3722 忠孝一致 ちゅうこういっち 【4級】
忠義と孝行はともに全うすることができること。
3723 忠孝双全 ちゅうこうそうぜん 【非見出し】
君主に対する忠義と親に対する孝行を二つとも全うすること。⇒忠孝両全
3724 抽黄対白 ちゅうこうたいはく 【3級】
黄色や白色の美しい色を適切に配合する。巧みに四六駢儷文を作ること。
3725 忠孝不並 ちゅうこうふへい 【非見出し】
君主に対する忠義と親に対する孝行は両立しないということ。⇔忠孝両全
3726 昼耕夜誦 ちゅうこうやしょう 【1級】
貧乏な生活のなかで勉学に励むこと。
3727 忠孝両全 ちゅうこうりょうぜん 【5級】
君主に対する忠義と親に対する孝行を二つとも全うすること。
3728 忠孝両立 ちゅうこうりょうりつ 【非見出し】
君主に対する忠義と親に対する孝行を二つとも全うすること。⇒忠孝両全
3729 忠魂義胆 ちゅうこんぎたん 【3級】
忠義にあふれた心のこと。
3730 鋳山煮海 ちゅうさんしゃかい 【準2級】
財を多く蓄えること。
3731 中秋玩月 ちゅうしゅうがんげつ 【2級】
中秋の夜に雅な月見の宴会を催すこと。
3732 中秋翫月 ちゅうしゅうがんげつ 【非見出し】
中秋の夜に雅な月見の宴会を催すこと。⇒中秋玩月
3733 中秋名月 ちゅうしゅうのめいげつ 【5級】
陰暦八月十五日の夜の月。
3734 仲秋名月 ちゅうしゅうのめいげつ 【非見出し】
陰暦八月十五日の夜の月。⇒中秋名月
3735 抽薪止沸 ちゅうしんしふつ 【準2級】
わざわいなどの問題を根本から解決すること。
3736 誅心之法 ちゅうしんのほう 【1級】
実際の行為として現れなくても、心の中が正しくなければ、それを処罰する筆法。
3737 疇昔之夜 ちゅうせきのよ 【1級】
昨夜。ゆうべ。
3738 昼想夜夢 ちゅうそうやむ 【5級】
昼に思ったことが夜の夢になること。
3739 躊躇逡巡 ちゅうちょしゅんじゅん 【1級】[1級]
ためらって進まないこと。
3740 中通外直 ちゅうつうがいちょく 【5級】
君子の心と行動が広く正しいことのたとえ。
3741 中途半端 ちゅうとはんぱ 【準2級】[2級]
物事がきちんとかたづかないこと。
3742 綢繆未雨 ちゅうびゅうみう 【1級】[1級]
前もって準備をしてわざわいを防ぐこと。
3743 綢繆戸 ちゅうびゅうゆうこ 【非見出し】
前もって準備をしてわざわいを防ぐこと。⇒綢繆未雨
3744 昼夜兼行 ちゅうやけんこう 【4級】[4級][3級][2級]
昼と夜の区別なく続けて物事を行うこと。
3745 忠勇義烈 ちゅうゆうぎれつ 【4級】
忠義で勇気があり、正義感が強くはげしいこと。
3746 中流砥柱 ちゅうりゅうのしちゅう 【準1級】
困難にあってもびくともせず、節義を曲げない人物のたとえ。
3747 仲連蹈海 ちゅうれんとうかい 【1級】
節操が清く高いたとえ。
3748 沖和之気 ちゅうわのき 【準1級】
天地間の調和した気のこと。
3749 黜陟幽明 ちゅっちょくゆうめい 【1級】
正しい基準に従って人材を評価すること。
3750 寵愛一身 ちょうあいいっしん 【準1級】
多くの人の中から特別に目をかけられ、愛情を一人占めにすること。
3751 懲悪勧善 ちょうあくかんぜん 【非見出し】
善行を奨励して、悪行を懲らしめ、悪い行いをしないようにしむけること。⇒勧善懲悪
3752 長安日辺 ちょうあんにっぺん 【5級】
遠く離れた地のこと。また、才知に富んでいること。
3753 朝衣朝冠 ちょういちょうかん 【3級】
朝廷に出仕するときに着る制服やかんむり。
3754 超軼絶塵 ちょういつぜつじん 【1級】
非常に軽やかに速く走ること。
3755 超逸絶塵 ちょういつぜつじん 【非見出し】
非常に軽やかに速く走ること。⇒超軼絶塵
3756 朝雲暮雨 ちょううんぼう 【4級】
男女の情交のこと。
3757 朝盈夕虚 ちょうえいせききょ 【準1級】[準1級]
人生のはかないことのたとえ。
3758 朝栄夕滅 ちょうえいせきめつ 【非見出し】
人生のはかないことのたとえ。⇒朝盈夕虚
3759 張王李趙 ちょうおうりちょう 【1級】
これといって取り柄のない平凡な人のこと。
3760 朝改暮変 ちょうかいぼへん 【4級】
命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改
3761 鳥革飛 ちょうかくきひ 【配当外】
家の造りが美しくて立派なこと。
3762 朝過夕改 ちょうかせきかい 【4級】
あやまちを犯せばすぐに改めるたとえ。
3763 朝活暮死 ちょうかつぼし 【非見出し】
長生きして死なない。長生きして衰えない。⇒長生不死
3764 朝歌夜絃 ちょうかやげん 【準1級】
朝から晩まで一日中遊楽にあけくれること。
3765 朝観夕覧 ちょうかんせきらん 【4級】
朝に見て夕べにも見る。朝な夕なに見る。
3766 彫肝琢腎 ちょうかんたくじん 【非見出し】
身を削るような苦労をすること。⇒彫心鏤骨
3767 張冠李戴 ちょうかんりたい 【準1級】
名と実が一致しないこと。
3768 重煕累洽 ちょうきるいこう 【1級】
光明をかさねて広く恩恵が行きわたること。
3769 長頸烏喙 ちょうけいうかい 【1級】
くびが長く、口のとがった人相のこと。
3770 重見天日 ちょうけんてんじつ 【5級】
暗く苦しい状況から解放されて、以前の明るい状態に戻ること。
3771 朝憲紊乱 ちょうけんびんらん 【1級】
国家のおきてが乱れること。
3772 懲羹吹膾 ちょうこうすいかい 【1級】[1級]
一度失敗したことに懲りて、必要以上に用心深くなりすぎること。
3773 懲羹吹齏 ちょうこうすいかい 【非見出し】
一度失敗したことに懲りて、必要以上に用心深くなりすぎること。⇒懲羹吹膾
3774 長江天塹 ちょうこうてんざん 【1級】
長江は天然の塹壕だということ。
3775 朝耕暮耘 ちょうこうぼうん 【1級】
朝に耕し夕べに草ぎる。農耕に精を出すこと。
3776 張甲李乙 ちょうこうりいつ 【非見出し】
ごくありふれた平凡な人のたとえ。⇒張三李四
3777 鳥語花香 ちょうごかこう 【4級】
鳥の鳴き声と花の香り。春ののどかな風物をいう。
3778 兆載永劫 ちょうさいようごう 【準1級】
きわめて長い年月のこと。
3779 朝三暮四 ちょうさんぼし 【4級】[準2級][2級]
目先の違いにこだわり、事柄の本質を理解しないこと。
3780 張三李四 ちょうさんりし 【準1級】[準1級]
ごくありふれた平凡な人のたとえ。
3781 張三呂四 ちょうさんりょし 【非見出し】
ごくありふれた平凡な人のたとえ。⇒張三李四
3782 朝四暮三 ちょうしぼさん 【非見出し】
目先の違いにこだわり、事柄の本質を理解しないこと。⇒朝三暮四
3783 長袖善舞 ちょうしゅうぜんぶ 【2級】
事前に周到な準備がしてあれば事は成功しやすいということ。
3784 朝出暮改 ちょうしゅつぼかい 【非見出し】
命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改
3785 朝種暮穫 ちょうしゅぼかく 【3級】
朝植えて暮れには収穫すること。方針が一定しないこと。
3786 鳥尽弓蔵 ちょうじんきゅうぞう 【4級】
目的が達せられると、それまでの功績が忘れられ冷たく見捨てられること。
3787 長身痩 ちょうしんそうく 【準1級】[準1級]
背が高く痩せていること。
3788 朝真暮偽 ちょうしんぼぎ 【準2級】
真義の定めがたいたとえ。
3789 朝秦暮楚 ちょうしんぼそ 【準1級】[準1級]
住所が定まらず放浪することのたとえ。また、節操なく主義主張が常に変わるたとえ。
3790 彫心鏤骨 ちょうしんるこつ 【1級】[1級]
身を削るような苦労をすること。
3791 長生久視 ちょうせいきゅうし 【5級】
長生きをすること。
3792 長生不死 ちょうせいふし 【5級】
長生きして死なない。長生きして衰えない。
3793 長生不老 ちょうせいふろう 【非見出し】
長生きして死なない。長生きして衰えない。⇒長生不死
3794 朝齏暮塩 ちょうせいぼえん 【1級】
極貧のたとえ。
3795 朝成暮毀 ちょうせいぼき 【2級】
建物などの造営が盛んなことのたとえ。
3796 朝生暮死 ちょうせいぼし 【4級】
極めて短命なことのたとえ。
3797 朝穿暮塞 ちょうせんぼそく 【準1級】[準1級]
建築・造営が頻繁であることのたとえ。
3798 彫題黒歯 ちょうだいこくし 【非見出し】
おはぐろをした歯と入れ墨をした額のこと。⇒黒歯彫題
3799 長短相形 ちょうたんそうけい 【非見出し】
長いものと短いものが相対的な関係で存在すること。⇒有無相生
3800 冢中枯骨 ちょうちゅう(の)ここつ 【1級】
無能でとりえのない人のたとえ。
3801 彫虫篆刻 ちょうちゅうてんこく 【1級】[1級]
取るに足りない小細工。
3802 雕虫篆刻 ちょうちゅうてんこく 【非見出し】
取るに足りない小細工。⇒彫虫篆刻
3803 雕虫小技 ちょうちゅうのしょうぎ 【非見出し】
取るに足りない小細工。⇒彫虫篆刻
3804 喋喋喃喃 ちょうちょうなんなん 【1級】[1級]
小声で親しげに話しあうさま。
3805 打打発止 ちょうちょうはっし 【準1級】[準1級]
激しく議論をたたかわしあうさま。
3806 打打発矢 ちょうちょうはっし 【非見出し】
激しく議論をたたかわしあうさま。⇒打打発止
3807 丁丁発止 ちょうちょうはっし 【非見出し】
激しく議論をたたかわしあうさま。⇒打打発止
3808 朝朝暮暮 ちょうちょうぼぼ 【4級】
毎朝毎晩。
3809 長枕大被 ちょうちんたいひ 【準1級】
兄弟の仲むつまじいこと。また交情が親密なこと。⇒大衾長枕
3810 長汀曲浦 ちょうていきょくほ 【準1級】[準1級]
はるかに続いている海岸線。
3811 糶糴斂散 ちょうてきれんさん 【1級】
豊作の年には政府が米を買いあげ、それを凶作の年に安く売ること。
3812 頂天立地 ちょうてんりっち 【5級】
堂々として誰にも頼らず生きているさま。
3813 張眉怒目 ちょうびどもく 【2級】
眉をつり上げて目をむく。
3814 凋氷画脂 ちょうひょうがし 【準1級】[準1級]
苦労して効果のないたとえ。力を無用なところに用いるたとえ。
3815 嘲風哢月 ちょうふうろうげつ 【1級】
風や月を題材にして詩歌を作ること。
3816 嘲風弄月 ちょうふうろうげつ 【非見出し】
自然の風景に親しみ、風流を好んで楽しむこと。⇒嘯風弄月
3817 雕文刻鏤 ちょうぶんこくる 【1級】[1級]
文章中の字や句を美しく飾ること。
3818 長鞭馬腹 ちょうべんばふく 【準1級】[準1級]
強大な力があっても、思わぬ手近なところに力が及ばないことがあるということ。また、長すぎたり大きすぎて役に立たないこと。
3819 朝変暮改 ちょうへんぼかい 【非見出し】
命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改
3820 眺望絶佳 ちょうぼうぜっか 【追加】[準2級][2級]
目の前に広がる風景がすばらしくよいさま。
3821 長命富貴 ちょうめいふうき 【準2級】
長生きして身分高く裕福であること。
3822 鳥面鵠形 ちょうめんこくけい 【準1級】
飢えのためにひどくやせ衰えているさま。
3823 長目飛耳 ちょうもくひじ 【4級】
広く情報を収集し、物事を深く鋭く判断すること。
3824 頂門一針 ちょうもんのいっしん 【5級】
人の急所をつく適切な戒め。
3825 頂門一鍼 ちょうもんのいっしん 【非見出し】
人の急所をつく適切な戒め。⇒頂門一針
3826 頂門金椎 ちょうもんのきんつい 【2級】
人の急所をついた適切な戒め。
3827 長夜之飲 ちょうやのいん 【準1級】
昼夜を通しての大宴会。
3828 長夜之楽 ちょうやのたのしみ 【準1級】
昼夜を通しての大宴会。⇒長夜之飲
3829 朝有紅顔 ちょうゆうこうがん 【5級】
人生の無常のたとえ。
3830 長幼之序 ちょうようのじょ 【準1級】
年長者と年少者の間にある、当然守らなければならない社会的、道徳上の秩序のこと。
3831 朝蠅暮蚊 ちょうようぼぶん 【準1級】[準1級]
つまらない小人物がはびこるたとえ。
3832 重卵之危 ちょうらんのき 【準1級】
きわめて危険なことのたとえ。
3833 朝立暮廃 ちょうりつぼはい 【非見出し】
命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改
3834 跳梁跋扈 ちょうりょうばっこ 【1級】[1級]
悪者などがはびこり、勝手気ままに振る舞うこと。
3835 朝令暮改 ちょうれいぼかい 【4級】[準2級][2級]
命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。
3836 凋零磨滅 ちょうれいまめつ 【準1級】
しぼみ落ちて滅びること。
3837 直往邁進 ちょくおうまいしん 【1級】
ただ一すじに突き進む。ためらわずに突き進むこと。
3838 直言極諌 ちょくげんきょっかん 【準1級】
思ったことをはっきり言って強くいさめること。
3839 直言骨 ちょくげんこっこう 【配当外】
遠慮しないで直言し、意志強固で人に屈しないこと。
3840 直言直行 ちょくげんちょくこう 【非見出し】
周囲の状況や相手の気持ちにかまわず、自分の思ったとおりにふるまうこと。⇒直情径行
3841 直言無諱 ちょくげんむき 【非見出し】
思ったことを遠慮せずはっきりと言うこと。⇒直言極諫
3842 直情径行 ちょくじょうけいこう 【5級】[3級]
周囲の状況や相手の気持ちにかまわず、自分の思ったとおりにふるまうこと。
3843 直截簡明 ちょくせつかんめい 【1級】[1級]
くどくどしくなくきっぱりしていること。
3844 佇思停機 ちょしていき 【1級】
しばらくの間その場に立ちどまって、あれこれ思いなやみ、心のはたらきをやめてしまうこと。
3845 豬突勇 ちょとつきゆう 【配当外】
いのししのように勇ましい武者のこと。
3846 猪突猛進 ちょとつもうしん 【準1級】[準1級]
目的にむかってがむしゃらに突き進むこと。
3847 樗櫟散木 ちょれきさんぼく 【1級】
役に立たない人やもの。⇒樗櫟之材
3848 樗櫟之材 ちょれきのざい 【1級】
役に立たない人やもの。
3849 樗櫟庸材 ちょれきようざい 【非見出し】
役に立たない人やもの。⇒樗櫟之材
3850 治乱興廃 ちらんこうはい 【非見出し】
世の中がよく治まることと、乱れて亡びること。⇒治乱興亡
3851 治乱興亡 ちらんこうぼう 【5級】[準1級]
世の中がよく治まることと、乱れて亡びること。
3852 知略縦横 ちりゃくじゅうおう 【5級】
才知をはたらかせた計略を思いのままにあやつること。
3853 智略縦横 ちりゃくじゅうおう 【非見出し】
才知をはたらかせた計略を思いのままにあやつること。⇒知略縦横
3854 沈鬱頓挫 ちんうつとんざ 【2級】
詩文の風格が高く内容が深くて文章中の字句の意味がすらすらと通らず、とどこおること。
3855 枕戈寝甲 ちんかしんこう 【非見出し】
闘いの備えをおこたらないこと。⇒枕戈待旦
3856 枕戈待旦 ちんかたいたん 【1級】[1級]
闘いの備えをおこたらないこと。
3857 沈魚落雁 ちんぎょらくがん 【準1級】[準1級][1級]
はなやかな美人の形容。
3858 椿萱並茂 ちんけんへいも 【準1級】
父と母がともに健在なこと。
3859 陳蔡之厄 ちんさいのやく 【1級】
旅の途中で災難にあうたとえ。
3860 沈思凝想 ちんしぎょうそう 【3級】
物事を深く考え、じっと思いをこらすこと。
3861 陳思七歩 ちんししちほ 【非見出し】
すぐれた詩文をすばやく作る才能。⇒七歩之才
3862 沈思黙考 ちんしもっこう 【4級】[4級][準2級]
沈黙して深くじっと考えこむこと。
3863 陳勝呉広 ちんしょうごこう 【準2級】
ものごとの先駆けをなす人のこと。反乱の最初の指導者をもいう。
3864 沈著痛快 ちんちゃくつうかい 【準1級】
落ち着きがあり、さっぱりとして心地よいこと。
3865 沈着痛快 ちんちゃくつうかい 【非見出し】
落ち着きがあり、さっぱりとして心地よいこと。⇒沈著痛快
3866 椿庭萱堂 ちんていけんどう 【非見出し】
父と母がともに健在なこと。⇒椿萱並茂
3867 沈博絶麗 ちんぱくぜつれい 【4級】
文章などの意味や内容が深遠で広く表現がはなはだ美しいこと。
3868 珍聞奇聞 ちんぶんきぶん 【非見出し】
きわめて珍しい話のこと。⇒異聞奇譚
3869 珍味佳肴 ちんみかこう 【準1級】
たいへんおいしいご馳走。
3870 沈黙寡言 ちんもくかげん 【準2級】
口数が少なく無口なこと。落ち着いていて無口なこと。
3871 枕流漱石 ちんりゅうそうせき 【1級】
強情で負け惜しみの強いこと。
3872 墜茵落溷 ついいんらくこん 【1級】
人には運不運があるということ。
3873 追本究源 ついほんきゅうげん 【非見出し】
物事の根源を究め求めること。⇒推本溯源
3874 追奔逐北 ついほんちくほく 【準2級】
逃げる賊を追いかけること。
3875 痛飲大食 つういんたいしょく 【非見出し】
むやみにたくさん飲み食いをすること。⇒牛飲馬食
3876 痛快無比 つうかいむひ 【非見出し】[準2級]
人々を痛快な気持ちにさせる。⇒大快人心
3877 通暁暢達 つうぎょうちょうたつ 【準1級】[準1級]
ある事柄を詳しく知りぬいていてのびやかであること。
3878 通儒碩学 つうじゅせきがく 【準1級】
学問の奥義をきわめた大学者のこと。⇒碩学大儒
3879 痛定思痛 つうていしつう 【5級】
過ぎ去った苦難を振り返り、いまの戒めとする意。
3880 津津浦浦 つつうらうら 【準2級】
全国いたる所。
3881 九十九折 つづらおり 【準1級】
くねくねと何度も折れ曲がっている。
3882 定員削減 ていいんさくげん 【非見出し】
官庁などでむだな人員を整理すること。⇒冗員淘汰
3883 雨尤雲 ていうゆううん 【配当外】
男女の情交のこと。⇒尤雲雨
3884 雲尤雨 ていうんゆうう 【非見出し】
男女の情交のこと。⇒尤雲雨
3885 鄭衛桑間 ていえいそうかん 【準1級】
国を滅ぼすような下品でみだらな音楽のこと。
3886 鄭衛之音 ていえいのおん 【準1級】
みだらな音楽。
3887 鄭衛之声 ていえいのこえ 【非見出し】
みだらな音楽。⇒鄭衛之音
3888 低回顧望 ていかいこぼう 【3級】
行きつもどりつして前後をふりかえるさま。
3889 低徊顧望 ていかいこぼう 【非見出し】
行きつもどりつして前後をふりかえるさま。⇒低回顧望
3890 徊顧望 ていかいこぼう 【非見出し】
行きつもどりつして前後をふりかえるさま。⇒低回顧望
3891 低徊趣味 ていかいしゅみ 【1級】
世俗を離れて、余裕ある心で自然や芸術にひたる態度。
3892 低回趣味 ていかいしゅみ 【非見出し】
世俗を離れて、余裕ある心で自然や芸術にひたる態度。⇒低徊趣味
3893 回趣味 ていかいしゅみ 【非見出し】
世俗を離れて、余裕ある心で自然や芸術にひたる態度。⇒低徊趣味
3894 棣鄂之情 ていがくのじょう 【1級】
兄弟が仲良くむつまじくする情。兄弟のうるわしい愛情。
3895 棣華増映 ていかぞうえい 【非見出し】
兄弟が仲良くむつまじくする情。兄弟のうるわしい愛情。⇒棣鄂之情
3896 低吟微詠 ていぎんびえい 【非見出し】
小さな声でしんみりと歌うこと。⇒低唱微吟
3897 程孔傾蓋 ていこうけいがい 【2級】
親しく話をすること。
3898 渟膏湛碧 ていこうたんぺき 【1級】
水があぶらのように深く静かによどんで深緑色にたたえているさま。
3899 提耳面命 ていじめんめい 【4級】
懇切に教え諭すことのたとえ。
3900 泥車瓦狗 でいしゃがこう 【準1級】
役に立たないもののたとえ。
3901 泥首銜玉 でいしゅかんぎょく 【1級】
頭を土につけ、口に玉をふくむこと。謝罪降伏するときの儀礼のこと。
3902 低唱浅斟 ていしょうせんしん 【1級】
少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。⇒浅斟低唱
3903 低唱微吟 ていしょうびぎん 【準2級】
小さな声でしんみりと歌うこと。
3904 鼎新革故 ていしんかくこ 【準1級】
古い制度や習慣を改めて新しいものにすること。⇒革故鼎新
3905 定省温 ていせいおんせい 【1級】
親に孝養を尽くすこと。⇒温定省
3906 泥船渡河 でいせんとか 【準2級】
人生行路の危険なことのたとえ。
3907 鼎鐺玉石 ていそうぎょくせき 【1級】
非常な贅沢をするたとえ。
3908 廷諍面折 ていそうめんせつ 【1級】
面と向かって臆することなく争論すること。⇒面折廷諍
3909 低頭傾首 ていとうけいしゅ 【4級】
頭を低くして、身をつつしむこと。
3910 低頭平身 ていとうへいしん 【非見出し】
ひたすら恐縮しへりくだること。また、ひたすらあやまること。⇒平身低頭
3911 剃頭辮髪 ていとうべんぱつ 【準1級】
中国の周辺民族で行われた髪型。頭の四周をぐるりと剃って中央部の残った長い髪を編んで後ろに垂らしたもの。
3912 程隷書 ていばくれいしょ 【非見出し】
程が隷書という書体を作った。⇒史大篆
3913 剃髪落飾 ていはつらくしょく 【準1級】[準1級]
髪を剃って出家すること。
3914 袍恋恋 ていほうれんれん 【配当外】
昔なじみを忘れない友情の厚いことのたとえ。
3915 擲果満車 てきかまんしゃ 【1級】[1級]
非常に人気があり評判なこと。また、非常な美少年のこと。
3916 適材適所 てきざいてきしょ 【5級】[4級]
その人の能力に適した地位や任務につけること。
3917 適者生存 てきしゃせいぞん 【5級】[3級]
環境に最も適したものが生き残り、適していないものは淘汰され滅びること。
3918 埴冥行 てきしょくめいこう 【配当外】
学問をするのに、その方法を知らないことのたとえ。⇒冥行埴
3919 滴水成凍 てきすいせいとう 【非見出し】
冬の厳しい寒さのこと。また、極寒の地のこと。⇒滴水成氷
3920 滴水成氷 てきすいせいひょう 【4級】
冬の厳しい寒さのこと。また、極寒の地のこと。
3921 滴水嫡凍 てきすいてきとう 【準1級】
瞬時も気をゆるめないで仏道修行に励むこと。
3922 適楚北轅 てきそほくえん 【1級】
志と行動とが相反するたとえ。⇒北轅適楚
3923 鉄意石心 てついせきしん 【非見出し】
強い精神、堅い意志のたとえ。⇒鉄腸石心
3924 鉄肝石腸 てっかんせきちょう 【非見出し】
強い精神、堅い意志のたとえ。⇒鉄腸石心
3925 鉄硯磨穿 てっけんません 【非見出し】
猛烈に勉強すること。⇒磨穿鉄硯
3926 鉄樹開花 てつじゅかいか 【5級】
物事の見込みがないこと。
3927 鉄心石腸 てっしんせきちょう 【5級】
強い精神、堅い意志のたとえ。⇒鉄腸石心
3928 鉄石心腸 てっせきしんちょう 【非見出し】
強い精神、堅い意志のたとえ。⇒鉄腸石心
3929 鉄石之心 てっせきのこころ 【非見出し】
節操が固く何事にも動じない堅固な心のたとえ。⇒匪石之心
3930 鉄中錚錚 てっちゅうのそうそう 【1級】
凡人の中では少しすぐれている者のたとえ。
3931 鉄腸石心 てっちょうせきしん 【5級】
強い精神、堅い意志のたとえ。
3932 徹頭徹尾 てっとうてつび 【準2級】[準2級]
最初から最後まで。
3933 跌蕩放言 てっとうほうげん 【1級】
まわりの人をまったく気にしないでしゃべりちらすこと。
3934 哲婦傾城 てっぷけいせい 【準1級】
賢い女性があれこれ口出しするようになると、家や国を滅ぼしかねないということ。
3935 哲夫成城 てっぷせいじょう 【非見出し】
道理をわきまえ、優れた見識を持った男性が、国を作る。⇔哲婦傾城
3936 轍鮒之急 てっぷのきゅう 【準1級】
危険や災難がさしせまっていることのたとえ。
3937 鉄網珊瑚 てつもうさんご 【準1級】[準1級]
すぐれた人物や珍しい物を探し求めること。
3938 轍乱旗靡 てつらんきび 【1級】
軍隊などが敗走する形容。
3939 手前勝手 てまえがって 【非見出し】
自分の都合のよいように、考えたり事を進めたりすること。⇒我田引水
3940 手前味噌 てまえみそ 【準1級】
自分で自分のことをほめること。
3941 手練手管 てれんてくだ 【5級】
人をだまし操る手段や技巧のこと。
3942 天威咫尺 てんいしせき 【1級】
天子の威光が眼前にあること。
3943 委勢峻 てんいせいしゅん 【準1級】
水源も末流もその勢いが激しく盛んなこと。
3944 天一地二 てんいちちに 【5級】
天の数と地の数。その数の中に宇宙のすべての変化を含むとされる。
3945 天衣無縫 てんいむほう 【3級】[3級][2級]
飾りけがなく自然であること。
3946 天宇地慮 てんうちろ 【1級】
天と地。天地。この世。
3947 越不恭 てんえつふきょう 【準1級】
道をはずれて、君主の命令をつつしんで行わないこと。
3948 田園将蕪 でんえんしょうぶ 【準1級】
田畑を耕す働き手がいないために、雑草がおい茂って田畑が荒れはてていること。
3949 天淵之差 てんえんのさ 【準1級】
物事の隔たりがはなはだしく大きいことのたとえ。
3950 天淵之別 てんえんのべつ 【非見出し】
物事の隔たりがはなはだしく大きいことのたとえ。⇒天淵之差
3951 天淵氷炭 てんえんひょうたん 【準1級】
差のはなはだしいことのたとえ。
3952 天涯一望 てんがいいちぼう 【非見出し】
ひと目でかなたまで広々と見渡されること。⇒一望無垠
3953 天涯海角 てんがいかいかく 【非見出し】
きわめて遠く離れていることのたとえ。⇒天涯地角
3954 天涯孤独 てんがいこどく 【準2級】[2級]
身寄りがなくひとりぼっちであること。
3955 天涯地角 てんがいちかく 【準2級】
きわめて遠く離れていることのたとえ。
3956 天開地辟 てんかいちへき 【非見出し】
天地のはじまり。これまでの歴史にないような大きな出来事のこと。⇒開天闢地
3957 填海之志 てんかいのこころざし 【非見出し】
不可能なことを企て、徒労に終わること。また、いつまでも悔やみ続けること。⇒精衛海
3958 天涯比隣 てんがいひりん 【準2級】
故郷を遠く離れていても、すぐとなりにいるような親しい関係のこと。
3959 天下御免 てんかごめん 【追加】[準2級]
誰にはばかることなく、堂々と行うことを許されていること。世間一般に認められていること。
3960 天下至大 てんかしだい 【非見出し】
このうえなく大きい。⇒至大至剛
3961 天下第一 てんかだいいち 【非見出し】
世の中に並ぶものがないほどすぐれていること。⇒海内無双
3962 天下泰平 てんかたいへい 【準2級】[準2級]
世の中が穏やかに治まり平和なこと。
3963 天下太平 てんかたいへい 【非見出し】
世の中が穏やかに治まり平和なこと。⇒天下泰平
3964 伝家宝刀 でんかのほうとう 【5級】
いざという時以外にはめったに使わない、とっておきの物や手段。
3965 天下法度 てんかはっと 【非見出し】
命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改
3966 天下無双 てんかむそう 【3級】
天下にくらべる者がないこと。
3967 天下無敵 てんかむてき 【非見出し】
学問や芸術などある分野の第一人者。⇒泰山北斗
3968 天花乱墜 てんからんつい 【3級】
ことのほか話し方がいきいきしていること。また、事実を誇張して話すこと。また、巧みな言葉で人をだますこと。
3969 天華乱墜 てんからんつい 【非見出し】
ことのほか話し方がいきいきしていること。また、事実を誇張して話すこと。また、巧みな言葉で人をだますこと。⇒天花乱墜
3970 天顔咫尺 てんがんしせき 【1級】
天子(君主)のおそばに侍ること。
3971 伝観播弄 でんかんはろう 【準1級】
次から次に人の手にわたして弄ぶこと。またそうされること。
3972 天空海闊 てんくうかいかつ 【1級】[1級]
気性がさっぱりとしていて、心が広いこと。⇒海闊天空
3973 天懸壌隔 てんけんじょうかく 【非見出し】
へだたりのはなはだしいことのたとえ。⇒天懸地隔
3974 天玄地黄 てんげんちおう 【非見出し】
天は黒く、地は黄色であること。⇒天地玄黄
3975 天懸地隔 てんけんちかく 【準2級】
へだたりのはなはだしいことのたとえ。
3976 甜言美語 てんげんびご 【非見出し】
蜜のように甘く聞いていて快い言葉。⇒甜言蜜語
3977 甜言蜜語 てんげんみつご 【準1級】[準1級]
蜜のように甘く聞いていて快い言葉。
3978 電光影裏 でんこうえいり 【4級】
人生ははかないものだが、悟りを得た人の魂は滅びることがないということ。
3979 天香桂花 てんこうけいか 【準1級】[準1級]
月の中にあるという桂の花。
3980 天香国色 てんこうこくしょく 【4級】
すばらしい香りと国一番の美しさ。牡丹の別名。⇒国色天香
3981 電光石火 でんこうせっか 【5級】[4級][3級]
動作や振る舞いが非常にすばやいこと。
3982 電光朝露 でんこうちょうろ 【4級】
ごく短い時間のたとえ。また、人生のはかないことのたとえ。
3983 天之派 てんこうのは 【配当外】
皇室、皇族んこと。
3984 電光雷轟 でんこうらいごう 【準1級】
勢いのきわめてはげしいことのたとえ。⇒雷轟電撃
3985 甜語花言 てんごかげん 【非見出し】
蜜のように甘く聞いていて快い言葉。⇒甜言蜜語
3986 天地垠 てんこんちぎん 【配当外】
天の門と地の果て。
3987 天災地変 てんさいちへん 【5級】[4級]
天地の間に起こる災難や異変。
3988 天姿国色 てんしこくしょく 【5級】
生まれながらの絶世の美人をいう。
3989 天日之表 てんじつのひょう 【準1級】
天子となるべき人相をしていること。
3990 天上五衰 てんじょうごすい 【非見出し】
天人の死にぎわに現れるという五つの死相のこと。⇒天人五衰
3991 天井桟敷 てんじょうさじき 【準2級】
劇場で後方最上階に設けた値段の安い席。
3992 天壌之別 てんじょうのべつ 【非見出し】
物事の隔たりがはなはだしく大きいことのたとえ。⇒天淵之差
3993 天壌無窮 てんじょうむきゅう 【準2級】[準1級]
天地とともに永遠に続くこと。
3994 転生輪廻 てんしょうりんね 【準1級】
仏教で、人の生きかわり死にかわりしてとどまることのないことをいう。⇒輪廻転生
3995 天人感応 てんじんかんのう 【非見出し】
天意と人事が暗にあう。⇒天人冥合
3996 天人相応 てんじんそうおう 【非見出し】
天意と人事が暗にあう。⇒天人冥合
3997 天人相関 てんじんそうかん 【非見出し】
天意と人事が暗にあう。⇒天人冥合
3998 天人相与 てんじんそうよ 【非見出し】
天意と人事が暗にあう。⇒天人冥合
3999 天神地祇 てんしんちぎ 【準1級】[準1級]
天と地すべての神々。
4000 天人冥合 てんじんめいごう 【2級】
天意と人事が暗にあう。
4001 天真爛漫 てんしんらんまん 【1級】
純粋で無邪気なさま。
4002 点睛開眼 てんせいかいがん 【1級】
物事の最も大切なところ。物事を完成するための最後の大切な仕上げ。⇒画竜点睛
4003 天造草昧 てんぞうそうまい 【2級】
天地の開けはじめ。
4004 天孫降臨 てんそんこうりん 【5級】
記紀(古事記と日本書紀)の神話の中で、孫の瓊瓊杵尊が天照大神の命を受けて高天原から日向国の高千穂に天降ったこと。
4005 霑体塗足 てんたいとそく 【1級】
苦労して労働すること。
4006 椽大之筆 てんだいのふで 【1級】
重厚で堂々としたりっぱな文章。
4007 恬淡寡欲 てんたんかよく 【1級】
あっさりして欲の少ないこと。
4008 天地一指 てんちいっし 【5級】
すべての対立をこえた絶対的な観点からすると、天も地も同じ一本の指にすぎないということ。
4009 天地開闢 てんちかいびゃく 【1級】[1級]
天地のはじまり。世界のはじまり。
4010 天地玄黄 てんちげんこう 【4級】
天は黒く、地は黄色であること。
4011 天地四時 てんちしいじ 【準1級】
天地と春夏秋冬。
4012 天地神明 てんちしんめい 【5級】
天と地のすべての神々のこと。
4013 天地創造 てんちそうぞう 【非見出し】[5級]
天地のはじまり。世界のはじまり。⇒天地開闢
4014 天地長久 てんちちょうきゅう 【非見出し】
天地は永遠で尽きることがないこと。⇒天長地久
4015 天地無用 てんちむよう 【5級】
荷物の上下を逆さまにしてはいけない。
4016 天長地久 てんちょうちきゅう 【5級】
天地は永遠で尽きることがないこと。
4017 点滴穿石 てんてきせんせき 【準1級】[準1級]
わずかな力でも積み重なると非常に大きな力を発揮すること。
4018 点鉄成金 てんてつせいきん 【非見出し】
外形はもとのままで中身を取りかえること。また、外見は同じでも内容が違うこと。⇒換骨奪胎
4019 輾転反側 てんてんはんそく 【1級】[1級]
心配したり思い悩んだりして眠れず何度も寝返りをうつこと。
4020 展転反側 てんてんはんそく 【非見出し】
心配したり思い悩んだりして眠れず何度も寝返りをうつこと。⇒輾転反側
4021 天人五衰 てんにんのごすい 【3級】
天人の死にぎわに現れるという五つの死相のこと。
4022 天之美禄 てんのびろく 【準1級】
酒の異称。酒をたたえていう語。
4023 天之暦数 てんのれきすう 【準1級】
天のまわりああせ。天のめぐりの運命。特に、天命を受けて帝位につく運命をいう。
4024 天之歴数 てんのれきすう 【非見出し】
天のまわりああせ。天のめぐりの運命。特に、天命を受けて帝位につく運命をいう。⇒天之暦数
4025 沛流離 てんぱいりゅうり 【非見出し】
つまずき倒れながらさまよい歩くこと。⇒沛流浪
4026 沛流浪 てんぱいるろう 【1級】
つまずき倒れながらさまよい歩くこと。
4027 天馬行空 てんばこうくう 【5級】
考え方や行動が何ものにも拘束されず自由奔放なこと。
4028 天罰覿面 てんばつてきめん 【1級】
悪いことをすると、天の下す罰がすぐに現れること。
4029 天覆地載 てんぷうちさい 【準1級】
天地のように広くおおらかな心や仁徳のこと。
4030 天覆之心 てんぷうのこころ 【非見出し】
天地のように広くおおらかな心や仁徳のこと。⇒天覆地載
4031 天保九如 てんぷきゅうじょ 【準1級】
人の長寿を祈る語。
4032 天府之国 てんぷのくに 【準1級】
自然の要害の地で地味が肥え、産物に富む土地。
4033 田父之功 でんぷのこう 【非見出し】
両者が争っているすきに、第三者が労せず利益を横取りすること。⇒漁夫之利
4034 田夫野人 でんぷやじん 【5級】
ふるまいが粗野で教養のない人。⇒田夫野老
4035 田夫野老 でんぷやろう 【5級】
ふるまいが粗野で教養のない人。
4036 天変地異 てんぺんちい 【5級】[5級][4級][3級]
地震・暴風など天地間に起こる自然の異変。
4037 天変地変 てんぺんちへん 【非見出し】
地震・暴風など天地間に起こる自然の異変。⇒天変地異
4038 天歩艱難 てんぽかんなん 【1級】[1級]
時運に恵まれず非常に苦労すること。
4039 撲不破 てんぼくふは 【準1級】
動かし破ることができないこと。
4040 典謨訓誥 てんぼくんこう 【1級】
『書経』にある典・謨・訓・誥の四体の文。『書経』の篇名の併称。転じて、聖人の教え。経典のこと。
4041 転迷開悟 てんめいかいご 【3級】
迷いを転じて悟りを開くこと。
4042 転迷解悟 てんめいかいご 【非見出し】
迷いを転じて悟りを開くこと。⇒転迷開悟
4043 天網恢恢 てんもうかいかい 【準1級】[準1級]
天は公平で決して悪人・悪事を見のがさないということ。
4044 天網之漏 てんもうのろう 【準1級】
天罰からもれること。
4045 天門開闔 てんもんかいこう 【1級】
天の造化の門が開き閉じる。開くと万物が生成し、閉じると消滅することから、万物の生滅変化をいう。
4046 天門登八 てんもんとうはち 【5級】
仕官して、その頂点に近づけばかえって自分の身を危うくすることのたとえ。
4047 天佑神助 てんゆうしんじょ 【準1級】[準1級]
天のたすけと神のたすけ。
4048 天祐神助 てんゆうしんじょ 【非見出し】
天のたすけと神のたすけ。⇒天佑神助
4049 天理人欲 てんりじんよく 【5級】
天の条理と人の欲望。人にある天然の本性と欲望。
4050 転轆轆地 てんろくろくじ 【非見出し】
物事が滞ることなくうまく回転すること。また、次から次へと言葉が発せられること。⇒阿轆轆地
4051 東夷西戎 とういせいじゅう 【非見出し】
古く中国人が東方や西方の異民族をさげすんで称したもの。⇒南蛮北狄
4052 当意即妙 とういそくみょう 【4級】[準2級][2級]
機転をきかせて、その場にあった対応をすること。
4053 蕩佚簡易 とういつかんい 【1級】
のんびりして自由なこと。寛大でやさしいこと。
4054 桃園結義 とうえんけつぎ 【4級】
義兄弟のちぎりを結ぶこと。
4055 桃園之契 とうえんのちぎり 【非見出し】
義兄弟のちぎりを結ぶこと。⇒桃園結義
4056 冬温夏 とうおんかせい 【1級】
親に孝行を尽くすこと。
4057 東海桑田 とうかいそうでん 【非見出し】
世の変転のはなはだしいたとえ。⇒滄海桑田
4058 凍解氷釈 とうかいひょうしゃく 【3級】
氷が溶けていくように疑問などが解決していくこと。
4059 東海撈針 とうかいろうしん 【非見出し】
ほとんど実現不可能なこと。⇒大海撈針
4060 灯火可親 とうかかしん 【5級】
涼しい秋は、あかりの下で読書するのに適しているということ。
4061 桃花癸水 とうかきすい 【1級】
女性の月経をいう。
4062 冬夏青青 とうかせいせい 【5級】
かたく守って変わらない節操のこと。
4063 堂下周屋 どうかのしゅうおく 【5級】
廊下のこと。
4064 恫疑虚喝 どうぎきょかつ 【1級】[1級]
心中ではびくびくしながら相手をおどすこと。
4065 恫疑虚 どうぎきょかつ 【非見出し】
心中ではびくびくしながら相手をおどすこと。⇒恫疑虚喝
4066 同帰殊塗 どうきしゅと 【3級】
帰着するところは同じだが、そこに到る道が異なること。
4067 同帰殊途 どうきしゅと 【非見出し】
帰着するところは同じだが、そこに到る道が異なること。⇒同帰殊塗
4068 東窺西望 とうきせいぼう 【準1級】[準1級]
あちこちをちらちら見ること。落ち着きのないさま。
4069 同気相求 どうきそうきゅう 【5級】
同じ気性のものは互いに自然に求め合い、寄り集まるようになるということ。
4070 同軌同文 どうきどうぶん 【3級】
天下が広く統一されたさま。⇒同文同軌
4071 道揆法守 どうきほうしゅ 【1級】
道理をもって物事をはかり定め、法度をみずから守る。
4072 刀鋸鼎 とうきょていかく 【配当外】
昔の刑罰の道具。また、刑罰。
4073 当機立断 とうきりつだん 【5級】
時機を失わずに、ただちに決断すること。
4074 同衾共枕 どうきんきょうちん 【1級】
同じしとねに枕を同じくして寝ること。
4075 董遇三余 とうぐうさんよ 【非見出し】
読書をするのに最も都合のよい三つの余暇のこと。年の余りの冬・日の余りの夜・時の余りの雨降りをいう。⇒読書三余
4076 陶犬瓦鶏 とうけんがけい 【2級】[準1級][1級]
格好ばかりで役に立たないもののたとえ。
4077 洞見結 どうけんちょうけつ 【配当外】
隠れたわかりにくい障害をはっきり見抜くこと。
4078 倒懸之急 とうけんのきゅう 【準1級】
状態が非常に逼迫していること。危急の状況の形容。
4079 同工異曲 どうこういきょく 【5級】[4級][3級][2級]
外見は異なるが、内容は似たり寄ったりであること。
4080 韜光隠迹 とうこういんせき 【非見出し】
才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。⇒韜光晦迹
4081 韜光晦迹 とうこうかいせき 【1級】[1級]
才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。
4082 韜光晦跡 とうこうかいせき 【非見出し】
才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。⇒韜光晦迹
4083 刀耕火種 とうこうかしゅ 【5級】
山林を伐採して、その後に山を焼いて種を植える。
4084 刀耕火耨 とうこうかどう 【非見出し】
山林を伐採して、その後に山を焼いて種を植える。⇒刀耕火種
4085 騰蛟起鳳 とうこうきほう 【1級】
才能が特別すぐれていること。
4086 倒行逆施 とうこうぎゃくし 【3級】
正しい道理にさからって物事を行うこと。
4087 刀光剣影 とうこうけんえい 【4級】
事態が緊迫して今にも戦いが起こりそうな雰囲気をいう。
4088 堂高三尺 どうこうさんじゃく 【非見出し】
質素な住居のたとえ。⇒土階三等
4089 灯紅酒緑 とうこうしゅりょく 【5級】
歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街・歓楽街のようす。⇒紅灯緑酒
4090 東行西走 とうこうせいそう 【5級】
忙しくあちこちと走りまわること。
4091 韜光養晦 とうこうようかい 【非見出し】
才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。⇒韜光晦迹
4092 桃紅柳緑 とうこうりゅうりょく 【準2級】
紅の桃の花と緑あざやかな柳におおわれた春景色の美しさのこと。
4093 桃弧棘矢 とうこきょくし 【1級】
災いをとりのぞくこと。
4094 党錮之禍 とうこのわざわい 【1級】
政党や党派をつくることからおこるわざわい。
4095 倒載干戈 とうさいかんか 【1級】
戦いがすんで平和になったことの形容。
4096 東西古今 とうざいここん 【5級】
いつでもどこでも。⇒古今東西
4097 刀山剣樹 とうざんけんじゅ 【4級】
残酷な刑罰のこと。
4098 桃三李四 とうさんりし 【準1級】
物事を成しとげるには、それなりの年月がかかること。
4099 道之以徳 どうしいとく 【準1級】
国民を指導するには道徳教育が重要であること。
4100 冬日之温 とうじつのおん 【準1級】
君恩のあたたかさのたとえ。
4101 闘志満満 とうしまんまん 【追加】[4級]
闘争心が満ち満ちているさま。
4102 陶朱猗頓 とうしゅいとん 【非見出し】
巨万の富、膨大な財産をいう。⇒猗頓之富
4103 同舟共済 どうしゅうきょうさい 【非見出し】
仲の悪い者どうしが、同じ場所や境遇にいること。もとは、反目しあいながらも利害が一致するときには協力しあう意。⇒呉越同舟
4104 投珠報宝 とうしゅほうほう 【非見出し】
善に対して善で報いることのたとえ。⇒投桃報李
4105 頭上安頭 とうじょうあんとう 【非見出し】
無駄なことを繰り返すたとえ。また、真似ばかりして独創性のないたとえ。⇒屋上架屋
4106 同床異夢 どうしょういむ 【4級】[4級][3級][準2級][1級]
同じ仲間や同じ仕事をしているものでも、考え方や目的がちがうことのたとえ。
4107 同床各夢 どうしょうかくむ 【非見出し】
同じ仲間や同じ仕事をしているものでも、考え方や目的がちがうことのたとえ。⇒同床異夢
4108 蹈常襲故 とうじょうしゅうこ 【1級】
今までのやり方を受け継いでそのとおりにしてゆくこと。
4109 蹈常習故 とうじょうしゅうこ 【非見出し】
今までのやり方を受け継いでそのとおりにしてゆくこと。⇒蹈常襲故
4110 銅牆鉄壁 どうしょうてっぺき 【1級】[1級]
守りの堅牢なことのたとえ。
4111 桃傷李仆 とうしょうりふ 【1級】
兄弟が互いに争い、反目することのたとえ。
4112 同仁一視 どうじんいっし 【5級】
差別することなくすべての人を見て愛すること。⇒一視同仁
4113 同心協力 どうしんきょうりょく 【非見出し】
物事を一致協力して行うこと。⇒協心戮力
4114 道心堅固 どうしんけんご 【非見出し】
主義や考えなどを堅く守って変えないこと。⇒志操堅固
4115 同心同徳 どうしんどうとく 【非見出し】
多くの人が、共通の利益のために心を一つにして団結すること。⇒一徳一心
4116 同心戮力 どうしんりくりょく 【1級】
心を一つにして力を合わせ一致協力すること。
4117 同声異俗 どうせいいぞく 【4級】
人は本性は同じでも後天的な教育や環境によって品行に差を生じるたとえ。
4118 動静云為 どうせいうんい 【準1級】
人の言動のこと。
4119 同声相応 どうせいそうおう 【非見出し】
同じ気性のものは互いに自然に求め合い、寄り集まるようになるということ。⇒同気相求
4120 蹈節死義 とうせつしぎ 【1級】
節操を守り、正義のために命を捨てること。
4121 冬扇夏鑪 とうせんかろ 【1級】
無用なもの、役に立たないもののたとえ。⇒夏鑪冬扇
4122 陶潜帰去 とうせんききょ 【3級】
陶潜は俗を嫌い自然を愛し、官を辞して故郷に帰った。
4123 冬夏裘 とうそうかきゅう 【非見出し】
無用なもの、役に立たないもののたとえ。⇒夏鑪冬扇
4124 東走西奔 とうそうせいほん 【非見出し】
仕事や用事のため四方八方忙しく走りまわること。⇒東奔西走
4125 当代随一 とうだいずいいち 【追加】[2級]
この時代の中では第一番である、同時代に存在する他の何にも勝っている、などの意味の表現。
4126 銅駝荊棘 どうだけいきょく 【1級】[1級]
国の滅亡を嘆くことのたとえ。⇒荊棘銅駝
4127 倒置干戈 とうちかんか 【非見出し】
戦いがすんで平和になったことの形容。⇒倒載干戈
4128 湯池鉄城 とうちてつじょう 【5級】
きわめて堅固な備えのこと。
4129 道聴塗説 どうちょうとせつ 【3級】[準1級]
学問や知識を正しく理解しないで、いいかげんに知ったかぶりをして他人に話すこと。
4130 洞庭春色 どうていしゅんしょく 【準2級】
みかんで醸造した酒の名前。
4131 当頭一棒 とうとういちぼう 【非見出し】
人の急所をつく適切な戒め。⇒頂門一針
4132 党同異伐 とうどういばつ 【非見出し】
善悪・正否の関係なしに、同じ党派の者に味方し、他の党派のものを排斥すること。⇒党同伐異
4133 堂塔伽藍 どうとうがらん 【準1級】[準1級]
寺院の建物の総称のこと。
4134 頭童歯豁 とうどうしかつ 【1級】
老人のこと。
4135 銅頭鉄額 どうとうてつがく 【5級】
きわめて勇猛なたとえ。
4136 堂堂之陣 どうどうのじん 【準1級】
陣容がととのって盛んなさま。
4137 党同伐異 とうどうばつい 【3級】[準1級]
善悪・正否の関係なしに、同じ党派の者に味方し、他の党派のものを排斥すること。
4138 塔同伐異 とうどうばつい 【非見出し】
善悪・正否の関係なしに、同じ党派の者に味方し、他の党派のものを排斥すること。⇒党同伐異
4139 投桃報李 とうとうほうり 【準1級】[準1級]
善に対して善で報いることのたとえ。
4140 頭髪上指 とうはつじょうし 【4級】
激しい怒りで、髪の毛がさかだつこと。
4141 螳臂当車 とうひとうしゃ 【1級】
微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。⇒蟷螂之斧
4142 同病相憐 どうびょうそうれん 【準1級】
同じ境遇・悩みに苦しむ者どうしは、互いに同情しあうこと。
4143 豆分瓜剖 とうぶんかぼう 【非見出し】
瓜や豆を割るように分裂・分割すること。⇒瓜剖豆分
4144 同文同軌 どうぶんどうき 【3級】
天下が広く統一されたさま。
4145 洞房花燭 どうぼうかしょく 【準1級】
新婚の夜のこと。また、新婚のこと。
4146 洞房華燭 どうぼうかしょく 【非見出し】
新婚の夜のこと。また、新婚のこと。⇒洞房花燭
4147 豆剖瓜分 とうぼうかぶん 【準1級】
瓜や豆を割るように分裂・分割すること。⇒瓜剖豆分
4148 掉棒打星 とうぼうだせい 【非見出し】
思い通りにいかず、はがゆく、もどかしいこと。⇒隔靴痒
4149 同袍同沢 どうほうどうたく 【1級】
苦労をともにする親密な友。また、戦友のこと。
4150 道傍苦李 どうぼうのくり 【準1級】
人から見捨てられ、見向きもされないもののたとえ。
4151 東奔西走 とうほんせいそう 【準2級】[準2級][2級]
仕事や用事のため四方八方忙しく走りまわること。
4152 稲麻竹葦 とうまちくい 【準1級】[準1級][1級]
たくさんあることのたとえ。多くの人や物が群がって入り乱れるさま。
4153 橦末之伎 とうまつのぎ 【1級】
かるわざ。
4154 唐明有悌 とうめいゆうてい 【非見出し】
兄弟の仲むつまじいこと。また交情が親密なこと。⇒大衾長枕
4155 瞠目結舌 どうもくけつぜつ 【1級】
驚いて呆然とすること。
4156 同憂相救 どうゆうそうきゅう 【非見出し】
同じ境遇・悩みに苦しむ者どうしは、互いに同情しあうこと。⇒同病相憐
4157 桐葉知秋 どうようちしゅう 【準1級】
わずかな兆しから、物事の衰亡や大勢を察知すること。⇒一葉知秋
4158 桃来李答 とうらいりとう 【非見出し】
善に対して善で報いることのたとえ。⇒投桃報李
4159 桃李成蹊 とうりせいけい 【1級】[1級]
徳がある人のもとにはだまっていても自然に人が集まってくるということ。
4160 党利党略 とうりとうりゃく 【5級】
自分が属する政党・党派の利益とそのためにする策略。
4161 桃李満門 とうりまんもん 【準1級】[準1級]
優秀な人材が多く集まること。
4162 等量斉視 とうりょうせいし 【準2級】
すべての人々を平等に扱うこと。
4163 同類相求 どうるいそうきゅう 【非見出し】
同じ気性のものは互いに自然に求め合い、寄り集まるようになるということ。⇒同気相求
4164 螳螂之衛 とうろうのえい 【1級】
微弱な兵力・兵備のたとえ。
4165 蟷螂之衛 とうろうのえい 【非見出し】
微弱な兵力・兵備のたとえ。⇒螳螂之衛
4166 螳螂之斧 とうろうのおの 【1級】
微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。
4167 蟷螂之斧 とうろうのおの 【非見出し】
微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。⇒螳螂之斧
4168 螳螂之力 とうろうのちから 【非見出し】
微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。⇒螳螂之斧
4169 土階三尺 どかいさんじゃく 【非見出し】
質素な生活をすること。⇒尭階三尺
4170 土階三等 どかいさんとう 【5級】
質素な住居のたとえ。
4171 土階茅茨 どかいぼうし 【準1級】
宮殿の質素なさま。
4172 兎角亀毛 とかくきもう 【準1級】[準1級]
この世にありえないもののたとえ。
4173 奴顔婢膝 どがんひしつ 【非見出し】
ひたすら恐縮しへりくだること。また、ひたすらあやまること。⇒平身低頭
4174 兎葵燕麦 ときえんばく 【準1級】
名ばかりで実のないもののたとえ。
4175 兎起鶻落 ときこつらく 【1級】[1級]
書画や文章の筆致に盛んに勢いがあることのたとえ。
4176 兎起鳧挙 ときふきょ 【1級】
すばやいことのたとえ。
4177 土牛木馬 どぎゅうもくば 【非見出し】
役に立たないもののたとえ。⇒泥車瓦狗
4178 吐気揚眉 ときようび 【2級】
やるべき事を成し遂げて喜ぶさま。⇒揚眉吐気
4179 蠹居棊処 ときょきしょ 【1級】
いたるところに悪人がいることのたとえ。
4180 得意忘形 とくいぼうけい 【4級】
芸術などで精神をとって表面にあらわれた外形や形式を捨て忘れること。また、得意のあまり我を忘れること。
4181 得意忘言 とくいぼうげん 【4級】
真理を体得すれば言葉の助けはいらない。
4182 得意満面 とくいまんめん 【5級】[3級]
思いどおりになり、誇らしげなようすが顔いっぱいに表れること。
4183 独学孤陋 どくがくころう 【1級】
師匠や学問上の友もなく一人で学ぶと、見聞が狭くひとりよがりでかたくなになる。
4184 独学固陋 どくがくころう 【非見出し】
師匠や学問上の友もなく一人で学ぶと、見聞が狭くひとりよがりでかたくなになる。⇒独学孤陋
4185 跿科頭 とくかとう 【配当外】
勇猛な兵士のこと。
4186 得魚忘筌 とくぎょぼうせん 【1級】
目的を達すると、それまで役に立ったものを忘れてしまうこと。
4187 独弦哀歌 どくげんあいか 【準2級】
ひとりで弦をつまびきつつ悲しげな歌をうたう。
4188 徳高望重 とくこうぼうじゅう 【5級】
人徳があって、人々からの信望も厚いこと。
4189 読書三到 どくしょさんとう 【4級】
読書に大切な三つの心得のこと。目でよく見ること、声を出して読むこと、心を集中して読むことの三つをいう。
4190 読書三余 どくしょさんよ 【5級】
読書をするのに最も都合のよい三つの余暇のこと。年の余りの冬・日の余りの夜・時の余りの雨降りをいう。
4191 読書尚友 どくしょしょうゆう 【準2級】
書物を読んで、昔の賢人を友とすること。
4192 読書百遍 どくしょひゃっぺん 【準2級】[2級]
むずかしい書物でも繰り返して読めば意味がわかってくる意。
4193 読書亡羊 どくしょぼうよう 【5級】
ほかのことに気をとられて肝心な仕事をおろそかにすること。
4194 徳性滋養 とくせいじよう 【準2級】
徳性を養い育てること。
4195 独断専行 どくだんせんこう 【5級】[4級][3級]
自分一人の判断で勝手に物事を行うこと。
4196 得兎忘蹄 とくとぼうてい 【非見出し】
目的を達すると、それまで役に立ったものを忘れてしまうこと。⇒得魚忘筌
4197 特筆大書 とくひつたいしょ 【5級】
特別に人目につくよう大きく書くこと。
4198 独立自尊 どくりつじそん 【5級】[4級]
人に頼らずに自分の尊厳を保つこと。
4199 独立独行 どくりつどっこう 【非見出し】
他人に影響されることなく、自分の信ずる道を進むこと。⇒独立独歩
4200 独立独歩 どくりつどっぽ 【5級】
他人に影響されることなく、自分の信ずる道を進むこと。
4201 独立不羈 どくりつふき 【1級】
自分の力や判断で行動し、他から束縛されないこと。
4202 独立不撓 どくりつふとう 【1級】
他人に頼らず自立して活動し、困難にあってもへこたれないこと。
4203 徳量寛大 とくりょうかんだい 【準2級】
りっぱな徳をそなえ、度量がひろく大きいこと。
4204 得隴望蜀 とくろうぼうしょく 【1級】[1級]
人間の欲望には限りがないということ。
4205 土豪悪覇 どごうあくは 【非見出し】
官僚や軍とはかって農民を搾取する地方豪族や資産家のこと。⇒土豪劣紳
4206 土豪劣紳 どごうれっしん 【準2級】
官僚や軍とはかって農民を搾取する地方豪族や資産家のこと。
4207 斗斛之禄 とこくのろく 【1級】
わずかな俸禄。
4208 吐故納新 とこのうしん 【4級】
古いものを排除し、新しいものを取り入れること。
4209 菟糸燕麦 としえんばく 【準1級】[準1級]
有名無実のたとえ。役に立たないもののたとえ。
4210 兎死狗烹 としくほう 【準1級】
利用価値のある間は用いられるが、無用になると捨てられること。
4211 徒手空拳 としゅくうけん 【2級】[準1級]
物事を始めようとするとき、頼れるもののないこと。
4212 斗酒隻鶏 としゅせきけい 【3級】
一斗の酒と一羽の鶏。
4213 斗酒百篇 としゅひゃっぺん 【準1級】
大いに酒を飲みながら、たくさんの詩を作ること。
4214 斗之器 としょうのうつわ 【非見出し】
器量の小さい人物のたとえ。⇒斗之人
4215 斗之材 としょうのさい 【非見出し】
器量の小さい人物のたとえ。⇒斗之人
4216 斗之子 としょうのし 【非見出し】
器量の小さい人物のたとえ。⇒斗之人
4217 斗之人 としょうのひと 【1級】
器量の小さい人物のたとえ。
4218 斗升之禄 としょうのろく 【非見出し】
わずかな俸禄。⇒斗斛之禄
4219 屠所之羊 としょのひつじ 【準1級】
刻々と死に近づいているもののたとえ。
4220 斗折蛇行 とせつだこう 【準2級】[1級]
川や道などがくねくねと折れ曲がるさま。
4221 兎走烏飛 とそううひ 【準1級】
歳月がせわしく過ぎ去ること。
4222 斗粟尺布 とぞくしゃくふ 【準1級】
兄弟の仲が悪いこと。
4223 弩張剣抜 どちょうけんばつ 【1級】
情勢が緊迫して今にも戦いがはじまりそうなたとえ。また、書道で筆力がはげしくて気迫がこもっているたとえ。⇒剣抜弩張
4224 納言実行 とつげんじっこう 【非見出し】
あれこれ理屈をいわずに黙って実際に行動すること。⇒不言実行
4225 訥言敏行 とつげんびんこう 【1級】
人格者はたとえ口は重くても、実行は正しく敏速でありたいということ。
4226 得匣還珠 とっこうかんしゅ 【非見出し】
外見の立派さにとらわれ、真の価値を見失ってつまらぬものを尊ぶこと。⇒買還珠
4227 咄嗟叱咤 とっさしった 【1級】
わめき叫びながら大声でしかること。
4228 突怒偃蹇 とつどえんけん 【1級】
岩石がごつごつと突き出た様子を人が怒った姿、またおごり高ぶるさまにたとえたもの。
4229 咄咄怪事 とつとつかいじ 【1級】
驚くほど意外で怪しい出来事。
4230 屠毒筆墨 とどくのひつぼく 【1級】
人を害しそこなう書物。
4231 斗南一人 となんのいちにん 【3級】
天下の第一人者。
4232 図南鵬翼 となんのほうよく 【準1級】[準1級][1級]
大事業や海外雄飛を企てることのたとえ。
4233 図南之翼 となんのよく 【非見出し】
大事業や海外雄飛を企てることのたとえ。⇒図南鵬翼
4234 駑馬十駕 どばじゅうが 【1級】[1級]
才能のない者でも、たえず努力すれば才能のある者に肩を並べることができるということ。
4235 怒髪指冠 どはつしかん 【非見出し】
髪の毛が逆立つほど激しく怒ること。⇒怒髪衝天
4236 怒髪衝冠 どはつしょうかん 【非見出し】
髪の毛が逆立つほど激しく怒ること。⇒怒髪衝天
4237 怒髪衝天 どはつしょうてん 【3級】[準2級][2級]
髪の毛が逆立つほど激しく怒ること。
4238 吐哺握髪 とほあくはつ 【2級】[1級]
すぐれた人材を求めるのに熱心なこと。
4239 土崩瓦解 どほうがかい 【2級】[準1級]
物事が根底から崩れ、もはや手のほどこしようもない状態のこと。
4240 土崩魚爛 どほうぎょらん 【1級】
国家や物事が崩壊すること。⇒魚爛土崩
4241 途方途轍 とほうとてつ 【準1級】
すじみち。理屈。また、方法の意。
4242 土木形骸 どぼくけいがい 【2級】
体を自然の土や石のようにする。人が飾らず自然のままでいることをいう。
4243 土木壮麗 どぼくそうれい 【準2級】
庭園や建物が壮大で美しいこと。
4244 吐哺捉髪 とほそくはつ 【2級】
すぐれた人材を求めるのに熱心なこと。⇒吐哺握髪
4245 塗抹詩書 とまつししょ 【準2級】
幼児のいたずら。また、幼児のこと。
4246 左見右見 とみこうみ 【準1級】
あっちを見たりこっちを見たりすること。また、あちらこちらに気を配ること。
4247 怒目横眉 どもくおうび 【非見出し】
激しくいきどおるさま。⇒眥裂髪指
4248 杜黙詩撰 ともくしさん 【準1級】
詩文や著作などに誤りが多く、いいかげんなこと。
4249 怒目切歯 どもくせっし 【非見出し】
激しくいきどおるさま。⇒眥裂髪指
4250 都門桂玉 ともんけいぎょく 【非見出し】
よそから物価高の土地に来て、生活に苦労すること。⇒桂玉之艱
4251 屠羊之肆 とようのし 【1級】
羊を殺してその肉を売る店のこと。
4252 斗量帚掃 とりょうそうそう 【1級】
自分のことを謙遜していう語。また、人や物があり余るほどあること。
4253 屠竜之技 とりょうのぎ 【1級】
学んでも実際には役立たない技術。
4254 呑雲吐霧 どんうんとむ 【準1級】
仙術(仙人の行う術)を行う方士(医術・占い・仙術を行う人)が、変幻の術で雲をのみ霧をはくこと。
4255 呑花臥酒 どんかがしゅ 【準1級】
春の行楽をつくすことをいう。
4256 呑牛之気 どんぎゅうのき 【準1級】
気持ちが広く大きいこと。
4257 敦煌五竜 とんこうごりょう 【1級】
晋代に敦煌の人で太学(朝廷の大学)で名声のあった五人の称。
4258 燉煌五竜 とんこうごりょう 【非見出し】
晋代に敦煌の人で太学(朝廷の大学)で名声のあった五人の称。⇒敦煌五竜
4259 敦厚周慎 とんこうしゅうしん 【非見出し】
人情に厚くて心にわだかまりがなく、静かに落ち着いていること。⇒敦篤虚静
4260 呑舟之魚 どんしゅうのうお 【準1級】
大人物や傑出した才能をもつ者のたとえ。
4261 頓首再拝 とんしゅさいはい 【2級】[準1級]
頭を下げてうやうやしく礼をすること。
4262 呑炭漆身 どんたんしっしん 【準1級】
仇討ちのためにさまざまな苦労をすること。⇒漆身呑炭
4263 豚蹄穣田 とんていじょうでん 【準1級】
わずかなものから大きな利益を得ようとすること。
4264 呑刀刮腸 どんとうかっちょう 【1級】
心を入れ替えて善になることのたとえ。
4265 敦篤虚静 とんとくきょせい 【準1級】[準1級]
人情に厚くて心にわだかまりがなく、静かに落ち着いていること。
4266 呑吐不下 どんとふげ 【準1級】
他人に何とも応答できないことのたとえ。
4267 呑波之魚 どんぱのうお 【準1級】
大人物や傑出した才能をもつ者のたとえ。⇒呑舟之魚
4268 内患外禍 ないかんがいか 【非見出し】
内部にも外にも問題が多く、心配事が多いこと。⇒内憂外患
4269 内剛外柔 ないごうがいじゅう 【準2級】
外見は穏やかそうに見えるが、実際は意志が強いこと。⇒外柔内剛
4270 内柔外剛 ないじゅうがいごう 【準2級】
内心は気が弱いのだが、外見は強そうに見えること。
4271 内清外濁 ないせいがいだく 【4級】
内心は清潔さを保持しながら、うわべは汚れたさまを装い、俗世間とうまく妥協しながら生きていくこと。
4272 内政干渉 ないせいかんしょう 【準2級】
ある国の政治・外交などに他の国が口出しすること。
4273 内疎外親 ないそがいしん 【準2級】[2級]
外見は親しそうにしているが内心では疎んじていること。
4274 内憂外患 ないゆうがいかん 【準2級】[2級]
内部にも外にも問題が多く、心配事が多いこと。
4275 南無三宝 なむさんぽう 【準2級】
仏・法・僧の三宝を唱えて仏に帰依すること。
4276 南轅北轍 なんえんほくてつ 【1級】[1級]
志と行動が相反するたとえ。⇒北轍南轅
4277 南郭濫 なんかくらんう 【非見出し】
無能な者が才能があるように見せかけて、よい地位を占めること。⇒南郭濫吹
4278 南郭濫吹 なんかくらんすい 【3級】
無能な者が才能があるように見せかけて、よい地位を占めること。
4279 南柯之夢 なんかのゆめ 【非見出し】
人の世の栄華のはかないことのたとえ。⇒邯鄲之夢
4280 南橘北枳 なんきつほくき 【1級】[1級]
人も住む環境によって、よくも悪くもなること。
4281 難行苦行 なんぎょうくぎょう 【5級】
たいへんな苦労をすること。
4282 紅香塵 なんこうこうじん 【非見出し】
繁華な都会の中。⇒紅塵中
4283 軟紅車塵 なんこうしゃじん 【非見出し】
繁華な都会の中。⇒紅塵中
4284 紅塵中 なんこうじんちゅう 【配当外】
繁華な都会の中。
4285 軟紅塵中 なんこうじんちゅう 【非見出し】
繁華な都会の中。⇒紅塵中
4286 難攻不落 なんこうふらく 【4級】[4級][3級][準2級][2級]
攻めにくく簡単には陥落しないこと。
4287 南行北走 なんこうほくそう 【非見出し】
あちこち広く旅行すること。⇒南船北馬
4288 南洽北暢 なんこうほくちょう 【1級】[1級]
天子の威光と恩恵が四方八方に広くゆきわたること。
4289 南山之寿 なんざんおじゅ 【準1級】
南山が欠けず崩れないように、事業がいつまでも栄え続くこと。転じて、長寿を祝う言葉。
4290 南山捷径 なんざんしょうけい 【準1級】
終南山には仕官の近道がある。また、正規の段階をふむことなく官職につく法をいう。⇒終南捷径
4291 南山不落 なんざんふらく 【5級】
城などが堅固で容易には陥落しないことのたとえ。
4292 南征北討 なんせいほくとう 【非見出し】
あちこちで戦い、いとまのないたとえ。⇒南征北伐
4293 南征北伐 なんせいほくばつ 【3級】
あちこちで戦い、いとまのないたとえ。
4294 南船北馬 なんせんほくば 【5級】[準2級][2級]
あちこち広く旅行すること。
4295 難中之難 なんちゅうのなん 【準1級】
むずかしいことの中でも最高にむずかしいこと。
4296 南都北嶺 なんとほくれい 【準1級】
奈良と比叡山。また、奈良の興福寺と比叡山の延暦寺。
4297 喃喃喋喋 なんなんちょうちょう 【非見出し】
小声で親しげに話しあうさま。⇒喋喋喃喃
4298 南蛮鴃舌 なんばんげきぜつ 【1級】
うるさいだけで意味のわからない言葉。
4299 南蛮北狄 なんばんほくてき 【1級】
古く中国人が南方や北方の異民族をさげすんで称したもの。
4300 二河白道 にがびゃくどう 【準2級】
水と火の二つの川に挟まれたひとすじの白い道。極楽の彼岸に到達する道にたとえたもの。
4301 肉山酒海 にくざんしゅかい 【非見出し】
ぜいたくな宴会のこと。⇒肉山脯林
4302 肉山脯林 にくざんほりん 【1級】[1級]
ぜいたくな宴会のこと。
4303 肉食妻帯 にくじきさいたい 【準2級】
僧が肉を食べ妻をもつこと。
4304 肉袒牽羊 にくたんけんよう 【1級】
降伏して臣下となることを請い願うこと。
4305 肉袒負荊 にくたんふけい 【1級】
思うままに処罰せよと謝罪する作法のこと。真心からの謝罪のたとえ。
4306 肉袒面縛 にくたんめんばく 【非見出し】
思うままに処罰せよと謝罪する作法のこと。真心からの謝罪のたとえ。⇒肉袒負荊
4307 二者選一 にしゃせんいつ 【非見出し】
二つのものごとのうち一つを選ぶこと。⇒二者択一
4308 二者択一 にしゃたくいつ 【3級】[3級]
二つのものごとのうち一つを選ぶこと。
4309 二姓之好 にせいのこう 【準1級】
夫の家と妻の家との親しい交際のこと。
4310 二束三文 にそくさんもん 【5級】[4級][3級]
極端に安い値で品物を売ること。
4311 二足三文 にそくさんもん 【非見出し】
極端に安い値で品物を売ること。⇒二束三文
4312 日常坐臥 にちじょうざが 【準1級】
日常いつでもの意。
4313 日常茶飯 にちじょうさはん 【4級】[3級]
ごくありふれたこと。
4314 日陵月替 にちりょうげったい 【3級】
日に日に衰えること。
4315 日居月諸 にっきょげっしょ 【5級】
日よ月よ。
4316 日就月将 にっしゅうげっしょう 【非見出し】
とどまることなく急速に進歩すること。⇒日進月歩
4317 日昃之労 にっしょくのろう 【1級】
昼食も食べずに昼過ぎまで苦労して働くこと。
4318 日新月異 にっしんげつい 【非見出し】
とどまることなく急速に進歩すること。⇒日進月歩
4319 日進月歩 にっしんげっぽ 【5級】[3級]
とどまることなく急速に進歩すること。
4320 二人三脚 ににんさんきゃく 【4級】
二人が互いに助け合って事に当たること。
4321 入郷従郷 にゅうきょうじゅうきょう 【非見出し】
その住むところの風俗や習慣に従うのが処世の法である。⇒入境問禁
4322 入境問禁 にゅうきょうもんきん 【5級】
国境を越えたら、まずその国・地方で禁止されていることをたずね、それを犯さないことがたいせつであるということ。
4323 入木三分 にゅうぼくさんぶ 【5級】
書道で筆勢が非常に強いこと。また、物事を的確に深くつっこんで考えること。
4324 如是我聞 にょぜがもん 【準2級】
経典の初めにある語。
4325 女人禁制 にょにんきんせい 【4級】
修行の妨げになるとして女人が寺や聖域山内に入ることを禁じたこと。
4326 如法暗夜 にょほうあんや 【準2級】
まっくらやみのこと。
4327 二律背反 にりつはいはん 【5級】[2級]
相互に対立・矛盾する二つの命題が、同等の権利をもって主張されること。
4328 二六時中 にろくじちゅう 【5級】
一日じゅう。終日。いつも。しじゅう。
4329 人気絶頂 にんきぜっちょう 【追加】[3級]
世間の評判が非常に高い。
4330 忍気呑声 にんきどんせい 【準1級】
怒りをこらえて声に出さないこと。
4331 忍之一字 にんのいちじ 【非見出し】
怒りをこらえて声に出さないこと。⇒忍気呑声
4332 熱願冷諦 ねつがんれいてい 【2級】
熱心に願うことと冷静に本質を見つめること。
4333 涅槃寂静 ねはんじゃくじょう 【1級】
涅槃は苦しみのない安穏な理想境であるということ。
4334 拈華微笑 ねんげみしょう 【1級】[1級]
言葉によらず、心から心へ伝えること。
4335 年災月殃 ねんさいげつおう 【1級】
最も不幸な日のこと。
4336 燃犀之見 ねんさいのけん 【非見出し】
物事の本質を明らかに見抜く見識のあることのたとえ。⇒燃犀之明
4337 燃犀之明 ねんさいのめい 【準1級】[1級]
物事の本質を明らかに見抜く見識のあることのたとえ。
4338 年頭月尾 ねんとうげつび 【非見出し】
一年中。いつも。⇒年百年中
4339 年年歳歳 ねんねんさいさい 【4級】
毎年毎年。
4340 燃眉之急 ねんびのきゅう 【準1級】
危険が非常にさし迫っていること。
4341 年百年中 ねんびゃくねんじゅう 【5級】
一年中。いつも。
4342 念仏三昧 ねんぶつざんまい 【2級】
一心不乱に念仏をとなえ、雑念をはらい、心を統一すること。
4343 嚢蛍映雪 のうけいえいせつ 【非見出し】
苦学のたとえ。⇒車胤聚蛍
4344 嚢沙之計 のうしゃのけい 【準1級】
漢の将軍韓信が多くの土嚢で川の上流をせきとめ、敵が川を渡ろうとするとき一挙に水を流し敵を打ち破ったという計略のこと。
4345 嚢中之穎 のうちゅうのえい 【非見出し】
すぐれた人物は、平凡な人の中にいても必ず才能を発揮し真価があらわれることのたとえ。⇒嚢中之錐
4346 嚢中之錐 のうちゅうのきり 【準1級】
すぐれた人物は、平凡な人の中にいても必ず才能を発揮し真価があらわれることのたとえ。
4347 能鷹隠爪 のうよういんそう 【準1級】
人よりすぐれた能力をもつ人はその力量をやたらに人前で誇示するようなことはしないということ。
4348 佩韋佩弦 はいいはいげん 【1級】
自分の性格を改めて修養しようと戒めのための物を身につけること。⇒韋弦之佩
4349 吠影吠声 はいえいはいせい 【準1級】
根拠がないようなことでも、誰かが言い始めると世間の人がさも本当のことのように言い広めること。
4350 肺肝相照 はいかんそうしょう 【非見出し】
互いに心の底から理解しあって深くつきあうこと。⇒肝胆相照
4351 稗官野史 はいかんやし 【準1級】
小説。また、民間のこまごましたことを歴史風に書いたもの。
4352 杯弓蛇影 はいきゅうだえい 【非見出し】
疑い深くなり、ありもしないことに恐れ悩むこと。⇒杯中蛇影
4353 買牛売剣 ばいぎゅうばいけん 【非見出し】
戦争をやめて、武器を売り牛を買って、農業を盛んにすること。⇒売剣買牛
4354 敗軍之将 はいぐんのしょう 【準1級】
失敗して、弁解する資格のない者のこと。
4355 吠形吠声 はいけいはいせい 【非見出し】
根拠がないようなことでも、誰かが言い始めると世間の人がさも本当のことのように言い広めること。⇒吠影吠声
4356 杯賢杓聖 はいけんしゃくせい 【準1級】
杯と杓を聖賢にたとえて言ったもの。
4357 売剣買牛 ばいけんばいぎゅう 【4級】
戦争をやめて、武器を売り牛を買って、農業を盛んにすること。
4358 梅妻鶴子 ばいさいかくし 【準1級】[準1級]
俗世を離れた清らかで風雅な隠遁生活のたとえ。
4359 買妻恥 ばいさいちしょう 【配当外】
夫を棄てた妻がその後の結婚を恥じること。
4360 背山起楼 はいざんきろう 【非見出し】
殺風景なことのたとえ。⇒焚琴煮鶴
4361 吠日之怪 はいじつのあやしみ 【準1級】
見識の狭い者が、すぐれた言行をわけもわからず疑って非難すること。
4362 倍日行 ばいじつへいこう 【1級】
昼夜をわかたず急いで行くこと。
4363 杯酒解怨 はいしゅかいえん 【2級】[準1級]
互いに酒を酌み交わし心からの会話を通して怨みやわだかまりを忘れる。
4364 悖出悖入 はいしゅつはいにゅう 【1級】
道理に反した法令を出せば人民の恨みの声となってはね返ってくる。
4365 背信棄義 はいしんきぎ 【3級】
信義にそむき、道義を忘れること。
4366 廃寝忘食 はいしんぼうしょく 【準2級】
ある事に熱中して、他の事をいっさい顧みないこと。また、ある事に専念して励むこと。
4367 杯水車薪 はいすいしゃしん 【4級】
なんの役にも立たないこと。
4368 背水之陣 はいすいのじん 【準1級】
必死の覚悟で事に当たること。また、後にひけない困難な状況や立場のこと。
4369 杯水輿薪 はいすいよしん 【非見出し】
なんの役にも立たないこと。⇒杯水車薪
4370 杯中蛇影 はいちゅうのだえい 【準2級】
疑い深くなり、ありもしないことに恐れ悩むこと。
4371 倍道兼行 ばいどうけんこう 【非見出し】
昼夜をわかたず急いで行くこと。⇒倍日行
4372 売刀買犢 ばいとうばいとく 【非見出し】
戦争をやめて、武器を売り牛を買って、農業を盛んにすること。⇒売剣買牛
4373 買還珠 ばいとくかんしゅ 【配当外】
外見の立派さにとらわれ、真の価値を見失ってつまらぬものを尊ぶこと。
4374 悖徳没倫 はいとくぼつりん 【1級】
人間としての道をはずれた行いのこと。
4375 背徳没倫 はいとくぼつりん 【非見出し】
人間としての道をはずれた行いのこと。⇒悖徳没倫
4376 悖入悖出 はいにゅうはいしゅつ 【1級】
道理にそむいた手段で得た財貨は、道理にそむいた方法で出ていく。
4377 杯盤狼藉 はいばんろうぜき 【1級】[1級]
酒宴のあと、杯や皿が散らかっているさま。また、宴席の乱れたさま。
4378 盃盤狼藉 はいばんろうぜき 【非見出し】
酒宴のあと、杯や皿が散らかっているさま。また、宴席の乱れたさま。⇒杯盤狼藉
4379 廃仏殿釈 はいぶつきしゃく 【2級】
仏教を排斥すること。
4380 排仏棄釈 はいぶつきしゃく 【非見出し】
仏教を排斥すること。⇒廃仏殿釈
4381 背本趨末 はいほんすうまつ 【非見出し】
物事の根幹となることをおろそかにして、つまらないことに関心をもつこと。⇒舎本逐末
4382 敗柳残花 はいりゅうざんか 【準2級】
美人の容色が衰えたことのたとえ。
4383 覇王之輔 はおうのほ 【準1級】
最も強くて力がある者の補佐役のこと。
4384 破戒無慙 はかいむざん 【1級】
戒律を破っても少しも恥じないこと。
4385 破戒無慚 はかいむざん 【非見出し】
戒律を破っても少しも恥じないこと。⇒破戒無慙
4386 馬鹿慇懃 ばかいんぎん 【1級】
度を超してていねいなこと。
4387 馬鹿果報 ばかかほう 【2級】
思いがけずに大きな幸運を得るたとえ。
4388 馬角烏白 ばかくうはく 【非見出し】
世の中に絶対にありえないこと。⇒烏白馬角
4389 馬鹿丁寧 ばかていねい 【非見出し】
度を超してていねいなこと。⇒馬鹿慇懃
4390 破顔一笑 はがんいっしょう 【4級】[3級]
顔をほころばせて、にっこり笑うこと。
4391 破顔大笑 はがんたいしょう 【非見出し】
顔をほころばせて、大笑いすること。⇒捧腹絶倒
4392 破顔微笑 はがんみしょう 【非見出し】
言葉によらず、心から心へ伝えること。⇒拈華微笑
4393 波朧雲譎 はきうんけつ 【1級】
文章が自在で非常に巧妙なこと。
4394 馬牛襟裾 ばぎゅうきんきょ 【準1級】[準1級]
見識がなく無教養な者のこと。また、無礼な者のこと。
4395 波及効果 はきゅうこうか 【4級】
波が広がるように伝わっていく物事の影響。
4396 破鏡重円 はきょうじゅうえん 【5級】
別れた夫婦がまたいっしょになること。また、離ればなれになっていた夫婦が再会すること。
4397 破鏡不照 はきょうふしょう 【非見出し】
一度犯した誤りはもとどおりにはならないということ。また、離婚した夫婦の仲はもとにもどらないということ。⇒覆水不返
4398 橋驢上 はきょうろじょう 【配当外】
詩を作るのに絶好な場所のこと。
4399 伯夷叔斉 はくいしゅくせい 【準1級】
高潔で清廉潔白な人のこと。
4400 白衣蒼狗 はくいそうく 【準1級】[1級]
世の変化のはやいたとえ。
4401 白衣宰相 はくいのさいしょう 【準2級】
無位無冠の人で宰相のような権勢をもつ人をいう。
4402 白衣三公 はくいのさんこう 【5級】
無位無冠の人が出世して、高い位につくこと。
4403 伯夷之清 はくいのせい 【非見出し】
高潔で清廉潔白な人のこと。⇒伯夷叔斉
4404 伯夷之廉 はくいのれん 【非見出し】
高潔で清廉潔白な人のこと。⇒伯夷叔斉
4405 博引旁証 はくいんぼうしょう 【1級】[1級]
広く資料を引用し、根拠をあげて事を論ずること。
4406 博引旁搜 はくいんぼうそう 【非見出し】
広く資料を引用し、根拠をあげて事を論ずること。⇒博引旁証
4407 白雲孤飛 はくうんこひ 【3級】
旅先で親を思うことのたとえ。
4408 白雲親舎 はくうんしんしゃ 【非見出し】
旅先で親を思うことのたとえ。⇒白雲孤飛
4409 白屋之士 はくおくのし 【準1級】
仕官せず貧困な読書人をいう。
4410 博学洽聞 はくがくこうぶん 【非見出し】
見聞が広く知識が深く豊富であること。⇒洽覧深識
4411 博学審問 はくがくしんもん 【3級】
幅広く学び、深く詳しく問いただすこと。
4412 博学多才 はくがくたさい 【5級】[4級][3級][準2級]
広く学問に通じ、才能が豊かなこと。
4413 博学多識 はくがくたしき 【非見出し】
広く学問に通じ、才能が豊かなこと。⇒博学多才
4414 博学篤志 はくがくとくし 【3級】
学問をする場合の教え。また、学問が広く熱心なこと。
4415 伯牙絶弦 はくがぜつげん 【2級】
心からの友人を失った悲しみ。
4416 伯牙絶絃 はくがぜつげん 【非見出し】
心からの友人を失った悲しみ。⇒伯牙絶弦
4417 白眼青眼 はくがんせいがん 【5級】
相手によって冷淡になったり、歓迎したりすること。
4418 莫逆之契 ばくぎゃくのちぎり 【非見出し】
互いに心に逆らうことのない意気投合した親友。⇒莫逆之交
4419 莫逆之友 ばくぎゃくのとも 【非見出し】
互いに心に逆らうことのない意気投合した親友。⇒莫逆之交
4420 莫逆之交 ばくぎゃくのまじわり 【準1級】
互いに心に逆らうことのない意気投合した親友。
4421 璞玉渾金 はくぎょくこんきん 【1級】
人の素質がすぐれていて飾りけのないたとえ。
4422 麦曲之英 ばくきょくのえい 【非見出し】
酒の異称。⇒清聖濁賢
4423 白玉微瑕 はくぎょくのびか 【1級】
りっぱな人あるいは物に、わずかな欠点があるたとえ。⇒白璧微瑕
4424 白玉楼成 はくぎょくろうせい 【非見出し】
文人の死のこと。⇒白玉楼中
4425 白玉楼中 はくぎょくろうちゅう 【3級】
文人の死のこと。
4426 白虹貫日 はくこうかんじつ 【準1級】[準1級]
真心が天に通じること。また、兵乱が起こり危機が迫る兆候のこと。
4427 博識洽聞 はくしきこうぶん 【1級】
見聞が広く物事をよく知っていること。
4428 博識広聞 はくしきこうぶん 【非見出し】
見聞が広く物事をよく知っていること。⇒博識洽聞
4429 博施済衆 はくしさいしゅう 【3級】
広く恩恵を施して、民衆を苦しみから救うこと。
4430 薄志弱行 はくしじゃっこう 【4級】[準2級]
意志が弱く実行力が乏しいこと。
4431 白日昇天 はくじつしょうてん 【3級】
仙人になること。また、急に富貴になること。
4432 白日青天 はくじつせいてん 【5級】
晴れわたった青空と日の光で快晴の意から転じて、心にやましいことがまったくないことのたとえ。⇒青天白日
4433 白砂青松 はくしゃせいしょう 【4級】[2級]
美しい海岸の景色のこと。
4434 白沙青松 はくしゃせいしょう 【非見出し】
美しい海岸の景色のこと。⇒白砂青松
4435 麦秀黍離 ばくしゅうしょり 【準1級】[準1級]
亡国の嘆きをいう。
4436 麦秀之歌 ばくしゅうのうた 【準1級】
故国の滅亡を嘆くこと。
4437 麦秀之歎 ばくしゅうのたん 【非見出し】
故国の滅亡を嘆くこと。⇒麦秀之歌
4438 拍手喝采 はくしゅかっさい 【2級】[2級][準1級]
手をたたいて、おおいにほめたたえること。
4439 白首窮経 はくしゅきゅうけい 【準2級】
老年になるまで学問研究に励むこと。
4440 白水真人 はくすいしんじん 【5級】
中国後漢王朝の興起を予言したことば。また、銭のこと。
4441 麦穂両岐 ばくすいりょうき 【準2級】
豊作のまえぶれのこと。
4442 百代過客 はくたいのかかく 【準1級】
永遠に止まることのない旅人。歳月が過ぎ去って帰らないことを旅人にたとえた言葉。
4443 伯仲叔季 はくちゅうしゅくき 【準2級】
兄弟の順序の呼称。長兄を伯、次兄を仲、次を叔、末弟を季という。
4444 伯仲之間 はくちゅうのかん 【準1級】
互いの力が接近していて、優劣がつけにくいこと。⇒勢力伯仲
4445 幕天席地 ばくてんせきち 【5級】[準1級]
小さいことにこだわらないこと。また、志の大きいこと。
4446 白兎赤烏 はくとせきう 【準1級】[準1級]
時間のこと。
4447 白荼赤火 はくとせきか 【1級】
一面に軍を展開すること。
4448 漠漠濛濛 ばくばくもうもう 【1級】
ぼんやりしていてよく分からないさま。
4449 白髪青袗 はくはつせいしん 【1級】
晩年に官を得ること。また、無位の者のこと。
4450 白馬非馬 はくばひば 【5級】
こじつけや詭弁をいう。
4451 白板天子 はくはんのてんし 【5級】
晋が南渡して東晋となり、天子がその象徴である国璽なく即位したことから、北人が東晋の天子を呼んだもの。
4452 白眉最良 はくびさいりょう 【2級】
多くの中でいちばんすぐれているもののこと。
4453 博物広聞 はくぶつこうぶん 【非見出し】
見聞が広く物事をよく知っていること。⇒博識洽聞
4454 薄物細故 はくぶつさいこ 【4級】
ささいな取るに足りないこと。
4455 博聞強記 はくぶんきょうき 【5級】
広く書物に親しみ、内容をよく記憶していること。また、知識が豊富なこと。
4456 博聞強志 はくぶんきょうし 【非見出し】
広く書物に親しみ、内容をよく記憶していること。また、知識が豊富なこと。⇒博聞強記
4457 博聞彊識 はくぶんきょうしき 【準1級】[準1級]
広く書物を読んで、物事をよく記憶していること。見聞が広く、かつよく記憶していること。
4458 博聞強識 はくぶんきょうしき 【非見出し】
広く書物を読んで、物事をよく記憶していること。見聞が広く、かつよく記憶していること。⇒博聞彊識
4459 博聞多識 はくぶんたしき 【非見出し】
見聞が広く知識が深く豊富であること。⇒洽覧深識
4460 博文約礼 はくぶんやくれい 【5級】
広く文献に目を通して学問を修め、礼をもって学んだことをしめくくり実践すること。
4461 白璧断獄 はくへきだんごく 【2級】
罪の疑わしいものは許し、賞の疑わしい者には賞を与える判決。
4462 白璧微瑕 はくへきのびか 【1級】
りっぱな人あるいは物に、わずかな欠点があるたとえ。
4463 薄暮冥冥 はくぼめいめい 【2級】
夕暮れの薄暗いさま。また、夕暮れのように薄暗いさま。
4464 白面書生 はくめんのしょせい 【5級】
年少で未熟なこと。
4465 伯兪泣杖 はくゆきゅうじょう 【1級】
親が年老いたことを知り、嘆き悲しむこと。
4466 伯瑜泣杖 はくゆきゅうじょう 【非見出し】
親が年老いたことを知り、嘆き悲しむこと。⇒伯兪泣杖
4467 伯楽一顧 はくらくのいっこ 【準2級】
達識の人に能力を認められ重用されるたとえ。
4468 博覧強記 はくらんきょうき 【5級】[4級][2級]
広く書物を読んで、物事をよく記憶していること。見聞が広く、かつよく記憶していること。⇒博聞強記
4469 博覧強識 はくらんきょうしき 【非見出し】
広く書物に親しみ、内容をよく記憶していること。また、知識が豊富なこと。⇒博聞強記
4470 薄利多売 はくりたばい 【4級】[4級][準2級]
利益を少なくして品物を多く売ること。
4471 白竜魚服 はくりょうぎょふく 【準1級】
貴人がしのび歩きをして危険にあうたとえ。
4472 白竜白雲 はくりょうはくうん 【準1級】
古代中国の法官のよび名。
4473 馬歯加長 ばしかちょう 【非見出し】
むだに齢をとること。⇒馬歯徒増
4474 馬氏五常 ばしごじょう 【5級】
多くの中でいちばんすぐれているもののこと。⇒白眉最良
4475 馬耳東風 ばじとうふう 【4級】[4級][3級][準2級][2級]
人の意見や批評を心にとめず聞き流すこと。また、何を言っても反応がないこと。
4476 馬歯徒増 ばしとぞう 【5級】
むだに齢をとること。
4477 破邪顕正 はじゃけんしょう 【準2級】[2級]
不正を打破し正義を守ること。
4478 破綻百出 はたんひゃくしゅつ 【2級】[準1級]
言動がいいかげんで、つぎつぎにぼろを出すこと。
4479 破竹之勢 はちくのいきおい 【準1級】
止めがたいほど勢いが盛んなこと。
4480 八元八愷 はちげんはちがい 【配当外】
心が清く正しくて、徳の高い人のこと。
4481 馬遅枚速 ばちばいそく 【準1級】
文章を作るのに司馬相如は遅く枚皐は速かった。
4482 八面玲瓏 はちめんれいろう 【1級】[1級]
四方八方がすき通って明らかなこと。また、心にわだかまりがなく、すっきりと澄みきっていること。
4483 八面六臂 はちめんろっぴ 【1級】[1級]
一人で何人分もの働きをすること。また、多方面でめざましく活躍すること。
4484 撥雲見日 はつうんけんじつ 【1級】
気がかりなことがなくなって希望が持てるようになること。
4485 撥雲見天 はつうんけんてん 【非見出し】
気がかりなことがなくなって希望が持てるようになること。⇒撥雲見日
4486 白駒過隙 はっくかげき 【非見出し】
ほんの一瞬の出来事のこと。また、時の過ぎることがきわめてはやい形容。⇒騏驥過隙
4487 白駒空谷 はっくくうこく 【準1級】[1級]
賢人が登用されず野にあること。
4488 抜苦与楽 ばっくよらく 【4級】
苦しみを取り除いて、安楽を与えること。
4489 八紘為宇 はっこういう 【非見出し】
全世界を一つの家として考えること。⇒八紘一宇
4490 八紘一宇 はっこういちう 【準1級】
全世界を一つの家として考えること。
4491 白黒分明 はっこくぶんめい 【5級】
よいものと悪いものとの区分がはっきりしていること。
4492 跋扈跳梁 ばっこちょうりょう 【1級】
悪者などがはびこり、勝手気ままに振る舞うこと。⇒跳梁跋扈
4493 八索九丘 はっさくきゅうきゅう 【準2級】
古い書籍のこと。
4494 抜山蓋世 ばつざんがいせい 【2級】[2級][準1級]
非常に威勢が強いこと。また、気性が勇猛盛んなこと。
4495 跋山渉水 ばつざんしょうすい 【1級】
困難を克服して長い旅を行く。
4496 抜山倒河 ばつざんとうか 【非見出し】
非常に威勢が強いこと。また、気性が勇猛盛んなこと。⇒抜山蓋世
4497 抜山倒海 ばつざんとうかい 【非見出し】
非常に威勢が強いこと。また、気性が勇猛盛んなこと。⇒抜山蓋世
4498 抜山翻海 ばつざんほんかい 【非見出し】
非常に威勢が強いこと。また、気性が勇猛盛んなこと。⇒抜山蓋世
4499 発縦指示 はっしょうしじ 【準1級】
戦闘において戦いを指揮すること。また、指揮官。
4500 発蹤指示 はっしょうしじ 【非見出し】
戦闘において戦いを指揮すること。また、指揮官。⇒発縦指示
4501 発人深省 はつじんしんせい 【5級】
人を啓発して、物事を深く考えるようにさせること。
4502 伐性之斧 ばっせいのおの 【準1級】
心身に害を及ぼす事物のたとえ。女色におぼれたり、偶然の幸運をあてにすること。
4503 伐氷之家 ばっぴょうのいえ 【準1級】
位の高い高貴な家柄のこと。
4504 発憤興起 はっぷんこうき 【準2級】
気持ちを奮いおこして立ち上がること。
4505 発奮興起 はっぷんこうき 【非見出し】
気持ちを奮いおこして立ち上がること。⇒発憤興起
4506 発憤忘食 はっぷんぼうしょく 【準2級】
心を奮い立たせて、物事に夢中になって励むこと。
4507 発奮忘食 はっぷんぼうしょく 【非見出し】
心を奮い立たせて、物事に夢中になって励むこと。⇒発憤忘食
4508 八方美人 はっぽうびじん 【5級】[4級]
誰にも悪く思われないように如才なく振る舞うこと。
4509 抜本塞源 ばっぽんそくげん 【2級】[準1級]
災いの原因を取り除くこと。
4510 発揚蹈厲 はつようとうれい 【1級】
手足をあげ地を踏んで、激しい勢いで舞を舞うこと。
4511 抜来報往 ばつらいほうおう 【4級】
速やかに来て、速やかに往くこと。
4512 撥乱反正 はつらんはんせい 【1級】[1級]
乱れた世を治めて、もとの正常な世にもどすこと。
4513 破天荒解 はてんこうかい 【4級】
今まで誰もしなかったことにはじめて成功すること。型破り。
4514 波濤万里 はとうばんり 【準1級】[準1級]
遠い外国のこと。
4515 鼻先思案 はなさきしあん 【非見出し】
考えが軽薄でうわついていること。⇒軽佻浮薄
4516 破釜沈船 はふちんせん 【準1級】[準1級]
生還を考えず、決死の覚悟で出陣すること。
4517 跛鼈千里 はべつもせんり 【1級】
努力をすれば能力の劣る者でも成功するたとえ。
4518 破帽弊衣 はぼうへいい 【非見出し】
身なりを構わない、粗野なさま。⇒弊衣破帽
4519 爬羅剔抉 はらてきけつ 【1級】[1級]
隠れた人材をみつけ出して用いること。また、人の秘密や欠点をあばき出すこと。
4520 波瀾曲折 はらんきょくせつ 【1級】
非常に込み入った事情。
4521 波乱曲折 はらんきょくせつ 【非見出し】
非常に込み入った事情。⇒波瀾曲折
4522 波瀾万丈 はらんばんじょう 【1級】[1級]
物事の変化がきわめて激しいこと。
4523 波乱万丈 はらんばんじょう 【非見出し】
物事の変化がきわめて激しいこと。⇒波瀾万丈
4524 罵詈讒謗 ばりざんぼう 【1級】[1級]
ありとあらゆる悪口をいうこと。
4525 罵詈雑言 ばりぞうごん 【1級】[1級]
きたない言葉を吐きかけてののしること。
4526 跛立箕坐 はりゅうきざ 【1級】
無作法なさま。
4527 馬良白眉 ばりょうはくび 【2級】
多くの中でいちばんすぐれているもののこと。⇒白眉最良
4528 氾愛兼利 はんあいけんり 【2級】
すべての人々をあまねく愛し、利益をともに広く分けあうこと。
4529 蛮夷戎狄 ばんいじゅうてき 【1級】
未開人の住む野蛮な国のこと。
4530 斑衣之戯 はんいのたわむれ 【準1級】
親孝行のたとえ。親に孝行のかぎりをつくすことのたとえ。⇒老斑衣
4531 攀轅臥轍 はんえんがてつ 【1級】
立派な人の留任を希望して引き留めること。
4532 攀轅扣馬 はんえんこうば 【非見出し】
立派な人の留任を希望して引き留めること。⇒攀轅臥轍
4533 半覚半醒 はんかくはんせい 【非見出し】
意識が朦朧としていること。⇒半醒半睡
4534 反間苦肉 はんかんくにく 【5級】
敵同士の仲を裂き、敵をあざむくこと。
4535 半饑半渇 はんきはんかつ 【1級】
食料や水が十分でない。
4536 半飢半渇 はんきはんかつ 【非見出し】
食料や水が十分でない。⇒半饑半渇
4537 反逆縁坐 はんぎゃくえんざ 【準1級】
謀反に連座して罪を得ること。
4538 反逆縁座 はんぎゃくえんざ 【非見出し】
謀反に連座して罪を得ること。⇒反逆縁坐
4539 班荊道故 はんけいどうこ 【準1級】
昔の友達とばったり会って昔の親交を思い、語り合うこと。
4540 万頃瑠璃 ばんけいるり 【準1級】[準1級]
青く広々しているさま。
4541 万頃琉璃 ばんけいるり 【非見出し】
青く広々しているさま。⇒万頃瑠璃
4542 繁劇紛擾 はんげきふんじょう 【準1級】
非常に忙しくて混乱していること。
4543 繁絃急管 はんげんきゅうかん 【準1級】
音楽の調子が激しく速いこと。また、その音楽。
4544 煩言砕辞 はんげんさいじ 【準2級】
くだくだしく細かいことば。
4545 万古千秋 ばんこせんしゅう 【4級】
過去から未来までずっとということ。
4546 万古長春 ばんこちょうしゅん 【非見出し】
良い関係がいつまでも続くこと。⇒万古長青
4547 万古長青 ばんこちょうせい 【4級】
良い関係がいつまでも続くこと。
4548 反顧之憂 はんこのうれい 【非見出し】
あとに残る気がかり。⇒後顧之憂
4549 万古不易 ばんこふえき 【4級】
永久に変わらないこと。
4550 槃根錯節 ばんこんさくせつ 【1級】[準1級][1級]
事柄が入り組んで、解決が困難なこと。
4551 盤根錯節 ばんこんさくせつ 【非見出し】
事柄が入り組んで、解決が困難なこと。⇒槃根錯節
4552 万死一生 ばんしいっせい 【4級】
必死の覚悟で物事を行うこと。また、絶体絶命の状況のなかに、かすかな活路をみつけること。
4553 万死九生 ばんしきゅうしょう 【非見出し】
ほとんど助かる見込みのない命がかろうじて助かること。⇒九死一生
4554 万紫千紅 ばんしせんこう 【非見出し】
色とりどりの花が咲き乱れているさま。⇒千紅万紫
4555 万事如意 ばんじにょい 【非見出し】
物事がすべて順調に進んでいるさま。⇒順風満帆
4556 半死半生 はんしはんしょう 【5級】
今にも死にそうな状態。
4557 盤石之安 ばんじゃくのあん 【非見出し】
きわめて堅固なこと。⇒盤石之固
4558 盤石之固 ばんじゃくのかため 【準1級】
きわめて堅固なこと。
4559 磐石之固 ばんじゃくのかため 【非見出し】
きわめて堅固なこと。⇒盤石之固
4560 反首抜舎 はんしゅばっしゃ 【4級】
あわれな姿になって野宿すること。
4561 万寿無疆 ばんじゅむきょう 【1級】
いつまでも長生きをすること。
4562 万乗之君 ばんじょうのきみ 【準1級】
兵車一万台を出せる大国の君主。大諸侯。一般に天子をいう。
4563 万乗之国 ばんじょうのくに 【非見出し】
兵車一万台を出すことのできる天子の国。⇒千乗之国
4564 万乗之主 ばんじょうのしゅ 【非見出し】
兵車一万台を出せる大国の君主。大諸侯。一般に天子をいう。⇒万乗之君
4565 万乗之尊 ばんじょうのそん 【非見出し】
兵車一万台を出せる大国の君主。大諸侯。一般に天子をいう。⇒万乗之君
4566 伴食宰相 ばんしょくさいしょう 【準2級】
その職にいて実力が伴わない無能な宰相。
4567 伴食大臣 ばんしょくだいじん 【3級】
その職にいて実力が伴わない無能な宰相。⇒伴食宰相
4568 蛮触之争 ばんしょくのあらそい 【非見出し】
きわめてささいなつまらない争いのこと。⇒蝸角之争
4569 班女辞輦 はんじょじれん 【1級】
班倢伃は車に一緒に乗るのを断った。
4570 万杵千砧 ばんしょせんちん 【準1級】
きぬたを打つ大勢の婦人のこと。また、あちこちから聞こえるきぬたの音のこと。
4571 半信半疑 はんしんはんぎ 【5級】[5級][4級]
本当かどうか判断に迷うこと。
4572 万水千山 ばんすいせんざん 【4級】
山また山、川また川の広大で奥深い自然をいう。⇒千山万水
4573 半睡半醒 はんすいはんせい 【非見出し】
意識が朦朧としていること。⇒半醒半睡
4574 万世一系 ばんせいいっけい 【4級】
永久に同じ血統が続くこと。
4575 半醒半睡 はんせいはんすい 【2級】
意識が朦朧としていること。
4576 万世不易 ばんせいふえき 【4級】
永久に変わらないこと。⇒万古不易
4577 万世不刊 ばんせいふかん 【4級】
いつまでも滅びることがないこと。
4578 版籍奉還 はんせきほうかん 【準2級】
各藩主が、領地と領民を朝廷に返すこと。
4579 藩籍奉還 はんせきほうかん 【非見出し】
各藩主が、領地と領民を朝廷に返すこと。⇒版籍奉還
4580 范冉生塵 はんぜんせいじん 【非見出し】
非常に貧しいことのたとえ。⇒甑塵釜魚
4581 万全之計 ばんぜんのけい 【非見出し】
まったく手ぬかりがないはかりごと。⇒万全之策
4582 万全之策 ばんぜんのさく 【準1級】
まったく手ぬかりがないはかりごと。
4583 万代不易 ばんだいふえき 【4級】
永久に変わらないこと。⇒万古不易
4584 万代不刊 ばんだいふかん 【非見出し】
いつまでも滅びることがないこと。⇒万世不刊
4585 半知半解 はんちはんかい 【5級】
自分のものになっていない、なまはんかな知識や理解のこと。⇒一知半解
4586 班田収授 はんでんしゅうじゅ 【5級】
大化改新の土地制度。国が公民に一定の規則にもとづいて田地を分け与え、死後これを返させた中国の均田法にならって、わが国では大化改新後に行われた。
4587 万能一心 ばんのういっしん 【4級】
何事も一心に心を集中して学ばなければ身につかないということ。
4588 万馬奔騰 ばんばほんとう 【準2級】
非常に勢いが盛んなこと。
4589 万万千千 ばんばんせんせん 【4級】
きわめて数の多いことの形容。
4590 帆腹飽満 はんぷくほうまん 【3級】
舟の帆が風をいっぱいにはらんでいるさま。
4591 万物一馬 ばんぶついちば 【4級】
この世にあるあらゆるものは、すべて同一のものであるということのたとえ。
4592 万物一府 ばんぶついっぷ 【非見出し】
この世にあるあらゆるものは、すべて同一のものであるということのたとえ。⇒万物一馬
4593 万物殷富 ばんぶついんぷ 【1級】
国が栄えて万物が盛んで豊かなこと。
4594 万物斉同 ばんぶつせいどう 【準2級】
人間の相対的な知を否定し、唯一絶対の道からすればすべては同じであるとする荘子の学説。
4595 万物逆旅 ばんぶつのげきりょ 【準1級】
天地のこと。
4596 万物流転 ばんぶつるてん 【非見出し】
人生ははかないものであるという仏教の根本思想。⇒諸行無常
4597 万夫之望 ばんぷののぞみ 【準1級】
天下の万人が仰ぎ慕うこと。
4598 万夫不当 ばんぷふとう 【4級】
多くの男がかかってもかなわないほどの剛勇をいう。
4599 繁文縟礼 はんぶんじょくれい 【1級】[1級]
形式や手続きが複雑で面倒なこと。
4600 反哺之孝 はんぽのこう 【非見出し】
親の恩に報いること。⇒反哺之羞
4601 反哺之心 はんぽのこころ 【非見出し】
親の恩に報いること。⇒反哺之羞
4602 反哺之羞 はんぽのしゅう 【準1級】
親の恩に報いること。
4603 反面教師 はんめんきょうし 【5級】
まねてはならないが逆に反省の糧となるような人・事物をいう。
4604 半面之識 はんめんのしき 【準1級】
ほんのちょっとした顔見知りのこと。
4605 汎濫停蓄 はんらんていちく 【2級】
広い分野にわたって、深い学識があること。
4606 万里同風 ばんりどうふう 【4級】
世の中が平和であること。
4607 万里之望 ばんりののぞみ 【準1級】
立身出世しようとする願いのこと。
4608 万里鵬程 ばんりほうてい 【準1級】
遠大な道程のたとえ。海が限りなく広がることの形容。⇒鵬程万里
4609 万里鵬翼 ばんりほうよく 【準1級】
非常に遠く隔たった広い空やはるかな旅路などのたとえ。また、大きな気概や勢いのたとえ。
4610 攀竜附驥 はんりょうふき 【1級】
すぐれた人物に仕えることによって、自分も出世すること。
4611 攀竜附鳳 はんりょうふほう 【1級】
権勢のある者につき従って出世しようとすること。
4612 万緑一紅 ばんりょくいっこう 【4級】[2級]
多くのものの中に、一つだけすぐれたものが存在すること。
4613 美意延年 びいえんねん 【5級】
なんの心配事もなく気分が楽しければ、長生きできるということ。
4614 靡衣食 びいとうしょく 【配当外】
美しい着物を好んで一時の食を貪って将来のことを考えないこと。
4615 被害妄想 ひがいもうそう 【準2級】
ありもしない危害を受けていると思いこむこと。
4616 悲歌慷慨 ひかこうがい 【1級】
道理に反することや社会の不正・乱れをいきどおって嘆くこと。
4617 悲歌慨 ひかこうがい 【非見出し】
道理に反することや社会の不正・乱れをいきどおって嘆くこと。⇒悲歌慷慨
4618 被褐懐玉 ひかつかいぎょく 【準2級】
すぐれた才能を包み隠しているたとえ。
4619 飛花落葉 ひからくよう 【5級】[2級]
人の世の無常のたとえ。
4620 眉間一尺 びかんいっしゃく 【2級】
賢人の相のたとえ。
4621 媚眼秋波 びがんしゅうは 【1級】
美人のなまめかしい媚びる目つきのこと。
4622 悲願達成 ひがんたっせい 【追加】[3級]
長期間強く望んでいたものが実現すること
4623 悲喜交集 ひきこうしゅう 【非見出し】
悲しみと喜びが入り交じって、とまどうさま。⇒悲喜交交
4624 悲喜交交 ひきこもごも 【準1級】
悲しみと喜びが入り交じって、とまどうさま。
4625 卑躬屈膝 ひきゅうくっしつ 【非見出し】
主義主張を変えてまで、人におもねりこびへつらうこと。⇒卑躬屈節
4626 卑躬屈節 ひきゅうくっせつ 【1級】
主義主張を変えてまで、人におもねりこびへつらうこと。
4627 匪躬之節 ひきゅうのせつ 【1級】
自分の利害をかえりみないで、忠節を尽くすこと。
4628 披荊斬棘 ひけいざんきょく 【1級】[1級]
困難を克服し前進すること。
4629 被堅執鋭 ひけんしつえい 【4級】
完全武装をすること。
4630 披堅執鋭 ひけんしつえい 【非見出し】
完全武装をすること。⇒被堅執鋭
4631 比肩随踵 ひけんずいしょう 【1級】
大勢の人があとからあとへと続くこと。
4632 微言精義 びげんせいぎ 【非見出し】
簡潔な言葉で奥深い意味や道理を含んでいること。⇒微言大義
4633 微言大義 びげんたいぎ 【4級】
簡潔な言葉で奥深い意味や道理を含んでいること。
4634 美事多磨 びじたま 【非見出し】
よいことには往々にして邪魔が入りやすいたとえ。⇒好事多魔
4635 飛耳長目 ひじちょうもく 【4級】[1級]
広く情報を収集し、物事を深く鋭く判断すること。⇒長目飛耳
4636 美酒佳肴 びしゅかこう 【準1級】[準1級]
大変すばらしいご馳走のこと。
4637 美須豪眉 びしゅごうび 【準1級】
凜々しい男性のこと。
4638 肥酒大肉 ひしゅたいにく 【非見出し】
大変すばらしいご馳走のこと。⇒美酒佳肴
4639 悲傷憔悴 ひしょうしょうすい 【1級】
非常に悲しんで憂いやつれること。
4640 飛絮漂花 ひじょひょうか 【1級】
女性が苦しい境遇にいて、あてもなく辛苦するさま。
4641 飛絮流花 ひじょりゅうか 【非見出し】
女性が苦しい境遇にいて、あてもなく辛苦するさま。⇒飛絮漂花
4642 美辞麗句 びじれいく 【4級】[4級][3級][準2級]
巧みに飾り立てた美しい言葉。また、うわべだけを飾り立てた内容のない言葉。
4643 美人薄命 びじんはくめい 【4級】
美しい女性は、とかく不運で短命である。
4644 披星戴月 ひせいたいげつ 【2級】[準1級]
朝早くから夜遅くまで一生懸命働くこと。
4645 披星帯月 ひせいたいげつ 【非見出し】
朝早くから夜遅くまで一生懸命働くこと。⇒披星戴月
4646 尾生之信 びせいのしん 【準1級】
約束をかたく守ること。また、馬鹿正直で融通がきかないこと。
4647 匪石之心 ひせきのこころ 【準1級】
節操が固く何事にも動じない堅固な心のたとえ。
4648 皮相浅薄 ひそうせんぱく 【4級】
物の見方がうわべだけで底が浅いこと。また、知識や学問などに深みがないこと。
4649 皮相之見 ひそうのけん 【非見出し】
うわべだけで本質をとらえようとしない浅薄な考えのこと。⇒皮膚之見
4650 悲壮淋漓 ひそうりんり 【1級】
悲しく哀れな中にも意気のあること。
4651 肥大繁殖 ひだいはんしょく 【非見出し】
肥え太り盛んにふえること。⇒肥大蕃息
4652 肥大蕃息 ひだいはんそく 【準1級】
肥え太り盛んにふえること。
4653 尾大不掉 びだいふとう 【1級】[1級]
臣下の力が強くてのさばり、君主の統制がとれないこと。
4654 美中不足 びちゅうのふそく 【非見出し】
りっぱな人あるいは物に、わずかな欠点があるたとえ。⇒白璧微瑕
4655 筆耕硯田 ひっこうけんでん 【準1級】[準1級]
文筆で生計を立てること。
4656 筆削褒貶 ひっさくほうへん 【1級】[1級]
批評の態度が公正できびしい「春秋筆法」を表す語。
4657 匹夫之勇 ひっぷのゆう 【準1級】
考えることもなく、血気にはやるだけの勇気。
4658 匹夫匹婦 ひっぷひっぷ 【4級】
教養のない平凡な者のこと。
4659 筆力扛鼎 ひつりょくこうてい 【1級】[1級]
文章の筆力が非常に強いこと。
4660 筆路藍縷 ひつろらんる 【1級】
たいへん苦労をして働くこと。
4661 飛兎竜文 ひとりょうぶん 【準1級】[準1級]
すぐれた子供のたとえ。
4662 非難囂囂 ひなんごうごう 【1級】
過失や欠点を責めとがめる声が多く大きいこと。
4663 肥肉厚酒 ひにくこうしゅ 【4級】
肥えてうまい肉とうまい酒。贅沢な酒食。
4664 肥肉大酒 ひにくたいしゅ 【非見出し】
肥えてうまい肉とうまい酒。贅沢な酒食。⇒肥肉厚酒
4665 皮肉之見 ひにくのけん 【非見出し】
うわべだけで本質をとらえようとしない浅薄な考えのこと。⇒皮膚之見
4666 髀肉之嘆 ひにくのたん 【1級】
実力を発揮する機会に恵まれないのを嘆き悲しむこと。
4667 脾肉之嘆 ひにくのたん 【非見出し】
実力を発揮する機会に恵まれないのを嘆き悲しむこと。⇒髀肉之嘆
4668 髀肉之歎 ひにくのたん 【非見出し】
実力を発揮する機会に恵まれないのを嘆き悲しむこと。⇒髀肉之嘆
4669 肥馬軽裘 ひばけいきゅう 【1級】
たいそう富貴なさま。また、富貴な人の外出のよそおい。
4670 被髪纓冠 ひはつえいかん 【1級】[1級]
非常に急いで行動すること。
4671 被髪左衽 ひはつさじん 【1級】
野蛮な風俗のこと。
4672 被髪左袵 ひはつさじん 【非見出し】
野蛮な風俗のこと。⇒被髪左衽
4673 被髪文身 ひはつぶんしん 【4級】
中華の文明に浴していない異民族の風俗のこと。
4674 被髪佯狂 ひはつようきょう 【1級】
髪をふり乱して狂人のまねをすること。
4675 皮膚之見 ひふのけん 【準1級】
うわべだけで本質をとらえようとしない浅薄な考えのこと。
4676 悲憤慷慨 ひふんこうがい 【1級】
不正や不義に憤りを感じ、嘆き悲しむこと。
4677 悲憤慨 ひふんこうがい 【非見出し】
不正や不義に憤りを感じ、嘆き悲しむこと。⇒悲憤慷慨
4678 微妙玄通 びみょうげんつう 【4級】
物事の真理を知ること。
4679 被毛求瑕 ひもうきゅうか 【非見出し】
やたらと人のあらさがしをすること。⇒吹毛求疵
4680 眉目秀麗 びもくしゅうれい 【2級】[2級][準1級]
顔かたちが美しくととのっていること。
4681 眉目清秀 びもくせいしゅう 【2級】
顔かたちが美しくととのっていること。⇒眉目秀麗
4682 百依百順 ひゃくいひゃくじゅん 【4級】
すべての人のいいなりになること。
4683 百依百随 ひゃくいひゃくずい 【非見出し】
すべての人のいいなりになること。⇒百依百順
4684 百載無窮 ひゃくさいむきゅう 【準2級】
永遠にきわまりないこと。天地の永久にきわまりないことにいう。
4685 百舎重 ひゃくしゃちょうけん 【配当外】
困難を乗りこえて遠路を行くこと。
4686 百舎重繭 ひゃくしゃちょうけん 【非見出し】
困難を乗りこえて遠路を行くこと。⇒百舎重
4687 百術千慮 ひゃくじゅつせんりょ 【非見出し】
あれこれと思いをめぐらすこと。⇒千思万考
4688 百順百依 ひゃくじゅんひゃくい 【非見出し】
すべての人のいいなりになること。⇒百依百順
4689 百姓一揆 ひゃくしょういっき 【1級】
江戸時代に、農民が結束して起こした暴動。
4690 百縦千随 ひゃくしょうせんずい 【準1級】
どんなわがままも聞くこと。また、どんなわがままでもきかれること。
4691 百世之師 ひゃくせいのし 【準1級】
のちの世まで人の師と仰がれる人のこと。
4692 百世之利 ひゃくせいのり 【準1級】
永久の利益のこと。
4693 百世不易 ひゃくせいふえき 【非見出し】
永久に消滅しないこと。⇒百世不磨
4694 百世不磨 ひゃくせいふま 【準2級】
永久に消滅しないこと。
4695 百尺竿頭 ひゃくせきかんとう 【準1級】[準1級]
到達できる最高点のこと。また、向上しうる最高点のこと。
4696 百折不撓 ひゃくせつふとう 【1級】
何度失敗しても志を曲げないこと。
4697 百川帰海 ひゃくせんきかい 【4級】
多くの散らばっているものが一か所に集中するたとえ。
4698 百戦百勝 ひゃくせんひゃくしょう 【5級】
戦ってすべて勝つこと。
4699 百戦錬磨 ひゃくせんれんま 【準2級】[準2級]
多くの経験をふんで鍛えられていること。
4700 百戦練磨 ひゃくせんれんま 【非見出し】
多くの経験をふんで鍛えられていること。⇒百戦錬磨
4701 百鍛千練 ひゃくたんせんれん 【3級】
字句の推敲を重ねること。
4702 百二河山 ひゃくにのかざん 【非見出し】
非常に堅固で大事な場所。⇒百二山河
4703 百二山河 ひゃくにのさんが 【5級】
非常に堅固で大事な場所。
4704 百人百様 ひゃくにんひゃくよう 【5級】
人によってそれぞれ違った考え方や方法があるということ。
4705 百年河清 ひゃくねんかせい 【5級】
あてにならないことをいつまでも待つたとえ。
4706 百年之業 ひゃくねんのぎょう 【準1級】
後々までの仕事。また、古くから伝わった仕事。
4707 百年之柄 ひゃくねんのへい 【準1級】
後々のことを図る権柄のこと。
4708 百八煩悩 ひゃくはちぼんのう 【準2級】[2級]
人間が持っている多くの迷いのこと。
4709 百福荘厳 ひゃくふくしょうごん 【準1級】
仏像を、数多く積んだ福で飾ること。
4710 百味飲食 ひゃくみのおんじき 【準1級】
いろいろな珍しい飲食物のこと。
4711 百薬之長 ひゃくやくのちょう 【準1級】
酒のこと。また、酒があらゆる薬の中で最もよく効くということ。
4712 百様依順 ひゃくよういじゅん 【非見出し】
どんなわがままも聞くこと。また、どんなわがままでもきかれること。⇒百縦千随
4713 百様玲瓏 ひゃくようれいろう 【1級】
種々の美しさ。
4714 百里之命 ひゃくりのめい 【準1級】
一国の運命。
4715 百慮一失 ひゃくりょいっしつ 【非見出し】
どんなに賢い者にも多くの考えの中には一つぐらい誤りがある。⇒千慮一失
4716 百慮一得 ひゃくりょいっとく 【非見出し】
愚者の考えの中にも一つくらいはよいものがある。⇒千慮一得
4717 百伶百利 ひゃくれいひゃくり 【準1級】
非常に聡明なこと。
4718 百伶百悧 ひゃくれいひゃくり 【非見出し】
非常に聡明なこと。⇒百伶百利
4719 百錬成鋼 ひゃくれんせいこう 【3級】
心身を鍛えに鍛えてはじめて立派な人間になるのだということ。
4720 百煉成鋼 ひゃくれんせいこう 【非見出し】
心身を鍛えに鍛えてはじめて立派な人間になるのだということ。⇒百錬成鋼
4721 百練之鋼 ひゃくれんのごう 【非見出し】
心身を鍛えに鍛えてはじめて立派な人間になるのだということ。⇒百錬成鋼
4722 百家九流 ひゃっかきゅうりゅう 【非見出し】
中国の春秋戦国時代に活躍した多くの学者や学派、またその著書の総称。⇒諸子百家
4723 百花斉放 ひゃっかせいほう 【準2級】[1級]
学問や芸術が、自由にまた盛んに行われること。
4724 百家争鳴 ひゃっかそうめい 【5級】
さまざまな立場の人が自由に議論をすること。
4725 百下百全 ひゃっかひゃくぜん 【3級】
百のうち一つも欠けることなく完全であること。
4726 百花繚乱 ひゃっかりょうらん 【1級】[1級]
すぐれた人物や業績が、一時期にたくさん現れること。
4727 百花撩乱 ひゃっかりょうらん 【非見出し】
すぐれた人物や業績が、一時期にたくさん現れること。⇒百花繚乱
4728 百鬼夜行 ひゃっきやこう 【4級】[4級][3級][準2級][2級]
多くの悪人がのさばりはびこるたとえ。
4729 百挙百捷 ひゃっきょひゃくしょう 【準1級】
どんなことも行っただけでうまくいくこと。
4730 百挙百全 ひゃっきょひゃくぜん 【非見出し】
どんなことも行っただけでうまくいくこと。⇒百挙百捷
4731 百孔千瘡 ひゃっこうせんそう 【1級】
短所や欠点がたくさんあること。
4732 百孔千創 ひゃっこうせんそう 【非見出し】
短所や欠点がたくさんあること。⇒百孔千瘡
4733 百口嘲謗 ひゃっこうちょうぼう 【非見出し】
たくさんの人にそしられること。⇒万目睚眥
4734 百古不磨 ひゃっこふま 【準2級】
後々の世まで滅びないこと。
4735 百発百中 ひゃっぱつひゃくちゅう 【5級】
予想や計画などがすべてそのとおりになること。
4736 百歩穿楊 ひゃっぽせんよう 【準1級】[準1級]
射撃の技術がすぐれていること。
4737 謬悠之説 びゅうゆうのせつ 【準1級】
でたらめでとりとめのない考え方のこと。
4738 氷甌雪椀 ひょうおうせつわん 【1級】
清らかで上品な文具のこと。また、それを用いて詩文を写すこと。
4739 氷肌玉骨 ひょうきぎょっこつ 【準1級】[準1級]
美しい女性のこと。また、梅の花をいう。
4740 氷壺秋月 ひょうこしゅうげつ 【準1級】[準1級][1級]
心がたいへん清く明らかであることのたとえ。
4741 飄忽震蕩 ひょうこつしんとう 【1級】
すばやくゆり動かすこと。
4742 氷散瓦解 ひょうさんがかい 【非見出し】
物事が次々と崩れてばらばらになること。⇒氷消瓦解
4743 氷姿玉骨 ひょうしぎょっこつ 【非見出し】
美しい女性のこと。また、梅の花をいう。⇒氷肌玉骨
4744 氷姿雪魄 ひょうしせっぱく 【1級】
雪のように清らかな魂魄と氷のような姿。梅の形容。また、高潔な人のたとえ。⇒雪魄氷姿
4745 剽疾軽悍 ひょうしつけいかん 【1級】
すばしこくて強いこと。
4746 氷消瓦解 ひょうしょうがかい 【2級】
物事が次々と崩れてばらばらになること。
4747 庇葉傷枝 ひようしょうし 【非見出し】
少しの欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうこと。⇒矯角殺牛
4748 豹死留皮 ひょうしりゅうひ 【準1級】
死後に功名を残すたとえ。
4749 飛鷹走狗 ひようそうく 【準1級】[準1級]
狩猟をすること。
4750 猫鼠同処 びょうそどうしょ 【非見出し】
どろぼうを捕らえる者とどろぼうがなれ合うこと。⇒猫鼠同眠
4751 猫鼠同眠 びょうそどうみん 【準1級】[1級]
どろぼうを捕らえる者とどろぼうがなれ合うこと。
4752 氷炭相愛 ひょうたんそうあい 【5級】
世の中にありえないことのたとえ。また、友人どうしが互いに戒めあうたとえ。
4753 廟堂之器 びょうどうのき 【準1級】
政治をつかさどることができる立派な器量の人物のこと。
4754 廟堂之量 びょうどうのりょう 【非見出し】
政治をつかさどることができる立派な器量の人物のこと。⇒廟堂之器
4755 漂蕩奔逸 ひょうとうほんいつ 【準1級】
あてもなく走り回ること。
4756 病入膏肓 びょうにゅうこうこう 【1級】
趣味や道楽に熱中したり、弊害などが手のつけられないほどになったりすることのたとえ。重病で治療が難しい状態のこと。
4757 飛揚跋扈 ひようばっこ 【1級】[1級]
強くてわがままに振る舞うたとえ。また、臣下がのさばり君主をしのぐたとえ。
4758 末之功 ひょうまつのこう 【配当外】
ほんのわずかな功績のこと。
4759 表裏一体 ひょうりいったい 【4級】[準2級][2級]
二つのものが表と裏のように密接な関係にあること。また、相反する二つのものが一つになること。
4760 比翼双飛 ひよくそうひ 【非見出し】
夫婦の仲がむつまじいこと。⇒鳳凰于飛
4761 比翼連理 ひよくれんり 【4級】[準2級][2級]
男女の情愛が深く、仲睦まじいことのたとえ。
4762 皮裏春秋 ひりしゅんじゅう 【非見出し】
口に出しては言わないで、内心で人をほめたり、批判したりすること。⇒皮裏陽秋
4763 皮裏陽秋 ひりのようしゅう 【4級】
口に出しては言わないで、内心で人をほめたり、批判したりすること。
4764 蜚流之言 ひりゅうのげん 【非見出し】
確かな根拠のないいいかげんなうわさ。⇒流言蜚語
4765 飛竜乗雲 ひりょうじょううん 【準1級】
英雄が時世に乗じて勢いを得て、才能を発揮すること。
4766 疲労困憊 ひろうこんぱい 【1級】
つかれはてること。
4767 牝鶏司晨 ひんけいししん 【非見出し】
妻女が権力を握って、勢力をふるうこと。⇒牝鶏之晨
4768 牝鶏晨鳴 ひんけいしんめい 【非見出し】
妻女が権力を握って、勢力をふるうこと。⇒牝鶏之晨
4769 牝鶏之晨 ひんけいのしん 【1級】
妻女が権力を握って、勢力をふるうこと。
4770 牝鶏牡鵑 ひんけいぼめい 【準1級】
婦人が権力を握ることをいう。
4771 品行方正 ひんこうほうせい 【5級】[4級][3級]
行いや心が正しく、やましい点がないこと。
4772 貧者一灯 ひんじゃのいっとう 【5級】
まごころの貴いことのたとえ。
4773 貧女一灯 ひんじょのいっとう 【非見出し】
まごころの貴いことのたとえ。⇒貧者一灯
4774 貧賤憂戚 ひんせんゆうせき 【非見出し】
貧しくて位低く不幸なこと。⇔富貴福沢
4775 貧富貴賤 ひんぷきせん 【準1級】
貧しい者と富める者、身分の貴い者と賤しい者。
4776 牝牡驪黄 ひんぼりこう 【1級】[1級]
物事は外見にとらわれず、その本質を見抜くことが大切であるということ。
4777 父為子隠 ふいしいん 【非見出し】
そこにあるすべてのもののこと。また、ほんのわずかなもののこと。⇒子為父隠
4778 布衣之極 ふいのきょく 【準1級】
庶民としての最高の出世のこと。
4779 布衣之友 ふいのとも 【非見出し】
身分や地位などを問題にしない心からの交際。また、庶民的なつきあい。⇒布衣之交
4780 布衣之交 ふいのまじわり 【準1級】
身分や地位などを問題にしない心からの交際。また、庶民的なつきあい。
4781 馮異大樹 ふういたいじゅ 【1級】
おごりたかぶらない人のたとえ。
4782 風雨淒淒 ふううせいせい 【1級】
風が吹き雨が降って、寒く冷たいさま。
4783 風雨対牀 ふううたいしょう 【1級】
兄弟が会うこと。
4784 風雲月露 ふううんげつろ 【4級】
なんの役にも立たない、自然の風景を詠んだだけの詩文のこと。
4785 趨炎付熱 ふうえんふねつ 【非見出し】
時の権力のある者につき従うこと。⇒趨炎附熱
4786 風花雪月 ふうかせつげつ 【非見出し】
四季折々の自然の美しい景観のこと。⇒雪月風花
4787 風鬟雨鬢 ふうかんうびん 【1級】
風にくしけずり雨に洗われる。風雨にさらされ苦労して勤労すること。
4788 風岸孤峭 ふうがんこしょう 【1級】
いかめしくて厳しく、角立って人と融和しないために孤独なこと。
4789 富貴栄華 ふうきえいが 【準2級】
富んで位高く栄えときめくこと。
4790 富貴在天 ふうきざいてん 【準2級】
富も位も天命によるので人の思うようにはいかないの意。
4791 富貴長生 ふうきちょうせい 【非見出し】
長生きして身分高く裕福であること。⇒長命富貴
4792 風紀紊乱 ふうきびんらん 【1級】
社会風俗や規律が乱れること。
4793 富貴浮雲 ふうきふうん 【準2級】
財産や地位ははかなく頼りにならないものだということ。
4794 富貴福沢 ふうきふくたく 【準2級】
富んで位高く幸福なこと。
4795 風魚之災 ふうぎょのわざわい 【準1級】
海上の暴風による災難のこと。また、海賊や外敵などによってこうむる災難。
4796 富貴利達 ふうきりたつ 【準2級】
富んで位高くなること。立身出世すること。
4797 風月玄度 ふうげつげんたく 【4級】
人と長いあいだ会っていないこと。
4798 風光明媚 ふうこうめいび 【1級】[1級]
自然の景色が清らかで美しいこと。
4799 風餐雨臥 ふうさんうが 【準1級】
旅の苦しみや野外での仕事の苦しみ。また、野宿をすること。
4800 風餐露宿 ふうさんろしゅく 【準1級】[準1級]
野宿をすること。
4801 風櫛雨沐 ふうしつうもく 【1級】
非常に苦労することのたとえ。⇒櫛風沐雨
4802 風樹之感 ふうじゅのかん 【非見出し】
父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。⇒風樹之歎
4803 風樹之歎 ふうじゅのたん 【準1級】
父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。
4804 風樹之嘆 ふうじゅのたん 【非見出し】
父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。⇒風樹之歎
4805 風声鶴唳 ふうせいかくれい 【1級】[1級]
ささいなことに驚いたりおじけづいたりすること。
4806 風前之灯 ふうぜんのともしび 【非見出し】
危険や災難がさしせまっていることのたとえ。⇒轍鮒之急
4807 風霜高潔 ふうそうこうけつ 【準2級】
清らかに澄んだ秋の景色のたとえ。
4808 風霜之任 ふうそうのにん 【準1級】
司法官のこと。
4809 風俗壊乱 ふうぞくかいらん 【4級】
世の中の健全な風俗や習慣が乱れること。
4810 風俗潰乱 ふうぞくかいらん 【非見出し】
世の中の健全な風俗や習慣が乱れること。⇒風俗壊乱
4811 夫婦合 ふうふはんごう 【非見出し】
夫婦は一つの物の半分ずつで、両方を合わせて初めて完全になるということ。⇒夫妻合
4812 風木含悲 ふうぼくがんぴ 【非見出し】
父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。⇒風樹之歎
4813 風木之悲 ふうぼくのかなしみ 【準1級】
父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。⇒風樹之歎
4814 風木之歎 ふうぼくのたん 【非見出し】
父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。⇒風樹之歎
4815 風流韻事 ふうりゅういんじ 【準2級】
詩歌や書画などの風流な遊び。
4816 風流佳事 ふうりゅうかじ 【非見出し】
自然を友として詩歌などを作る優雅な遊びに熱中すること。⇒風流三昧
4817 風流閑事 ふうりゅうかんじ 【非見出し】
自然を友として詩歌などを作る優雅な遊びに熱中すること。⇒風流三昧
4818 風流三昧 ふうりゅうざんまい 【2級】
自然を友として詩歌などを作る優雅な遊びに熱中すること。
4819 風林火山 ふうりんかざん 【5級】
物事の時機や情勢に応じた行動のしかたのこと。
4820 浮雲翳日 ふうんえいじつ 【1級】
悪人が政権を握って世の中が暗くなることのたとえ。
4821 浮雲驚竜 ふうんきょうりょう 【準1級】
筆勢がきわめて自由闊達で勢いがあるさま。
4822 巫雲蜀雨 ふうんしょくう 【1級】
遠く離れ離れになっている夫婦がお互いを思い合っていることのたとえ。
4823 武運長久 ぶうんちょうきゅう 【5級】
戦いの場での幸運が長く続くこと。
4824 浮雲朝露 ふうんちょうろ 【4級】
たよりなくはかないもののたとえ。
4825 浮雲之志 ふうんのこころざし 【準1級】
不正な手段で得た財産や地位は、自分とは関係がないはかないものだという考え方。
4826 不易流行 ふえきりゅうこう 【5級】
蕉風俳諧の理念の一。常に変化をしない本質的なものを忘れない中にも、一方で新しく変化してやまないものをもとり入れていくのが風雅の根幹であるということ。
4827 不壊金剛 ふえこんごう 【準1級】
きわめて堅固でこわれないこと。また、志をかたく守って変えないたとえ。⇒金剛不壊
4828 不解衣帯 ふかいいたい 【5級】
あることに不眠不休で専念すること。
4829 不学亡術 ふがくむじゅつ 【非見出し】
知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧
4830 不可抗力 ふかこうりょく 【4級】[4級][準2級]
人の力ではどうすることもできない、大きな外からの力のこと。
4831 浮瓜沈李 ふかちんり 【準1級】
夏の優雅な遊びをいう。
4832 夫家之征 ふかのせい 【準1級】
中国周代の税の一。
4833 浮家泛宅 ふかはんたく 【1級】
船の中に住まうこと。漂泊して暮らすことから、転じて、放浪する隠者の生活。
4834 浮花浪蕊 ふかろうずい 【準1級】[準1級]
取り柄のない平凡なさまのたとえ。
4835 不刊之書 ふかんのしょ 【準1級】
永久に滅びることなく伝わる書物。
4836 不刊之典 ふかんのてん 【非見出し】
永久に滅びることなく伝わる書物。⇒不刊之書
4837 不刊之論 ふかんのろん 【非見出し】
永久に滅びることなく伝わる書物。⇒不刊之書
4838 不羈之才 ふきのさい 【1級】
何事にも拘束されないのびのびした才能。
4839 不羈奔放 ふきほんぽう 【1級】[1級]
なにものにもとらわれることなく、自分の思うままに振る舞うこと。⇒奔放不羈
4840 不朽之書 ふきゅうのしょ 【非見出し】
永久に滅びることなく伝わる書物。⇒不刊之書
4841 不朽不滅 ふきゅうふめつ 【3級】[準2級][2級]
いつまでもほろびないこと。
4842 俯仰之間 ふぎょうのかん 【1級】
ほんのわずかな間のこと。
4843 俛仰之間 ふぎょうのかん 【非見出し】
ほんのわずかな間のこと。⇒俯仰之間
4844 覆雨翻雲 ふくうほんうん 【3級】
世の人の態度や人情がうつろいやすいことのたとえ。⇒雲翻雨覆
4845 伏寇在側 ふくこうざいそく 【1級】
身辺の注意を怠らず、言動も慎むべきだということ。
4846 複雑怪奇 ふくざつかいき 【3級】[3級][準2級]
事情がこみ入っていて不可解なこと。
4847 複雑多岐 ふくざつたき 【3級】[2級]
物事が多方面に分かれ、しかも入り組んでいること。
4848 複雑多様 ふくざつたよう 【非見出し】
物事が多方面に分かれ、しかも入り組んでいること。⇒複雑多岐
4849 覆車之戒 ふくしゃのいましめ 【準1級】
前人の失敗をみて教訓とすること。
4850 腹心之臣 ふくしんのしん 【非見出し】
君主の手足となり輔佐する大臣。また、そのような部下。⇒股肱之臣
4851 覆水不返 ふくすいふへん 【3級】
一度犯した誤りはもとどおりにはならないということ。また、離婚した夫婦の仲はもとにもどらないということ。
4852 福善禍淫 ふくぜんかいん 【非見出し】
わざわいや福はその人自身が招くものだということ。⇒禍福無門
4853 不倶戴天 ふぐたいてん 【準1級】[準1級]
この世にともに生存できないほど恨みや憎しみが深いこと。
4854 不屈不撓 ふくつふとう 【1級】
どんな困難にもくじけないこと。⇒不撓不屈
4855 福徳円満 ふくとくえんまん 【5級】
精神的・物質的に恵まれ、満ち足りていること。
4856 不虞之誉 ふぐのほまれ 【準1級】
思いがけなく得た名誉のこと。
4857 腹誹之法 ふくひのほう 【準1級】
口に出さなくても、心の中で非難すれば罰するという法律のこと。
4858 腹非之法 ふくひのほう 【非見出し】
口に出さなくても、心の中で非難すれば罰するという法律のこと。⇒腹誹之法
4859 伏竜鳳雛 ふくりょうほうすう 【準1級】[準1級][1級]
才能を持ちながら機会がなくて実力を発揮できない者のこと。また、将来が有望な若者のたとえ。
4860 不之舟 ふけいのふね 【準1級】
心にわだかまりがなくさっぱりしていて無心なこと。また、定めなく流れただよっていること。
4861 不言実行 ふげんじっこう 【5級】[4級]
あれこれ理屈をいわずに黙って実際に行動すること。
4862 不言之教 ふげんのおしえ 【準1級】
言葉にして言わずに、相手に体得させることができる教えのこと。
4863 不言不語 ふげんふご 【5級】
何も言わないこと。
4864 傅虎以翼 ふこいよく 【非見出し】
強い者がさらに力をつけること。⇒為虎傅翼
4865 不耕不織 ふこうふしょく 【準2級】
生産的な仕事をしないこと。
4866 富国強兵 ふこくきょうへい 【5級】
国の経済力を高め、軍事力を増強すること。
4867 夫妻合 ふさいはんごう 【配当外】
夫婦は一つの物の半分ずつで、両方を合わせて初めて完全になるということ。
4868 夫妻判合 ふさいはんごう 【非見出し】
夫婦は一つの物の半分ずつで、両方を合わせて初めて完全になるということ。⇒夫妻合
4869 俯察仰観 ふさつぎょうかん 【1級】
仰いで天文を見、うつむいて地理を知ること。⇒仰観俯察
4870 巫山雲雨 ふざんうんう 【1級】
男女の情交をいう。⇒雲雨巫山
4871 巫山之雨 ふざんのあめ 【非見出し】
男女の情交をいう。⇒雲雨巫山
4872 巫山之夢 ふざんのゆめ 【1級】
男女の情交をいう。⇒雲雨巫山
4873 父子相伝 ふしそうでん 【5級】
学術や技芸などの奥義を父からわが子だけに伝えること。
4874 無事息災 ぶじそくさい 【5級】
心配事やわざわいがなく平穏に暮らしていること。
4875 不失正鵠 ふしつせいこく 【準1級】[準1級]
物事の重要な点を正確にとらえること。
4876 附耳之言 ふじのげん 【準1級】
秘密はもれやすいし、すぐに広まるものだということ。
4877 付耳之言 ふじのげん 【非見出し】
秘密はもれやすいし、すぐに広まるものだということ。⇒附耳之言
4878 無事平安 ぶじへいあん 【非見出し】
心配事やわざわいがなく平穏に暮らしていること。⇒無事息災
4879 不惜身命 ふしゃくしんみょう 【準1級】[準1級]
自分の身をささげて惜しまないこと。
4880 俛首帖耳 ふしゅちょうじ 【1級】[1級]
人にこびへつらう卑しい態度のこと。
4881 俯首帖耳 ふしゅちょうじゅ 【非見出し】
人にこびへつらう卑しい態度のこと。⇒俛首帖耳
4882 膚受之愬 ふじゅのうったえ 【1級】
身にさしせまった痛切な訴えのこと。
4883 不将不逆 ふしょうふぎゃく 【非見出し】
過ぎ去ったできごとをくよくよと悔やみ、まだ来ないことにあれこれ心を悩ますことをしないこと。⇒不将不迎
4884 不将不迎 ふしょうふげい 【4級】
過ぎ去ったできごとをくよくよと悔やみ、まだ来ないことにあれこれ心を悩ますことをしないこと。
4885 夫唱婦随 ふしょうふずい 【3級】
夫婦の仲がとてもよいこと。
4886 夫倡婦随 ふしょうふずい 【非見出し】
夫婦の仲がとてもよいこと。⇒夫唱婦随
4887 不食之地 ふしょくのち 【非見出し】
草木や穀物が生じないやせた土地のこと。また、新しい発見もよい結果も得られないこと。⇒不毛之地
4888 負薪汲水 ふしんきゅうすい 【準1級】
自然の中で簡素な生活を営むこと。⇒採薪汲水
4889 負薪之憂 ふしんのうれい 【準1級】
自分の病気の称。
4890 負薪之病 ふしんのへい 【準1級】
自分の病気の称。⇒負薪之憂
4891 鳧趨雀躍 ふすうじゃくやく 【1級】
喜んで小躍りするさま。
4892 附贅懸疣 ふぜいけんゆう 【1級】
無用なもののこと。
4893 付贅懸疣 ふぜいけんゆう 【非見出し】
無用なもののこと。⇒附贅懸疣
4894 附贅懸肬 ふぜいけんゆう 【非見出し】
無用なもののこと。⇒附贅懸疣
4895 附贅県疣 ふぜいけんゆう 【非見出し】
無用なもののこと。⇒附贅懸疣
4896 浮声切響 ふせいせっきょう 【4級】
軽い声と重い声。音韻の軽重や高下にいう。
4897 浮石沈木 ふせきちんぼく 【4級】
大衆の理に反した無責任な言論が威力をもつこと。
4898 不即不離 ふそくふり 【4級】[準2級]
つかず離れずの関係にあること。また、あたらずさわらずの曖昧なさま。
4899 二股膏薬 ふたまたこうやく 【準1級】
定見がなく、あっちへついたり、こっちへついたりすること。
4900 不断節季 ふだんせっき 【5級】
一日一日を節季のつもりで、借金をしないで地道でまじめな商売をしていれば、決算期になっても困ることはないということ。
4901 不知案内 ふちあんない 【5級】
知識や心得がなく、物事の事情やようすがよくわからないこと。
4902 物換星移 ぶっかんせいい 【3級】
自然界の眺めや時世が変わり改まること。
4903 物議洶然 ぶつぎきょうぜん 【非見出し】
世間のうわさが騒がしいこと。⇒物論囂囂
4904 物議騒然 ぶつぎそうぜん 【4級】
世論が騒がしいこと。
4905 物質代謝 ぶっしつたいしゃ 【非見出し】
新しいものが古いものにとって代わること。⇒新陳代謝
4906 物情騒然 ぶつじょうそうぜん 【非見出し】[準2級]
世論が騒がしいこと。⇒物議騒然
4907 仏足石歌 ぶっそくせきか 【5級】
仏足石の歌碑にきざまれた和歌の形式で、三十一音の短歌の末尾にさらに七音を加えた形。
4908 物論囂囂 ぶつろんごうごう 【1級】
世間のうわさが騒がしいこと。
4909 釜底抽薪 ふていちゅうしん 【準1級】[準1級]
問題を解決するためには根本の原因を取り除かなければならないというたとえ。
4910 釜底遊魚 ふていゆうぎょ 【非見出し】
危険や災難がさしせまっていることのたとえ。⇒轍鮒之急
4911 普天率土 ふてんそつど 【4級】
天のおおう限り、地のつづく限りのすべての地。
4912 敷天率土 ふてんそつど 【非見出し】
天のおおう限り、地のつづく限りのすべての地。⇒普天率土
4913 溥天率土 ふてんそつど 【非見出し】
天のおおう限り、地のつづく限りのすべての地。⇒普天率土
4914 敷天之下 ふてんのもと 【準1級】
世界中。
4915 普天之下 ふてんのもと 【非見出し】
世界中。⇒敷天之下
4916 溥天之下 ふてんのもと 【非見出し】
世界中。⇒敷天之下
4917 不撓不屈 ふとうふくつ 【1級】[1級]
どんな困難にもくじけないこと。
4918 不得要領 ふとくようりょう 【5級】
要点がはっきりせず、わけのわからないこと。
4919 腐敗堕落 ふはいだらく 【準2級】[準2級]
精神がたるみ乱れて、弊害が多く生じる状態になること。
4920 不買美田 ふばいびでん 【5級】
子孫を甘やかし安楽な生活をさせるような財産を残さないこと。
4921 巫馬戴星 ふばたいせい 【非見出し】
朝早くから夜遅くまで一生懸命働くこと。⇒披星戴月
4922 不抜之志 ふばつのこころざし 【準1級】
物事にくじけない強い意志のこと。
4923 舞馬之災 ぶばのわざわい 【準1級】
火事のこと。
4924 舞文曲筆 ぶぶんきょくひつ 【4級】
ことさらに言葉を飾り、事実を曲げて文章を書くこと。
4925 舞文巧法 ぶぶんこうほう 【非見出し】
法を都合のいいように解釈すること。⇒舞文弄法
4926 舞文弄法 ぶぶんろうほう 【2級】[1級]
法を都合のいいように解釈すること。
4927 布韈青鞋 ふべつせいあい 【1級】
旅行のときの服装のこと。
4928 普遍妥当 ふへんだとう 【準2級】[準2級][2級]
どんな場合にも真理として承認されること。
4929 不偏不党 ふへんふとう 【準2級】[2級]
かたよることなく公平中立の立場に立つこと。
4930 榑木之地 ふぼくのち 【1級】
東方にある太陽が昇る地のこと。また、日本の異称。
4931 扶木之地 ふぼくのち 【非見出し】
東方にある太陽が昇る地のこと。また、日本の異称。⇒榑木之地
4932 不眠不休 ふみんふきゅう 【4級】[4級][準2級]
眠らず休まず事にあたること。
4933 不毛之地 ふもうのち 【準1級】
草木や穀物が生じないやせた土地のこと。また、新しい発見もよい結果も得られないこと。
4934 蜉蝣一期 ふゆうのいちご 【1級】
人生の短くはかないことのたとえ。
4935 蜉蝣之命 ふゆうのいのち 【非見出し】
人生の短くはかないことのたとえ。⇒蜉蝣一期
4936 不埒千万 ふらちせんばん 【1級】
このうえなくふとどきなこと。非常にけしからぬさま。
4937 夫里之布 ふりのふ 【準1級】
中国古代の税法の一。
4938 不離不即 ふりふそく 【非見出し】
つかず離れずの関係にあること。また、あたらずさわらずの曖昧なさま。⇒不即不離
4939 不立文字 ふりゅうもんじ 【準2級】
文字や言葉によらず、心から心へ伝えること。
4940 武陵桃源 ぶりょうとうげん 【3級】
俗世間から離れた別天地、理想郷のこと。
4941 不老長寿 ふろうちょうじゅ 【3級】[3級]
いつまでも老いることなく長生きすること。
4942 不老長生 ふろうちょうせい 【非見出し】
長生きして死なない。長生きして衰えない。⇒長生不死
4943 不老不死 ふろうふし 【5級】
永久に老いることなく生きること。
4944 附和随行 ふわずいこう 【非見出し】
自分の主義主張がなく、他人の言動に軽々しく同調すること。⇒附和雷同
4945 附和雷同 ふわらいどう 【準2級】[準2級][2級]
自分の主義主張がなく、他人の言動に軽々しく同調すること。
4946 付和雷同 ふわらいどう 【非見出し】[4級]
自分の主義主張がなく、他人の言動に軽々しく同調すること。⇒附和雷同
4947 文化遺産 ぶんかいさん 【追加】[5級]
歴史的な価値があるものとして、現在まで残され、未来に継承されるべき過去の時代の文化財。
4948 焚琴煮鶴 ふんきんしゃかく 【準1級】[準1級]
殺風景なことのたとえ。
4949 刎頸之友 ふんけいのとも 【非見出し】
心を許しあったきわめて親密な交際。⇒刎頸之交
4950 刎頸之交 ふんけいのまじわり 【1級】
心を許しあったきわめて親密な交際。
4951 文芸復興 ぶんげいふっこう 【5級】
十四世紀末から十六世紀初めにかけてイタリアを中心として全ヨーロッパにひろがった、ギリシャ・ローマの古典文化を手本とする学術上・芸術上の革新運動のこと。
4952 分合集散 ぶんごうしゅうさん 【5級】
離れたり集まったりすること。また、協力したり反目したりすること。⇒離合集散
4953 粉骨砕身 ふんこつさいしん 【準2級】[準2級][2級]
全力を尽くして努力すること。また、骨身惜しまず働くこと。
4954 蚊子咬牛 ぶんしこうぎゅう 【1級】
痛くもかゆくもないこと。また、自分の実力をわきまえずに行動すること。
4955 文質彬彬 ぶんしつひんぴん 【準1級】[準1級][1級]
外見の美しさと内面の実質がよく調和していること。
4956 文事武備 ぶんじぶび 【非見出し】
文武の両道を兼ね備えていること。⇒経文緯武
4957 粉愁香怨 ふんしゅうこうえん 【2級】
美人がうらみ悲しむ姿の形容。
4958 文従字順 ぶんじゅうじじゅん 【5級】
文章の筋がとおっていて、表現もよどみなくわかりやすいこと。
4959 粉粧玉琢 ふんしょうぎょくたく 【準1級】
女性の器量がよいたとえ。
4960 文章絶唱 ぶんしょうのぜっしょう 【5級】
きわめてすぐれた文章のこと。
4961 粉飾決算 ふんしょくけっさん 【4級】
会社が経営内容を実際よりもよく見せるために、損益計算などの数字を過大もしくは過小表示して決算すること。
4962 扮飾決算 ふんしょくけっさん 【非見出し】
会社が経営内容を実際よりもよく見せるために、損益計算などの数字を過大もしくは過小表示して決算すること。⇒粉飾決算
4963 焚書坑儒 ふんしょこうじゅ 【準1級】[準1級][1級]
思想・学問・言論を弾圧すること。
4964 粉身砕骨 ふんしんさいこつ 【非見出し】
全力を尽くして努力すること。また、骨身惜しまず働くこと。⇒粉骨砕身
4965 文人墨客 ぶんじんぼっかく 【3級】[2級]
詩文や書画などの風雅なものにたずさわる人のこと。
4966 文恬武嬉 ぶんてんぶき 【1級】
天下太平なこと。
4967 粉白黛黒 ふんぱくたいこく 【非見出し】
美人のこと。⇒粉白黛墨
4968 粉白黛墨 ふんぱくたいぼく 【準1級】
美人のこと。
4969 粉白黛緑 ふんぱくたいりょく 【非見出し】
美人のこと。⇒粉白黛墨
4970 文武一途 ぶんぶいっと 【4級】
文官と武官の区別がないこと。
4971 聞風喪胆 ぶんぷうそうたん 【準2級】
うわさを聞いてびっくりする。
4972 文武兼資 ぶんぶけんし 【非見出し】
学問と武芸。また、その両方にすぐれていること。⇒文武両道
4973 文武兼備 ぶんぶけんび 【非見出し】
学問と武芸。また、その両方にすぐれていること。⇒文武両道
4974 文武二道 ぶんぶにどう 【非見出し】
学問と武芸。また、その両方にすぐれていること。⇒文武両道
4975 文武両道 ぶんぶりょうどう 【5級】[準2級]
学問と武芸。また、その両方にすぐれていること。
4976 紛紛聚訴 ふんぷんしゅうそ 【非見出し】
いろいろな意見や説が入り乱れてまとまりがつかないさま。⇒諸説紛紛
4977 蚊虻走牛 ぶんぼうそうぎゅう 【準1級】[準1級]
小さなものが強大なものを制すること。また、ささいなことが原因となって大事件や災難を引きおこすこと。
4978 蚊虻之労 ぶんぼうのろう 【準1級】
取るに足りない技能のこと。
4979 蚊之労 ぶんぼうのろう 【非見出し】
取るに足りない技能のこと。⇒蚊虻之労
4980 分崩離析 ぶんぽうりせき 【準2級】
組織がちりぢりばらばらにくずれること。
4981 墳墓之地 ふんぼのち 【準1級】
生まれ故郷のこと。
4982 文明開化 ぶんめいかいか 【5級】
人知が開け世の中が進歩して、文化の水準が高くなること。
4983 分憂之官 ぶんゆうのかん 【非見出し】
国司(諸国におかれた地方官)のこと。⇒分憂之寄
4984 分憂之寄 ぶんゆうのき 【準1級】
国司(諸国におかれた地方官)のこと。
4985 奮励努力 ふんれいどりょく 【3級】[3級][準2級][2級]
気力を奮い起こして努め励む。
4986 平安無事 へいあんぶじ 【非見出し】
なにごともなく穏やかなこと。⇒平穏無事
4987 敝衣草履 へいいそうく 【非見出し】
ぼろぼろで、きたないいでたち。なりふりにかまわぬこと。⇒敝衣蓬髪
4988 弊衣破袴 へいいはこ 【非見出し】
身なりを構わない、粗野なさま。⇒弊衣破帽
4989 弊衣破帽 へいいはぼう 【準2級】
身なりを構わない、粗野なさま。
4990 敝衣破帽 へいいはぼう 【非見出し】
身なりを構わない、粗野なさま。⇒弊衣破帽
4991 敝衣蓬髪 へいいほうはつ 【1級】
ぼろぼろで、きたないいでたち。なりふりにかまわぬこと。
4992 弊衣蓬髪 へいいほうはつ 【非見出し】
ぼろぼろで、きたないいでたち。なりふりにかまわぬこと。⇒敝衣蓬髪
4993 米塩博弁 べいえんはくべん 【5級】
詳細にわたって議論し、話し合うこと。また、くどくどと話すこと。
4994 平穏無事 へいおんぶじ 【3級】[3級]
なにごともなく穏やかなこと。
4995 並駕斉駆 へいがせいく 【準1級】[準1級][1級]
力や能力に差がないこと。
4996 兵戈槍攘 へいかそうじょう 【1級】
武器が乱れ動くこと。兵乱の形容。
4997 平気虚心 へいききょしん 【3級】
気を平らかにして心を虚しくする。心にわだかまりがなく平静な心をいう。
4998 並駆斉駕 へいくせいが 【準1級】
力や能力に差がないこと。⇒並駕斉駆
4999 閉月羞花 へいげつしゅうか 【2級】[1級]
美しい女性のこと。⇒羞月閉花
5000 閉口頓首 へいこうとんしゅ 【2級】
どうしようもないほど困りきったさま。また、やりこめられて返答につまること。
5001 平沙万里 へいさばんり 【2級】
広大な砂漠のこと。
5002 平沙落雁 へいさらくがん 【準1級】
中国瀟湘八景の一つ。また、琴曲の名。
5003 兵車之会 へいしゃのかい 【準1級】
武力によって諸侯を会合させること。
5004 兵車之属 へいしゃのぞく 【非見出し】
武力によって諸侯を会合させること。⇒兵車之会
5005 秉燭夜遊 へいしょくやゆう 【1級】[1級]
人生ははかなく短いので、せめて夜も灯をともして遊び、生涯を楽しもうということ。
5006 平身低頭 へいしんていとう 【5級】[4級][3級]
ひたすら恐縮しへりくだること。また、ひたすらあやまること。
5007 萍水相逢 へいすいそうほう 【1級】
人と人とが偶然に知りあいになること。
5008 米泉之精 べいせんのせい 【準1級】
酒をいう。
5009 弊帚千金 へいそうせんきん 【1級】[1級]
身のほどを知らないで思いあがるたとえ。
5010 平談俗語 へいだんぞくご 【4級】[準1級]
日常の会話で使われるごくふつうの言葉。
5011 平談俗話 へいだんぞくわ 【非見出し】
日常の会話で使われるごくふつうの言葉。⇒平談俗語
5012 瓶墜簪折 へいついしんせつ 【1級】
男女が離れて二度と会い得ないたとえ。
5013 兵者凶器 へいはきょうき 【準1級】
武器は人をそこなう不吉な道具であるということ。
5014 兵馬倥偬 へいばこうそう 【1級】[1級]
戦争にあけくれて忙しいこと。
5015 平伏膝行 へいふくしっこう 【準1級】
高貴の人の前で恐縮して進み出るさま。
5016 平平凡凡 へいへいぼんぼん 【4級】
ごくありふれていて、特別なことがないさま。
5017 閉明塞聡 へいめいそくそう 【準1級】
世間の事物と接触を断ち切る。
5018 閉目塞聴 へいもくそくちょう 【非見出し】
世間の事物と接触を断ち切る。⇒閉明塞聡
5019 碧眼紅毛 へきがんこうもう 【準1級】
西洋人のこと。⇒紅毛碧眼
5020 碧血丹心 へきけつたんしん 【準1級】
このうえないまごころのこと。
5021 碧落一洗 へきらくいっせん 【準1級】[準1級]
大空がからりと晴れわたること。
5022 汨羅之鬼 べきらのき 【1級】
水死した人のこと。
5023 壁立千仞 へきりつせんじん 【1級】
断崖が壁のように千仞も高く切り立ちそびえていること。
5024 霹靂一声 へきれきいっせい 【1級】
突然かみなりがとどろくこと。
5025 霹靂閃電 へきれきせんでん 【1級】[1級]
すばやいことのたとえ。
5026 別有天地 べつゆうてんち 【5級】
俗世間を離れた理想的な別天地があるということ。
5027 別有洞天 べつゆうどうてん 【非見出し】
俗世間を離れた理想的な別天地があるということ。⇒別有天地
5028 卞和泣璧 べんかきゅうへき 【配当外】
正しくすぐれた才能や業績が世に認められず嘆くことのたとえ。
5029 卞和之璧 べんかのへき 【非見出し】
正しくすぐれた才能や業績が世に認められず嘆くことのたとえ。⇒卞和泣璧
5030 片簡零墨 へんかんれいぼく 【3級】
ちょっとした書き物や、書き物のきれはし。⇒断簡零墨
5031 変幻自在 へんげんじざい 【3級】[3級]
思いのままにすばやく変化すること。また、変わり身がはやいこと。
5032 変幻出没 へんげんしゅつぼつ 【非見出し】
思いのままにすばやく変化すること。また、変わり身がはやいこと。⇒変幻自在
5033 片言隻句 へんげんせきく 【3級】[3級][準1級]
わずかな言葉。ほんのひと言ふた言。
5034 片言隻言 へんげんせきげん 【非見出し】
わずかな言葉。ほんのひと言ふた言。⇒片言隻句
5035 片言隻語 へんげんせきご 【非見出し】[2級]
わずかな言葉。ほんのひと言ふた言。⇒片言隻句
5036 片言隻辞 へんげんせきじ 【非見出し】
わずかな言葉。ほんのひと言ふた言。⇒片言隻句
5037 弁才無礙 べんざいむげ 【1級】
弁舌の才能があり、よどみなく話すこと。
5038 駢四儷六 べんしれいろく 【1級】
四字句と六字句の対句を多く用いた修辞的な文体。⇒四六駢儷
5039 鞭声粛粛 べんせいしゅくしゅく 【準1級】
相手に気づかれないように馬を打つ音も静かにの意。
5040 変態百出 へんたいひゃくしゅつ 【5級】
形をいろいろと変え、また姿も変えること。
5041 偏袒扼腕 へんたんやくわん 【1級】
激しく怒ったり悔しがったりするさま。
5042 辺地粟散 へんちぞくさん 【準1級】
粟つぶの散らばったような世界の果ての小さな国。⇒粟散辺地
5043 胼胝之労 へんちのろう 【1級】
たいへんな骨折り。
5044 辺幅修飾 へんぷくしゅうしょく 【4級】
うわべ(外見)を飾ること。
5045 鞭辟近裏 べんぺききんり 【1級】
外物にとらわれることなく身に切実なことと考えること。また、はげましによって物事の道理に近づくこと。
5046 偏僻蔽固 へんぺきへいこ 【準1級】[準1級]
道理に暗く考えがかたよっていて、かたくななこと。
5047 偏旁冠脚 へんぼうかんきゃく 【1級】
漢字を構成する部首の総称。
5048 偏傍冠脚 へんぼうかんきゃく 【非見出し】
漢字を構成する部首の総称。⇒偏旁冠脚
5049 変法自強 へんぽうじきょう 【5級】
法律や制度を改革して自国を強くすること。
5050 変法自彊 へんぽうじきょう 【非見出し】
法律や制度を改革して自国を強くすること。⇒変法自強
5051 駢拇枝指 べんぼしし 【1級】
無用なもののたとえ。
5052 片利共生 へんりきょうせい 【4級】
いっしょに生活をしていながら、片方だけが利益を受けること。
5053 片利共棲 へんりきょうせい 【非見出し】
いっしょに生活をしていながら、片方だけが利益を受けること。⇒片利共生
5054 縫衣浅帯 ほういせんたい 【3級】
儒者の服。転じて、儒者・文人。
5055 豊衣足食 ほういそくしょく 【非見出し】
物質的になんの不足もない満ち足りた生活。⇒煖衣飽食
5056 褒衣博帯 ほういはくたい 【準2級】
儒者の服。
5057 暴飲暴食 ぼういんぼうしょく 【5級】
度をすぎた飲食をすること。
5058 冒雨剪韭 ぼううせんきゅう 【1級】[1級]
友人の来訪を喜んでもてなすこと。
5059 望雲之情 ぼううんのじょう 【非見出し】
旅先で親を思うことのたとえ。⇒白雲孤飛
5060 逢掖之衣 ほうえきのい 【1級】
袖の大きい着物のこと。
5061 報怨以徳 ほうえんいとく 【2級】[準1級]
自分に怨みをもつ人に愛情をもって接し、恩恵を与えること。
5062 砲煙弾雨 ほうえんだんう 【4級】
戦闘が激しいさま。
5063 砲烟弾雨 ほうえんだんう 【非見出し】
戦闘が激しいさま。⇒砲煙弾雨
5064 鳳凰于飛 ほうおううひ 【1級】
夫婦の仲がむつまじいこと。
5065 鳳皇于飛 ほうおううひ 【非見出し】
夫婦の仲がむつまじいこと。⇒鳳凰于飛
5066 鳳凰銜書 ほうおうがんしょ 【1級】
天子の遣わした使者が勅書をたずさえていること。
5067 鳳凰在 ほうおうざいど 【配当外】
すぐれた人材が地位に恵まれず民間に埋もれていること。
5068 鳳凰来儀 ほうおうらいぎ 【準1級】
世の中が太平なことのたとえ。
5069 鳳皇来儀 ほうおうらいぎ 【非見出し】
世の中が太平なことのたとえ。⇒鳳凰来儀
5070 茅屋釆椽 ぼうおくさいてん 【1級】[1級]
質素な家のこと。
5071 忘恩負義 ぼうおんふぎ 【5級】
恩を忘れ義理にそむくこと。
5072 法界悋気 ほうかいりんき 【1級】[1級]
他人のことを嫉妬したり、ねたんだりすること。また、他人の恋愛をねたむこと。
5073 放歌高吟 ほうかこうぎん 【準2級】[2級]
あたりかまわず大声で歌い吟ずること。⇒高歌放吟
5074 方駕斉駆 ほうがせいく 【非見出し】
力や能力に差がないこと。⇒並駕斉駆
5075 泛駕之馬 ほうがのうま 【1級】
常道に従わない英雄のたとえ。
5076 抱関撃柝 ほうかんげきたく 【1級】
低い役職の人のこと。
5077 旁観縮手 ぼうかんしゅくしゅ 【非見出し】
何もしないでそばで見ていること。⇒袖手旁観
5078 判官贔屓 ほうがんびいき 【1級】
弱いほうに同情し、味方したり応援したりすること。
5079 判官贔負 ほうがんびいき 【非見出し】
弱いほうに同情し、味方したり応援したりすること。⇒判官贔屓
5080 暴虐非道 ぼうぎゃくひどう 【3級】
乱暴でむごたらしく道理にはずれた行いをすること。また、その人。
5081 暴虐無道 ぼうぎゃくむどう 【非見出し】
乱暴でむごたらしく道理にはずれた行いをすること。また、その人。⇒暴虐非道
5082 飽経風霜 ほうけいふうそう 【準2級】
世の中の辛酸をなめ尽くし、世渡りもうまいが、したたかで悪賢いこと。
5083 放言高論 ほうげんこうろん 【5級】
言いたい放題に自由に言論すること。
5084 暴言多罪 ぼうげんたざい 【5級】
手紙などで言い過ぎたこと、失礼なことをわびる語。
5085 奉公守法 ほうこうしゅほう 【3級】
懸命に公務を遂行し法をきちんと守ること。
5086 貌合心離 ぼうごうしんり 【2級】
交際するのに表面だけで誠意のないたとえ。
5087 蓬戸甕 ほうこおうゆう 【非見出し】
貧しく粗末な家の形容。⇒甕縄枢
5088 暴虎馮河 ぼうこひょうが 【1級】[1級]
向こうみずのたとえ。血気にまかせた無謀な行動のこと。
5089 放語漫言 ほうごまんげん 【4級】
言いたい放題。⇒漫言放語
5090 方址円顱 ほうしえんろ 【非見出し】
丸い頭と四角い足。人類のこと。⇒円顱方趾
5091 方趾円顱 ほうしえんろ 【1級】
丸い頭と四角い足。人類のこと。⇒円顱方趾
5092 旁時掣肘 ぼうじせいちゅう 【1級】
他人の仕事にわきから口を出してじゃまをすること。
5093 封豕長蛇 ほうしちょうだ 【1級】
貪欲で残酷な人のたとえ。
5094 茅茨不翦 ぼうしふせん 【非見出し】
質素な建物のこと。⇒采椽不
5095 旁若無人 ぼうじゃくぶじん 【1級】
人前にもかかわらず、勝手で無遠慮な振る舞いをすること。
5096 傍若無人 ぼうじゃくぶじん 【非見出し】[準2級][2級]
人前にもかかわらず、勝手で無遠慮な振る舞いをすること。⇒旁若無人
5097 放縦不羈 ほうじゅうふき 【非見出し】
気の向くまま勝手に振る舞う。⇒放蕩不羈
5098 鵬霄万里 ほうしょうばんり 【非見出し】
遠大な道程のたとえ。海が限りなく広がることの形容。⇒鵬程万里
5099 飽食終日 ほうしょくしゅうじつ 【3級】
一日中食べるだけで仕事もせず過ごす。
5100 飽食煖衣 ほうしょくだんい 【1級】
物質的になんの不足もない満ち足りた生活。⇒煖衣飽食
5101 望蜀之嘆 ぼうしょくのたん 【1級】
人間の欲望には限りがないということ。⇒得隴望蜀
5102 亡脣寒歯 ぼうしんかんし 【1級】
密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。⇒脣亡歯寒
5103 抱薪救火 ほうしんきゅうか 【4級】
害を除こうとしてかえってその害を大きくしてしまうこと。
5104 方円鑿 ほうぜいえんさく 【配当外】
物事がうまくかみ合わないことのたとえ。⇒円鑿方
5105 方正之士 ほうせいのし 【準1級】
行いの正しい人のこと。
5106 蜂準長目 ほうせつちょうもく 【準1級】
賢くて抜け目のない人相のこと。
5107 茫然自失 ぼうぜんじしつ 【1級】
気が抜けてぼんやりしてしまい、どうしてよいかわからなくなること。
5108 呆然自失 ぼうぜんじしつ 【非見出し】
気が抜けてぼんやりしてしまい、どうしてよいかわからなくなること。⇒茫然自失
5109 包蔵禍心 ほうぞうかしん 【準2級】
悪いたくらみを心に隠しもつ。
5110 放胆小心 ほうたんしょうしん 【3級】
文章を書くはじめは大胆に筆を揮って思いきって書くのがよく、ある程度熟練してからは細心の注意を払って書くのがよいこと。また、それら二つの文体。
5111 抱柱之信 ほうちゅうのしん 【準1級】
約束をかたく守ること。また、馬鹿正直で融通がきかないこと。⇒尾生之信
5112 忙中有閑 ぼうちゅうゆうかん 【準2級】[2級]
忙しい仕事の合い間にも、ほっと一息つくひまがあること。
5113 方底円蓋 ほうていえんがい 【2級】[準1級]
物事がくいちがって合わないことのたとえ。
5114 鵬程万里 ほうていばんり 【準1級】[準1級][1級]
遠大な道程のたとえ。海が限りなく広がることの形容。
5115 宝鈿玉釵 ほうでんぎょくさい 【1級】
美しいもののたとえ。
5116 蓬頭垢面 ほうとうこうめん 【準1級】[準1級][1級]
身だしなみが悪く、むさくるしいさま。
5117 放蕩三昧 ほうとうざんまい 【準1級】
勝手放題にすること。酒や女におぼれて品行が悪く、勝手気ままなこと。
5118 蓬頭赤脚 ほうとうせききゃく 【非見出し】
よもぎのように髪が乱れるさま。⇒蓬頭乱髪
5119 朋党比周 ほうとうひしゅう 【準1級】
同志が団結して助けあい、仲間以外の者を排斥すること。
5120 放蕩不羈 ほうとうふき 【1級】
気の向くまま勝手に振る舞う。
5121 放蕩無頼 ほうとうぶらい 【準1級】[準1級]
酒色にふけり、身をもちくずすこと。
5122 蓬頭乱髪 ほうとうらんぱつ 【準1級】
よもぎのように髪が乱れるさま。
5123 法統連綿 ほうとうれんめん 【非見出し】
仏の教えが師から弟子へと連綿と受け継ぎ伝えられるということ。⇒血脈相承
5124 茅堵蕭然 ぼうとしょうぜん 【1級】
かやぶきの垣根が物寂しいさま。
5125 法爾自然 ほうにじねん 【準1級】
少しも人為的な力が加わらないあるがままの姿であること。⇒自然法爾
5126 法爾法然 ほうにほうねん 【非見出し】
少しも人為的な力が加わらないあるがままの姿であること。⇒自然法爾
5127 豊年満作 ほうねんまんさく 【5級】[4級]
農作物が豊かにみのり、収穫の多いこと。
5128 蓬髪垢面 ほうはつこうめん 【非見出し】
身だしなみが悪く、むさくるしいさま。⇒蓬頭垢面
5129 放馬南山 ほうばなんざん 【非見出し】
戦いが終わり平和になるたとえ。⇒帰馬放牛
5130 尨眉皓髪 ぼうびこうはつ 【1級】
白毛がまじったまゆと白い髪。老人のこと。
5131 暴風怒濤 ぼうふうどとう 【非見出し】
物事がひどく乱れていること。⇒狂瀾怒濤
5132 捧腹絶倒 ほうふくぜっとう 【準1級】[準1級]
腹をかかえて大笑いすること。
5133 抱腹絶倒 ほうふくぜっとう 【非見出し】[4級][準2級]
腹をかかえて大笑いすること。⇒捧腹絶倒
5134 捧腹大笑 ほうふくたいしょう 【準1級】
腹をかかえて大笑いすること。⇒捧腹絶倒
5135 望文生義 ぼうぶんせいぎ 【5級】
文字の意味をあまり考えず、見当で勝手に解釈すること。
5136 望聞問切 ぼうぶんもんせつ 【5級】
医者の診察で重要な四つの方法。「望」は目で察し、「聞」は耳で聴いて診察し、「問」は言葉で問いただし、「切」は指でさすって診察すること。
5137 放辟邪侈 ほうへきじゃし 【1級】
わがまま勝手な悪い行為のこと。
5138 蜂房水渦 ほうぼうすいか 【2級】
家屋が蜂の巣のように密集しているさま。
5139 忙忙碌碌 ぼうぼうろくろく 【非見出し】
非常に忙しいさま。⇒汲汲忙忙
5140 泡沫夢幻 ほうまつむげん 【準1級】[準1級]
人生のはかないことのたとえ。
5141 報本反始 ほうまんはんし 【5級】
天地や祖先の恩に感謝し報いること。
5142 蜂目豺声 ほうもくさいせい 【1級】
凶悪で冷酷な人のこと。
5143 忘憂之物 ぼうゆうのもの 【非見出し】
酒の異称。⇒清聖濁賢
5144 鳳友鸞諧 ほうゆうらんかい 【非見出し】
男女間の情事、交接のたとえ。⇒鳳友鸞交
5145 鳳友鸞交 ほうゆうらんこう 【1級】
男女間の情事、交接のたとえ。
5146 亡羊之嘆 ぼうようのたん 【準1級】
方針が多すぎて選択に迷うたとえ。⇒多岐亡羊
5147 亡羊補牢 ぼうようほろう 【準1級】[準1級]
失敗したあとで改めることのたとえ。
5148 蓬莱弱水 ほうらいじゃくすい 【準1級】
遠くはるかにへだたっていること。
5149 忙裡偸閑 ぼうりとうかん 【非見出し】
忙しい仕事の合い間にも、ほっと一息つくひまがあること。⇒忙中有閑
5150 方領矩歩 ほうりょうくほ 【準1級】
儒者の身なりや態度のたとえ。
5151 暴戻恣 ぼうれいしき 【配当外】
横暴で残忍な人物の形容。
5152 暮雲春樹 ぼうんしゅんじゅ 【4級】
遠くの友を切になつかしむ情。
5153 母猿断腸 ぼえんだんちょう 【準2級】
腸がちぎれるような激しい悲しみや苦しみのこと。
5154 保革伯仲 ほかくはくちゅう 【準2級】
保守政党と革新政党の議員数がほぼ同じ状態。
5155 北轅適楚 ほくえんてきそ 【1級】
志と行動とが相反するたとえ。
5156 撲朔謎離 ぼくさくめいり 【準1級】
男か女か分からないこと。
5157 墨子泣糸 ぼくしきゅうし 【3級】
人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。
5158 墨子兼愛 ぼくしけんあい 【3級】
墨子は儒家の差別愛に対して博愛平等を主張したこと。
5159 墨子薄葬 ぼくしはくそう 【3級】
墨子は盛大な儀式を主張する儒家に対して質素な葬儀を唱えたこと。
5160 墨子悲糸 ぼくしひし 【3級】
人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。⇒墨子泣糸
5161 墨子悲染 ぼくしひせん 【非見出し】
人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。⇒墨子泣糸
5162 墨守成規 ぼくしゅせいき 【3級】
古くからあるやり方を固く守って、変え改めようとしないこと。
5163 濮上之音 ぼくじょうのおん 【配当外】
淫乱な音楽のこと。また、国を滅亡にみちびく亡国の音楽のこと。⇒桑間濮上
5164 北窓三友 ほくそうのさんゆう 【5級】
琴と詩と酒のこと。
5165 墨之守 ぼくてきのまもり 【配当外】
自分の説などを堅く守って改めないこと。
5166 北轍南轅 ほくてつなんえん 【1級】
志と行動が相反するたとえ。
5167 北斗七星 ほくとしちせい 【3級】
天の北極に、ひしゃくの形につらなっている大熊座の七つの星のこと。
5168 墨名儒行 ぼくめいじゅこう 【準2級】
表面は墨者と称しながら、実際には孔子の教えに合った行いをすること。
5169 輔車脣歯 ほしゃしんし 【1級】
お互いに助けあう密接な関係。
5170 輔車唇歯 ほしゃしんし 【非見出し】
お互いに助けあう密接な関係。⇒輔車脣歯
5171 輔車相依 ほしゃそうい 【準1級】
お互いに助けあう密接な関係。⇒輔車脣歯
5172 暮色蒼然 ぼしょくそうぜん 【準1級】[準1級]
夕暮れどきのあたりが薄暗くなっている様子。
5173 保泰持盈 ほたいじえい 【非見出し】
満ち足りて安らかな状態を長く保つこと。⇒持盈保泰
5174 法華三昧 ほっけざんまい 【2級】
一心不乱に法華経を極めること。
5175 墨痕淋漓 ぼっこんりんり 【1級】[1級]
墨で表現したものが生き生きしているさま。墨の跡がみずみずしいさま。
5176 発菩提心 ほつぼだいしん 【準1級】
仏門に入って僧になろうと思うこと。また、悟りを開こうという気持ちをもつこと。
5177 捕風捉影 ほふうそくえい 【非見出し】
雲をつかむようなとりとめなくあてにならないたとえ。⇒風捕影
5178 匍匐膝行 ほふくしっこう 【1級】
膝を床につき、すり足で前に移動すること。
5179 匍匐前進 ほふくぜんしん 【非見出し】
膝を床につき、すり足で前に移動すること。⇒匍匐膝行
5180 蒲柳之姿 ほりゅうのし 【非見出し】
若いときから体質が虚弱なこと。⇒蒲柳之質
5181 蒲柳之質 ほりゅうのしつ 【準1級】
若いときから体質が虚弱なこと。
5182 賁育之勇 ほんいくのゆう 【1級】
非常に気力が盛んで強いこと。
5183 奔逸絶塵 ほんいつぜつじん 【準1級】
非常にはやく走ること。
5184 奔佚絶塵 ほんいつぜつじん 【非見出し】
非常にはやく走ること。⇒奔逸絶塵
5185 翻雲覆雨 ほんうんふくう 【3級】
世の人の態度や人情がうつろいやすいことのたとえ。⇒雲翻雨覆
5186 凡聖一如 ぼんしょういちにょ 【準1級】
人には凡人と聖者の別はあるが本性は平等であること。
5187 凡聖不二 ぼんしょうふに 【非見出し】
人には凡人と聖者の別はあるが本性は平等であること。⇒凡聖一如
5188 翻然大悟 ほんぜんたいご 【非見出し】
心にわだかまりがなく、至高の境地で真理を悟ること。⇒廓然大悟
5189 本地垂迹 ほんちすいじゃく 【1級】
仏や菩薩が人々を救う一つの手段として、神の姿を借りて現れること。
5190 奔南狩北 ほんなんしゅほく 【準2級】
天子が難を避けて、南北にのがれること。
5191 煩悩菩提 ぼんのうぼだい 【準1級】[準1級]
煩悩は悟りの縁であること。
5192 奔放不羈 ほんぽうふき 【1級】[1級]
なにものにもとらわれることなく、自分の思うままに振る舞うこと。
5193 本末転倒 ほんまつてんとう 【4級】[4級][3級][準2級]
物事の大事なこととそうでないことを逆にすること。
5194 本末倒 ほんまつてんとう 【非見出し】
物事の大事なこととそうでないことを逆にすること。⇒本末転倒
5195 本来面目 ほんらいのめんもく 【5級】
人の手を加えないありのままの本性のこと。
5196 本領安堵 ほんりょうあんど 【準1級】
鎌倉・室町時代、幕府や大名がその支配下にある者に対して、ある特定の領地が間違いなくその者の領地であることを承認し証明の書面を出すこと。
5197 真一文字 まいちもんじ 【5級】
まっすぐなこと。一直線であること。
5198 摩訶止観 まかしかん 【非見出し】
人格を完成した究極の境地をいう。⇒円頓止観
5199 摩肩接踵 まけんせっしょう 【非見出し】
大勢の人があとからあとへと続くこと。⇒比肩随踵
5200 麻姑掻痒 まこそうよう 【1級】[1級]
物事が思いのままになること。また、行きとどくこと。
5201 磨穿鉄硯 ませんてっけん 【準1級】[準1級]
猛烈に勉強すること。
5202 股座膏薬 またぐらこうやく 【非見出し】
定見がなく、その時の都合であっちについたり、こっちについたりすること。⇒内股膏薬
5203 麻中之蓬 まちゅうのよもぎ 【準1級】
よい環境の中では悪しきものも正されるというたとえ。
5204 摩頂放踵 まちょうほうしょう 【1級】[1級]
自分の身を犠牲にして、他人のために尽くすこと。
5205 末法末世 まっぽうまっせ 【5級】
時代がくだり、道徳が衰え乱れた末の世のこと。
5206 末路窮途 まつろきゅうと 【準2級】
追いつめられて苦境から逃れようもない状態。また、苦境におちいって困りはてること。⇒窮途末路
5207 磨砥礪 まろうしれい 【配当外】
知らず知らずのうちに、物が減ってしまうたとえ。
5208 万言倚馬 まんげんいば 【非見出し】
すらすらと名文を書き上げる才能。⇒倚馬七紙
5209 漫言放語 まんげんほうご 【4級】[3級]
言いたい放題。
5210 満腔春意 まんこうしゅんい 【準1級】[準1級]
全身になごやかな気分が満ちていること。
5211 万劫末代 まんごうまつだい 【準1級】
遠い後の世。
5212 満場一致 まんじょういっち 【非見出し】[準2級]
その場にいる全員の意見や考えが一つにまとまること。⇔甲論乙駁
5213 満身傷痍 まんしんしょうい 【非見出し】
精神的にひどく痛めつけられていること。また、さまざまな病気で苦しんでいること。⇒満身創痍
5214 満身創痍 まんしんそうい 【1級】
精神的にひどく痛めつけられていること。また、さまざまな病気で苦しんでいること。
5215 万目睚眥 まんもくがいさい 【1級】[1級]
たくさんの人ににらまれること。
5216 満目荒涼 まんもくこうりょう 【準2級】
見渡すかぎり荒れはてているさま。
5217 満目荒寥 まんもくこうりょう 【非見出し】
見渡すかぎり荒れはてているさま。⇒満目荒涼
5218 満目蕭条 まんもくしょうじょう 【1級】
見渡すかぎりもの寂しいさま。
5219 満目蕭然 まんもくしょうぜん 【非見出し】
見渡すかぎりもの寂しいさま。⇒満目蕭条
5220 曼理皓歯 まんりこうし 【1級】
美人のこと。
5221 密雲不雨 みつうんふう 【5級】
前兆があるのに、まだ事が起こらないこと。また、恩恵が下に行きわたらないこと。
5222 三日天下 みっかてんか 【5級】
権力の座にあることがきわめて短期間であること。
5223 三日法度 みっかはっと 【非見出し】
命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。⇒朝令暮改
5224 三日坊主 みっかぼうず 【4級】
何をしても飽きっぽくて長続きしないこと。
5225 三月庭訓 みつきていきん 【非見出し】
何をしても飽きっぽくて長続きしないこと。⇒三日坊主
5226 妙計奇策 みょうけいきさく 【4級】[準2級][2級]
人の意表をついた奇抜ですぐれたはかりごと。
5227 名字御免 みょうじごめん 【非見出し】
江戸時代、平民が家柄や功労によって姓を名のることを許されたこと。⇒名字帯刀
5228 名字帯刀 みょうじたいとう 【5級】
江戸時代、平民が家柄や功労によって姓を名のり、刀をさすことを許されたこと。
5229 苗氏帯刀 みょうじたいとう 【非見出し】
江戸時代、平民が家柄や功労によって姓を名のり、刀をさすことを許されたこと。⇒名字帯刀
5230 苗字帯刀 みょうじたいとう 【非見出し】
江戸時代、平民が家柄や功労によって姓を名のり、刀をさすことを許されたこと。⇒名字帯刀
5231 名詮自性 みょうせんじしょう 【2級】[準1級]
名はそのものの本質を表すということ。
5232 名詮自称 みょうせんじしょう 【非見出し】
名はそのものの本質を表すということ。⇒名詮自性
5233 妙法一乗 みょうほういちじょう 【4級】
法華経の教え。
5234 名聞利養 みょうもんりよう 【準2級】
名誉と財欲に執着すること。
5235 未来永久 みらいえいきゅう 【非見出し】
これから先はるかに長く。⇒未来永劫
5236 未来永劫 みらいえいごう 【準1級】
これから先はるかに長く。
5237 無為自然 むいしぜん 【4級】[準2級]
何もしないであるがままにまかせる。
5238 無為徒食 むいとしょく 【4級】[準2級][2級]
何もしないで、ただぶらぶらと日を過ごすこと。
5239 無位無冠 むいむかん 【3級】
位のないこと。
5240 無位無官 むいむかん 【5級】
位階も官職もないこと。
5241 無為無策 むいむさく 【4級】
なんの対策もないまま、腕をこまねいて見ていること。
5242 無為無知 むいむち 【非見出し】
何もしないし、何も知らない。⇒無為無能
5243 無為無能 むいむのう 【4級】
何もしないし、何もできない。
5244 無影無踪 むえいむそう 【2級】
行方のしれないこと。
5245 無援孤立 むえんこりつ 【3級】
ひとりぼっちで頼るものがないこと。⇒孤立無援
5246 無学無能 むがくむのう 【非見出し】
何も知らないし、何もできない。⇒無為無能
5247 無学文盲 むがくもんもう 【準2級】
学問がなく、字も読めないこと。
5248 无何之郷 むかのきょう 【配当外】
何もなく、果てしなく広い所。
5249 無我夢中 むがむちゅう 【4級】[3級]
あることに没頭して自分を忘れること。また、何かに熱中するあまり、他のことを気にかけないこと。
5250 無稽荒唐 むけいこうとう 【非見出し】
言説に根拠がなく、現実性に欠けること。でたらめ。⇒荒唐無稽
5251 無芸大食 むげいたいしょく 【5級】
これといった特技や才能もなく、ただ人並み以上に食べるだけのこと。
5252 無稽之言 むけいのげん 【非見出し】
根拠のないでたらめな話。⇒無稽之談
5253 無稽之談 むけいのだん 【準1級】
根拠のないでたらめな話。
5254 無芸無能 むげいむのう 【非見出し】
何の芸も持たないし、何もできない。⇒無為無能
5255 無礙自在 むげじざい 【非見出し】
行動や思考がものにとらわれずのびのびしていること。⇒融通無礙
5256 無間地獄 むけんじごく 【3級】
仏教でいう八大地獄の一つ。
5257 夢幻泡影 むげんほうよう 【準1級】[準1級][1級]
人生がはかないことのたとえ。
5258 無告之民 むこくのたみ 【準1級】
訴える術をもたない無力な人びと。
5259 無辜之民 むこのたみ 【1級】
罪なき人びと。
5260 無根無蔕 むこんむてい 【1級】
よりどころがまったくないこと。
5261 無財餓鬼 むざいがき 【非見出し】
財物のない餓鬼。きわめて貧しくて食物を食おうとしてもそれができない餓鬼。⇔有財餓鬼
5262 無慙無愧 むざんむき 【1級】
まったく恥じることなく悪いことを平気で行うこと。
5263 無始無終 むしむじゅう 【5級】
始めもなく終わりもないこと。
5264 無私無偏 むしむへん 【準2級】
私心がなく公平なこと。
5265 矛盾撞着 むじゅんどうちゃく 【準1級】[準1級]
前後がくいちがって論理があわないこと。
5266 無常迅速 むじょうじんそく 【準2級】
人の世は移り変わりが速く、はかないものであるということ。
5267 無声無臭 むせいむしゅう 【準2級】
誰にも知られず、まったく目立たないこと。事の影響がないこと。
5268 無駄方便 むだほうべん 【準2級】
一見するとなんの役にも立たないように見えるものも、なんらかの役に立っている場合があるということ。
5269 無恥厚顔 むちこうがん 【4級】
あつかましくて、恥知らずなさま。⇒厚顔無恥
5270 無知低能 むちていのう 【非見出し】
知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧
5271 無知無学 むちむがく 【非見出し】
知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧
5272 無知無能 むちむのう 【非見出し】
知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧
5273 無知蒙昧 むちもうまい 【準1級】[1級]
知恵がなく、物事の道理がわからないこと。
5274 無智蒙昧 むちもうまい 【非見出し】
知恵がなく、物事の道理がわからないこと。⇒無知蒙昧
5275 無茶苦茶 むちゃくちゃ 【5級】
筋道が立たないこと。
5276 無二無三 むにむさん 【5級】
ただ一つであること。転じて、ひたすら、一心不乱なさま。
5277 無念無想 むねんむそう 【5級】[4級]
無我の境地に入り、何も考えないこと。
5278 無病呻吟 むびょうしんぎん 【1級】
大したことはないのに大げさに騒ぎたてること。
5279 無病息災 むびょうそくさい 【5級】[4級][3級]
病気をしないで健康であること。
5280 霧鬢風鬟 むびんふうかん 【1級】
美しい髪のたとえ。
5281 無辺無礙 むへんむげ 【1級】
広大で限りがなく自由で煩悩のさまたげがない。
5282 無偏無党 むへんむとう 【非見出し】
かたよることなく公平中立の立場に立つこと。⇒不偏不党
5283 無縫天衣 むほうてんい 【3級】
飾りけがなく自然であること。⇒天衣無縫
5284 無妄之福 むぼうのふく 【準1級】
思いがけない幸運。
5285 毋望之福 むぼうのふく 【非見出し】
思いがけない幸運。⇒無妄之福
5286 毋妄之福 むぼうのふく 【非見出し】
思いがけない幸運。⇒無妄之福
5287 毋望之禍 むぼうのわざわい 【1級】
思いがけないわざわい。
5288 無望之禍 むぼうのわざわい 【非見出し】
思いがけないわざわい。⇒毋望之禍
5289 無妄之禍 むぼうのわざわい 【非見出し】
思いがけないわざわい。⇒毋望之禍
5290 無味乾燥 むみかんそう 【4級】[4級][準2級]
内容がなく、味わいやおもしろみがないこと。
5291 無明長夜 むみょうじょうや 【5級】
衆生が煩悩にとらわれ悟りを得られないこと。
5292 無用之用 むようのよう 【準1級】
一見役に立たないと見えるものが、かえって役に立つ。
5293 無欲恬淡 むよくてんたん 【1級】
あっさりしていて欲がなく、物にこだわらないこと。
5294 無欲恬憺 むよくてんたん 【非見出し】
あっさりしていて欲がなく、物にこだわらないこと。⇒無欲恬淡
5295 無欲恬澹 むよくてんたん 【非見出し】
あっさりしていて欲がなく、物にこだわらないこと。⇒無欲恬淡
5296 無余涅槃 むよねはん 【1級】[1級]
肉体など形の制約から解放された悟りの境地。
5297 無理往生 むりおうじょう 【5級】
むりやり押しつけて従わせること。
5298 無理算段 むりさんだん 【追加】[4級]
苦しいやりくりをして、物事や金銭の都合をつけること。
5299 無理難題 むりなんだい 【追加】[5級][4級]
理屈に合わない無理な注文。実現がとうてい不可能な要求。
5300 無理無体 むりむたい 【5級】
相手のことなど考えず、むりやり強制すること。
5301 無量無辺 むりょうむへん 【5級】
限りなく広大なこと。
5302 冥頑不霊 めいがんふれい 【2級】
頑固で道理に暗く、頭の働きが鈍いこと。
5303 迷頑不霊 めいがんふれい 【非見出し】
頑固で道理に暗く、頭の働きが鈍いこと。⇒冥頑不霊
5304 明鏡止水 めいきょうしすい 【5級】[4級][3級][準2級][2級]
邪念がなくすっきりと澄みきった心境。
5305 銘肌鏤骨 めいきるこつ 【1級】[1級]
心に深くきざみこんで忘れないこと。
5306 明月之珠 めいげつのたま 【準1級】
暗闇でもみずから光を放って照らすという宝玉。
5307 迷悟一如 めいごいちにょ 【準2級】
仏教で、迷いというも、悟りというも、たどりつくところは一つであるということ。
5308 冥行埴 めいこうてきしょく 【配当外】
学問をするのに、その方法を知らないことのたとえ。
5309 明察秋毫 めいさつしゅうごう 【1級】
眼力の鋭いこと。
5310 名実一体 めいじついったい 【5級】[4級][3級]
名称と実質、評判と実際とが一致していること。
5311 名実相応 めいじつそうおう 【非見出し】
名はそのものの本質を表すということ。⇒名詮自性
5312 迷者不問 めいしゃふもん 【4級】
わからないことがあったら積極的に人に尋ねるべきだということ。
5313 明珠暗投 めいしゅあんとう 【準2級】
どんなに貴重なものも、人に贈るときに礼儀を失すれば、かえって恨みを招くたとえ。
5314 名所旧跡 めいしょきゅうせき 【追加】[4級]
景色が優れていることで名高い所や歴史的に名高い所。
5315 盟神探湯 めいしんたんとう 【5級】
わが国の古代、真偽正邪を裁くのに神に誓って手で熱湯を探らせたこと。神に誓って湯を探ると正しい者はただれず、邪な者はただれるとしたもの。
5316 銘心鏤骨 めいしんるこつ 【非見出し】
心に深くきざみこんで忘れないこと。⇒銘肌鏤骨
5317 名声赫赫 めいせいかくかく 【準1級】[準1級]
よい評判が盛んにあがること。
5318 名声過実 めいせいかじつ 【5級】
実際よりも評判のほうが高いこと。
5319 名声嘖嘖 めいせいさくさく 【非見出し】
評判がよく、人々からほめそやされるさま。⇒好評嘖嘖
5320 名声日月 めいせいじつげつ 【非見出し】
よい評判が盛んにあがること。⇒名声赫赫
5321 命世之英 めいせいのえい 【非見出し】
世にすぐれた才能。⇒命世之才
5322 命世之才 めいせいのさい 【準1級】
世にすぐれた才能。
5323 鳴潔飢 めいせんけっき 【準1級】[準1級][1級]
高潔の士はどのようなときにも節操を変えないたとえ。
5324 明窓浄几 めいそうじょうき 【1級】
清潔で快適に勉強できる書斎。
5325 明窓浄机 めいそうじょうき 【非見出し】
清潔で快適に勉強できる書斎。⇒明窓浄几
5326 名存実亡 めいそんじつぼう 【5級】
名前だけが残って実質が失われること。
5327 明哲防身 めいてつぼうしん 【非見出し】
聡明で事理にくわしい人は危険を避けて身の安全を保つこと。また、賢く世に処して自分の地位を守ること。⇒明哲保身
5328 明哲保身 めいてつほしん 【3級】[準1級]
聡明で事理にくわしい人は危険を避けて身の安全を保つこと。また、賢く世に処して自分の地位を守ること。
5329 明眸皓歯 めいぼうこうし 【1級】[1級]
美人のたとえ。
5330 明明赫赫 めいめいかくかく 【準1級】
明らかに光りかがやくさま。
5331 冥冥之志 めいめいのこころざし 【準1級】
人知れず努力してつとめ励むこと。また、人知れず心の中に期すること。
5332 明明白白 めいめいはくはく 【5級】
はっきりとして疑う余地がないこと。
5333 名誉回復 めいよかいふく 【非見出し】
失敗して落ちた信用や名声をその後の行いでとりもどすこと。⇒名誉挽回
5334 名誉挽回 めいよばんかい 【準1級】[準1級]
失敗して落ちた信用や名声をその後の行いでとりもどすこと。
5335 明朗快活 めいろうかいかつ 【非見出し】[5級][4級][3級]
明るくほがらかで、小さなことにこだわらないこと。⇒明朗闊達
5336 明朗闊達 めいろうかったつ 【1級】
明るくほがらかで、小さなことにこだわらないこと。
5337 明朗豁達 めいろうかったつ 【非見出し】
明るくほがらかで、小さなことにこだわらないこと。⇒明朗闊達
5338 名論卓説 めいろんたくせつ 【3級】[3級]
見識の高いすぐれた説論。
5339 迷惑至極 めいわくしごく 【非見出し】
たいへん迷惑なこと。⇒迷惑千万
5340 迷惑千万 めいわくせんばん 【4級】[3級][準2級]
たいへん迷惑なこと。
5341 滅茶苦茶 めちゃくちゃ 【非見出し】
筋道が立たないこと。⇒無茶苦茶
5342 滅私奉公 めっしほうこう 【3級】
自分の利益や欲望を捨てて、公のために尽くすこと。
5343 免許皆伝 めんきょかいでん 【3級】[準2級][2級]
極意を伝授すること。
5344 面向不背 めんこうふはい 【5級】
どこから見ても、整っていて美しいこと。また、どこから見ても同じであること。
5345 麪市塩車 めんしえんしゃ 【準1級】
雪の積もる形容。
5346 面従後言 めんじゅうこうげん 【5級】
面と向かってはこびへつらって従い、裏にまわっては悪口を言うこと。
5347 面従背毀 めんじゅうはいき 【非見出し】
面と向かってはこびへつらって従い、裏にまわっては悪口を言うこと。⇒面従後言
5348 面従腹背 めんじゅうふくはい 【5級】[4級][2級]
表面だけ服従するふりをして内心は反抗していること。
5349 面従腹誹 めんじゅうふくひ 【非見出し】
表面だけ服従するふりをして内心は反抗していること。⇒面従腹背
5350 面折廷諍 めんせつていそう 【1級】[1級]
面と向かって臆することなく争論すること。
5351 面折廷争 めんせつていそう 【非見出し】
面と向かって臆することなく争論すること。⇒面折廷諍
5352 面張牛皮 めんちょうぎゅうひ 【5級】
つらの皮の厚いこと。
5353 面壁九年 めんぺきくねん 【4級】
長年わきめもふらず勉学すること。
5354 面目一新 めんもくいっしん 【5級】[2級]
今までとは違う高い評価を得ること。また、今までとは外見や内容がすっかり変わること。
5355 面目躍如 めんもくやくじょ 【3級】[3級][準2級][2級]
世間の評価にふさわしい活躍をして、いきいきとしていること。また、世間に対して顔が立つこと。
5356 綿裏之針 めんりのはり 【非見出し】
表面は柔和で当たりがよいが、ひそかに悪意を抱いていること。⇒綿裏包針
5357 綿裏包針 めんりほうしん 【4級】
表面は柔和で当たりがよいが、ひそかに悪意を抱いていること。
5358 妄画蛇足 もうがだそく 【非見出し】
無用なものをつけ足すこと。⇒画蛇添足
5359 盲亀浮木 もうきふぼく 【2級】[準1級][1級]
出会うことがきわめて難しいこと。
5360 罔極之恩 もうきょくのおん 【1級】
父母の恩。
5361 妄言多謝 もうげんたしゃ 【準2級】
いいかげんな言葉を並べたことを深くおわびしますの意。手紙文などの末尾に置く語。
5362 孟光挙案 もうこうきょあん 【非見出し】
夫婦の間に礼儀がいきとどいていること。⇒挙案斉眉
5363 毛骨悚然 もうこつしょうぜん 【1級】
ひどく恐れおののくさま。
5364 毛骨竦然 もうこつしょうぜん 【非見出し】
ひどく恐れおののくさま。⇒毛骨悚然
5365 猛虎伏草 もうこふくそう 【非見出し】
才能を持ちながら機会がなくて実力を発揮できない者のこと。また、将来が有望な若者のたとえ。⇒伏竜鳳雛
5366 妄想之縄 もうぞうのなわ 【準1級】
仏教で、限りなく身を苦しめる迷い。
5367 妄誕無稽 もうたんむけい 【非見出し】
言説に根拠がなく、現実性に欠けること。でたらめ。⇒荒唐無稽
5368 孟仲叔季 もうちゅうしゅくき 【準1級】
兄弟姉妹の長幼の順。長子・次子・三子・四子の称。
5369 妄評多罪 もうひょうたざい 【準2級】
見当はずれの批評を深くわびること。他人の文章への批評のあとに書く謙称。
5370 孟母三居 もうぼさんきょ 【非見出し】
子供の教育には環境が大切であるというたとえ。⇒孟母三遷
5371 孟母三遷 もうぼさんせん 【準1級】[準1級]
子供の教育には環境が大切であるというたとえ。
5372 孟母断機 もうぼだんき 【準1級】[準1級][1級]
学問は中途で放棄してしまってはなんにもならないという教え。⇒断機之戒
5373 朦朧模糊 もうろうもこ 【非見出し】
はっきりとしないさま。あやふや・不明瞭。⇒曖昧模糊
5374 目指気使 もくしきし 【5級】
言葉を出さず、目くばせや顔つきだけで、目下の者をこき使うこと。
5375 目食耳視 もくしょくじし 【4級】
外見にとらわれ、衣食の本源を忘れてぜいたくに流れること。
5376 目挑心招 もくちょうしんしょう 【準2級】
遊女が流し目で客を誘うさま。
5377 沐浴斎戒 もくよくさいかい 【1級】
神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること。⇒斎戒沐浴
5378 沐浴抒溷 もくよくじょこん 【1級】
髪やからだを洗い清めて、けがれをとり除くこと。
5379 百舌勘定 もずかんじょう 【準1級】[準1級]
うまいことを言って自分だけが得をするような勘定のしかた。
5380 物我一体 もつがいったい 【4級】
仏教で、他の物(者)と自己が一つになり、他もなく我もない境地。
5381 両刃之剣 もろはのつるぎ 【準1級】
利便なものも扱い方によってはたいへんな危険をもたらすたとえ。
5382 門外不出 もんがいふしゅつ 【5級】[4級]
秘蔵して、人に見せたり持ち出したりしないこと。
5383 問牛知馬 もんぎゅうちば 【追加】[1級]
相手の隠している心情を、巧みに誘導して聞き出すこと。
5384 門巷填隘 もんこうてんあい 【1級】[1級]
人が多く集まりくる形容。
5385 門巷填集 もんこうてんしゅう 【非見出し】
人が多く集まりくる形容。⇒門巷填隘
5386 門戸開放 もんこかいほう 【5級】[4級][3級]
制限を廃し、自由にすること。
5387 文殊知恵 もんじゅのちえ 【3級】
すぐれたよい知恵。
5388 悶絶躄地 もんぜつびゃくじ 【1級】
転げまわって悶え苦しむこと。
5389 門前雀羅 もんぜんじゃくら 【準1級】[準1級]
訪れる人もなくさびれ果てたさま。
5390 門前成市 もんぜんせいし 【5級】
人が多く集まることのたとえ。
5391 問鼎軽重 もんていけいちょう 【準1級】[準1級]
その人の権威・実力を疑うこと。
5392 問答無益 もんどうむえき 【5級】
話し合ってもなんのたしにもならないということ。話を打ち切るときに用いる。
5393 問答無用 もんどうむよう 【5級】[4級]
問い答えをする必要がない。
5394 問柳尋花 もんりゅうじんか 【準2級】
春に柳や花をめでること。
5395 夜雨対牀 やうたいしょう 【1級】
兄弟や友人の間柄がたいへん親密なたとえ。
5396 冶金踊躍 やきんようやく 【2級】[準1級]
自分が置かれている立場に安んじることができないたとえ。
5397 薬石無効 やくせきむこう 【5級】
薬や医者の治療もききめがないこと。
5398 約法三章 やくほうさんしょう 【5級】
簡単な法やとり決めを作って民衆と約束すること。
5399 夜光之璧 やこうのへき 【非見出し】
暗闇でもみずから光を放って照らすという宝玉。⇒明月之珠
5400 夜行被 やこうひしゅう 【非見出し】
功名をあげ、また出世しても故郷に錦を飾らなければ誰も知るものがないたとえ。⇒衣夜行
5401 野戦攻城 やせんこうじょう 【4級】
野原や平地で戦い、城を攻めること。
5402 八咫之鏡 やたのかがみ 【1級】
三種の神器の一。
5403 山雀利根 やまがらりこん 【準1級】
広く世の中を知ることをせず、自分の知っていることだけにこだわることのたとえ。
5404 夜郎自大 やろうじだい 【4級】[準1級][1級]
自分の力量も知らず、偉そうな顔をしていばるたとえ。
5405 唯一不二 ゆいいつふじ 【非見出し】
ただそれ一つきりで、他に同じものはないこと。⇒唯一無二
5406 唯一無二 ゆいいつむに 【準2級】
ただそれ一つきりで、他に同じものはないこと。
5407 唯我独尊 ゆいがどくそん 【準2級】
自分だけがすぐれているとうぬぼれること。
5408 唯美主義 ゆいびしゅぎ 【非見出し】
人生の目的を理性より美におき、官能・感覚を重視する芸術上の態度。⇒耽美主義
5409 維摩一黙 ゆいまいちもく 【準1級】
多弁より沈黙がまさっていることのたとえ。
5410 黝堊丹漆 ゆうあくたんしつ 【1級】
建物が古いしきたりにかなって作られていることをいう。
5411 游雲驚竜 ゆううんきょうりょう 【1級】
空にながれ行く雲と空翔ける竜。能書(すぐれた筆跡)の形容。
5412 尤雲雨 ゆううんていう 【配当外】
男女の情交のこと。
5413 勇往邁進 ゆうおうまいしん 【1級】[1級]
目的をめざしまっしぐらに突き進むこと。
5414 勇往猛進 ゆうおうもうしん 【非見出し】
目的をめざしまっしぐらに突き進むこと。⇒勇往邁進
5415 勇気勃勃 ゆうきぼつぼつ 【非見出し】
雄々しい勇気がふつふつと湧いてくること。⇒雄心勃勃
5416 有脚陽春 ゆうきゃくようしゅん 【4級】
行く先々で恩徳を施す人。
5417 勇気凛凛 ゆうきりんりん 【1級】[1級]
ものに恐れず勇ましいさま。
5418 雄鶏生卵 ゆうけいせいらん 【非見出し】
物事の見込みがないこと。⇒鉄樹開花
5419 邑犬群吠 ゆうけんぐんばい 【準1級】[準1級][1級]
つまらない者どうしが集まって、あれこれ騒ぎたてること。
5420 右賢左戚 ゆうけんさせき 【2級】
親戚の者を低い地位(左)におき、賢者を高い地位(右)におくこと。⇒左戚右賢
5421 有言実行 ゆうげんじっこう 【5級】
言ったことはかならず実行すること。
5422 有厚無厚 ゆうこうむこう 【4級】
ほんとうに厚いものは厚薄をいうことができないから厚さがないのとかわらない。
5423 雄材大略 ゆうざいたいりゃく 【4級】
すぐれて大きい才能とはかりごと。
5424 宥坐之器 ゆうざのき 【準1級】
座右において戒めとする道具。
5425 勇者不懼 ゆうしゃふく 【非見出し】
勇気のある者は恐れないこと。⇒仁者不憂
5426 幽愁暗恨 ゆうしゅうあんこん 【準2級】
深く人知れないうれいと恨み。
5427 幽愁闇恨 ゆうしゅうあんこん 【非見出し】
深く人知れないうれいと恨み。⇒幽愁暗恨
5428 優柔寡断 ゆうじゅうかだん 【非見出し】
いつまでもぐずぐずして物事の決断ができないこと。⇒優柔不断
5429 有終完美 ゆうしゅうかんび 【非見出し】
終わりを全うすること。⇒有終之美
5430 有終之美 ゆうしゅうのび 【準1級】
終わりを全うすること。
5431 優柔不断 ゆうじゅうふだん 【4級】[4級][3級][準2級]
いつまでもぐずぐずして物事の決断ができないこと。
5432 優勝劣敗 ゆうしょうれっぱい 【4級】[準2級][2級]
まさっている者が勝ち、劣っている者が負けること。
5433 雄心勃勃 ゆうしんぼつぼつ 【2級】
雄々しい勇気がふつふつと湧いてくること。
5434 融通自在 ゆうずうじざい 【非見出し】
行動や思考がものにとらわれずのびのびしていること。⇒融通無礙
5435 融通無礙 ゆうずうむげ 【1級】[準1級][1級]
行動や思考がものにとらわれずのびのびしていること。
5436 遊生夢死 ゆうせいむし 【非見出し】
何をなすこともなく、ぼんやりと生涯を過ごすこと。⇒酔生夢死
5437 悠然自得 ゆうぜんじとく 【非見出し】
ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすこと。⇒悠悠自適
5438 有職故実 ゆうそくこじつ 【準1級】
朝廷や武家の古来の法令や儀式・風俗・習慣のこと。
5439 雄大豪壮 ゆうだいごうそう 【準2級】
雄々しく大きくて盛んで立派なこと。
5440 遊蕩三昧 ゆうとうざんまい 【非見出し】
仏の境地に遊んで何ものにもとらわれないこと。また、遊びたわむれふけること。⇒遊戯三昧
5441 有備無患 ゆうびむかん 【準2級】
ふだんから準備を整えておけば、万一の場合にも心配がないということ。
5442 右文左武 ゆうぶんさぶ 【5級】
文武両道を兼ね備えること。
5443 有名亡実 ゆうめいぼうじつ 【非見出し】
名ばかり立派で実質がそれに伴わないこと。⇒有名無実
5444 有名無実 ゆうめいむじつ 【5級】[5級][4級][3級]
名ばかり立派で実質がそれに伴わないこと。
5445 優孟衣冠 ゆうもういかん 【準1級】
他人のまねをする人、演技をする人のたとえ。また外形だけは似ていて実質の伴わないもののたとえ。
5446 勇猛果敢 ゆうもうかかん 【3級】[準2級][2級]
勇ましくて強く、決断力に富むこと。
5447 勇猛精進 ゆうもうしょうじん 【4級】
積極的に物事を行うこと。
5448 優游涵泳 ゆうゆうかんえい 【1級】[1級]
ゆったりとした気持ちで学問や技芸の深い境地を味わう。
5449 悠悠閑閑 ゆうゆうかんかん 【準2級】
ゆったりして急がないさま。
5450 優優閑閑 ゆうゆうかんかん 【非見出し】
ゆったりして急がないさま。⇒悠悠閑閑
5451 悠悠緩緩 ゆうゆうかんかん 【非見出し】
ゆったりして急がないさま。⇒悠悠閑閑
5452 悠悠自適 ゆうゆうじてき 【準2級】[準2級]
ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすこと。
5453 優遊自適 ゆうゆうじてき 【非見出し】
ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすこと。⇒悠悠自適
5454 優游自適 ゆうゆうじてき 【非見出し】
ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすこと。⇒悠悠自適
5455 悠悠自得 ゆうゆうじとく 【非見出し】
ゆったりとした気持ちでのんびり過ごすこと。⇒悠悠自適
5456 優游不断 ゆうゆうふだん 【非見出し】
いつまでもぐずぐずして物事の決断ができないこと。⇒優柔不断
5457 遊戯三昧 ゆげざんまい 【準1級】
仏の境地に遊んで何ものにもとらわれないこと。また、遊びたわむれふけること。
5458 油断強敵 ゆだんきょうてき 【非見出し】
注意を怠れば必ず失敗を招くから警戒せよという戒め。⇒油断大敵
5459 油断大敵 ゆだんたいてき 【5級】[5級][3級]
注意を怠れば必ず失敗を招くから警戒せよという戒め。
5460 余韻嫋嫋 よいんじょうじょう 【1級】[1級]
音声が鳴りやんでもなお残るひびきが、細く長く続くさま。
5461 余音嫋嫋 よいんじょうじょう 【非見出し】
音声が鳴りやんでもなお残るひびきが、細く長く続くさま。⇒余韻嫋嫋
5462 用意周到 よういしゅうとう 【4級】[4級][3級][準2級]
心づかいがゆきとどいて、準備に手ぬかりのないさま。
5463 揚威耀武 よういようぶ 【非見出し】
武力や威力をあげ示すこと。⇒耀武揚威
5464 要害堅固 ようがいけんご 【4級】[準2級][2級]
備えのかたいこと。
5465 要害之地 ようがいのち 【非見出し】
四方を山や川に囲まれて攻めにくく守りやすい要害の国をいう。⇒四塞之国
5466 妖怪変化 ようかいへんげ 【2級】[準1級]
人間には理解できないふしぎな化け物。
5467 用管窺天 ようかんきてん 【準1級】[準1級]
視野や見識が狭いことのたとえ。
5468 陽関三畳 ようかんさんじょう 【4級】
別れを繰り返し惜しむこと。
5469 羊裘垂釣 ようきゅうすいちょう 【1級】
羊のかわごろもを着て釣り糸をたれる。隠者の姿をいう。
5470 鷹犬之才 ようけんのさい 【準1級】
自分が手先に使って役に立つ才能の持ち主。
5471 庸言庸行 ようげんようこう 【準2級】
ふだんの言行。
5472 妖言惑衆 ようげんわくしゅう 【2級】[準1級]
あやしげなことを言いふらして多くの人を惑わせること。
5473 用行舎蔵 ようこうしゃぞう 【5級】
出処進退をわきまえていること。
5474 羊很狼貪 ようこんろうどん 【1級】
荒々しくて道理にそむき、また飽くことなく欲ばること。
5475 楊子岐泣 ようしききゅう 【非見出し】
人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。⇒墨子泣糸
5476 容姿端麗 ようしたんれい 【4級】[4級][3級][準2級][2級]
姿かたちの美しいこと。
5477 羊質虎皮 ようしつこひ 【2級】[準1級]
外見は立派だが中身がないこと。
5478 妖姿媚態 ようしびたい 【1級】[1級]
いかにもなまめかしく美しい姿。
5479 用舎行蔵 ようしゃこうぞう 【5級】
出処進退をわきまえていること。⇒用行舎蔵
5480 楊朱泣岐 ようしゅきゅうき 【非見出し】
人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ。⇒哭岐泣練
5481 傭書自資 ようしょじし 【準1級】
文章を書いて生活の糧とすること。
5482 擁書万巻 ようしょばんかん 【非見出し】
蔵書が非常に多いことのたとえ。⇒汗牛充棟
5483 鷹視狼歩 ようしろうほ 【準1級】[準1級][1級]
猛々しく貪欲で残忍な人物のたとえ。また、勇猛ですきを与えない豪傑のたとえ。
5484 揚清激濁 ようせいげきだく 【3級】
清潔なもの善なるものを押し上げ、汚濁のもの悪しきものを除去するたとえ。⇒激濁揚清
5485 養生喪死 ようせいそうし 【準2級】
生きているものを十分に養い、死んだものを手厚く弔う。
5486 養生送死 ようせいそうし 【非見出し】
生きているものを十分に養い、死んだものを手厚く弔う。⇒養生喪死
5487 庸中佼佼 ようちゅうのこうこう 【準1級】
平凡な者の中でややすぐれた者の意。
5488 傭中佼佼 ようちゅうのこうこう 【非見出し】
平凡な者の中でややすぐれた者の意。⇒庸中佼佼
5489 羊腸小径 ようちょうしょうけい 【5級】
羊のはらわたのように曲がりくねった山道や小道をいう。
5490 羊頭狗肉 ようとうくにく 【準1級】[準1級]
見せかけはりっぱでも実質が伴わないこと。
5491 蠅頭細書 ようとうさいしょ 【準1級】
細かい文字のこと。
5492 揺頭擺尾 ようとうはいび 【1級】
人に気に入られるようにこびへつらうさま。
5493 羊頭馬脯 ようとうばほ 【非見出し】
見せかけはりっぱでも実質が伴わないこと。⇒羊頭狗肉
5494 揚眉吐気 ようびとき 【2級】[準1級]
やるべき事を成し遂げて喜ぶさま。
5495 耀武揚威 ようぶようい 【準1級】
武力や威力をあげ示すこと。
5496 揚武揚威 ようぶようい 【非見出し】
威厳に満ち溢れてりっぱなこと。気勢が大いに盛んなこと。⇒威風堂堂
5497 容貌魁偉 ようぼうかいい 【準1級】[準1級]
顔つきや体つきがたくましく堂堂としてりっぱなさま。
5498 瑶林瓊樹 ようりんけいじゅ 【1級】[1級]
人品が卑しくなく高潔で、人並みすぐれていること。
5499 用和為貴 ようわいき 【4級】
人と人とが仲よくすることが最もたいせつであるということ。
5500 苡明珠 よくいめいしゅ 【1級】[1級]
無実の嫌疑をかけられること。
5501 翼覆嫗煦 よくふうく 【1級】
翼で包み抱き温める。転じて、いつくしむこと、愛撫すること。
5502 沃野千里 よくやせんり 【2級】
土地のよく肥えた広々とした原。
5503 沃埜千里 よくやせんり 【非見出し】
土地のよく肥えた広々とした原。⇒沃野千里
5504 抑揚頓挫 よくようとんざ 【2級】[準1級]
勢いが途中でくじけること。
5505 欲求不満 よっきゅうふまん 【非見出し】[5級]
何らかの原因によって欲求の満足を妨げられている状態、またはそれによって気がいらだち緊張が高まった状態。フラストレーション。⇔心満意足
5506 輿馬風馳 よばふうち 【準1級】
非常に速いことのたとえ。
5507 夜目遠目 よめとおめ 【5級】
(女の人は)はっきり見定められないときのほうが美しく見えるということ。
5508 余裕綽綽 よゆうしゃくしゃく 【1級】
ゆったりと落ち着いてあせらないさま。
5509 雷轟電撃 らいごうでんげき 【準1級】
勢いのきわめてはげしいことのたとえ。
5510 雷轟電転 らいごうでんてん 【準1級】[準1級]
町中の喧騒の激しいことのたとえ。
5511 雷陳膠漆 らいちんこうしつ 【1級】
友情が深く堅いこと。
5512 雷霆万鈞 らいていばんきん 【1級】[1級]
威勢がきわめて大きく防ぎとめることのできないたとえ。
5513 雷騰雲奔 らいとううんぽん 【準2級】
一時もとどまらず過ぎ去っていくことのすみやかなたとえ。
5514 雷同附和 らいどうふわ 【非見出し】
自分の主義主張がなく、他人の言動に軽々しく同調すること。⇒附和雷同
5515 来来世世 らいらいせせ 【非見出し】
永久に続くことのたとえ。⇒永永無窮
5516 磊磊落落 らいらいらくらく 【1級】
心が広くて、小さなことにこだわらないさま。
5517 落英繽紛 らくえいひんぷん 【1級】[1級]
散る花びらが乱れ舞うさま。
5518 楽禍幸災 らくかこうさい 【準2級】
他人の不幸を見てよろこぶこと。⇒幸災楽禍
5519 落雁沈魚 らくがんちんぎょ 【非見出し】[準1級]
はなやかな美人の形容。⇒沈魚落雁
5520 落月屋梁 らくげつおくりょう 【準1級】
友人を思う情が切なこと。
5521 落穽下石 らくせいかせき 【1級】[1級]
人の危機につけ込んでさらに痛めつけることをいう。
5522 落井下石 らくせいかせき 【非見出し】
人の危機につけ込んでさらに痛めつけることをいう。⇒落穽下石
5523 落筆点蠅 らくひつてんよう 【準1級】[準1級]
過ちをうまくとりつくろうこと。
5524 洛陽紙価 らくようのしか 【準1級】
著書が世にもてはやされて、よく売れること。
5525 落落晨星 らくらくしんせい 【1級】
しだいに仲のよい友人がいなくなること。また、友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。⇒晨星落落
5526 落花流水 らっかりゅうすい 【5級】
散る花と流れ去る水のことで、去りゆく春をいった語。転じて、人や物がおちぶれることのたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じあうことのたとえ。
5527 落花狼藉 らっかろうぜき 【1級】
落ちた花びらなどが入り乱れ取り散らかっているさま。また、女性に乱暴を働くこと。
5528 乱離骨灰 らりこっぱい 【非見出し】
世の乱れに遭って、人々が離れ離れになること。⇒乱離拡散
5529 乱離粉灰 らりこっぱい 【非見出し】
世の乱れに遭って、人々が離れ離れになること。⇒乱離拡散
5530 濫充数 らんうじゅうすう 【1級】[1級]
無能の者が才能のあるよう見せかけること。また、実力もないのに、分以上の位にいること。
5531 嵐影湖光 らんえいここう 【準1級】
山の青々とした気と湖面のかがやき。山水の風景の美しいことの形容。
5532 爛額焦頭 らんがくしょうとう 【1級】
根本を忘れ瑣末なことを重視すること。また、物事を非常に苦労してすること。⇒焦頭爛額
5533 蘭薫桂馥 らんくんけいふく 【1級】
蘭や桂が香りたつ。子孫が繁栄することのたとえ。⇒蘭桂騰芳
5534 蘭桂騰芳 らんけいとうほう 【準1級】[準1級]
蘭や桂が香りたつ。子孫が繁栄することのたとえ。
5535 覧古考新 らんここうしん 【5級】
古きをかえりみて、新しきを考え察すること。
5536 蘭摧玉折 らんさいぎょくせつ 【1級】[1級]
賢人や美人などの死をいう。
5537 乱雑無章 らんざつむしょう 【5級】
めちゃめちゃですじみちが立たないこと。
5538 鸞翔鳳集 らんしょうほうしゅう 【1級】[1級]
賢才が集まり来るたとえ。
5539 乱臣逆子 らんしんぎゃくし 【非見出し】
国を乱す悪臣と親に背く子供。⇒乱臣賊子
5540 乱臣賊子 らんしんぞくし 【3級】
国を乱す悪臣と親に背く子供。
5541 蘭亭殉葬 らんていじゅんそう 【準1級】
書画や骨董、器物などを非常に愛好するたとえ。
5542 藍田生玉 らんでんしょうぎょく 【2級】
家柄のよい家から懸命な子弟の出るたとえ。
5543 乱暴狼藉 らんぼうろうぜき 【1級】
荒々しい振る舞いや無法な行為をすること。
5544 乱離拡散 らんりかくさん 【4級】
世の乱れに遭って、人々が離れ離れになること。
5545 利害得失 りがいとくしつ 【5級】[3級]
自分の利益になることとそうでないこと。
5546 利害得喪 りがいとくそう 【非見出し】
自分の利益になることとそうでないこと。⇒利害得失
5547 李下瓜田 りかかでん 【準1級】[準1級]
人に疑われるようなことはしないほうがよいというたとえ。
5548 李下之冠 りかのかんむり 【非見出し】
人に疑われるようなことはしないほうがよいというたとえ。⇒李下瓜田
5549 力戦奮闘 りきせんふとう 【4級】[4級][3級][準2級]
力の限り努力すること。
5550 六言六蔽 りくげんりくへい 【準1級】
人には六つの徳があるが、学問や教養を積まなければ六つの弊害を生むということ。
5551 六合一和 りくごういちわ 【非見出し】
天下が統一され、風俗や教化を同じくすること。⇒六合一和
5552 六合同風 りくごうどうふう 【準1級】
天下が統一され、風俗や教化を同じくすること。
5553 六菖十菊 りくしょうじゅうぎく 【準1級】[準1級]
時期が過ぎて役に立たないことのたとえ。
5554 六尺之孤 りくせきのこ 【準1級】
未成年の孤児。
5555 六韜三略 りくとうさんりゃく 【1級】
中国の有名な兵法書である『六韜』と『三略』のこと。
5556 戮力一心 りくりょくいっしん 【非見出し】
物事を一致協力して行うこと。⇒協心戮力
5557 戮力協心 りくりょくきょうしん 【1級】[1級]
物事を一致協力して行うこと。⇒協心戮力
5558 戮力斉心 りくりょくせいしん 【非見出し】
物事を一致協力して行うこと。⇒協心戮力
5559 戮力同心 りくりょくどうしん 【1級】[1級]
心を一つにして力を合わせ一致協力すること。⇒同心戮力
5560 離群索居 りぐんさっきょ 【準2級】
同朋や友人、仲間と離れて一人でいること。
5561 離合集散 りごうしゅうさん 【4級】[4級][3級][準2級][2級]
離れたり集まったりすること。また、協力したり反目したりすること。
5562 李広成蹊 りこうせいけい 【非見出し】
徳がある人のもとにはだまっていても自然に人が集まってくるということ。⇒桃李成蹊
5563 履霜堅氷 りそうけんぴょう 【準2級】
前兆を見て災難を避けよという戒め。⇒履霜之戒
5564 履霜之戒 りそうのいましめ 【準1級】
前兆を見て災難を避けよという戒め。
5565 立身出世 りっしんしゅっせ 【5級】[3級]
社会的に高い地位につき、世に認められること。
5566 立身揚名 りっしんようめい 【非見出し】
社会的に高い地位につき、世に認められること。⇒立身出世
5567 立錐之地 りっすいのち 【準1級】
とがった錐をやっと立てることができるほどのごく狭い土地。
5568 立錐之土 りっすいのど 【非見出し】
とがった錐をやっと立てることができるほどのごく狭い土地。⇒立錐之地
5569 利鈍斉列 りどんせいれつ 【非見出し】
賢者が愚者と同じ待遇を受けること。⇒牛驥同
5570 理非曲直 りひきょくちょく 【5級】[2級]
道理にかなったことと道理にかなわないこと。また、正しいことと間違っていること。
5571 柳暗花明 りゅうあんかめい 【準2級】
春の野の美しい景色のこと。また、花柳界・遊里のこと。
5572 流汗淋漓 りゅうかんりんり 【1級】[1級]
汗が体中から流れ出て、したたり落ちること。
5573 流金鑠石 りゅうきんしゃくせき 【1級】[1級]
厳しい暑さのたとえ。
5574 流金焦土 りゅうきんしょうど 【非見出し】
厳しい暑さのたとえ。⇒流金鑠石
5575 流言蜚語 りゅうげんひご 【1級】[1級]
確かな根拠のないいいかげんなうわさ。
5576 流言飛語 りゅうげんひご 【非見出し】[3級][2級]
確かな根拠のないいいかげんなうわさ。⇒流言蜚語
5577 流言飛文 りゅうげんひぶん 【非見出し】
確かな根拠のないいいかげんなうわさ。⇒流言蜚語
5578 流言流説 りゅうげんりゅうせつ 【非見出し】
確かな根拠のないいいかげんなうわさ。⇒流言蜚語
5579 柳巷花街 りゅうこうかがい 【準1級】
遊里・色町のこと。
5580 流觴曲水 りゅうしょうきょくすい 【1級】[1級]
曲折した水の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎないうちに詩を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊び。⇒曲水流觴
5581 柳絮才高 りゅうじょさいこう 【非見出し】
文才のある女性をいう。⇒詠雪之才
5582 柳絮之才 りゅうじょのさい 【非見出し】
文才のある女性をいう。⇒詠雪之才
5583 流水行雲 りゅうすいこううん 【非見出し】
物事に執着せず、自然のなりゆきに任せて行動すること。⇒行雲流水
5584 流水高山 りゅうすいこうざん 【非見出し】
すぐれて巧みな音楽のこと。また、妙なる演奏のこと。⇒高山流水
5585 流水落花 りゅうすいらっか 【非見出し】
散る花と流れ去る水のことで、去りゆく春をいった語。転じて、人や物がおちぶれることのたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じあうことのたとえ。⇒落花流水
5586 流星光底 りゅうせいこうてい 【5級】
勢いよく振り下ろす刀の光を流星にたとえていう。
5587 柳陌花街 りゅうはくかがい 【非見出し】
遊里・色町のこと。⇒柳巷花街
5588 柳媚花明 りゅうびかめい 【非見出し】
春の野の美しい景色のこと。また、花柳界・遊里のこと。⇒柳暗花明
5589 柳眉倒豎 りゅうびとうじゅ 【準1級】
女性が眉を逆立てて怒るさま。
5590 流芳後世 りゅうほうこうせい 【非見出し】
名声や良い評判を後世まで残すこと。⇔遺臭万戴
5591 粒粒辛苦 りゅうりゅうしんく 【3級】[準2級][2級]
こつこつと努力や苦労を重ねること。
5592 柳緑花紅 りゅうりょくかこう 【準2級】
人の手を加えていない自然のままの美しさのこと。⇒花紅柳緑
5593 柳緑桃紅 りゅうりょくとうこう 【非見出し】
紅の桃の花と緑あざやかな柳におおわれた春景色の美しさのこと。⇒桃紅柳緑
5594 流連荒亡 りゅうれんこうぼう 【4級】
家にも帰らず酒食や遊興にふけって仕事をなまけること。
5595 亮遺巾幗 りょういきんかく 【非見出し】
めめしい考えや行為をはずかしめること。⇒巾幗之贈
5596 凌雲意気 りょううんいき 【非見出し】
俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。⇒凌雲之志
5597 凌雲之気 りょううんのき 【非見出し】
俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。⇒凌雲之志
5598 凌雲之志 りょううんのこころざし 【準1級】
俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。
5599 陵雲之志 りょううんのこころざし 【非見出し】
俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。⇒凌雲之志
5600 竜淵太阿 りょうえんたいあ 【非見出し】
名剣の名。⇒干将莫邪
5601 梁冀跋扈 りょうきばっこ 【1級】
後漢の梁冀は朝廷でおごり高ぶり「跋扈将軍」と呼ばれた。
5602 良弓難張 りょうきゅうなんちょう 【4級】
才能ある人物は使いこなすのは難しいが、上手に使えば非常に役に立つということ。
5603 良玉精金 りょうぎょくせいきん 【5級】
性格が穏やかで純粋なこと。⇒精金良玉
5604 竜吟虎嘯 りょうぎんこしょう 【1級】[1級]
同類は相応じ従うということ。
5605 良禽択木 りょうきんたくぼく 【準1級】[準1級]
かしこい人物は自分の仕える主人をよく吟味して仕官するものであるということ。
5606 竜駒鳳雛 りょうくほうすう 【準1級】
才知ある賢い少年のこと。
5607 竜興致雲 りょうこうちうん 【準1級】
聖徳ある天子が立つと賢明な臣下があらわれるたとえ。
5608 陵谷遷貿 りょうこくせんぼう 【準2級】
世の中の移り変わりの激しいこと。
5609 陵谷之変 りょうこくのへん 【非見出し】
世の中の移り変わりの激しいこと。⇒陵谷遷貿
5610 陵谷変遷 りょうこくへんせん 【非見出し】
世の中の移り変わりの激しいこと。⇒陵谷遷貿
5611 両虎相闘 りょうこそうとう 【非見出し】
きわめて激しい争いのたとえ。⇒竜騰虎闘
5612 竜虎相搏 りょうこそうはく 【1級】
強い者どうしが激しく戦うこと。
5613 良妻賢母 りょうさいけんぼ 【3級】
夫にとっては良い妻であり、子にとっては賢明な母であること。
5614 量才取用 りょうさいしゅよう 【非見出し】
人それぞれの才能をよく考えて登用すること。⇒量才録用
5615 量才録用 りょうさいろくよう 【5級】
人それぞれの才能をよく考えて登用すること。
5616 竜舟鷁首 りょうしゅうげきしゅ 【1級】
風流を楽しむ舟のこと。⇒竜頭鷁首
5617 竜舟鳳 りょうしゅうほうぼう 【配当外】
天子の乗る船。また美しい船。
5618 竜驤虎視 りょうじょうこし 【1級】[1級]
世に威勢を示し、意気が盛んなこと。
5619 竜攘虎搏 りょうじょうこはく 【1級】[1級]
強い者どうしが激しく戦うこと。
5620 竜驤虎歩 りょうじょうこほ 【非見出し】
世に威勢を示し、意気が盛んなこと。⇒竜驤虎視
5621 竜驤虎躍 りょうじょうこやく 【非見出し】
世に威勢を示し、意気が盛んなこと。⇒竜驤虎視
5622 梁上君子 りょうじょうのくんし 【準1級】
盗賊、どろぼうのこと。
5623 凌霄之志 りょうしょうのこころざし 【1級】
俗世間を遠く超越したいと願う高尚なこころざし。⇒凌雲之志
5624 竜章鳳姿 りょうしょうほうし 【準1級】[準1級]
すぐれて立派な容姿をいう。
5625 竜驤麟振 りょうじょうりんしん 【1級】
首を高く上げて竜のように上り、麒麟が勢いよく振るい立つように、威力や勢力の盛んなたとえ。
5626 竜戦虎争 りょうせんこそう 【非見出し】
強い者どうしが激しく戦うこと。⇒竜攘虎搏
5627 量体裁衣 りょうたいさいい 【5級】
状況に応じて物事を現実的に処理すること。
5628 竜虎擲 りょうだこてき 【配当外】
英雄が戦うたとえ。⇒虎擲竜
5629 竜跳虎臥 りょうちょうこが 【準1級】
筆勢が縦横自在ですばらしいことのたとえ。
5630 良知良能 りょうちりょうのう 【5級】
人間が生まれながらにそなえている知恵と才能のこと。
5631 竜頭鷁首 りょうとうげきしゅ 【1級】[1級]
風流を楽しむ舟のこと。
5632 竜騰虎闘 りょうとうことう 【準1級】[1級]
きわめて激しい争いのたとえ。
5633 竜頭蛇尾 りょうとうだび 【準1級】[準2級][2級]
最初は盛んであるが、終わりの方になると振るわなくなること。
5634 遼東之豕 りょうとうのいのこ 【1級】
世間知らずで、自分だけ得意になっていること。
5635 竜瞳鳳頸 りょうどうほうけい 【準1級】
竜のひとみと鳳凰の首。きわめて高貴な人の人相をいう。
5636 竜蟠肆 りょうばんげんし 【配当外】
聖人も民間にあれば俗人にあなどられるたとえ。
5637 竜蟠虎踞 りょうばんこきょ 【1級】[1級]
険しい地勢。攻めるのに困難で守るのに便利な地勢。
5638 良風美俗 りょうふうびぞく 【4級】[準2級][2級]
良く美しい風俗習慣。
5639 両鳳斉飛 りょうほうせいひ 【非見出し】
二羽の鳳凰が並び飛ぶ。兄弟がそろって栄達することのたとえ。⇒両鳳連飛
5640 両鳳連飛 りょうほうれんぴ 【準1級】
二羽の鳳凰が並び飛ぶ。兄弟がそろって栄達することのたとえ。
5641 綾羅錦 りょうらきんしゅう 【準1級】[準1級]
目をみはるほど美しいもの。また、美しく着飾ること。
5642 緑酒紅灯 りょくしゅこうとう 【5級】
歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街・歓楽街のようす。⇒紅灯緑酒
5643 緑林好漢 りょくりんのこうかん 【非見出し】
盗賊の異名。⇒緑林白波
5644 緑林白波 りょくりんはくは 【5級】
盗賊の異名。
5645 驪竜之珠 りりょうのたま 【1級】
命懸けで求めなければ得られない貴重な物のたとえ。また、危険を冒して大きな利益を得ることのたとえ。
5646 理路整然 りろせいぜん 【5級】[4級][3級][2級]
話や考えの筋道がよく通っていること。
5647 霖雨蒼生 りんうそうせい 【1級】[1級]
恵みを与えること。また、民を苦しみから救う人のこと。
5648 臨淵羨魚 りんえんせんぎょ 【準1級】[準1級]
いたずらに空しい望みを抱くたとえ。
5649 臨淵之羨 りんえんのせん 【非見出し】
いたずらに空しい望みを抱くたとえ。⇒臨淵羨魚
5650 麟角鳳嘴 りんかくほうし 【1級】
非常にまれにしか存在しないもののたとえ。
5651 臨河羨魚 りんがせんぎょ 【非見出し】
いたずらに空しい望みを抱くたとえ。⇒臨淵羨魚
5652 輪奐一新 りんかんいっしん 【1級】
建築が新しくなり、壮大で美麗なことの形容。
5653 臨機応変 りんきおうへん 【5級】[5級][4級][3級]
状況や事態の変化に応じて適切な処置をすること。
5654 鱗次櫛比 りんじしっぴ 【準1級】[準1級]
うろこや櫛の歯のように続き並ぶこと。
5655 麟子鳳雛 りんしほうすう 【準1級】[準1級]
麒麟の子と鳳凰のひな。前途有望な子のたとえ。
5656 臨終正念 りんじゅうしょうねん 【5級】
死に臨んで心静かに乱れないこと。
5657 輪廻転生 りんねてんしょう 【準1級】[準1級]
仏教で、人の生きかわり死にかわりしてとどまることのないことをいう。
5658 麟鳳亀竜 りんぽうきりょう 【準1級】
太平の世にあらわれるというめでたい霊獣・霊鳥。
5659 琳琅珠玉 りんろうしゅぎょく 【1級】
非常に美しい玉。すぐれた人物や美しい詩文のたとえ。
5660 琳琅満目 りんろうまんもく 【1級】
美しいもの、すばらしいものが満ち溢れていることのたとえ。
5661 累世同居 るいせいどうきょ 【準2級】
幾代にもわたる同族が子々孫々同じ家にいっしょに住むこと。
5662 累卵之危 るいらんのき 【非見出し】
きわめて危険なことのたとえ。⇒重卵之危
5663 流転輪廻 るてんりんね 【非見出し】
仏教で、人の生きかわり死にかわりしてとどまることのないことをいう。⇒輪廻転生
5664 縷縷綿綿 るるめんめん 【1級】
話が長くてくどいこと。
5665 冷汗三斗 れいかんさんと 【3級】[2級]
非常に恐ろしい目にあったり、恥ずかしい思いをすること。
5666 冷眼傍観 れいがんぼうかん 【非見出し】
冷静・冷淡な態度で、脇から眺めること。⇒拱手傍観
5667 零絹尺楮 れいけんせきちょ 【1級】
書画の小片。絹や紙のきれはし。
5668 鴒原之情 れいげんのじょう 【1級】
兄弟の深い情愛のこと。
5669 霊魂不滅 れいこんふめつ 【3級】[2級]
人間の魂は肉体の死後も存在しているという考え方。
5670 礪山帯河 れいざんたいが 【準1級】
永く変わらない堅い誓約のこと。また、国が永遠に栄えること。⇒河山帯礪
5671 藜杖韋帯 れいじょういたい 【1級】
あかざの杖となめし皮の帯。質素なことの形容。
5672 冷水三斗 れいすいさんと 【非見出し】
非常に恐ろしい目にあったり、恥ずかしい思いをすること。⇒冷汗三斗
5673 励声疾呼 れいせいしっこ 【非見出し】
大声で激しく叫ぶこと。⇒大声疾呼
5674 冷暖自知 れいだんじち 【5級】
自分のことは他人から言われなくても自分で分かることのたとえ。
5675 冷嘲熱罵 れいちょうねつば 【2級】[1級]
冷ややかにあざけり熱心になじること。
5676 零丁孤苦 れいていこく 【3級】
落ちぶれて助ける者もなく、独りで苦しむこと。
5677 伶孤苦 れいていこく 【非見出し】
落ちぶれて助ける者もなく、独りで苦しむこと。⇒零丁孤苦
5678 冷土荒堆 れいどこうたい 【2級】
墓のこと。
5679 烈士徇名 れっしじゅんめい 【1級】
道理のとおった正しい行いをする人は名誉のために命をかける。
5680 蓮華往生 れんげおうじょう 【準1級】
死んで極楽浄土に行くこと。
5681 憐香惜玉 れんこうせきぎょく 【準1級】
香や玉をいつくしむ。
5682 連日連夜 れんじつれんや 【非見出し】
昼夜をわかたず急いで行くこと。⇒倍日行
5683 連城之璧 れんじょうのへき 【非見出し】
この世にめったにない宝物。⇒和氏之璧
5684 連戦連勝 れんせんれんしょう 【非見出し】
戦ってすべて勝つこと。⇒百戦百勝
5685 廉頗負荊 れんぱふけい 【非見出し】
思うままに処罰せよと謝罪する作法のこと。真心からの謝罪のたとえ。⇒肉袒負荊
5686 聯袂辞職 れんべいじしょく 【1級】
大ぜいが行動を共にして、いっせいに職を辞すること。
5687 連袂辞職 れんべいじしょく 【非見出し】
大ぜいが行動を共にして、いっせいに職を辞すること。⇒聯袂辞職
5688 連璧賁臨 れんぺきひりん 【1級】
二人の客が同時に来るのをいう。
5689 螻蟻潰堤 ろうぎかいてい 【1級】[1級]
ほんの些細なことが、大きな事件や事故の原因となること。
5690 螻蟻之誠 ろうぎのせい 【1級】
螻や蟻のような小さな生き物の誠意。
5691 老驥伏櫪 ろうきふくれき 【1級】[1級]
人が年老いてもなお大きな志をいだくことのたとえ。
5692 蛄之才 ろうこのさい 【非見出し】
専門のないことのたとえ。⇒梧鼠之技
5693 狼子獣心 ろうしじゅうしん 【非見出し】
凶暴な人のたとえ。また、凶暴な人を教化しがたいたとえ。⇒狼子野心
5694 狼子野心 ろうしやしん 【準1級】
凶暴な人のたとえ。また、凶暴な人を教化しがたいたとえ。
5695 老少不定 ろうしょうふじょう 【5級】
人間の寿命は年齢に関係なく、予知できないものだということ。
5696 鏤塵吹影 ろうじんすいえい 【1級】[1級]
無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。⇒吹影鏤塵
5697 老成円熟 ろうせいえんじゅく 【5級】[4級][3級]
経験が豊富で、人格・知識・技能などが十分に熟達して、ゆたかな内容をもっていること。
5698 老成持重 ろうせいじちょう 【5級】
十分な経験があり、そのうえ慎重なこと。
5699 籠鳥檻猿 ろうちょうかんえん 【1級】[1級]
自由を奪われ自分の思いどおりに生きることのできない境遇のたとえ。
5700 籠鳥恋雲 ろうちょうれんうん 【2級】
捕らえられている者が自由になるのを望むこと。
5701 狼貪虎視 ろうどんこし 【準1級】
野心の盛んなさま。また、無道で貪欲なさま。
5702 老婆心切 ろうばしんせつ 【3級】
必要以上に世話を焼きすぎること。
5703 老馬之智 ろうばのち 【準1級】
長い経験を積んで得たすぐれた知恵や知識。
5704 老馬之知 ろうばのち 【非見出し】
長い経験を積んで得たすぐれた知恵や知識。⇒老馬之智
5705 鏤氷雕朽 ろうひょうちょうきゅう 【非見出し】
苦労して効果のないたとえ。また、力を無用なところに用いるたとえ。⇒画脂鏤氷
5706 老斑衣 ろうらいはんい 【準1級】[準1級]
親孝行のたとえ。親に孝行のかぎりをつくすことのたとえ。
5707 露往霜来 ろおうそうらい 【準2級】
時の過ぎるのがはやいことのたとえ。
5708 路花墻柳 ろかしょうりゅう 【非見出し】
遊里・色町のこと。⇒柳巷花街
5709 魯魚亥豕 ろぎょがいし 【1級】[1級]
文字の書き誤り。
5710 魯魚章草 ろぎょしょうそう 【準1級】[準1級][1級]
文字の書き誤り。
5711 魯魚帝虎 ろぎょていこ 【非見出し】
文字の書き誤り。⇒魯魚章草
5712 魯魚陶陰 ろぎょとういん 【非見出し】
文字の書き誤り。⇒魯魚章草
5713 魯魚之誤 ろぎょのあやまり 【非見出し】
文字の書き誤り。
5714 魯魚之謬 ろぎょのあやまり 【準1級】
文字の書き誤り。
5715 六十耳順 ろくじゅうじじゅん 【4級】
六十歳で人の言うことが素直に受け入れられるようになった。
5716 六趣輪廻 ろくしゅりんね 【非見出し】
この世に生きとし生けるものは六道の世界に生死を繰り返して迷い続けるということ。⇒六道輪廻
5717 六道輪廻 ろくどうりんね 【準1級】
この世に生きとし生けるものは六道の世界に生死を繰り返して迷い続けるということ。
5718 盧生之夢 ろせいのゆめ 【1級】
人の世の栄華のはかないことのたとえ。⇒邯鄲之夢
5719 六根清浄 ろっこんしょうじょう 【準2級】[準1級]
欲や迷いから脱け出て、心身が清らかになること。
5720 魯般雲梯 ろはんうんてい 【準1級】
魯の名工の魯般が作った雲まで届く高いはしご。
5721 魯盤雲梯 ろはんうんてい 【非見出し】
魯の名工の魯般が作った雲まで届く高いはしご。⇒魯般雲梯
5722 魯般之巧 ろはんのこう 【非見出し】
魯の名工の魯般が作った雲まで届く高いはしご。⇒魯般雲梯
5723 炉辺談話 ろへんだんわ 【3級】[3級]
いろりのそばでくつろいでする、うちとけた話。
5724 驢鳴牛吠 ろめいぎゅうばい 【非見出し】
拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。⇒驢鳴犬吠
5725 驢鳴狗吠 ろめいくばい 【非見出し】
拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。⇒驢鳴犬吠
5726 驢鳴犬吠 ろめいけんばい 【1級】[1級]
拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。
5727 路柳墻花 ろりゅうしょうか 【非見出し】
遊里・色町のこと。⇒柳巷花街
5728 論功行賞 ろんこうこうしょう 【追加】[2級][準1級]
功績の有無や大きさの程度を調べ、それに応じてふさわしい賞を与えること。
5729 論旨不明 ろんしふめい 【非見出し】
議論の主旨・要旨が、筋道が通っておらずわかりにくいこと。⇔論旨明快
5730 論旨明快 ろんしめいかい 【4級】[4級][準2級]
議論の主旨・要旨が、はっきり筋道が通っていてわかりやすいこと。
5731 論旨明解 ろんしめいかい 【非見出し】
議論の主旨・要旨が、はっきり筋道が通っていてわかりやすいこと。⇒論旨明快
5732 矮子看戯 わいしかんぎ 【1級】[1級]
見識のないことのたとえ。
5733 矮人看戯 わいじんかんぎ 【非見出し】
見識のないことのたとえ。⇒矮子看戯
5734 矮人観場 わいじんかんじょう 【非見出し】
見識のないことのたとえ。⇒矮子看戯
5735 我儘放題 わがままほうだい 【非見出し】
わがまま勝手な悪い行為のこと。⇒放辟邪侈
5736 和顔愛語 わがんあいご 【5級】
なごやかで親しみやすい態度のこと。
5737 和顔悦色 わがんえつしょく 【非見出し】
なごやかで親しみやすい態度のこと。⇒和顔愛語
5738 和気藹藹 わきあいあい 【1級】[1級]
なごやかな気分が満ちあふれているさま。
5739 和気靄然 わきあいぜん 【非見出し】
なごやかな気分が満ちあふれているさま。⇒和気藹藹
5740 和気洋洋 わきようよう 【非見出し】
なごやかな気分が満ちあふれているさま。⇒和気藹藹
5741 和敬清寂 わけいせいじゃく 【4級】[準2級]
主人と客が心を和らげて敬い、茶室など身のまわりを清らかで静かに保つこと。
5742 和羹塩梅 わこうあんばい 【1級】
主君の施政を助けて天下をうまく治める大臣、宰相のこと。
5743 和光垂迹 わこうすいじゃく 【非見出し】
自分の才能や徳を隠して、世間に目立たないように暮らすこと。⇒和光同塵
5744 和光同塵 わこうどうじん 【準1級】[準1級]
自分の才能や徳を隠して、世間に目立たないように暮らすこと。
5745 和魂漢才 わこんかんさい 【3級】[2級]
日本固有の精神を持ちながら、中国伝来の学問の才もそなえもつこと。
5746 和魂洋才 わこんようさい 【3級】
日本固有の精神を持ちながら、西洋伝来の学問の才もそなえもつこと。
5747 和衷共済 わちゅうきょうさい 【準2級】
心を同じくしてともに力を合わせること。⇒和衷協同
5748 和衷協同 わちゅうきょうどう 【準2級】[2級]
心を同じくしてともに力を合わせること。
5749 和風慶雲 わふうけいうん 【準2級】
穏やかに吹く和らいだ風とめでたい雲。
5750 和容悦色 わようえつしょく 【非見出し】
なごやかで親しみやすい態度のこと。⇒和顔愛語
5751 和洋折衷 わようせっちゅう 【準2級】[準2級]
日本と西洋の様式を取り合わせること。
5752 和洋折中 わようせっちゅう 【非見出し】
日本と西洋の様式を取り合わせること。⇒和洋折衷

〈參考文獻〉
日本漢字能力検定協会編(2012)『漢検四字熟語辞典』第二版,日本漢字能力検定協会.
三省堂編修所編(2013)『新明解四字熟語辞典』第二版,三省堂.
小学館編(2005-06)『精選版 日本国語大辞典』小学館(CASIO EX-word XD-A10000所収).
新村出編著(2008)『広辞苑』岩波書店(CASIO EX-word XD-A10000所収).
日本漢字能力検定協会編(2011)『漢検 5級 過去問題集 平成23年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2012)『漢検 5級 過去問題集 平成24年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2013)『漢検 5級 過去問題集 平成25年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2014)『漢検 5級 過去問題集 平成26年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2011)『漢検 4級 過去問題集 平成23年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2012)『漢検 4級 過去問題集 平成24年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2013)『漢検 4級 過去問題集 平成25年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2014)『漢検 4級 過去問題集 平成26年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2011)『漢検 3級 過去問題集 平成23年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2012)『漢検 3級 過去問題集 平成24年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2013)『漢検 3級 過去問題集 平成25年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2014)『漢検 3級 過去問題集 平成26年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2011)『漢検 準2級 過去問題集 平成23年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2012)『漢検 準2級 過去問題集 平成24年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2013)『漢検 準2級 過去問題集 平成25年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2014)『漢検 準2級 過去問題集 平成26年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2011)『漢検 2級 過去問題集 平成23年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2012)『漢検 2級 過去問題集 平成24年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2013)『漢検 2級 過去問題集 平成25年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2014)『漢検 2級 過去問題集 平成26年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字教育振興会編(2001)『日本漢字能力檢定 平成13年度版 1・準1級 過去問題集』日本漢字能力検定協会.
日本漢字教育振興会編(2005)『漢検 過去問題集 1級/準1級 平成17年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字教育振興会編(2006)『漢検 1級/準1級 過去問題集 平成18年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字教育振興会編(2007)『漢検 1級/準1級 過去問題集 平成19年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字教育振興会編(2008)『漢検 1級/準1級 過去問題集 平成20年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字教育振興会編(2009)『漢検 1級/準1級 過去問題集 平成21年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2010)『漢検 1級/準1級 過去問題集 平成22年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2011)『漢検 1級/準1級 過去問題集 平成23年度版』日本漢字能力検定協会.
日本漢字能力検定協会編(2012)『漢検 1級/準1級 過去問題集 平成24年度版』日本漢字能力検定協会.
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オフィス海(2012)『カバー率測定問題集 漢検マスター準1級』ナツメ社.
おばせ勝義(2014)『1級演習ノート』[CD-ROM],ブナぶな工房.
三蔵(2008)「姉の「漢検準1級合格クラブ」 漢検準1級 四字熟語ダウンロード版」,[online]http://3zou.blog82.fc2.com/blog-entry-112.html(參照2014-2-8).
朝日新聞社「コトバンク」,[online]https://kotobank.jp/(參照2015-4-22).
ウィキメディア財団「Wikipedia」,[online]https://ja.wikipedia.org/(參照2015-4-22).